ジョン・ル・カレ
- 1 :無名草子さん:2007/04/28(土) 10:21:18
- 前スレ
ジョン・ル・カレ
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/books/1122140339/
- 101 :無名草子さん:2007/10/22(月) 13:55:44
- 上記は極端な例。
フィルビーは大学時代、「周知の共産主義者」だったけど
「それは青年期の迷い」で、「たぶんスペイン戦争当時には大人になって彼は反共主義者となった」
と善意に周囲のエスタブリッシュメントが解釈。
MI5(国内保安部)は警告を発したが、MI6(英国秘密情報部)はエスタブリッシュメントのなあなあで
彼を雇い続けたと告発したのが、ル・カレのヴォルコフ事件からフィルビーの生涯を丹念に70年代に置き換えた
「ティンカーテイラー」
オリバー・レイコンが第二部の最後あたりで「私は知らなかったのだ」と
ジョージにMI5の身上調査ファイルを渡し、たぶん蒼白な顔で退出するカット。
ちゃんと20年前のファイルに「彼はソ連大使館の●●と仲良く接触している」と
描かれている
- 102 :無名草子さん:2007/10/23(火) 01:33:57
- >98
保存してiPodに入れ様かと思ったんだけど
やり方がわからない。
でも、非常にありがたい映像です。
感謝!
- 103 :無名草子さん:2007/10/23(火) 01:38:34
- >99-101
三部作を膨らませる面白い関連話ですね。
- 104 :無名草子さん:2007/10/23(火) 10:13:03
- ●●(メ欄)というアバンギャルドな小説がある。
「小説家が描写しなければ小説内に事実は発生しない」というテーゼで
登場人物が作中人物タナカさんと話している時、
当然読者は人物紹介されたタナカ一郎と会話をしていると思うが
終盤になって、作中、終始沈黙していた「タナカ二郎」が、
ずーっと小説内に出ずっぱりだった事に気づき愕然とする。
ティンカーは再読する度、それくらい凄い小説だなと思う。
登場人物全員が、「あいつは裏切り者だ」と知っていると再読するとわかる
- 105 :無名草子さん:2007/10/27(土) 11:45:55
- 「パーフェクトスパイ」上巻再読。
かつてあれほど1行1行舐めるように読んだはずなのに読めなくなって驚く。
ただ舞台は81年頃の設定だけど、一応、ル・カレが70年代のハイテク諜報技術を駆使した
二重スパイ作戦を、よく描写していたのに驚く。
英国スパイAがロンドン→ギリシアに出張すれば
KGBのBさんも必ずモスクワ→ギリシアに出張する。
英国スパイAがロンドンに帰れば、在ロンドンソ連大使館が意味不明なるも暗号電波を発信。
「おかえりAさん」とやらかす。
評価@Aはソ連の手先だ! KGBのBの旅行日程や、ソ連大使館の電波ログと行動が一致するのが証拠だ!
評価AAをソ連の手先に見せかけ排除しようとするソ連の巧妙な手口だ!
我々はソ連の手に乗り、有能な同僚Aを魔女狩りで失うわけには行かない!
なんつうかIDのない板で「自演乙!」「妄想乙!」「>=321=332=333だな」
「333は私ですが何か?」とやるのと基本はかわらないな
- 106 :70:2007/10/27(土) 13:07:17
- 妄想乙!
- 107 :無名草子さん:2007/10/27(土) 13:22:32
- 55だな・・・とかけば、54が反論している?となる。
54の書き込みはどれと似ていると手口分析。
以降、妄想と推測の合わせ鏡地獄に陥る。
ジェイムズ・アングルトンやピーター・ライトが60年代末期、
陥った罠はこれだ
- 108 :無名草子さん:2007/11/10(土) 00:39:38
- >98
男性陣の配役については許容範囲は広いのだけれど
女性陣は気になる。
アン、コニー・サックス、イリーナ、カミラ、サル等の配役が気になる。
- 109 :無名草子さん:2007/11/21(水) 02:16:13
- >98を見に行くと
関連にオープニングとエンディングもうpされているね。
スマイリーが停車場でアンを待つシーン、見たいね。
どんな車をどう運転してくるのかを。
- 110 :無名草子さん:2007/11/22(木) 12:33:11
- ロシア人形のマトリューシュカ(際限なく続く入れ子細工)のOPね。
車なら便器と言うあだなの大臣の車もあるよ
- 111 :無名草子さん:2007/12/16(日) 00:03:27
- ティンカー〜の新装版が去年出たけど、スクールボーイ閣下やスマイリーと仲間たち
の新装版は出るんかね?
スクールボーイはどこも品切れだから出て欲しい。
- 112 :無名草子さん:2007/12/18(火) 00:13:43
- なぜかスクボだけどこにもないな。
- 113 :無名草子さん:2007/12/18(火) 19:07:01
- ほんとだ。amazonみるとスクールボーイ文庫版上巻1円
下巻1189円とはなんじゃらほい・・・。
何年か前にはブックオフ100円コーナーの常連だったものだが。
「悪さをされた人は悪さを仕返すものだ オーデン」とかいう仰々しい冒頭区をおいて
裏切り者のモグラの手で壊滅的な打撃を受けた英情報部が
「モグラが何を隠そうとしたか」を調べる事で「隠し事=敵の弱点」に論理的に至り
ついに共産中国に潜り込んだロシアのスパイの存在を突き止めるのが出だし。
さあそこから70年代三合会全盛の裏社会香港に英情報部が外務省やら米情報部に気兼ねしつつ
そこはそれ、老獪なスマイリーがギラムの賛嘆もものかわ、巧みにスクールボーイを情報員として潜入させる・・・。
ところがル・カレの登場人物の常で、スクルボーイがまた人間的逸脱ってのを果たして
惚れた女の関連で、ベトナム、ラオス、カンボジア、タイにまで足を伸ばし、75年4月という世界史激変の瞬間を垣間見る。
一方本国では、スマイリー下ろしの陰謀も始まり・・・。
作者が一番油の乗った時期の快作。
ティンカーで難渋した読者も、「うわっなんて面白いディテールの小説なんだ」と感嘆する事請け合い。
読んで損はないからぜひ一読推薦します。
副読本としてクリストファー・ロビンズ「エア・アメリカ」(新潮文庫)もお勧めだよ。
- 114 :無名草子さん:2007/12/18(火) 19:38:55
- なんでミステリ板じゃないの??
読みやすかったのは「寒い」
夢中になったのは三部作かな
ただし夢中になるまでに2度挫折してるw
- 115 :無名草子さん:2007/12/21(金) 02:44:57
- >111
わたしも出て欲しいと切に願っています
- 116 :無名草子さん:2008/01/03(木) 04:24:56
- うp
- 117 :無名草子さん:2008/01/08(火) 00:42:23
- 一冊本でね
- 118 :無名草子さん:2008/01/10(木) 00:24:23
- スマイリー3部作の残りの2作も新装で出してほしいわ。
最近知ったから、スクールボーイがどこにもなくて困った。
あんまし古本好きじゃないし。
- 119 :無名草子さん:2008/01/12(土) 04:29:24
- 『高貴なる殺人』読んだ。
やっぱりこの人、本格よりスパイものだね。
- 120 :無名草子さん:2008/01/13(日) 10:37:57
- 小さな
も見かけないね
- 121 :無名草子さん:2008/01/26(土) 21:29:21
- >>118
確かに3部作の最初だけしか新装しないってのも何がしたいんだか分からんよな
エルロイの4部作もブラックダリアしか重版しないし、出版社の意図が理解できんわ
- 122 :瀬戸内”ランペイジ”ジャクソン:2008/02/03(日) 18:00:03
- スマイリーと菊池たち
- 123 :無名草子さん:2008/02/03(日) 18:27:26
- ブラックダリアは映画化したからだろJK
- 124 :無名草子さん:2008/02/04(月) 23:12:01
- だからそれに便乗して他の作品も多少重版すればいいのにってことだろ
- 125 :無名草子さん:2008/02/23(土) 09:55:53
- ブラックブック
グッドシェパード
ラスト、コーション
スパイ映画の大作が最近よく公開されてるんだし、スマイリー3部作の残りも
それにあやかって再販してほしいわ。スパイ小説の巨匠の割りに絶版率高すぎ
- 126 :無名草子さん:2008/03/07(金) 20:19:48
- お邪魔します。ミステリ板からの宣伝です。
各作家のナンバー1を決めよう!スレにて、ル・カレと並ぶスパイ小説の巨匠
レン・デイトン作品投票中。
締切りは、平成20年3月11日(火)、〜12:00まで。1人1票でよろしくご参加を。
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1191850300/
投票したい作品を<<作品名>>のように、
<< >>で括って投票するのがローカル・ルールになってます。
- 127 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:30:45
- テロリストの自白」(ジョン・ル・カレ)
アメリカが起こしているキチガイじみた発作は、私の目には、いままでのアメリカの歴史の中でも飛び抜けて非道いものだと見える。マッカーサリズムより非道いし、豚湾侵攻よりも非道いし、潜在的にはベトナム戦争よりも長期的に大きな災難をもたらすものである。
2001年9月11日事件のリアクションは、オッサマ・ビン・ラディンのキチガイじみた野望よりも遙かに大きかった。マッカーシー時代のように、アメリカの人権と自由は、組織的に侵害されている。
アメリカに住む外国人居住者に対する摘発が容赦なく続いている。北朝鮮や中東の出身者は、秘密裏の内に監獄に収容されている。アメリカ在住のパレスティナ人は、
国籍放棄を宣言しているにも拘わらず、住んだこともないイスラエルのガザ地区などに送り込まれ「再入植」作業に従事させられている。
- 128 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:32:53
- イギリスも同じことをするのだろうか? 大いにあり得る。30年もすると我々の知る権利もなくなってしまうだろう。
またしてもアメリカのメディアは、商業的な利益を心配して、本来ならば大々的に報道しなければならない事実を、後ろのページに小さく報道するのみである。
アメリカ政府は、いままでこれほどまでに手の内を見せなかったことはなかった。機密は非常に守られているので、自国の情報機関ですら何も知らない(もっとも9月11日の事件は、米国の情報機関の無能ぶりを見せつけたものであったが)。
戦争はビン・ラディンが事件を起こすもっと前から計画されていた。ビン・ラディン事件はむしろこの計画にとって追い風となった。ビン・ラディンがいなかったなら、ブッシュ政権は、大統領選挙での不祥事とか、エンロン事件とか、
金持ち優遇政策とか、環境問題をないがしろにしたとか、世界の貧しい国に無関心であるとか、国際協定を一方的に破るとか、イスラエルの国連決議違反とかで攻撃され、防戦にたいへんだったであろう。
- 129 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:36:11
- でもビン・ラディンがそれらの障壁を全部取り払ってくれた。ブッシュにとっての神風である。88%のアメリカ人が戦争を指示している。
国防予算も追加できた。新世代の核兵器も、ならず者国家に対抗するために開発できる。みんなほっとしたと言うところだ。
誰が武器を持つことが出来るのかを、アメリカは一方的に決めるばかりではなく、アメリカは好きなように自分の核兵器を配置できる。好きなように、自分と同盟国が危険にさらされたと判断した時には、それを使用することが出来る。
さらに、アメリカの友好国や同盟国も、将来どうなるのかは、全くわからない。友好国と同盟国には武器をどんどん与えるが、ある日突然友好国や同盟国でなくなれば、原爆を落とすというわけ。
アフガニスタンを爆撃する際も、もっと慎重にやるべきだった。アフガニスタンはパキスタンよりもビン・ラディンとの共犯関係は少なかったが、幸いなことに、25000トンの通常爆弾が投下されただけであった。これは小型の原爆と同じようなものだった。
- 130 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:38:01
- しかし次回は、もっと深刻な事態となろう。
88%のアメリカ人が支持しているという今度の戦争は、その性格に於いて、もっと微妙で危険なものだ。どのくらい続くと見ているのか?
アメリカ人の死傷者はどれだけ出るのか? どれだけのイラク人が死ぬのか? これらすべてアメリカが握っている機密事項である。
前回の「砂漠の嵐」作戦で死んだイラク人の数は、ベトナム戦争でのアメリカ軍死者の二倍に上るのだ。
このビン・ラディンに対するアメリカ人の怒りをサダム・フセインに振り向けるというブッシュの作戦は、マスコミ史上に類を見ないほどの見事な成功をおさめた。
アンケート調査によれば、アメリカ人の二人に一人はサダム・フセインが世界貿易センターの爆破に責任があると答えている。
このようにミスリードされ、脅かされ、不安に駆られて、無知と恐怖の状態に置かれたアメリカの大衆は指導者について行くしかないのだ。
- 131 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:39:41
- ブッシュについてこないものは反対者と見なされる。
いやもっと非道いことに、1月3日のブッシュ演説で見られるように、敵と見なされる。それはおかしい。
なぜなら私はブッシュのやり方に反対しているが、サダムを倒すことには、別の方法でではあるが、賛成なのだから。
アメリカの植民地主義が我々の頭上を覆っている。不用心に共同体に入り込んでくる「静かなアメリカ人」は、冷戦時代よりもその数が増えているのだ。
一番、アメリカの派兵において吐き気を催させるのは、宗教的偽善であろう。ブッシュは神を自分の都合のよいように使っているのだ。
その神は具体的な政治的意見を持っている。
その神はアメリカが持てる力のすべてを好きなように使って、世界を救うべきだとしている。
- 132 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:41:29
- その神はイスラエルをアメリカの中東政策の要としてお作りになり、文句を言う奴は誰であろうと次のようなものであるとしている:
a)反ユダヤ主義者
b)反米主義者
c)敵に与するもの
d)テロリスト
その神はまた変な縁故を持っている。アメリカではすべての人間は平等であるが、
それは神様(ブッシュ)やファミリーのお目にかかったものだけの間のこと。ブッシュ・ファミリーには大統領や元大統領やCIAの元長官や、
フロリダ州知事やテキサス州の前知事がいる。父親のブッシュはいくつかのよい戦争をして、従わない悪者をやっつけたりした。ノリエガも冷戦時代は役に立ったが、調子に乗りすぎたのでやっつけた。
これが野蛮な国家権力と呼ぶものだ。アメリカ人もそれを知っている。
いくつかの兆候がある。
(訳注:以降、数ページに渡り、ブッシュ、チェイニー、ライスの経歴、石油とのつながりについての記述。戦争はブッシュの個人的事情や、石油や、アメリカの力の誇示のためのものであるとの記述が続く。
またイギリスのブレアはついて行かざるを得ないだろうとの悲観的見方も。省略)
- 133 :無名草子さん:2008/03/20(木) 20:42:50
- (最後に、童話的なお話しが出ています。)
子供:「パパ、戦争には勝つの?」
父親:「もちろん勝つとも、坊や。目が覚めるころには終わっているよ」
子供:「どうして?」
父親:「そりゃ、そうでなければアメリカの選挙民がイライラして、ブッシュは次の選挙に勝てないからさ」
子供:「もし人が死んだらどうするの?」
父親:「君が知っている人は誰も死なないよ。死ぬのは外国人だけだから」
子供:「テレビで全部見られるの?」
父親:「もちろん、もしブッシュ大統領が許可してくれたらだけどね」
子供:「戦争の後で、すべてうまく行くようになるの? 誰も悪いことをしなくなるの?」
父親:「シー! 坊や、もう黙って寝る時間だよ」
先週の金曜日、カリフォルニアでアメリカ人の友人の一人が近くのスーパーに車で買い物に出かけた。
彼は車のバンパーに「平和、これも愛国的」と書いたプラカードを貼り付けておいたが、買い物から出てくるとこの張り紙は剥がされていた。
- 134 :無名草子さん:2008/03/21(金) 08:14:09
- どこを縦読み?
- 135 :無名草子さん:2008/04/16(水) 19:31:47
- 英国では、BAEシステムズがサウジアラビアに大規模賄賂を使って契約を取っていたとする疑惑で、重大不正局が捜査していたのだが、昨年12月、突如、捜査は中止された・・・と言う経緯があった。
当時の法務長官やブレア前首相が言うには、理由は「国益のため」である。サウジとは「テロの戦争」で勝つために情報を交換し合っているし、サウジの中東に置ける位置、それに(言わないがビジネスや雇用の維持のため)などのもろもろが「国益」。
- 136 :無名草子さん:2008/04/17(木) 20:02:29
- スマイリー3部作、全部新装版出せよ・・・・。
- 137 :無名草子さん:2008/05/02(金) 21:09:11
- 『リトル・ドラマー・ガール』(上・下)
早川ミステリ文庫復刊されたね。
- 138 :無名草子さん:2008/05/04(日) 01:32:54
- >>137
それって読む価値ある?
『寒い国から〜』を100とするとどれくらいの完成度?
- 139 :137:2008/05/05(月) 12:30:06
- >>138
スマン、読んでないw
読んだ方よろしく。
- 140 :無名草子さん:2008/05/05(月) 19:37:14
- リトル・ドラマー・ガールの方が面白いっていう人もいるよ。
俺はBOOK OFFで下巻だけ見つけて買ったんだが・・・
- 141 :無名草子さん:2008/05/06(火) 07:47:31
- 下巻を読んで上巻の内容を推定してくれw
- 142 :無名草子さん:2008/05/07(水) 16:12:44
- 3部作全部ちゃんと新装版で出してよ・・・
- 143 :無名草子さん:2008/05/19(月) 13:23:58
- 『ロシア・ハウス』読んだ。村上博基の翻訳、
省略し過ぎとも思うけどどうなのかな。
佐伯彰一の解説は最悪。老人の昔話勘弁して欲しいね。
- 144 :無名草子さん:2008/06/20(金) 18:06:40
- なんでフォーサイスより人気ないんだ?
- 145 :無名草子さん:2008/06/21(土) 00:50:48
- サクサク読み進められない、というのはあるかも試練
- 146 :無名草子さん:2008/06/29(日) 23:14:11
- 中古ビデオ店で100円で買った「リトル・ドラマー・ガール」を見終わった。
疑問が生じた。
「リトル・ドラマー」を映画で見る限りでは、
女優チャーリーがテロリスト・カリルの弟ミシェルの恋人役になりすますのは、敵地潜入のためだと分かるが、
彼女をスカウトするために、イスラエル情報部のヨセフがミシェルになりすますのが、分からない。
無駄手間に見えた。最初に、チャーリーがヨセフに興味を持たなかったら、その後どうするつもりだったんだろう?
映画自体は面白かった。
- 147 :無名草子さん:2008/06/29(日) 23:15:16
- 新刊だと「寒い国」と「ティンカー、テイラー」と「仲間たち」と「リトル・ドラマー」しかない。
「スクールボーイ閣下」がない・・・。
2008新・世界ミステリ全集の企画で「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」ではなくて、
「スクールボーイ閣下」が入っていれば、新装版が出たかもしれない。
- 148 :無名草子さん:2008/06/30(月) 01:06:04
- スクールボーイ閣下と仲間たちの2作の新装版を出さないのは不思議。
特に前者は在庫切れてるし。
- 149 :無名草子さん:2008/07/01(火) 05:22:02
- age
- 150 :無名草子さん:2008/07/01(火) 06:19:23
- ■毎日新聞廃刊か■スポーツニッポンは
★祭り★
「日本の母は息子の性処理係」毎日新聞が捏造記事28
http://human7.2ch.net/test/read.cgi/ms/1214832924/
★祭り★
【毎日新聞】ネット上に変態報道の処分と無関係の社員を誹謗中傷する書き込み→名誉棄損で法的措置を取る方針★
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1214841614/
オカルト板http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/occult/1214826821/
英語板 http://academy6.2ch.net/test/read.cgi/english/1213971760/
大規模OFF http://sports11.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1214614538/
YouTube板 http://pc11.2ch.net/test/read.cgi/streaming/1214375128/
ニュー速 http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/news/1214798343/
医者 http://society6.2ch.net/test/read.cgi/hosp/1210492753/
マスコミ http://society6.2ch.net/test/read.cgi/mass/1214603376/
司法 http://society6.2ch.net/test/read.cgi/court/1214621509/
【毎日新聞】 iチャネル解約スレ 【変態報道】
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/keitai/1214802475/
▼iチャネル解約方法
iモードのiメニューから料金&お申込・設定を選択
4のオプション設定のiチャネル設定から解約可能
解約理由を告げたい場合は携帯から151にダイヤル
▼解約後の料金について
パケホーダイなどとは異なり、解約した場合はその月のiチャネル利用料金は日割りになります。
解約したその月に再契約も可能です。追加料金も発生しません。
iチャネルの解約は日本人(あなた)を馬鹿にしている毎日新聞社への直接的抗議に繋がります
ちなみに解約には5分とかかりません
- 151 :無名草子さん:2008/07/02(水) 02:07:39
- >>147
スクールボーイ以外の2作は全集に選ばれてるのにな。
スクールボーイは3部作中で最高傑作の呼び声高いのに。
エルロイもLA4部作中で一番人気ないブラックダリアだけ全集に選ばれてるし。
- 152 :無名草子さん:2008/07/03(木) 00:09:15
- age
- 153 :無名草子さん:2008/07/04(金) 00:17:32
- 復刊の話で困るのは、それが3ヵ月後なのか、10年後なのか、という事だ。
ドストエフスキーの「未成年」(新潮文庫)が復刊していた。知らなかった。
10年待ちで購入しました。図書館などにある全集でも読めるけど。
光文社古典文庫の「カラマーゾフの兄弟」が30万部以上売れている影響もあるのだろう。
最近、ドストエフスキーにハマッた人なら、未成年復刊は「待たされた感」はないだろうな。
何で、ジョン・ル・カレの話にドストエフスキーかと言うと、筋が分かりにくいところが共通しているから。
個人的難易度は、ジョン・ル・カレ>ドストエフスキー。
- 154 :無名草子さん:2008/07/04(金) 00:20:52
- ジェイムズ・エルロイの「ホワイト・ジャズ」は映画化されるらしいので、公開時に「ビッグ・ノーウェア」と合わせて復刊しそうな感じ。
「スクールボーイ閣下」も映画化されたら・・・。
あるいは、イギリスの「スマイリー3部作」のテレビドラマがDVD化されたら・・・。
- 155 :無名草子さん:2008/07/04(金) 00:24:26
- 名作かどうかと、売れ行きが良いかどうかは別か。
ジョン・ル・カレの小説は、難解なのであんまり売れんのか?
スクールボーイを復刊しても赤字になるのか?
- 156 :無名草子さん:2008/07/04(金) 00:30:37
- 「ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ」の新装版解説で、村上春樹が「スクールボーイ閣下」について、
「3度読んで、そのたびに興奮した」と言っているわけですよ。
すごい宣伝ですよ。村上春樹ファンが「どんな小説?」ってなるでしょ。
「スクールボーイ閣下」新装版の帯に「3度読んで、そのたびに興奮したーー村上春樹」と入れたら、春樹ファンが手に取りますって。
- 157 :無名草子さん:2008/07/04(金) 01:07:58
- で、「はぁ?ナニこれ訳ワカンネ」となるのですね、わかります。
- 158 :無名草子さん:2008/07/04(金) 07:47:55
- >>153
ドストエフスキーの小説にスパイが出てくるなら読んでみるお(・ω・)ノ
- 159 :無名草子さん:2008/07/04(金) 23:32:31
- >>156
最近、『寒い国から〜』やグリーンの『ヒューマンファクター』といったスパイ小説の名作が
佐藤勝の絶賛コメントつきの帯で売られてるよね。
スマイリー3部作もそれで売ればいいのにな。春樹と佐藤勝の絶賛コメントつきなら『スクールボーイ閣下』
を復刊しても元が取れそうだけどな。
何でこういう時にだけあざとくなれないのかね、出版社は。漱石や太宰の表紙を漫画にするよりはよっぽど
良心的なあざとさだと思うのに。
- 160 :無名草子さん:2008/07/05(土) 02:24:38
- age
- 161 :無名草子さん:2008/07/06(日) 22:54:01
- 新世界ミステリ全集に選出はティンカーとリトルドラマーの2作なんだよな。
前者は2年前に新装版出したばっかりで普通に書店行けばあるんだから、
ル・カレから2作選ぶならスクールボーイとリトルドラマーのダブル復刊にすれば良かったのに。
ハヤカワの空気読めなさは異常
- 162 :無名草子さん:2008/07/12(土) 23:21:37
- >>153
ドストエフスキーの「悪霊」は秘密結社が出てきます。
ロシアに全部で1000人ほどいる、秘密の5人組が舞台である田舎町にも潜伏しています。
実は1000人というのは妄言で、実際は全部で5人程度らしいですが。
- 163 :無名草子さん:2008/07/12(土) 23:28:01
- エルロイはホワイト・ジャズの文庫版の巻末にネタバレを含めたLA四部作の年表があった。
というか、ホワイト・ジャズは初読では、あらすじが分かりにくいところがある。
あの年表は助かった。
スマイリー三部作も「仲間たち」の文庫版巻末にあらすじを入れてもいいと思う。
不親切度(登場人物がどこにいて、人間関係がどうなっているか、何を目的にしているのか? そういうのが分かりにくい)
ジョン・ル・カレ>エルロイ
- 164 :無名草子さん:2008/07/15(火) 12:49:01
- 『リトル・ドラマー・ガール』読んだら英・米・イスラエル完勝小説。
ル・カレ熱一気に醒めましたorz.
- 165 :無名草子さん:2008/07/25(金) 13:32:26
- そんな読み方あるかいw
でもまあ確かにル・カレは良くも悪くも1945年以前の教養とモラルで
終わっているような気もする
- 166 :無名草子さん:2008/07/30(水) 12:48:41
- ジョン・ル・カレの息子ニック・ハーカウェイが
近未来SF"The Gone-Away World"出したらしい。
『ミステリマガジン』9月号に書いてありますた。
- 167 :無名草子さん:2008/08/09(土) 23:42:48
- その後、モサドはベイルートに“アリ・ハッサン・サラメ”がいることを突き止めると、
彼がプレイボーイであることに注目し、イギリス人女性のエリカ・チャンバースを接近させて彼に関する情報を収集。
1979年1月22日、暗殺部隊とチャンバースは彼の車が通る場所に車爆弾を仕掛け、彼を車ごと爆破して殺害した。
チャンバースは暗殺後すぐに出国して姿を消し、“アリ・ハッサン・サラメ”の殺害により作戦は終結したとされる。
神の怒り作戦について、イスラエルとモサドは正式な発表を行っていないが、20名以上のパレスチナ武装組織の人間が暗殺されたといわれる。
2005年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ミュンヘン』はこの“神の怒り作戦”に関わった“アヴナー(仮名)”という元工作員の実話に基づくものとされている。
- 168 :無名草子さん:2008/09/16(火) 21:59:07
- ハヤカワの強い物語企画で「寒い国から〜」の新装版が出ています。
「スクールボーイ」をリストに入れて復刊して欲しい。
「シャドー81」「見えないグリーン」が読みたかった人、復刊されて良かったですね。
- 169 :無名草子さん:2008/09/17(水) 23:53:12
- なぜにこの機会にスクールボーイ閣下を復刊しないんだ?
寒い国とティンカーの2作ばっかりプッシュするのは何故だ?
- 170 :無名草子さん:2008/09/20(土) 00:08:01
- 確かにその2作だけは定期的にキャンペーンするよね。
- 171 :無名草子さん:2008/09/20(土) 05:19:54
- 中国からの圧力かね?
- 172 :無名草子さん:2008/09/28(日) 23:14:07
- スパイ小説作家ル・カレ、「MI6から旧ソ連への寝返り考えた」
ロンドン(AP) 英国のスパイ小説作家ジョン・ル・カレ氏(76)が、情報機関
MI6の諜報員時代に旧ソ連への亡命を考えたことがあったとインタビューで告白した。
インタビューは14日に発行されたサンデー・タイムズに掲載された。ル・カレは
イデオロギー的に魅かれたわけではないが鉄のカーテンの向こう側への好奇心に
かられたとし、「諜報活動にのめりこむと、その境界線にどんどん近づいていく。
ほんのちょっと飛び越えるだけで向こう側にいけるってね」と語った。
ル・カレ(本名・デイビッド・コーンウェル)は1949年に英国の情報機関に入り、
旧西ドイツでボンとハンブルクに駐在した。タイムズ紙によるとキム・フィルビーによる
二重スパイ事件の余波でル・カレは諜報員としてのキャリアを絶たれた。
ル・カレは1963年に発表した「寒い国から帰ってきたスパイ」で高い評価を受け、
スパイ小説を次々と発表し実体験を小説の世界に生かした。冷戦下の内面の葛藤を掘り
下げた一連の作品には定評がある。作品の多くは映画化されており、2005年には
レイフ・ファインズの主演で「ナイロビの蜂」(原題「The Constant Gardner」)が
公開された。
2008.09.16 Web posted at: 19:13 JST Updated - AP
- 173 :無名草子さん:2008/09/28(日) 23:14:49
- 新作
ttp://jp.youtube.com/watch?v=To32Cd9ul1k
- 174 :無名草子さん:2008/10/06(月) 16:07:39
- ジョン・ル・カレ 『サラマンダーは炎のなかに』(上・下)
11月11日 光文社文庫
- 175 :無名草子さん:2008/10/16(木) 19:55:23
- いつも思うんだけど、ル・カレって本当に諜報部に在籍していたのかね?
だって元ハンブルグ領事だぜ。
いや、ティンカーを読むと、あれが本当に情報部内のゴシップを元ネタにしたような気もするし
いや別に情報部に限らず、役所での普遍の権力闘争をモデルにしたような気もするし。
ただね、地味だけどコニー・サックスと情報部のファイル・システムの描写だけは
本物の英国情報部の内部の雰囲気だと思うんだけど
- 176 :無名草子さん:2008/10/19(日) 19:39:31
- http://www.newyorker.com/reporting/2008/09/29/080929fa_fact_lecarre
これを読め
- 177 :無名草子さん:2008/10/20(月) 11:24:16
- サー・マグナス・ピムの経歴じゃないかw
なるほどね、義務兵役の事務職としてオーストリア駐留の英空軍情報部配属で
1952年MI6で現地リクルートされる、か。
マクリーンの亡命が51年ごろ。
キム・フィルビーが直後、実質失脚、10年の飼い殺し期間をおいて61年に亡命だから
フィルビー事件の影響で、情報部をリタイアというのはどういうことなんだろう
- 178 :無名草子さん:2008/10/31(金) 03:10:06
- amazonでスクールボーイ閣下の文庫上巻だけ再販されてるのは何故に?
下巻は相変わらず絶版のまま・・・。意味ねー
- 179 :無名草子さん:2008/11/12(水) 17:45:14
- サラマンダーは炎のなかに(上)
ジョン・ル・カレ/著 加賀山卓朗/訳
学生運動に燃える1960年代のヨーロッパ。イギリス人のマンディは西ベルリンに渡り、急進派学生セクトのリーダー、サーシャと知り合う。
学生集会の騒乱のさなか、マンディはサーシャを命がけで救出、二人は固い友情で結ばれる。
だが、そのためにマンディはイギリスに強制送還される。やがて英国文化振興会で働くマンディの前にスパイとなったサーシャが現れた……。冷戦時代からイラク戦争に至る二人の男の壮大な物語!
- 180 :無名草子さん:2008/11/12(水) 17:57:28
- 優秀な二重スパイとして十年の歳月を過ごしたマンディとサーシャ。しかしついにベルリンの壁が崩壊し、大きな時代の流れのなかで断ち切られるように、
二人は別れを迎える。時はながれ、平和な生活を送るマンディの前に再びサーシャが現れる。
時代を動かす大きな力は、またも二人を巻き込もうとしていた。スパイ小説の名匠、ル・カレが「9・11」以後のテロに対する戦いと友情を描いた傑作エンターテインメント!
- 181 :無名草子さん:2008/11/12(水) 22:46:19
- 読まぬ前から、
天性のスパイ、生まれつきの外交家、心の中に熱い闘志を秘めた男サーシャが
報われぬ大義のために、ある日
人生の懐疑者、動き出す前に座り込んで考え込んでしまう男、
友人の微苦笑と妻の苦言を背に、とにもかくにも冷戦の荒波を越えて
きょうここにあって穏やかに人生の晩年を歩もうと心決めたマンディの前に現れて
「まだ終わりじゃない。否、始まりだ。よくいっても始まりの終わりなのだ」
とか何とかいう話を予測。
村上博基訳なら、まあ、こんな感じになる。
次から次へと比喩と暗喩とで全ページは埋め尽くされ
いったいル・カレは今何を書いているのか分らなくなってしまうのは俺の読解力の不足か
- 182 :無名草子さん:2009/01/20(火) 14:37:14
- ル・カレの文章も難解だが、訳者の日本語力も決して高くはないよな。
時には直訳かと思うような文章もあるし。
もっと分かりやすい訳だったら楽なのに。
- 183 :無名草子さん:2009/03/06(金) 19:13:18
- 「ティンカー」を新訳してほしい。
菊地光の訳は最悪だと思うが。
- 184 :無名草子さん:2009/03/09(月) 20:41:22
- 初めまして。
「ティンカー〜」でカーラの師匠になったというスパイマスター・ベルグって?
(古い文庫本で282ページ)
ヤン・ベルジン(ゾルゲのボス)だと思うんだけど。
どなたかわかりませんか?
- 185 :無名草子さん:2009/04/13(月) 20:22:06
- 今スクールボーイ100pほど読んじゃったけど
この後ティンカー読んでも楽しめますか?
- 186 :無名草子さん:2009/04/18(土) 09:23:48
- >ヤン・ベルジン
じゃないの?カーラの履歴を読む限り1930年代だけで満州とスペイン内戦で活躍している以上
中国問題を取材したゾルゲと
あとキム・フィルビーと連絡していたはずの名も知れぬ白系ロシア人の履歴がかぶさっている。
フィルビーはスペイン内戦で右翼新聞記者を装い、MI6入りしたしね
ティンカーを読む限り、早川文庫NF「スパイ!」(BBC編集)で紹介された(つまり逮捕露見した)
有名な40〜60年代スパイが、みな作中、名前を変えて引用されている。
(オランダ情報部の色仕掛けに引っ掛かった間抜けな暗殺者、青酸カリピストル使用とかね)
>スクールボーイ100P
読んだもの勝ちだろうね。
ティンカーは地味だけど、再読に耐える名作だよ。
・・・ランプライター(国内外尾行監視グループ)とか
ファイルシステム(要監視人物ファイル)とか、
ル・カレの創作と韜晦されてきたけどやはり、違ったな。
ル・カレはやはり英国諜報社会の内側として、見聞きしたものを描いていただけだな
- 187 :無名草子さん:2009/04/20(月) 21:01:18
- >>186
ありがとうございます。
GRU出身者なんですね、カーラは。
よくマルクス・ヴォルフ(東独情報部長官)
がモデルだ、て語られますが東側で活躍した複数のスパイ、スパイマスター
が組み合わされたキャラクターですね。
ちなみに自分は「ティンカー」「スマイリー」「スクールボーイ」
の順番で読みました。楽しめましたよ。
- 188 :無名草子さん:2009/04/20(月) 23:41:05
- カーラは軍人だし、軍人仲間しか信用しなかったしね。
よくカーラのモデルで東独のヴォルフが引用されるけど「寒い国とモデル」というならともかく
オックスブリッジへのソ連諜報部の長期浸透工作をモデルとした英露諜報史の白眉
スマイリー三部作で、敗戦した衛星国の元軍人ごときが、
なぜ戦勝国のエリートを操れると思うのか、いつも違和感を感じていた。
ただし1970年代のフィルビー研究では、ケンブリッジ5人組と匿名の天才ロシア人工作者という鉄壁のイメージがあって
それにともない非情の工作指揮者カーラ(実在というよりファンタジー)が創作されたけど
冷戦末期〜ソ連崩壊後のフィルビー研究では、『パーフェクトスパイ』の
むしろサーマグナスピム(フィルビー)と東欧の放浪詩人アクセル(オーストリア人アーノルト・ドイチェ)の友情みたいに
互いに理想と人間的弱さがあって、共産主義の理想があって
同志としてスパイと工作管理官の友情があったという感じだな。
1930〜1936年、史実ではソ連の対外諜報活動担当の部局責任者はクリスティ・アルトーゾフ(まあカーラに相当)だけど
当時、フィルビーもドイチェも、彼の帳簿の上での「有望な新人スパイ資産」程度。
- 189 :無名草子さん:2009/04/21(火) 10:14:42
- ゾルゲは労農赤軍参謀本部第4局(GPU)
ヤン・ベルジンにリクルートされたのは、
彼の1920年代ドイツ革命の可能性についての雑誌投稿政治論文が卓越していたので呼ばれ
コミンテルン潜入みたいな形で、祖国防衛「戦争」の同志に選ばれたと記憶。
中国革命に尽力するけど、目的はあくまで革命の祖国ソヴィエト防衛の為だよ
フィルビーのリクルートはチェカ(政治警察)〜OGPU〜NKVD〜KGB。
フィルビーは亡命後、KGBの第一管理部大佐となったはず??だしね・・・。
西欧によるソヴィエト包囲網の盟主は、当時、英国だけど
ホワイトホールへ長期的に浸透する為、当時、共産主義が風靡した
ケンブリッジやオクスフォードのエリートたちに連絡線を持った。
フィルビーは当初、共産党秘密党員に「自主的に」なろうとしたけど、
彼の工作管理官Arnold Deutsch (codename OTTO), Theodore Maly (codename MAN), and Alexander Orlov (codename SWEDE)
などの指示で最初、外務省就職をめざした。
でも、彼が「自主的」だった証拠に、彼の左翼主義は有名すぎて、
彼の指導教官が外務省の問合せに「彼はあかん」と回答。おじゃん。
で、スペイン内戦で右翼の新聞記者を装って、MI6に現地リクルートされ、
あとは有名な彼の「経歴」が始まったわけ。
Dr. Arnold Deutsch(オーストリアのボヘミアン)はのちのスターリンの粛清で危うく殺されかけるけど難を逃れる。
「パーフェクトスパイ」のアクセルのモデルだろうね。
- 190 :無名草子さん:2009/04/21(火) 23:26:01
- >>188
>>184及び>>187
の者です。アルトーゾフ? いやあ、これでもいっぱしのスパイ・インテリジェンスマニア
を自認していたのですがこの人物は知りませんでした。恐れ入りました。
モスクワセンターの幹部としてはパニューシキン(シアン化水素銃を開発した第一総局長)
ユーリ・ドロズドフ(非合法工作本部長)、アガヤンツ(逆情報工作担当D部の初代部長)
なんて名前は知っていたのですが。
ヴォルフーカーラのモデル説についてはだいぶ前に向こうの女性が書いた冷戦終結後の東欧を取材
したノンフィクション本(かなり厚い。多分現在では絶版)で、ル・カレ自信が否定していたとい
う記憶があります。なんてタイトルの本か忘れてしまった。
- 191 :無名草子さん:2009/04/22(水) 02:48:23
- ソ連の諜報史は複雑だからね。僕だってパニューシキン(Aleksandr Semyonovich Panyushkin??)、
ユーリ・ドロズドフ(Yurii?Drozdov)アガヤンツ(Ivan Ivanovich Agayants)といわれてもさっぱりさね。
フィルビーやゾルゲの物語を、彼がどこそこの組織に所属していた官僚という風に見ると
判りやすいが抜け落ちるものがある。
むしろ収容所群島や、アンドレマルローの中国革命小説を読むような名もなき人々の膨大な革命と反革命の群像劇の一部として
僕は理解しようと思っている。
【最初のカーラ】
クリスティ・アルトーゾフ(Artur Khristyanovich Artuzov)は、August 1931 to May 1935までOGPUの一部だった
INO(ソ連対外情報部 KGBの第一管理総局?に該当)チーフとして、『対英諜報組織への浸透工作』に署名・決裁している。
もっとも彼はMay 13, 1937にスターリンの赤軍粛清に巻き込まれ逮捕、同年処刑されている。
【彼の父親代理アクセル】
この方針に基づきフィルビーの工作管理官Arnold Deutsch (codename OTTO)は、フィルビーに英諜報組織入りを勧奨。
ただし青年フィルビーは、Deutsch (codename OTTO)をソ連情報機関ではなく、ソ連を名義上の祖国とする国際共産主義の人間と信じ
1 July 1934、ソ連の正式エージェント(codename ゼーヒェン)となった。
Deutschはフィルビーを通じて、いわゆるthe Cambridge Fiveを組織するが、これはまあ現場のお話。
彼は1937年スターリンの粛清に巻き込まれ、1942年まで逃亡、姿を消す
【第二のカーラ】
アレクサンドル・オルロフ(Alexander Orlov)OGPUの上級将校として、これも1934〜1935、訪英。
フィルビーに英情報部入りを勧奨。これもスペイン内戦時代、フィルビーと現地で接触し、
フランコ陣営に食い込む右翼新聞記者演技を指導している。
その後、1938、やはりスターリンの粛清を恐れてアメリカに亡命、その際、ソ連側に
「私を暗殺すればフィルビーはじめ、お前らのエージェントの名前を全部ぶちまけるぜ!」の
置手紙を残す。結果、暗殺を免れ、彼は1973年に天寿を全うするまで、引き換えに沈黙を守る。
- 192 :無名草子さん:2009/04/22(水) 03:07:32
- 【カーラとは誰か】
・・・長くなるから以下、省略するが、その後、フィルビーの工作指揮官は東欧系ユダヤ人が入れ替わり立ち替わり
50年代のソ連本国上層部での評価は、「外国人(コミンテルン)は信用ならない」
「the Cambridge Fiveは英情報部のていのいい逆情報じゃないの?」として総じて冷淡。
40年代にゾルゲがスターリンに評価されなかった、あるいは見捨てられた過程とよく似ているね。
結論からいうなら、僕はカーラなんて、存在しなかったと思う。
フィルビーはフィルビー自身の信念に基づいて、ソ連に情報を提供するためだけに
英情報部内で懸命に出世したが、なにしろ彼のキャリアの絶頂期はWW2(1939〜1945)で
Sep1945にはボルコフ事件が発生。
(ティンカーテイラーOPのモデルとなったソ連副領事の亡命未遂事件。
彼がフィルビーの名前をばらそうとして、あやういところで本国送還された。人事不省、包帯まきで輸送機で)
以降、彼はMI5はじめ疑惑の対象となる。
1949〜51の「キャリアの絶頂とされるワシントンDC駐在時代」だって、
CIAのジェイムズ・アングルトンから神経の磨り減る疑惑のまなざしを受けていたしね
あとは消耗するだけ、1955年の英外相マクミランの議会における免責証言「ミスタ・フィルビーはマクリーン事件と無関係」の後の左遷、
1961年のベイルート亡命まで彼は英情報部を破壊するどころか、懸命の生存競争を続けただけだった
- 193 :無名草子さん:2009/04/22(水) 03:16:19
- >189
>ゾルゲは労農赤軍参謀本部第4局(GPU)×
正しくはGRUだね。訂正しておくよ
【結論】
フィルビーを操る無限の知恵を持つモスクワセンターの策士カーラ、
ビル・ヘイドンを通じて、スマイリーの夫婦生活まで食い込んでくる
悪意のモデルというのはたぶん、いないと思うんだ。
あれはル・カレの創作、反共時代にイメージされたソ連諜報部の象徴だと思うけどね。
いや、プロフィールはいろいろ史実の複数の人物を連想するけどさ
- 194 :無名草子さん:2009/04/23(木) 01:18:34
- ル・カレはスマイリーのモデル=MI6長官だったサー・モーリス・オールドフィールド
という説も否定していて、要するに諜報活動の経験と知識を踏まえてあくまで自分が
想像したキャラクターとしてとってほしかったんでしょうね。
しかしソ連側の諜報機関史は西側よりも圧倒的に面白いです。
フィルビー、ゾルゲ、ギョームに匹敵するスパイは20世紀において
CIAもMI6も生み出せなかった印象(まあGRU大佐で西側のスパイだった
ペンコフスキー、MI6のダブルだったKGB駐在官のゴルディフスキーなどは
いましたが)
- 195 :無名草子さん:2009/06/24(水) 10:41:08
- ロシア人の書いた諜報小説なんて・・・ないよなあ。
ロシアは永久に小説でなく、実践の側だからな。
閑話休題。ロバート・ハリス「暗号機エニグマの秘密」(新潮文庫)
この人はドイツ軍勝利の歴史改変小説ファーザーランドを書いた人だけど
エニグマのOP第1章はエンドレスで読みふける。
主人公の数学者がGCHQからリタイアして古巣のケンブリッジにもどってくる描写だけど
地元の田舎者たちが、彼の素性をあれこれ風聞して、田舎物の素朴な感性で
「彼は傷心して逃げてきたのだ」と見破るところが
サーグスグット小学校に赴任したジム・プリドーの傷心を見破った小学生そっくり。
「噂はあった。しずまるどころかつのるばかりだった」という
伝聞で登場人物を遠回りに描写を開始し、だんだん核心に触れていくル・カレ節そのものだった。
いや似ているのでなく、作者は明らかにティンカーの素晴らしいOPを好きで模写していて好ましかったナ
- 196 :無名草子さん:2009/08/27(木) 21:45:07
- 名前からして哲学者かなんかかと思ったらスパイ小説家か
- 197 :無名草子さん:2009/09/09(水) 10:36:24
- 英露秘密100年戦争の語り部ですよ。
もっと読まれるべきだ
- 198 :無名草子さん:2009/10/25(日) 14:11:22
- 英国人かお?
- 199 :無名草子さん:2009/10/30(金) 23:04:50
- 何か入手しづらくなってきた
この人の本はなくならないかなあと思って引越で一括捨てたのが後悔
時間作って神田あたりの文庫本で集めておいた方がいい気がしてきた
ところでスマイリー三部作は一作目しか改訳されないのね
版権は早川に持っていて欲しかった
- 200 :無名草子さん:2009/10/31(土) 10:09:21
- そうか。引っ越しをするので今、本の整理数千冊をしているのだが
早川文庫のル・カレは、大事にもっていくか。
単行本時代の真鍋なんとかの、「スパイ・スリラー?じゃあ適当に英露国旗とチェスの図柄でもいれておくか」というやっつけぶりと違って
90年代初頭の、あの表装・・・辰巳四郎デザインの文庫本スマイリー三部作は
わざわざタイトル板金打ち出しをして、ライカか何かのスパイカメラに香港紙幣を重ねたり
アンのライターをあしらったり、控え目ながら、よく内容を反映していたと思う。
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