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【下書き】→【詩作】→【推敲】

1 :名前はいらない:2009/03/07(土) 23:18:31 ID:EmoSZU2f
スレタイの通り、三つの制作過程を経て作品を完成に持って行くスレです
普段一発本番書きしかしない人もここでは作品を練りこんでみましょう
誰かが書き込んだ【下書き】を他の人が【詩作】するなどもアリです

☆作品を書き込む際のルール☆
必ずその書き込みが【下書き】なのか【詩作】なのか
【推敲】なのかを明示して下さい

2 :名前はいらない:2009/03/07(土) 23:37:09 ID:0OXD0Gpe
【下書き】

今日、仕事帰りにふと気がつくと公園の桜が咲いていた
まだ開きかけの蕾という感じだけれど、僕の目は春の色になった
よく見るとしかし咲いているのはその一本だけで
何十本と植えられた他の桜はすべて冬の装いのままだった
僕は狐につままれたような気分でその場に暫く立ち尽くした
この一本の桜が変なのか
僕が夢の中にでもいるのか
わからなかった

デジャ・ヴにも似た白昼の幻想

3 :名前はいらない:2009/03/08(日) 10:11:02 ID:HM/JL2oE
【詩作】

桜、狂い咲き
俺、狂い笑う
公園に、百匹の犬
おばさん、糞害


4 :新人ナイフ ◆XBzaII/xfg :2009/03/08(日) 17:25:00 ID:7lJnXdmq
【推敲】

俺の青春狂いザキ


デジャ・ヴにも似た俺が春の公園で狂いザキ
何十本と植えられた桜のなかで
俺の桜が狂いザキ

ああ
俺の開きかけの蕾は
白昼の幻想のようだ
ああ
俺の開きかけの蕾は
狐につままれたようだ

百人のおばさんと百匹の犬と百トンの糞にかこまれ
俺の一本の桜が夢中になって
狂いザイテイル




5 :名前はいらない:2009/03/08(日) 17:32:29 ID:HM/JL2oE
>>4
完成!

6 :新人ナイフ ◆XBzaII/xfg :2009/03/08(日) 18:52:56 ID:7lJnXdmq
【下書き】

心は新しい悲しみに
やさしさの銀波と一緒に笑った遠い記憶
はだかのぼくらの形は
いつかの夏の音楽
タンポポがすべてのはじまり


7 :名前はいらない:2009/03/08(日) 22:39:09 ID:HM/JL2oE
>>6
【詩作】

「遡る季節」

心は新しい悲しみに
やさしさの銀波と一緒に笑った遠い記憶
はだかのぼくらの形は
いつかの夏の音楽
タンポポがすべてのはじまり


8 :名前はいらない:2009/03/08(日) 22:53:52 ID:HM/JL2oE
【推敲】

「遡る精子たち」

心は新しい悲しみに
やさしさの銀波と一緒に笑った遠い記憶
はだかのぼくらの白い輪郭は
いつかの夏の音楽
タンポポがすべてのはじまり



9 :名前はいらない:2009/03/08(日) 22:55:03 ID:HM/JL2oE
完成!……って、下書きからもうほぼ完成されてましたが…。

10 :名前はいらない:2009/03/21(土) 10:17:41 ID:X3Ryhom5
楽しい時間はあっという間に過ぎる
そのことを利用してタイムトリップができるのではないかと私は思いついた
ずっと楽しいことをし続けるていれば百年などあっという間だろう
それどころか人類が滅亡した後の世界まででも行けるかもしれない
私はこの発想に思い至った時、自分のあかるい未来に感謝し、自分の優れた脳味噌に対して柏手を打った
そして早速実験にとりかかった
金のためにやるのではない、名声のためにやるのだ
ノーベル科学賞も夢ではないなと思った
私のやる気は自分の人生の中でかつてないほどだった
実験には月三万円で雇った23歳のニートを使った
楽しいことをやり続けて三万円貰えるのだからこんなおいしい話はないだろう
彼はオンラインのロールプレイングゲームを毎日やった
ひとつのゲームに飽きると次のゲームに参加した
ネット友達が随分増えた
オフ会もやった
そして三年が過ぎた
順調だった
彼の時間は私の時間と明らかに異なっていた
彼は歳をとらず、喋る速度も極端に遅く感じた
きっと彼が三日と感じるうちに私の三十年が過ぎるだろう
私は先に死ぬだろうが、後継者を探して任せればいい
いや待てよ、これは思いつかなかった
私も楽しい実験をし続けているのだからタイムトリップの船に乗っているのではないのか
しかし私は長くは続かなかった
ニートの観察実験は五日で飽きてしまったのだ
楽しくなくなった
何して暇潰ししよう
ニートは飽きもせずにオンラインロールプレイングゲームをやり続けていた
私は語りかけた
仕事を探さなくていいのか?
彼は答えた

次の言葉は私の計算で行くと三ヶ月後になる

11 :名前はいらない:2009/03/21(土) 10:22:49 ID:X3Ryhom5
コンビニエンスストアの駐車場でお目にかかれるものなどたかが知
れている。人間ウォッチングをするのなら、駅や商店街、あるいは
近所の公園にでも行ったほうがよい。ここでは誰もがステロタイプ
な行動しかしないように見える。どの店員も「あたためますか?」
と話しかけて来る。客のタイプも類型的で、店先でたむろす学生客、
ホットスナックを大声で大量に注文しついでにペットボトルのお茶
も大量に買って行く酒飲み風の汚いおじさん、レジの動きを止めて
時間も止まっているような払い込み用紙を持った若いおばさんと店
員、雑誌コーナーには立ち読みをする集団客、商品棚の間を徘徊す
る上下トレーナー姿の三十歳前後の女性、やたらと騒がしい子供二
人を連れたおばあちゃん、そしてトラックの運転手。コンビニエンス
ストアは日本全国どこでも同様の商品を置いていて、どこにも同じ
客がいる。次の仕事までまだ30分余裕があったので、昼飯の弁当を
食べ終えた私は煙草をふかしながら、低い展望台から周りを眺めて
いた。10トントラックのハンドルに足を投げ出す私の恰好も日本全
国各地で見られるものだろう。コンビニエンスストアでお目にかか
れるものなどたかが知れている。歩く人は皆、この間も見たような
顔ばかりだった。他のトラックがバックで店のガラスを破壊すると
か、店内にストッキングをかぶった強盗とかが入って行くとかあれ
ば面白くはあるだろうが、それさえもステロタイプな事件であるよ
うに思えた。横ばかり眺めていた自分の顔をふと前に戻すと、猫が
いた。日差しが暑いので私はトラックを前向きに停めていたのだが、
そうすると真ん前には団地があって、そこの入口に一匹、キジ虎の
猫が座っていたのである。


12 :名前はいらない:2009/03/21(土) 17:46:31 ID:/YiDt5NA
【下書き】

題「詩楼」

詩人よ 私の中にひそむ狩人よ
時を射よ 閃きを捕らえよ
この胸を撃ったカマイタチの
骸をしかと引き立てよ
その血で満たした詩の楼に
詩人よ 私の中にひそむ墓守よ
時を封じ 恭しく刻み込め
幾度でもその死に出会い
いつまでも色あせぬように
願わくば永久に眠るロザリアのように


---------------

書きたかったのは、
詩というのは一瞬の感動を、
文字に留めて永遠に残すもので、
それは腐敗しない死少女・ロザリア・ロンバルドに、
似ているように思えたから、
そういう詩をいつか書けるようになりたいなぁと。
そんなようなことなんだけど。
自分で書いておいてなんだけど、
実際書こうとしてみたら
いかにも古臭くて胡散臭い、
こんな物しか書けなかったので、投げました。

……って、
これリライトのほうに行った方が良かったのかな?
土台からしてダメな気がするので、まぁいいか。

13 :12:2009/03/22(日) 21:45:10 ID:xhdS7wNO

【下書き】(>>12)

題「詩人よ」

詩人よ 私の中に潜む狩人よ
時を射ろ 閃きを捕らえろ
この胸を裂いた雷の
骸をしかと引き立てろ
その血で満たした詩の楼に
時を封じ 恭しく刻み込め
そうして
詩人よ 私の中に潜む墓守よ
慎み深く跪け
幾度でもその死に出会い
幾度でもその死に慄け
願わくば
永久に眠るロザリアの如く
時を惜しみ
時を抱け

----------------------------------------
少し手直ししてみたけど、
やっぱりなんか気に入らない。
狩人と墓守の組み合わせにムリがあるのかな?
ロザリアにも拘りすぎたかもしれない。
ってか。そもそも時代おくれな感じ?
ってことで。やっぱ土台からしてダメっぽい。orz

14 :12:2009/03/22(日) 21:52:52 ID:xhdS7wNO

【作品】(>>12 >>13)

閃きを掴み封じて跪く詩の慄きはロザリアに似て


----------------------------------------
試しに短歌にもしてみた。
なんかこっちのほうがよさげかも?

15 :名前はいらない:2009/03/29(日) 17:42:56 ID:AA6f1mPL

【下書き】


題「シャボン玉」

ビルのたにまに シャボンがひとつ
ビルのたにまに シャボンがふたつ
まだまだつづく シャボンのアワよ
こっちへおいで あくしゅしよう


----------------------------------------
自転車を走らせてたら目の前をシャボン玉が横切った。
見上げたら団地の一室からほろほろこぼれていた。
ダレが吹いているのかは分からなかったけど、
小さな子供が吹いてたら、ほほえましいかも。
でも、むさいおっさんが吹いてたら、ちょっとヤかも。
光に踊りながらふわふわ歌ってる、
あの宝石みたいな泡の中には、
ダレかの息が詰まってるんだよなぁ。
真冬に好きな子の白い息を探して深呼吸する、
なんて初々しい初恋話があったりしたけど、
それよりももっと凝縮して詰まってるんだよなぁ。
口臭キツイ人のシャボン玉には、
近づきたくないかも。
とか思いつつ。
なんとなく浮かんだ言葉を書き留めたメモが、これ。
まぁシャボン玉なんてありふれた題材で、
古今東西多くの人が書きつくしてきたんだろうけど。
まぁその辺は、気にしないことにして、
とりあえず、これで作品を作ってみた。以下次スレ。


16 :名前はいらない:2009/03/29(日) 17:44:24 ID:AA6f1mPL
【作品】(>>15


題「シャボン玉」

ビルのたにまに ふらりとひとつ
ビルのたにまに ふらふらふたつ
かぜにながれて はなれてよって
そらにとけずに はじけてきえて
ふらふらうかび つらなるアワよ
ダレのといきを はこんでいるの
いきさきしらず まよってるなら
こっちへおいで あくしゅしよう

----------------------------------------

……なんか。せっかく字数合わせても、
  等倍フォントでないと、違和感があるね……

んでもって。ここからが問題。
6・7行目は必要? 不要?
これがないと意味がなくなるような気もするし、
意図を限定するのは蛇足のような気もするし。
どっちがいいか決めかねてる。
どっちにしろ駄作とか言う突っ込みは、このさい無視して。
どっちがいいだろう?

17 :名前はいらない:2009/03/29(日) 18:19:03 ID:gzW9taR3
>>16
【推敲】
これでどーよ

ビルのたにまに ふらりとひとつ
ビルのはやしに ふらふらふたつ
かぜにながれて はなれてよって
そらにはとけず はじけてきえて
ふらふらうかび つらなるアワよ
どこへはこぶの あおいといきを
ゆくあてもなく まよっているなら
こっちへおいで あくしゅしよう

18 :名前はいらない:2009/03/29(日) 18:41:36 ID:AA6f1mPL
レスがついてる! 嬉しいよ、ありがとう!

んでもって。
「はやし」はちょっと引っかかるかも。
ビル群を林って感じるほど、シャボン玉って飛ばなくない?
あと「あおいといき」も、「といき」の印象を限定するのは、
よくないような気がしなくもない。
あとの推敲部分は良い感じになった。ありがとう。
これで「はやし」「あおい」に変わる単語があったら、完成かな。
そしたら、セン5で評価依頼してみよう。
ってことで。すみません、引き続きお願いします。 orz

19 :名前はいらない:2009/03/29(日) 18:49:56 ID:P7ApAuCV
【下書き】

私の住む部屋は四階建ての一番うえ
エレベーターがないから階段は少ししんどい
ふと階段をのぼりながら,いつも会いにきてくれる大好きなあの人もこの階段をのぼってきてくれるんだと考えた
まるでお城で待つお姫様に会いに行く勇者?か何かみたい
これからもくるくる螺旋階段をのぼって会いにきてね

20 : ◆9dmoEL8D4. :2009/03/30(月) 16:24:31 ID:leSVC2kC
 【詩作】


おかしな疲労感
何故か心地良い疲労感!
マイホームまでの長〜い階段
決して楽なんかじゃない、だけど‥


heaven気分!
そう、これがheaven気分♪
この長い螺旋を
早く登って来て欲しいの


わたしにはうんざりなスパイラル
でもそんな事、苦にもせず
貴方はひょいとやって来る
いつも駆け付けて来てくれる!


満たされている このわたし
貴方もheavenlyにしてあげたいから
さあ、王子様 早くいらして
捕われの姫はここですわよ



 

‥‥う〜ん、難しかったです。




21 :名前はいらない:2009/03/30(月) 18:48:04 ID:s9nRvuiE
【推敲】

「可笑しな疲労感」

囚われの姫は えっちらら
四階建ての よっちらら
マイルームまで 登ります
短いお足で 登ります
冷たい鉄の 螺旋階段

そして私は姫を幽閉しました
いつものように
淋しさで幽閉された姫は
TVを見て
笑うのでした

姫を連れての帰り道は
ぐるぐる同じ話しかしないし
階段を登りながら
ふうふう喋る私を見て
はひはひ笑うだけだし
いーかげんにしろ
ってたしなめても
自分にこだまが返ってくるだけだし

寒い鉄の螺旋階段

木綿の蹄を鳴らして
王子様が昇ってやって来る
パジャマ姿でお化粧した姫の元へ
逢いに来て
逢いに来てと
両手を合わせる姫の元へ
夜空に金の三日月
星のふりかけ

そうなんだ
彼もこの階段をやって来るんだ
いつも必死に昇ってやって来てくれるんだ
そう思いついたら
姫は可笑しそうに笑って
私の中に帰って行きました


22 :名前はいらない:2009/03/31(火) 02:52:17 ID:e+kNDS4t
>>21
いいですね。
物語風なのが気に入りました
姫と私が別に表されてるのは気持ち?考えの違いでしょうか

23 :名前はいらない:2009/04/01(水) 18:13:37 ID:ZkavoQ3f

【完成】(>>15-18


題「シャボン玉」

ビルのたにまに ふらりとひとつ
ビルのたにまに ふらふらふたつ
かぜにながれて はなれてよって
そらにはとけず はじけてきえて
ふらふらうかび つらなるアワよ
どこへはこぶの ゆれるといきを
ゆくあてもなく まよっているなら
こっちへおいで あくしゅしよう


----------------------------------------
…規制で遅れた orz
>>17さんの
「はやし」を「たにま」に戻して、
「まるい」を「ゆれる」に変えてみた。
んでもって、これで完成。
セン5で評価依頼してみます。
どんな評価つくかなぁ、わくわく♪


24 :名前はいらない:2009/04/01(水) 18:38:18 ID:ZkavoQ3f

【作品】(>>19-22)


ボクの大事なお姫様
あなたのお城は街の中
4階建てのビルの上
イバラも竜もいないから
螺旋階段登っていくよ
くるくる回る町を尻目に
一歩一歩あなたに近づく
あなたの部屋に着いたなら
優しい笑顔をくださいな
いつもいつでもいつまでも
ちっちゃな勇者のちっちゃな望み
どうか叶えてくださいな


----------------------------------------
>>21>>22で完成っぽいけど、
私も挑戦、ちょっと可愛く書いてみました。
なんか、キモイとか言われそうだけど…


25 :24:2009/04/01(水) 19:48:43 ID:ZkavoQ3f
【後書】(>>19-22 >>24)

セン5で評価もらいました。見事に、Eランク orz
どうも、基本的な視点に問題があったっぽいです。
う〜ん。土台からダメとなると、どうしたもんかなぁ、困ったなぁ。
まぁとりあえず、自分で書きたかった部分は書けたから、
後のことは置いといて、これで終わりにします。
推敲してくれた>>17さん、ありがとう。

君のセンス五段階+αで評価するよ[vol.81]
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1237478137/

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1237478137/259
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1237478137/262-263

26 :23=24=25:2009/04/01(水) 19:54:04 ID:ZkavoQ3f
上のリンク間違えてた。ごめんなさい。

>>25 【後書】(>>15-18 >>23

27 :Poeco ◆k7FbTvUf9k :2009/04/01(水) 21:23:42 ID:HeN8jhPC
>>25
一人から評価されただけだろ?
再評価お願いすりゃいいのに。

28 :17:2009/04/05(日) 01:00:58 ID:kkOrDACW
>>25
よりによってE(日本語の勉強を)とはな…残念だったね。
>>16が谷川俊太郎の児童詩みたいだと思ったから推敲してみたが。
まあ俺も平仮名はあんまり良いとは思わないな。

再評価してみなよ。

29 :新人ナイフ ◆XBzaII/xfg :2009/04/05(日) 13:29:03 ID:U/c/Gts4
>>23 勝手に再【推敲】

しゃぼん玉


ビルのたにまに ふわりとひとつ
きらきら光って ぷかりとひとつ
かぜのながれに ぷかぷか浮かび
お空にのぼって ぽやんと消えた
生れたばかりの ちいさな虹の子
生まればかりで ちいさく消えた
なみだでできた だれかのねがい




30 :新人ナイフ ◆XBzaII/xfg :2009/04/05(日) 14:44:48 ID:U/c/Gts4
>>29
問題点

ビルのたにまに ふわりとひとつ
きらきら光って ぷかりとひとつ     →「きらきら光って」が流れを遮断? 「ぷかりと」の語感がいまいち
かぜのながれに ぷかぷか浮かび   →「ぷかぷか」がやすっぽい感じ、語感も強いか
お空にのぼって ぽやんと消えた
生れたばかりの ちいさな虹の子   →「虹の子」のリズムが悪い、また表面の虹色を指してるんだけど伝わるか?
生まればかりで ちいさく消えた
なみだでできた だれかのねがい   →しゃぼん=透明な液体=涙 安易?唐突すぎる?


31 :名前はいらない:2009/04/05(日) 21:33:37 ID:/THpyNS2
>>29 勝手に再々【推敲】

ビルの谷間に ふわりとひとつ
虹を宿して ぷかりとひとつ
風の流れに ぷかぷか浮かび
お空に登って ぽやんと消えた
涙でできた だれかの吐息
生れたばかりの ちいさな願い
生まればかりで ちいさく消えた


もう野口雨情でいいじゃないか

32 :新人ナイフ ◆XBzaII/xfg :2009/04/05(日) 22:24:09 ID:U/c/Gts4
>>31
最後をこうするとしっくりきますね。
でもご指摘いただくまで気がつかなかったんですが
>>29って野口雨情のまるまるパクリじゃないですか。
シャボン玉の歌って一番しか知らないつもりだったんですが
ちゃんと二番も覚えてたんですね。それを自分オリジナルだと勘違いしてしまって…
みなさま本当にすみませんでした。


33 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/05/29(金) 14:26:58 ID:OQVN7/R6
「影(仮題)」

正露丸を食べる。一粒ずつ噛んで食べる。辛さは美味、苦みは薬と言い聞かせながら。
舌はじきに痺れて死ぬ。腹が痛くなるまで食べる。忘れるために。忘れるために。

不安の元を意識できたなら不安は消えるというのか。私は昨日、生まれて初めて見た
夕陽を、背にして煙草屋の角からこちらを見ている少年を見つけた。笑い、泣き、遊
ぶこどもの内にも黒い影は在った。煙草屋の影が首の伸びる怪獣に化けて、その背に
小さな瘤がくっついている。瘤だけがゆらゆらと立ち上がって、私を声なく呼んだ。
影には顔がないのだと思い込む恐怖を生き続けてきた、私は目を見開いた、
その泣き顔に。

泣けば全てを目茶苦茶にされると知らされた少年は、あかるい日の校庭を背に、いつ
見ても笑っていた。参観日に同級生がそれぞれの多彩な親たちを背景にしていても、
彼だけはあかるい日の校庭を背にしていた。小学生の中学年ともなると女子はもうま
せていて、多くの娘は魔法が使えた。クラスの男子が気になっている女の子の名前を、
たわいもない文字列を並べた紙の上に、浮き出させる遊びに夢中になっていた。それ
は二人きりでやるべき禁忌だったから、原さんは元井君一人を
呼び出して、ベランダで秘密の儀式を遊んでいた。教室の側か
ら見ると、二人が下半身を窓枠に隠して、恐喝ごっこをしているようで、太陽はとて
ものどかだった。原さんが悪いことをさせるように手を導くと、俯いている元井君の
胸が上下した。秘密の儀式遊びが終わった次の日からは、女子の全員が元井君の出し
た答えを知っていた。元井君は行橋が好き。元井君は行橋純子さんを愛しています。
それを聞いて男子もひやかしの声をあげて盛り上がった。女子の中で私一人が、俯い
て机に顔を隠していた。なんでこんなことに巻き込まれないといけないんだろうと元
井君を声なく責めた。元井君をからかっていた男子たちが私のところまでもやってき
て、行橋純ちゃん結婚おめでとうと笑いはじめた。その時から私はきっとそのひとの
背中にある光を見はじめたのだ。そのひとは私の前で大きな壁となり、
やめろや! と叫んだのだった。



34 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/05/29(金) 14:29:57 ID:OQVN7/R6

真昼の太陽は川面を掴もうとして弾き返される。シオカラトンボの産卵は太陽にも出
来ないことをやすやすと掴んでみせる。私にとってはトンボのタマゴも、交尾も、そ
こへ至る道も、どうでもいいことだった。ただ川面を掴むトンボの、長い管の開いた
お尻が全てだった。チョン、チョンと、なんと軽やかに水面を掴むのだろう。何をし
ているのかは知らないが、とても私には真似も出来ない、秘密
戦隊の一番の必殺技のような。一番の必殺技は、きっともっとも見た目が派手には程
遠い、軽やかなものなのだった。元井君が小石を投げた。トンボは飛んで行ってしまっ
た。技は川面を三回だけ跳ねて消えたその小石に見とれた。

どうして元井君は自殺などしたのだろう。今でもさっぱりわからなかった。(続く)


35 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/05/29(金) 19:38:17 ID:OQVN7/R6
どうして元井君は自殺などしたのだろう。彼はいつも独りで笑っているような子だっ
た。光はいつも背中から浴びていて、顔はいつでも薄暗かった。その顔が笑っていた。
ある日の授業の途中に元井君がいきなり教室から飛び出した理由を私は今でも知らな
い。知らないと言い聞かせている。廊下を目で追いかけた背中に影があった。全校中
の生徒や教師が学校脇にある川の周りに集まった。大勢の観客に囲まれて、彼は大き
く、死んでやると叫び続けていた。その顔は小さすぎて見えなかった。若い算数の先
生が捕まえようと近寄ったので、元井君はあっけなくこちらの世界からジャンプした。

独りの部屋で、小学生時代に描いた自分の漫画のノートを、時間を飛び越えてめくっ
ていると、私も死にたくなる。きっと同じ。戻れない時の向こうにあった全てのもの
を、その時のままに現そうとすると、静けさが襲いかかってくる。夕陽の色があまり
に鮮やかなのに、小石は確実にその色に濡れているのに、黒い影の中に隠れているも
のが思い出せない。元井英男と行橋純子は並んで帰りながら、隠れた道を選んで遠回
りをした。今は高架道路の走っている赤土の空き地を、赤トンボや蛙を捕まえながら、
二人で歩いた。足元からは二つの長い影がくっつき合っていて、赤土の道の小石も影
を伸ばしていた。秘密戦隊の隠れ基地みたいな土管を見つけて、広いその中に二人で
入った。彼はいつものように笑っていたが、その顔は夕陽の光に濡れていて、今まで
見てきたどんなビーズや瑪瑙よりも綺麗だった。私は秘密基地の中で立ち上がり、私
の一番の必殺技を出すことに決めた。水面にタマゴを産みつけるトンボのように、長
い尻尾の先を開いて、軽やかに、元井君を掴んだ。



36 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/05/29(金) 19:42:54 ID:OQVN7/R6

独りで帰る赤土の道で、私はスカートの白い汚れを叩きながら、何かとても広い場所
へ放り出される罰を受けているような気がして、よくわからない涙が零れそうになる
のを抑えていた。夕陽がこんなにも形から色を奪い取るものだと初めて知った。ただ
影だけが、くっきりとして見える。赤土の空き地をようやく出てすぐのところに、い
つも誰もいない煙草屋があった。その壁に隠れるように、私がこちらを見つめていた。
よく考えると確かにそれは少年だったのだが、顔は私そのものだった。実のところは
夕陽を真正面から受けて、真っ黒な影となっていた。

当時は恐ろしく感じるほどに雄大に見えていたその川は、大人になった今見ると、な
んてこともない普通の川だ。水量は枯れて川底が顕わになっている。あの時もそうだっ
た。高さ3メートル近い土手の上から飛び降りたら、死ぬこともあるかもしれない。
だけど元井君は何ともなかった。しっとりとした川底に立って、ただ川底に顔を落と
していた。私はほっと胸を撫で下ろしながら、背中のほうでは残念と感じていた。そ
の予感をかき消すために、元井君を廊下に立たせた前で泣いた。卒業式が終わった後、
ひとりひとりが中学生活への抱負を聞かれた時、元井君ははっきりと言った。中学校
では友達を作りたいです。小学校では本当の友達ができなかったので。(続く)


37 :名前はいらない:2009/07/10(金) 19:44:01 ID:Fu3hIcM/
【詩作】

「神木と呼ばれた木」


朝ぼらけ今日もまた烏が騒ぎ糞を撒く
ゴミだらけ乾いた洞に猫は居座り爪を研ぐ

見上げればビルの谷間に日はまだ差さず
見下ろせば昼には掃かれる吾が身の落ち葉

若木の頃に競った友は
間引かれ抜かれ倒されて
吾が身ばかりが残されて
吾が世の春よと幾年月を
人に守られ咲き誇り
数多の種を撒いたけど

気づけば周りは石だらけ
見渡すこの地に仲間は見えず

朽ちて帰れる土もなく
朽ちることも許されず

花咲く気力もとうに失せ
飼殺されて早数年

何の因果か連縄もらい
添え木にもたれて風のなか

あぁ根っこが渇く

雨はまだかな

----------------------------------------
コンパ系の他スレからの転載です。
「大木の不自由・自由」をテーマに書いてみたのだけれど、
肝心の「100文字以内」というのルールを破ってしまった、
失格作品です。
でもせっかく書いたのでボツにするのは惜しくなって、
既定の100文字に書きなおしてみました。以下次レス


【選者指定コンぺ3】よろしくお願いしまふm○m
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1180459105/

http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1180459105/521
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1180459105/533
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/poem/1180459105/540

38 :シオン ◆poetsyov/2 :2009/07/10(金) 19:45:29 ID:Fu3hIcM/
【推敲】(>>37)


「神木と呼ばれた木」


朝ぼらけ烏が騒ぎ糞を撒く
ゴミだらけ乾いた洞で猫は鳴く

見上げればビルの谷間に日はまだ差さず
見下ろせば昼には掃かれる吾が身の落ち葉

見渡せど朽ちて帰れる土はなく

添え木にもたれて幾十年

あぁ根が渇く

雨はまだかな

----------------------------------------
これで本文はちょうど100文字。
でもやっぱりちょっとさっぱりしすぎてる気がする。
取捨選択を誤ったのかもしれない。
つかもっとざっくり書き変えたほうがいいのかな。
と悩み中です。

39 :雑草 ◆je5cNlouiI :2009/07/10(金) 20:01:29 ID:MH+NCHH9
>>33-36
ふるさとのない人達
http://www.youtube.com/watch?v=kCrqPfBPffU

40 :シオン ◆poetsyov/2 :2009/07/10(金) 20:57:52 ID:Fu3hIcM/
【推敲】(>>37 >>38)

「神木と呼ばれた木」


朝ぼらけ烏が騒ぎ糞を撒く
ゴミだらけ猫が虚ろで爪を研ぐ

見上げればビルの谷間に日はまだ差さず
見下ろせば昼には掃かれる吾が身の落ち葉

見渡せど朽ちて帰れる土はなく

添え木にもたれて幾十年

あぁ根が渇く

雨はまだかな


----------------------------------------
ちょっと気になった部分があったから、
間違い探しみたいな細かいところだけどなおしてみた。

41 :シオン ◆poetsyov/2 :2009/07/10(金) 23:33:40 ID:Fu3hIcM/
【推敲】(>>37 >>38 >>40)

「神木と呼ばれた木」


朝ぼらけ烏が騒ぎ糞を撒く
ゴミだらけ猫が虚ろで爪を研ぐ

見上げればビルの谷間に日はまだ差さず
見下ろせば昼には掃かれる吾が身の落ち葉

見渡せど朽ちて帰れる土はなく

花咲く気力はとうに枯れ

あぁ根が渇く

雨はまだかな


----------------------------------------
さらにちょこっと直してみた。
でもなんかもうこれ以上考えても、
変わり映えしなそうだから、これで完成終了にします。

42 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/09/05(土) 15:21:12 ID:nVTw8xYZ
「白痴のエイちゃんが空を飛んだよ」

いなふ いなふ いなふ
と長くて丸い袖を振って
飛んだよ シュワーリ青い光のなか
あのエイの目を見てみなよ
何も考えてないんじゃないかな
おはよう
そんな挨拶さえも 煮サザエみたいな目(*)を
ただコロコロさせて

あたし
空を飛べないの
たとえ空飛ぶ円盤に乗せてもらっても
犬のバンジューローが助手席に乗ったデミオと同じ
欲しいと思っても 羽根
きっと飛んだら足が竦むの
あしたのことを考えて

一日三十万字をさらっと読んで
耳は同僚の世間話をなんとなく聞いている
あたしの腕はプラグみたいに規則正しく点火する
足は浅いペダルを踏んで深くスピードを旅する

あたしがもし飛べても
エイちゃんみたいには綺麗に飛べない
きっと途中で煙草を吸う
きっと途中で言葉を吐く


43 :ポエム田ポエ子 ◆k7FbTvUf9k :2009/09/05(土) 15:25:32 ID:nVTw8xYZ
「熱さ」

250CCのオフロードバイクに乗せられて
やって行ったよなぁ 
名も知らん山ん中
スズメじゃない鳥がいっぱい囀って
寝転んだら蟻んこ大のいもむしが背中から登ってきた

あの草原にグリーンのペンキを撒いたら
ガイアに打ち克った気分になって
笑い飛ばせた
19歳らしいバカ面広げて
六畳ほどのグリーンの風呂敷の
その真ん中で

ナイフの陽射しが
タンクローリーの
鏡のお尻でさらに研がれて
スモークシールドを割りにくる
バイクで闘うまっすぐな国道のうえ
そんな映画のなかの自分がかっこよくて
そんなバカだからこそ熱く在れた
まっただなかの夏だった



44 :ポエム田ポエ子 ◆FkXUSsZt2o :2009/12/18(金) 09:45:33 ID:pyMjQbpM
「たんじる1号」

私は
蒼の花の身軋むのをたんじる
ナイロンの蓑にくるまれた
空より陽光帰ることを待ち詫びる冬である

肺は固い土埃に冒されて
吐く息は燃え滓のけむり
肝は遂に沈黙を破って
凍てつく舗道に黄色い穴を私は嘔いた

角の尖ったビルディングは
やさしい
ひとりで座るベンチのない公園は
それでもやさしく
私を抱えながら放っといてくれる
何も買うべきもののないコンビニエンスに入り
小便をしただけで温かくされる
ありがとうございましたに

雪が少し積もり
ほのかな湯気をたてるオイルが
黄緑色の温泉を掘り
すぐに消えた

ぴぴぴっと
ぴぴぴっと暖をとる

この町では
人を殺すほどの寒風は吹かないのだ
私は窓の内に入り
床にくっつきそうになる足を
人間が簡単に寒さで死んだ時代のひとのように
気力だけで持ち上げてファンヒーターの
5秒で点火するオレンジ色のボタンを押す
ぴぴぴっと暖をとる冬である



45 :ポエム田ポエ子 ◆csS1tP9UWs :2010/04/07(水) 17:41:21 ID:Xws7yKn7
【下書き或はゴミ】

「あおじる」

なんかの細菌に冒された脳味噌から
じるじると侵略者の音をたてて
そいつは私の膣を通って出てきた
おめでとう
おめでとう
とても元気なイガグリあたまですよ



46 :ポエム田ポエ子 ◆csS1tP9UWs :2010/04/07(水) 17:42:30 ID:Xws7yKn7
【下書き或はゴミ】

「月のいろ」

瓜割れて
まだ青い
その廊下
まきびしして
猫まねる
優しい腹上

屋根はねて
あびせる米
八十八の鴟尾
誰何する
金銀の黒服
裏返る

蛇の舌を巻き取る帯で
生まれた頃からするりと転げてきた
さァさ娘の怪力あびろ
米のように力なく崩れて
三角州のように血と肉を流せ
巨大なタンカーはまるで黒い
母のように狂暴ないのちだ

瓜割れて
まだまだ青い
濡れた廊下を背中に流して
猫まねる
優しい凶状



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