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おまいら一緒にリレー小説 や ら な い か ?

1 :この名無しがすごい!:2009/03/09(月) 17:15:46 ID:7z8amTUZ
 みんなで意見出し合って、それをまとめて、
 そこから書き出すってのはどう? 常軌を逸したリレー小説作り上げようぜ。

2 :この名無しがすごい!:2009/03/09(月) 17:58:29 ID:norl3B9i
>>1嫌いじゃない。嫌いじゃないぜ、そういうの。
良く言えばまったり、悪く言えば過疎って遅進行が常態の文サロ板にあって、
もっとこういう、おまいらちょっと来い系のスレがあってもいいと思ってたんだ。

じゃあまず>>1の考えてる構想を聞こうか。
皆で書くってスレ内で適当にやりたい奴が書いてくのか?
意見はどれくらいまで出すんだ? ジャンル程度か? 大まかなプロットまで作っちまうのか?

3 :この名無しがすごい!:2009/03/09(月) 18:34:14 ID:7z8amTUZ
 >>2実は俺はあまり考えていなかった。
 なので俺はなにも言えない。というわけで俺はみんなで意見を出し合おうということにしたんだ。
 取り敢えず、小説を書いたことがある奴。書いたことはないが書く気がある奴。なんでどうかな?
 勿論、俺も含めて。
 意見は……みんなが出し切れなくなった頃か。何レスまで続くのかわからないが。
 俺が考えたのは、プロットを一度作ってくる。そこにジャンルやら、登場人物やら、話の目的やらを書きこむ。
 ↓テンプ

1:『主人公』     だれが?
2:『目的』      何をする?
3:『動機』      なぜ?
4:『悪役』      主人公の敵は何か?
5:『オープニング』  どのように始まるのか?
6:『クライマックス』 最終的にどうなるのか?
7:『テーマ』     何を描きたいのか?
8:『タイトル』    題名
9:『ジャンル』    ジャンル

 これでどうだろう。

4 :この名無しがすごい!:2009/03/09(月) 19:08:33 ID:norl3B9i
良いと思う。テンプレは多少順番を変更したりしたほうがいいかも。
大きい枠のものから順に。

1:『タイトル』    題名
2:『ジャンル』    ジャンル
3:『テーマ』     何を描きたいのか?
4:『舞台』      どんな世界で?
4:『登場人物』    だれが?
5:『目的』      何をする?
6:『動機』      なぜ?
7:『敵』       主人公が倒すべき敵は何か?
8:『オープニング』  どのように始まるのか?
9:『クライマックス』 最終的にどうなるのか?

でどうだろ。

個人的に、皆で書くなら結末の形を決めておくのは重要だと思うんだよ。
俺もリレー書いたことあるけど、誰も彼も個性見せようとして変な要素盛り込みすぎて、
後になればなるほどカオスになっていく

5 :この名無しがすごい!:2009/03/10(火) 02:00:24 ID:iBgX1T/E
面白そう。

6 :この名無しがすごい!:2009/03/10(火) 19:45:21 ID:JHgbqOA8
 >>5そう言ってくれると嬉しい。
 
 >>4
 修正サンキュ。確かに結末は重要だな。
 とまあ、プロットを作っていない俺だが、一応注意事項的なこと言う。

 推理物はやめたほうがいい。
 いわゆるミステリー小説だけど、これはやめたほうがいいと思う。
 その理由は、自分が張った伏線をちゃんと他人が回収してくれるのか、ということ。
 もしかしたら折角張った伏線が回収されないまま完結するかもしれないし、俺はちょっと……と思う。
 ジャンルを決めるのは難しい。
 異世界モノでやるのもいいと思うが、舞台は日本、なんてのもいいと思う。
 なにがいいって、比喩がしやすい。金属バットで殴られたような鈍痛、とかできるし。
 
 以上。

7 :2:2009/03/10(火) 22:12:39 ID:4hKfV+yM
人いねぇw
なるほど。いざ執筆に入るなら推理物に限らず、自分の伏線が回収されなくても怒らない、
伏線を乱発しないってのをルールに入れるべきだな。
まずは俺から一つ案。全部は思いつかないし、全項目必須にしなくていいよな?歯抜けで勘弁。

あらすじ:
核戦争と環境破壊で地上が荒廃した近未来。僅かに残った地下コロニー内では生存のための資源すら枯渇し、
少年少女は16歳になると仮想現実空間で生存権を賭けた戦闘を繰り返すことを義務付けられている。
そんな社会を当たり前のものとして育った主人公が、戦いの中で仮想空間やコロニーの闇に気づき、外を目指すようになる。

1:『タイトル』    「赤い吹雪の中で」
2:『ジャンル』    近未来アクション、兼、青春もの?
3:『テーマ』     管理社会と少年少女、殺し合いの向こうにあるもの
4:『舞台』      荒廃した近未来の日本、仮想空間
5:『登場人物』    16歳の主人公他、同年代の少年少女
6:『目的』      
7:『動機』      
8:『敵』       同じ立場の少年少女達、管理側の大人達
9:『オープニング』  仮想空間内の戦いの場面から。
10:『クライマックス』 

他に案が出ないので、人柱としてまず出してみた。厨臭くてごめん。
SFで出したけど、別にジャンルに囚われず他にも色々出してみて欲しいと思うんだ。

8 :この名無しがすごい!:2009/03/11(水) 00:30:31 ID:oO3V4JFL
慕っていた人が突然コロニーからいなくなる。
どうやら警備をかいくぐって地上に出たらしい。
その人を探すため主人公も地上に出ることを決意する。
突然いなくなった理由は何故か?地上には一体何があるのか?

みたいな

9 :2:2009/03/11(水) 19:41:01 ID:1ErgXs06
>>8あーいいかも。
その慕ってた人ってのは、頼りにしてた先輩とか。
主人公が男なら、その先輩は女とかにすると面白いかもな。仮想空間だから強さに性別関係ないだろうし。

俺ももう一つ二つ案はあるにはあるけど、
連投になっちまうし、誰か別の投下してくんねぇかな・・・つか人恋

10 :この名無しがすごい!:2009/03/11(水) 19:56:19 ID:hCT6wgCX
ここ期待してROMってる
どんどんやってくれ

11 :この名無しがすごい!:2009/03/11(水) 21:49:32 ID:w8ekmCwI
書き方はどうする?
一人称か三人称か。どちらかに統一した方が読みやすいと思う。

12 :この名無しがすごい!:2009/03/11(水) 23:42:01 ID:1ErgXs06
確かに人称は統一しなきゃな。でもどっちにするかは作品によるんじゃない?
主人公の主観やら情感をメインに据えてきたいなら一人称、
状況やらギミックやら外部の描写と展開をメインに据えてきたいなら三人称、みたいな?
その作品のどっちを押したいのかと、あと好みだよな。

それと思ったんだけど、舞台設定を現代にしてスパイスとして特殊な設定を盛り込もうとすると、
それに関して皆が調べなきゃまず始まらなくなるから良くないよな。
例えば「合気道部の高校生」とか出すと一見面白そうだけど、そいつを動かすためには
皆がまず合気道に詳しくならないとダメになる。
そんなわけで書き手の知識差のない現代以外の異世界か、現代設定なら書きやすくする工夫が必要になると思う。
リレーって難しいな。

13 :この名無しがすごい!:2009/03/12(木) 00:19:30 ID:jirzY2mb
「何々はダメ」な話してても生産性ないので、別案を投下。
連投スマソ

あらすじ:成田を出発し、ニューヨークへ向かう飛行機内。主人公がトイレに行っている隙に、飛行機がハイジャックされる。偶然のタイミングをつきチェックをくぐって厨房へと逃れた主人公だが、見せしめに操縦席へと連行された人質を見て驚愕する。
海外転勤を理由に別れ日本に残してきたはずの恋人だった。携帯による地上の警察との連絡から犯人グループの目的が自爆テロにあることを知り、何より彼女の命を助けるため、行動を始める。


1:『タイトル』    「堕ちない空」
2:『ジャンル』    サスペンス? アクション?
3:『テーマ』     極限状況での現実、引き裂かれた恋人
4:『舞台』      高高度を飛行する旅客機内
5:『登場人物』    主人公、それ以外の乗客からの視点もいくつか混ぜるとおもしろいかも
6:『目的』      恋人の救出、自爆テロの阻止
7:『動機』      正義というより恋人との過去の後悔、機会さえあるならやり直したいという願い
8:『敵』       テロリストグループ
9:『オープニング』  隣席の乗客との会話とかから?
10:『クライマックス』テロの阻止にも恋人の救出にも成功するが、主人公自身は命を落とす、とか

ずっと機内だと単調で間が持たないと思うので、要所要所で主人公と彼女の過去エピなんかを入れてきたい。


14 :この名無しがすごい!:2009/03/13(金) 09:58:46 ID:YzGIISYQ
では俺もネタ投下

あらすじ:主人公は私立高校2年の新聞部員。学園の謎や事件を追いかけ学園を奔走する。


1:『タイトル』    「私立リレー学園」(もちろん変えてもいいですよw)
2:『ジャンル』    学園コメディー
3:『テーマ』     
4:『舞台』      私立高校とその周辺(遠出しても良い)
5:『登場人物』   主人公(新聞部)2年生、友人(4人くらい)クラスメート、教師、ほか
6:『目的』      校内の事件を追い、スクープをものにする
7:『動機』      謎や事件を追求しないと気が済まない
8:『敵』        健全かつ楽しい学園生活を脅かすものすべて
9:『オープニング』  1学期の初登校から、もしくは新入部員勧誘シーンから
10:『クライマックス』 あいかわらずな面々、まだまだ事件を追いかけるぞEND

トンデモ設定もあり。シリアス展開もラブコメ展開もあり。
基本はコメディー路線でちょいちょい葛藤する場面なんか入れていければどうでしょう。
他にアイディアでなければ3つからどれか選んで、ルールでも決めてみては。

15 :この名無しがすごい!:2009/03/13(金) 22:40:27 ID:ZFAdEVhO
ageてみる

>>14いいと思う
でもとにかく書き手が必要だ。最低でも四人くらいはいないと寂しいよな。
二人でリレー小説ってのもな、交換日記じゃないんだし

あと、正直、下のGUNSLIGER GIRLがおすすめになってんのは
俺のせいなんだ

16 :この名無しがすごい!:2009/03/14(土) 06:36:52 ID:5YDmp3Sc
ある程度ルールが見えれば参加表明しやすいのではないかな。
4人以上参加になったところではじめればよいだろうし。
どのネタにするかは参加表明と同時に希望ネタを言ってもらって(新しいのでもいいし)
希望の多いものにすればよいのではないでしょうか。

17 :この名無しがすごい!:2009/03/14(土) 11:39:23 ID:e19lkq8p
>>16
 俺もそれが良いと思う
 取り敢えず、俺は>>14のネタが話を膨らませることが出来る感じがして良い
 そしてスレ主ということもあるから参加表明

18 :この名無しがすごい!:2009/03/14(土) 20:19:37 ID:r9cY31bY
>>13ジャック・バウアーだけど、何か質問ある?

19 :この名無しがすごい!:2009/03/19(木) 10:10:16 ID:fm9CMjXD
過疎ってるな…
俺も参加表明。俺はできれば>>7案で書きたいと思ってる。
細かいルールなんかも詰めていこうか?

20 :この名無しがすごい!:2009/03/19(木) 10:31:11 ID:6v3emfAt
>>14
ならみんな書きやすくてネタも困らなそう。
というか最近重いのばっか書いていたからそういうのやってみたいぜ。
参加表明します。

21 :もろみす:2009/03/19(木) 16:28:02 ID:Ew179EFH
参加表明します
ネタ投下

あらすじ

舞台は普通の県立高校、その日主人公たちは休みで人が少ない校舎で補習授業を受けていた…
しかし突然外が暗くなり辺りは闇に包まれる
やがて闇のなかから不気味な化け物達が現れ、主人公たちを襲う
主人公たちは生き延びることができるのか…?

タイトル
未定
ジャンル
ホラー
テーマ
未定
舞台
高校
登場人物
生徒達と先生
目的
闇の外へ脱出する
動機
生き延びるため

異業の化け物達
オープニング
 あらすじの通り
クライマックス
 大きな犠牲を払いながらも脱出に成功した主人公達……
そして主人公は病院で目を覚ます…

ってのはどうかな?

22 :この名無しがすごい!:2009/03/19(木) 21:44:55 ID:bnUeTzRx
スレ主こないかな。そろそろまとめてもよさそうだぞ。

23 :この名無しがすごい!:2009/03/20(金) 18:50:44 ID:yu+pieiD
はぁはぁ(;´ω`)始めようぜぃ

24 :この名無しがすごい!:2009/03/21(土) 10:44:57 ID:Tg5CBTbq
>>14は話が膨らみそうなのはいいんだが、膨らみすぎて収集がつかなくなって、書き手同士が仲間割れして空中分解しそうで怖い。>>14でやるなら皆の指針みたいなのを統一する必要があると思う とりあえず抜けてる「テーマ」を埋めたいな。何かある?

そして俺からいくつかルール案

・文量制限は、5行以上、2chの1レスの制限内。
・執筆の順番は決めず立候補制にする。その際重複を防ぐため、書ける奴があらかじめ「俺が書く」と宣言し、締め切りは宣言してから三日以内。(別に締め切りは変えてもいいけど)
・もし宣言から三日以内に投下が無かった場合は、棄権とみなして別の人の執筆立候補を募る。でも締め切りは守ろう。
・伏線を張り置くのはリレー小説の面白みを増すのに大いに結構だが、やりすぎると次の人を困らせるので、乱発は禁物。基本的に、前話の伏線を回収するかしないかは書き手の自由。伏線が回収されなくても怒らない。


「ここはこうした方がいい」っての随時募集

25 :この名無しがすごい!:2009/03/21(土) 11:19:40 ID:LR6BjtMK
では追加ルール案など(採用しなくてもよい)

・新キャラの登場や既存キャラの退場(死亡等含む)も書き手にゆだねる、怒らない
 (但し、主人公チェンジはなしで)

・自分以外の書き手の書いた内容は全肯定する
 (納得いかなくてもそれを面白くつなげて楽しもうってことで)



あまり完成度にこだわらず、楽しく続けるのが良いかと思うのだけどどうでしょう。
気に入らないものを否定してるとたぶんすぐ止まっちゃうよね。

26 :この名無しがすごい!:2009/03/21(土) 12:31:16 ID:Tg5CBTbq
>>25両方採用でいいんじゃないかな。特に「自分以外の書き手の書いた内容は全肯定」は
統一ルールとして重要じゃないかと思う

投下後に「この展開間違いだろ」「あのキャラは退場させないで欲しかったのに」
ってのは絶対あると思うんだけど、
感想は自由てかむしろ推奨、でも文句つけるくらいなら
「そんなら次俺が書いてもっと面白くしてやるぜ!」くらいの意気込みで行きたいね。
漢なら、つべこべ言わず作品で語ろうぜ。

27 :この名無しがすごい!:2009/03/21(土) 17:21:21 ID:hsFnCNvS
それらのルールにはオレも賛成だよ

つかもうそろそろルールもまとまりそうだし、小説の案を決めたいな

28 :この名無しがすごい!:2009/03/22(日) 10:41:31 ID:szwXuGfL
 一週間近くインフルエンザでダウソしてた。さて、まとめようか。
 取り敢えずは>>14で良いのかな? みんな賛成のようだし。
 >>24 が言ってるように話が破綻してしまうと怖い。じっくりとネタを練っていこう。
 ルールの案も>>24-25でおk? なんというか、2chは匿名制だから誰が誰だかわからなくなる気もする。
 というわけで俺は一応、文頭空けをしてレスしてる。
 さて、ネタを考えましょうか皆さん。

29 :この名無しがすごい!:2009/03/22(日) 23:11:29 ID:FO4VLh6B
ネタ投下

あらすじ:主人公は中年の窓際会社員。
会社で馬鹿にされ続けている彼は、夜な夜な全裸にトレンチ姿で変体行為の限りを尽くし日々のストレスを発散していた。
そんなある日、彼は数ある事件に巻き込まれ解決していき次第に英雄視されていく。

タイトル:トレンチマン
ジャンル:ダークヒーロー活劇
テーマ:窓際独身中年、ダークヒーローとしての葛藤
舞台:深夜の街
登場人物:主人公、ヒロイン、警察、同僚、他
目的:未定
動機:実は正義漢。
敵:事件により様々
オープニング:会社に出勤し同僚や部下に馬鹿にされる。その夜、変体行為を始めるところから
クライマックス:未定

もちろん変更も全然可です

30 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 05:00:10 ID:HSCvcu3M
変体は変態のことですか
それともなんかの奇病に侵され、
肉体自体が変形してしまうのでしょうか

31 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 05:02:02 ID:HSCvcu3M
そうですね、文章から読めば変態行為のことでした
すみません、茶化したような文章で

32 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 10:33:41 ID:DfQXvMEV
>>31まぁ一応文サロ板だし、皆それくらいは察してるハズだから大丈夫さ
しかし流れ的に>>14で決まりつつあるという罠

>>28そろそろスレ主が「○○で決まり。これで行こう!」とビシッと決めてくれ。
ネタって>>14のネタなのか>>14以外のネタなのかわからん
リーダーが音頭取ってくれなきゃ皆動けないぜ

33 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 14:06:09 ID:29yitU1z
 >>32
 スマソ。じゃ>>14で決まりで異議ないよな?
 あ、ネタっていうのは話の内容だった。それとももうさっさと書き始めるか?

34 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 19:48:40 ID:DfQXvMEV
さっさと書きたい気持ちもあるが、書き始める前にもう少し詰めたほうがいいと思う
とりあえず俺は抜けてる「テーマ」を埋めたいな。
この場合は何だろうな、「学校という中で正直異質な新聞というのをいかに扱うか」とか?
あとは普通に「青春」とか?

俺も早く書き始めたい気はやまやまなんだが、
事前の方向設定を曖昧なまま見切り発車して、gdgdになって空中瓦解して萎えるのはもっと御免なんだ。
ただでさえ複数で書くから、事前設定は少しくどいくらいがいいと思うんだ

35 :この名無しがすごい!:2009/03/23(月) 20:14:50 ID:drXYf9YB
とりあえず名前はすぐ決まるから、舞台設定とか主人公の性格、校風や方針をみなで分担して決めていくのはどうだろ。
そして出た意見の微妙な所や付け足しを意見しあって決めていくのが、まぁ無難かと思うんだが。

まぁ数ある一つの方法として参考にしてくれたら何よりだ

36 :この名無しがすごい!:2009/03/24(火) 08:41:28 ID:dgCV6hjz
それじゃあ強引だけどアンカで決めていい?

>>37…主人公について
>>38…ヒロインについて
>>39…その他の主人公の友人について
>>40…主人公の周囲の舞台・状況設定
>>41…新聞部についての設定(どんな部活で、何を目的に普段どこでどんな活動してる?)

もちろん俺も書き込めるなら書き込むよ。番が来た奴は頼む。
他にもあれば同じように42以降とかに指定してくれ

37 :この名無しがすごい!:2009/03/25(水) 10:55:50 ID:1Q9EthB/
主人公って大事なので躊躇するよね。というわけで生け贄参上。

★主人公(案)

名前:早乙女 涼太
男。16歳。私立高校の2年生。新聞部員。
身長163cm(自称165cm。まだ伸びると信じている。)
体格、運動神経は普通。
いたずら小僧のような印象。
明るく好奇心旺盛。ぶっきらぼうなしゃべり方。
情にほだされやすい熱血漢な部分もあり。
購買で売ってるプリンに目がない。
男女問わず変なヤツに好かれる星の下に生まれついている。
そのためムダにツッコミ能力が高い。
嘘をついてる人間の「違和感」に気づく能力がある。
ただし、どんなウソをついてるかまではわからない。
母子家庭。父親は戦場カメラマンですでに他界。

口調:「おい、てんめぇ、まーた俺のプリン食いやがったな!」
    「やべぇ。すんげー気になる・・・。」


※あくまで叩き台ということで。
 適宜変更追加削除してください。これとまったく違うタイプでもいいと思います。

38 :この名無しがすごい!:2009/03/25(水) 13:08:29 ID:OVXkItQn
>>37 gj。父親の設定が後々に効いて来そう。

★ヒロイン(案)

名前:北川 愛香(きたがわ まなか)
女、四月生まれで17歳。2年生の新聞部部長。
身長159cm、細身も合わせて長身に見える。髪型は普通のセミロング。
めんどくさがりやの編集長。辛辣な口調で主人公を切り捨てる。
しかしやり手のOLや姉貴系というよりは、むしろ普通の女子が
主人公のため無理してそうあろうと振舞っているかんじ。
行動するよりデスクに座っているほうが好きだが、
外取材となればなんだかんだ言って主人公達についていく。
中学から一緒の主人公と共に新聞部を立ち上げ、取材では走り出す主人公のストッパー役だが、
主人公とは友達としての、部長としての距離を守ろうという決心を貫いている。
内心では主人公の生い立ちと、記者としての能力をいつも尊敬してる。
でも将来主人公と一緒の雑誌で一緒に働けたら、と妄想していることは誰にも言えない。

雑誌を読むことと、主人公の書いた記事にダメ出しをするのが趣味。
主人公が部室の冷蔵庫に入れてるプリンに目がない。

「あんた一人じゃ到底新聞なんてできないだろーから私が編集長やってやってんのよ」
「ごめんこれ超無理。超書き直し」

※同上。あくまで仮案なので、意見とかあればぜひお願いします。
 何かヒロインなのに変に中途半端でつかみにくいキャラになってしまったかも・・・orz

39 :この名無しがすごい!:2009/03/26(木) 07:46:33 ID:vVUgj+X9
ヒロインのプリン好き糞ワロタwww

よし電撃大賞のイキ抜きに俺も

早乙女 流サオトメ ナガレ
主人公の一つ下の妹
同じ部活
主人公の好かれ具合を嫉妬し、自分だけは主人公が嫌いと言い張っている
しかし父親の代わりをしてくれる主人公のことが実は大好き
主人公には近寄ってこない(避けるわけじゃない)
淋しがり屋
いつも豚のような自作のぬいぐるみを持つ(自分では主人公をモチーフにしたつもり)
お菓子料理が天才的に得意だがプリンの黒い所を嫌悪し、作ってはくれない

友人案あれば>>42頼む

40 :この名無しがすごい!:2009/03/26(木) 22:13:13 ID:0BLlO/NA
★舞台・状況設定(案)

新入生歓迎集会を控えた、四月のはじめ。
新聞部は、迫る新入生勧誘会の案を提出してないことで、
生徒会からハッパをかけられている。
妹は入部を約束していてくれてるものの、それ以外の部員獲得にやはり重要なイベント。
春休みのあいだ、アイディアを練ってくる部長命令が部員全員に課せられていた。
そんな四月最初の登校日の放課後。

…というのはどうでしょう。↑で出た人物案をもはや借りちゃってごめん。


あと俺>>24だけど、1レス以内ってよく考えたら短いよな、SSとかでも三分割とか普通だし
というわけで、「文量制限は10行以上、3レス以内」に改定したいんだけどいいでしょうか?

41 :この名無しがすごい!:2009/03/29(日) 11:48:19 ID:s6d2EOQC
誰か書けよwwwww

設定というか目的
主人公 人間の残酷性を写真で表そうと頑張っているが中々出来ない
ヒロイン 文章を書く才能がないか悩み、頑張っている
妹 主人公の人の好かれ具合を見て私も好かれたいと頑張っている

テーマ『才能』

こんな感じでどーよ?

42 :この名無しがすごい!:2009/03/29(日) 12:21:32 ID:5LE74wKK
小林 綾子 先生(通称アヤちゃん)


だいぶおっちょこちょいだが、いつも親身になって生徒の話を聞いてくれる。
剣道部の顧問だったが剣道が全く出来ないため、顧問を交代させられ新聞部配属となる。しかし何故か新聞部の部室には木刀完備されている。
主人公の担任。
26歳で独身。
彼氏が居ないせいか土日でも新聞部の活動に付き合ってくれることが多い。
そして新聞部部長には何故か敬語。
たまにネタも仕入れてくれたりとかなんとか。
怪談系が大の苦手

まぁ美人と言う設定で行きましょう。

稚拙な設定でスマン<(_ _)>

どんどん修正して良い方向にもって行って頂けたら幸いです。

>>44
人物案あったらヨロ

目的というかストーリーには個人的に学校7不思議か主人公の舞台の町七不思議的なのをちょっと書きたいかも
あと怪談系・・・・・・

まぁ叩き台と言うことで

43 :この名無しがすごい!:2009/03/29(日) 20:03:34 ID:J3/ruWW9
 スレ主だけど>>40が言ってるとおり1レスは確かに少ない。
 「文量制限は10行以上、3レス以内」には俺も賛成だけど、みんなどーよ?
 >>42怪談系キター! 良いと思う。さて、話の思案でもするか……。 

44 :この名無しがすごい!:2009/03/29(日) 22:28:15 ID:HrcjNuRP
★友人案

赤井 連ニ

部活仲間。
身長171cmと「そこそこ」、顔も「そこそこ」イケてるが、
それ以上に女の子大好きを全面に押し出しすぎてるせいでカバーできてない三枚目。
主人公と合わせ新聞部の「2トップ」(馬鹿的な意味で)
最初に入部した理由もヒロインと先生目当て。
絵が天才的に上手く、部ではイラストなどを担当するが、
一方裏では校内で自作のプロ同人誌並み18禁漫画を高値で売りさばいたりと
「才能」に恵まれた一人(のように見える)
しかし絵描きとしての将来を口にできるほど社会や自分に納得もしてない。
常に可愛い女の子を探してるが、でも本音は純情な恋愛に憧れと負い目も。


>>42七不思議イイ!
案も十分揃って来たんじゃないかな。もうそろ書き始めてもいいかも個人的に第1話は>>14に書いてホスィ


45 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 01:04:03 ID:Ht4/b2K3
14です。やっぱ書きたい衝動のある人が書くのが一番だぜ〜!ですよw
ところでみんなここまでの案はこれでいいのかな?

何気に主人公案もだしたんだけどイメージとしてはハガレンのエルリックでした。
ほか、書き込みから受けたイメージです。
ヒロインはツンデレっぽい感じで妹はヤンデレな感じかな?
友人は軽くて軟派で明るくめげないアホだけど友情に厚い感じかな。
先生は押しに弱くて巻き込まれ体質だけど肝心なところで、いい事言ってくれたりしそう。
受けたイメージなんで書き手依存でいいと思います。
どれもいい感じだと思いました〜

いっこだけ確認です。
>>41さんの主人公の目標ですが、人間の残虐性を追求するとなれば
なんとなく主人公のタイプが人を信じないヒネた感じになりそうなのですが
そういう路線で行きましょか?もちろんそれでもいいと思いますよ。
その場合は叩き台の主人公像をちょいと修正していったほうがよいかな〜と思います。
他の方も叩き台なのでどんどん叩いてくださいw

どこでコミットするかはスレ主が「これでいこう!」と決めてくれれば良いと思いますb

46 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 01:32:18 ID:Ht4/b2K3
それと、七不思議はとてもいいですね〜
メインストーリーは七不思議の真相究明かな?

テーマの「才能」もいいと思います。
メインの七不思議探求に才能に関する葛藤とか恋愛チックなものとか
オフザケとかからめれば面白くなりそうだと思いました。

なにげに学園ホラーコメディって感じがいいのかな?と思ってもみたり。
主人公たちが霊の訴えを聞いてその真相に迫るとか。
あれ・・なんか夏目っぽいかな?

変な霊に散々振り回されるコミカル展開だったり殺人事件と関わるシリアス展開してみたり、
ぜんぜん霊関係なかったりとかいろいろできそうですね。
妹ちゃんあたりがオカルト少女でもいいかもしれないですね〜

とまぁ、勝手なこと垂れ流しなことこの上ないですが・・・

47 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 02:57:49 ID:Uhp1XVel
七不思議及び、怪談系を発案した者です
皆さんに好評だったのが正直嬉しいです。ありがとう。

んで小説の設定と内容の詰めだが、やはり七不思議と怪談はメインの本題がずれない程度でやっていくのが良いと思います。
やはり新聞はスクープ。ただ怪談、七不思議の解明とかは新聞部じゃなくてもできるから、何か事件や噂が起きて、それに七不思議や怪談を盛り込む→記事になるようなスクープへ。たまに解決したが記事に出来なくて不発もアリ
みたいなパターンが良いかと思いました。
あと学校内の出来事で
例えば、「みんなの大好きな保険の先生が辞めてしまいます」
みたいな記事を書く。それがきっかけでクラスや友達とかで先生のお別れ会をやったり、プレゼントをあげる人が出てくる
→結果として新聞部の記事のおかげで些細な事だけど何かが変わるみたいな感じ
そういうのを書き入れてバランスを取りながら皆の成長を見ていきたいと思いました

本当参考程度のモノなんで、適当に見てくれて良いです

オレ的主人公のイメージは話上手ではない。そして自己中っぽい。しかし何だかんだ言ってみんなの事考えている優しさあり。そして頭脳派。


48 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 03:01:59 ID:Uhp1XVel
>>46

>>47
ではメインじゃない方が良いと言いましたが、考え次第ではメインでも行けそうですね。そこら辺は皆で考えて結論を出しましょう

あと学校とか町の名前が欲しい所ですね


49 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 03:10:12 ID:Uhp1XVel
連投本当にスイマセン<(_ _)>

本当にスルーしても良いようなキャラ投下します。

皆さんの賛成があれば使ってやって下さい。
ちなみにオレはこいつは使えるかちょっと悩み中です

ワタナベ

恋愛スクープ専門の新聞部員。若干幽霊部員化してる。また居ても気付かないふりをされることも。

ノーマルなものからアブノーマルな恋愛まで様々な色恋沙汰に対して常に電波を飛ばしてる
本人の入部動機は、ギャルゲーのような恋愛スクープを書きたいとの事であある。
本名は渡辺 昌也
しかし部員のほとんどは彼のフルネームを知らない

50 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 13:16:42 ID:fViMXhGg
>>41からにわかに活気づいたw
でも主人公の解釈が割れてきたね。

>>45
主人公は「父親は戦場カメラマンで他界」という衝撃的な過去を持ってるので、
普段から明るく積極的に振舞ってはいるが、
深層心理では人間の善意を心から信用しきれてない所もあり、
それが無意識に写真や記事に出る…
と解釈すれば両立できるのでは?
まぁその上で、明るいだけの単純な熱血漢でなく、
>>47も言うような多少のぶっきらぼうさ、融通利かなさもたまに入れてけば
裏づけというか理由づけもできてリアリティも増すかも

「ぶっきらぼうで明るいけど、どこか影のある」みたいな上級設定か

51 :この名無しがすごい!:2009/03/30(月) 23:30:09 ID:K106jRkT
39,41だけど、>>50のいったような感じを主人公から受けたからそんな目的になったよ
まぁ人が盗撮してるとこ撮ってアヘアヘしてもいいんじゃね?

とりあえず参加表明者は荒らし対策でトリ付けないか?
登場人物も決まってきたし、力抜いて楽にいこうぜ
最終決定権は>>1。誰か設定テンプレみたいにまとめてくれー


最初の事件案『新入部獲得!? どうでもいい! 俺のプリンが盗まれた!!』

52 :この名無しがすごい!:2009/03/31(火) 09:52:49 ID:j3fJhUqt
>>51
もちつけ そんなにいっぺんに審議できんよ

トリ付けるかどうかは、ちょい慎重に考えたいと思う。
こればっかりはスレ主の判断を仰ぎたいのだけど
全員トリ装着のルールにするか、しないか、希望者のみにするか…とか
皆もどう?

53 :この名無しがすごい! ◆qFyZDOv1zQ :2009/03/31(火) 10:44:29 ID:LFez5bR+
>>52
 トリを付けるのは構わないと思う。書く人は付けたほうが良いだろうな。
 ま、書かないやつはどっちでもいいけど、付けたほうが誰が誰だかわかりやすいな。
 
 ってことで早速付けてみた。
 以上スレ主。

54 :この名無しがすごい!:2009/03/31(火) 23:13:55 ID:25w0tCne
とりあえず書き出しまでにあとなにを決めたり整理するかをまとめて
そこを目標に意見を出し合えばよいのかな。
せっかくだし企画倒れにならないようにね。

55 : ◆FYz00L796o :2009/04/01(水) 16:02:27 ID:R1sWWeFY
えーとこれでいいのか。実はトリ付けるの初めてな俺=2。よろしく

>>54
とりあえずあとは、学校の名前と町の名前くらい?うーん

 学校名…『私立鳳帝学園』(ほうてい=fourteen=>>14から)
 町名…『文客市』(文芸サロン板から)

でどうだろ? 派手すぎ?w
他に決めること何かある? 俺はもう書き始めていいんじゃないかと思うんだが

56 :この名無しがすごい!:2009/04/01(水) 18:03:10 ID:li9AC90X
>>55
俺も書き始めていいと思うよ。

不都合な点があったら話し合いで変えていくとして、
リレーするのに必要なルールはこれで揃ってるかな?


本文を書くときのルールまとめ(仮)

・執筆の順番は立候補制。重複を防ぐため、書き手はあらかじめ「俺が書く」と宣言すること。
締め切りは宣言してから三日以内。

・宣言から三日以内に投下が無かった場合は、棄権とみなして別の人の執筆立候補を募る。

・本文書く人はトリ付け推奨。

・文量制限は10行以上、3レス以内。

・自分以外の書き手の書いた内容は全肯定する。
(納得いかなくてもそれを面白くつなげて楽しもう)

・新キャラの登場や既存キャラの退場(死亡等含む)も書き手にゆだねる(但し、主人公チェンジはなし)
伏線を張り置くのはいいが、やりすぎると次の人を困らせるので乱発には注意すること。
前話の伏線を回収するかしないかは次の書き手の自由。伏線が回収されなくても怒らない。

57 :この名無しがすごい!:2009/04/02(木) 00:27:47 ID:zsEK5Zhe
どうやら、まだダメだ!という意見もないようですし書き始めてよいのではないでしょうか。

58 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/02(木) 19:06:48 ID:zsEK5Zhe
書きたい人が書くのが一番とか言っておいてなんですが一発目書いてもよろしいでしょうか。
ぶっちゃけますと俺自身これまでものを書いてないので書き手に加わるつもりなかった
のですが。

59 :この名無しがすごい! ◆qFyZDOv1zQ :2009/04/02(木) 19:33:15 ID:B2MZm5iZ
>>58
 出だしが重要だからな。
 書くのは構わないけど、次の人が繋げやすいようにしてくれ。

60 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/02(木) 20:01:41 ID:zsEK5Zhe
ですよね〜。ではこうしませんか。保険の意味でも。

・何人かで書き出しを書く。
・つなげる人がその中からひとつ選んでつなげる。
・続きが書かれたら他の書き出しはなかったことにする。

もしくは
一発目に限り続きを書く立候補が現れない場合は別の一発目を書いてもOK、とか。

61 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/02(木) 21:40:02 ID:UtpTG3uC
うーん… それだと大分混乱を招くうえ、切られた人も何だかな。

俺は発案者である14氏には、胸を張って第1話を書いて欲しい。
何てたって生みの親なわけだし。
自信無いなら、俺たちがその後いかようにでも繋げてカバーすっから心配すんな
もともとそういうスレなわけだろ

62 :はじまり@14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/03(金) 21:01:54 ID:5sWE0+C0

 一つの才能を持って、一つの才能のために生まれた者は、
                      その中に彼の最も美しい生存を見出す

                    ゲーテ「ヴェルヘルム・マイステル」より


 ――― 私立鳳帝学園<<しりつほうていがくえん>>。
 全校生徒1000人規模の高校で普通科に加え多数の芸術科を擁しているのがこの学園
の特色となっている。音楽科、美術科、演劇科、映像技術科、舞台技術科とこれだけ多彩
な学科をそろえているのも珍しい。
 5年前にできた新設校だが大学への進学実績はまずまずだ。
 白亜の校舎が立ち並び各種設備も整っているほか、豪華な部室棟まで用意されている。
 用意されている・・・のだが。
 校舎の裏手にひっそりとたたずむボロいプレハブ小屋。ここもれっきとした部室のひとつ
であった。入り口はプレハブの左側にあり一応鍵もかかる。中は15畳ほどあり割と広い。
 部屋はそれなりに綺麗になっているものの、横長の造りになっている建物の一番奥には
壁一面全部が3段の棚になっているが物はほとんど置かれていない。唯一ある北側の窓
は格子がはまっており、日中でも暗いため天井に等間隔でならぶ三箇所の蛍光灯に頼ら
ざるを得ない。棚の手前には教師用の事務机が一つ、その手前に生徒用の机が4つ、
事務机を中央にしてコの字に並んでいる。極めて殺風景な部屋ではあるが、なぜか部屋
の入り口付近に冷蔵庫と少し大きめのゴミ箱が置かれていた。

 桜も散り始めた春うららな4月の初登校日。天気もよく晴れ渡り、午前中で始業式を終え
た鳳帝学園は平穏な空気につつまれていたが、その平穏な空気を引き裂くような絶叫が
プレハブ小屋から聞こえてきた。

「ぬぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁいっ!」
「は?」
「ないっ!なーいっ!ないんだよ!」
「ナニがないのよ。主語を言いなさい、主語を。あんたそれでも・・・」
「プリンだよ!」
「たべちゃったんじゃないのー?」
「んなわけねえっての!始業式直後に猛ダッシュして超ゲットしてあとで食うのを楽しみに
してたんだよ!」
「あらあら、それはこまったわねぇー」
 この騒がしさはプレハブ小屋ではもはやおなじみの光景だった。
 会話の主の一人の男子生徒が早乙女涼太<<さおとめりょうた>>。鳳帝学園普通科の
2年生。どうにもプリンのことになると目の色が変わってしまうらしい。
 昼休みのチャイムと同時に売り切れると言われる(そんなはずはないのだが)購買の
プリンは校内では人気の商品でなかなか手に入らない逸品であったが今日は午前中で
帰る生徒が多いためかなんとか手に入れることができた。その大事なプリンが冷蔵庫から
忽然と姿を消したことに涼太は憤慨しているのだった。
 普段のやんちゃ坊主のようなあどけなさとそこそこ整った顔立ちを、この時ばかりは
悪鬼のごとく目を吊り上げてギャオーともガオーともつかない叫び声をあげていた。

「あんたねぇ。高2にもなってプリンごときでガタガタさわぐんじゃないわよ」
 もう一方の会話の主、北川愛香<<きたがわまなか>>だ。涼太と同じく普通科の2年で
涼太とは中学からずっと一緒の腐れ縁と言うヤツだった。一番奥の事務机に座り、なにやら
思案している様子で涼太の必死の捜索を手伝うこともなくテキトーに返事を返す。
 その綺麗なストレートのロングヘアーと端正な顔つきは紛れもなく美少女と言ってよか
った。「黙っていれば」という条件付きで。去年一年で彼女にバッサリ振られた男は数知れ
ない。彼女の口から飛び出す言葉の切れ味はその美しい顔との相乗効果で男を再起
不能に追い込むのに十分だった。今年もきっと何人か無残に袈裟切りにされて100人切り
の伝説が達成されることだろう。
 そんな条件付き美少女には目もくれずあちこち騒がしくボロ小屋を物色していた涼太が
声を上げる。
「あぁぁぁぁぁぁった!あった!見つけた!今!ゴミ箱の中から!中身のないプリンをっ!」
 それはもはやプリンとは呼べないのだが涼太はついにゴミ箱の中から数十分前までは
冷蔵庫の中に中身ごと鎮座していたであろう容器を見つけて拾い上げたのだった。

63 :>>62@14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/03(金) 21:03:37 ID:5sWE0+C0
「ほら見なさい。やっぱりたべちゃったんじゃない」
「誰が」
「わたしが」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
「マナカさん。おっしゃってる意味がよくわからないのでもう一度言っ」
「食べたのよ。私が。プリンを。ついさっき。ここで。」
「・・・・・・」
「・・・・・・」
 慈愛すら感じさせる満面の笑みを浮かべた美少女とガックリとヒザから崩れ落ちた絶望
感満点の少年の構図はさながら聖母と懺悔する迷える子羊に見えなくもない。かも知れ
ない。賛美歌が流れて雪でも降っていれば、白い大型犬と一緒に天に召されてもおかしく
ないといったところだ。
「ああ・・・そっか・・・へー・・・なるほどー・・・ははっ・・・殺意ってこうやって芽生えるんだ〜・・・」
「やーねぇー。そんなこといちいち気にするから背が伸びないのよ」
「まだ伸びるんだよ!これから!っていうか背はカンケーねーだろ!てめぇ・・・今日という
今日はマジでゆるさねえ」
「なによ。ヤル気?」
 涼太は今にも掴みかからんとするが愛香はデスクの横にあった木刀をスラリと構える。
 木刀と真剣(な顔)という組み合わせは武蔵と小次郎のようでもある。
 涼太と愛香が舌戦を繰り広げつつジリジリとにらみ合っているとボロ小屋に本日三人目
の来訪者がガチャリと扉を開けて入ってきた。
「ちぃーっす!おやおや、始業式早々元気だねぇ、お二人さーん!」
「あら、連二君。遅かったじゃない」
「ゴメンねー。でもほら、やっぱ新入生のチェックはしないとさ〜」
「もー。あいかわらずねぇ」
「いやぁ、愛香ちゃんより可愛い子はいなかったよ〜。おお!愛香ちゃんは木刀もった姿も
いいね〜」
 連二の調子のよさもいつものことなのだが、愛香も『あら、そお?』とポーズをキメて見せ
まんざらではない。
「おーい・・・まだ決着はついてねーぞー・・・」
 完全に放置された涼太が声をかけるが、諭すような面持ちで連二は涼太の肩にポンと
手を置く。
とっさに涼太は「連二、邪魔をするな。今日という今日は決着をつけてやるんだ」と決意を
示すが連二の言葉は意外なものだった。
「小次郎は武蔵には勝てないんだよ。涼太」
「何の話だよっ」
 連二と呼ばれたこの男はやはりこの学園の2年生で美術科クラスに在籍している。
 身長171cmでそこそこ、ルックスも長めの髪がイヤミでないくらいにはそこそこイケてる
”そこそこ”な男、ミスター”そこそこ”、赤井連二<<あかいれんじ>>だ。
「よぉ〜し。今日は特別に俺が仲裁をしてやろう。なになに?それはお前が悪い!」
 びしぃっと涼太を指差す。
「お前が今ナニをどう仲裁したのか小一時間ほど問い詰めたい」
「愛香ちゃんが悪いはずがない。よってお前が悪い。以上!」
 涼太は今度こそ飼ってもいない愛犬の名を呼んで天に召されそうな脱力感に襲われる。
「そうか・・・俺ってひとりぼっちだったんだ。家なき子だ」
「なにくだらないこと言ってんのよ。ハゲるわよ」
「ハゲねぇよ!」
 愛香の鋭い言葉のナイフに負けず、すかさず涼太も切り返すがなぜかそばで聞いていた
連二が胸を押さえバッタリと床に倒れこみ切ない表情で訴える。
「愛香ちゃん・・・それはNGワードだよ・・・」
 年頃の男子には一言で心を折られる単語が確かに存在するのだ。
涼太は連二に駆け寄り抱きかかえる。
「くそっ・・・ついに連二までこんな目に合わせるとは・・・」
「いいんだ、涼太。俺のことは・・・」
 涼太と連二が芝居掛かったやり取りをはじめると愛香は、はぁ・・・とため息をつき
ヤレヤレといった表情でついに降参した。というかもうめんどくさくなったのだ。
「あー。もー。わかったから。今度プリン買ってあげるわよ。」

64 :>>63@14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/03(金) 21:07:23 ID:5sWE0+C0

 しょーもないやりとりだがこれがいつもの新聞部の日常だった。
 昨年まで新聞部は存在しなかったのだが涼太、愛香、連二の三人で二ヶ月かけて生徒会
を口説き落とし、ようやく年末に条件付きで活動許可を取り付けた。
 さらに部室棟に空きがなく校舎の建設工事後に放置されていたプレハブ小屋を部室とし
てあてがわれており、年明けからは小屋の整理。部員もこの三人のみで新聞部としての
活動はまだこれからだった。

「ところで二人とも考えてきてくれた?新入部員勧誘案」
 ここでようやく愛香が部長らしい話を切り出した。
 コントを終えて席に着いた連二がバツの悪そうな顔をする。
「まだ活動らしい活動してないじゃない?俺たち。勧誘案っていってもなかなか思い
つかなくてさ・・・」
「そういえば涼太。流ちゃんは?鳳帝に入学したのよね?ウチに入ってくれるんでしょ?」
 不意に涼太の妹のことを思い出した愛香が訊ねた。
「さぁ?」
「さぁ?ってあんたの妹でしょ。期待してるんだから」
「んなこと言っても決めるのはアイツだからな」
「そりゃあそうだけどさ・・・。今日はここ来てくれるのかしら」
「ああ。寄るって言ってた」
「おー、マジかよ。流ちゃん来るんだ」連二が食いついてくる。
「ここの場所わかんの?なんならこの赤井連二様が迎えに行ってもいいぜ〜」
「何度か連れてきたことあるから大丈夫だろ」
「つーか、言いだしっぺはあんたなんだからもうちょいヤル気みせてよねー」
「わかってるよ」
 涼太とてやる気がないわけではないのだがやはりいいアイディアを思いつけずにいた。
「と・に・か・く!生徒会に提出しなきゃいけないの。今週中に。でもって4月中には部員を
5人にしないと新聞部は正式に承認されないの。活動前に廃部よ?わかってる?」
「ああ、わかってるよ。部員は絶対に集める」
 涼太もいつになく真剣な表情で答える。やりたいことは、あるのだ。ここで。
「ならアイディアだしなさい。今日は案が出るまで返さないからね。本来3月中に出すはず
のものだからって今朝生徒会のヤツが教室まで来て泣きつかれたし」
 まずは目先の目標、新入部員勧誘案の作成のために三人は思案を始めた。

※ここまで※

書き手メモ:>>62が始まりで>>63>>64と続きます。
名前欄にどの続きかわかるように安価をつけました。
学校の設定勝手に作っちゃいました。まだ部が立ち上がってないことにしちゃいました。
次が書けなくはない程度になってるでしょうか・・・。次の方よろしくお願いしますm(_ _)m

65 :51 ◆RYJnY4VaGM :2009/04/04(土) 00:48:04 ID:Twk48q+u
>>64
いいんじゃないか? 面白かったw乙


66 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/04(土) 09:46:27 ID:3P69B+Fm
>>64 乙GJ
面白いから四回くらい読み返しちまったじゃねーかこのやろう
これまで書いてないとか言っときながら、全然気にならなかった。
全然良いんじゃないかと思う

名前欄は「第一話 1/3」「第一話 2/3」とかにすればわかりやすいんでない?
俺も次書きたいのはやまやまなんだが、ちょいリアルで忙しくて書けそうもない
誰か暇な奴頼むよ

しかし自分が出した案やらキャラやらがちゃんと活用されて、
本当に動いてるの見ると感慨深いものがあるな  とにかく乙

67 :1 ◆qFyZDOv1zQ :2009/04/04(土) 10:56:24 ID:u96AbL9F
 お、できたか。乙。
 スレ主だけどすまんが、16日ぐらいまで来れそうにない。
 というか、普通に上手いな。ストテラで書いてる俺、涙目w
 基礎とかは言わなくていいかな? 三点リーダとかダッシュとか。
 俺は少しの間これないから代理スレ主、誰か頼むわ。


68 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/04(土) 13:43:56 ID:O1hhM06K
とりあえず次を書けないほどではなさそうで良かったですよ〜;_;
細かいことでもご指摘あればなんでも伺いたいのでどうぞお願いします。

69 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/07(火) 16:15:27 ID:UDJUuEOM
>>67 代理スレ主くらいなら、他にいないようなので俺が引き受けるよ 2だしな
しかし俺も今週いっぱいくらいは忙しくて第二話は書けそうもない。
それだけだと何なので、第一話のもう少し詳しい感想を

まず案だけの存在だった主人公達三人を、よくここまで動かしてくれた。会話が多めなのも良かったと思う
軽い調子でさくさく書いてくれたので今後の書き手も書きやすいだろうし、
学校や部室、状況説明をあれだけ入れながらこれだけ話を進められたのも良いと思う。
俺的には目立つほどの文の破綻やら粗も感じなかったし、
キャラ紹介、舞台・状況説明が必要になる第一話としては、とても良くやってくれた。

>>67 が言ってるのはたぶん『三点リーダ"…"とダッシュ"―"は必ず二つ続けて使うべし』
っていう小説ルールのことだと思う 行頭下げと同じようなもんだ
あとまぁ小説では基本アラビア数字は使わず全部漢数字で統一するらしい
まぁ内容には関係のない、守ってないと突っ込まれる程度のルールでしかないけど
内容は良かったよ。

70 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/08(水) 09:19:57 ID:vdOaBdro
>>69
なるほど、小説にはそういう決まりがあるんですね。ご指摘ありがとうございます。
そして感想もありがとうございます。良く言ってもらえて嬉しい限りです。
さてさてー、皆さんの予定が無事済んで、続きが書かれるの楽しみです。

71 :この名無しがすごい!:2009/04/15(水) 14:23:54 ID:XWwfkwb/
さっきバトルロワイヤルのスレ観てたら話思いついてここに辿り着いた
俺は文才無いし小説とか書いたことないから誰か変わりに書いてくれると嬉しいです

あらすじ:だらしない大人達(主に政治家)に嫌気がさしたある有名大学の生徒達が知恵を出し合って国会議事堂の政治家を相手に戦争を挑み…

タイトル:ぼくらの世界
ジャンル:社会風刺?
テーマ:
舞台:現代日本かちょっと先の日本
登場人物:天才大学生(優等生)や自衛隊にコネのある生徒とか(自衛隊を上手く利用したりする)
目的:真の理想郷を築く
動機:社会や法律などに対する不満や苛立ち
敵:大人
オープニング:
クライマックス:主人公たちが日本のトップに立っている

突然湧き出てきたイメージなので全く整理出来てないし小説として成立しないかもしれませんがこんな感じですm(_ _)m

72 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/16(木) 03:55:13 ID:JembHrRO
うへあ
誰も続き書いてくれない・・・のか

73 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/16(木) 07:48:18 ID:GqrehIv2
落ち着くんだ… 「いろは唄」を唱えて落ち着くんだ…

今日スレ主が戻ってくるし、俺ももう少しで暇ができそうだから
余裕あれば是非書きたいと思ってる。

74 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/16(木) 14:54:36 ID:JembHrRO
いろはにほへとちりぬる・・・ちりぬる・・・OH!わかりました

なんかすみません。
まったり待ちまーす



75 :1 ◆qFyZDOv1zQ :2009/04/16(木) 23:21:23 ID:YrrOAUoo
 フヒィ、やっと来れた。ちょいと野暮用が立て込んでいてね。 
 と、意外にも意外、話は進んでないな。
 思ったんだが、今はどれぐらいの人数が居るんだ? 挙手、宜しく

 ノ

76 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/17(金) 00:13:49 ID:i+quPZDg
はいはーい ノ

77 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/04/17(金) 16:11:22 ID:rEgrVfy1
ほげ(゚д゚)ノ
すまんな14。こまめに見てはいるんだが、誰か書くだろwwwwの精神でいたわ

78 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/17(金) 22:35:53 ID:rzNLvzUb
ういすノシ

皆なんだかんだ毎日見てるのな・・・

79 :この名無しがすごい!:2009/04/20(月) 19:46:11 ID:YpdM7yaZ
この流れを変えるには、もう一度、14が書いたほうが良いんじゃまいか。

80 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/22(水) 01:22:41 ID:dQwn2dU3
なんですと!Σ

いやいや。待ちますよー。
10行ずつ繋いでもいいルールですし。どなたかそのうち気が向くでしょう!

今更ながら>>71をスルーしてるのが申し訳なかったり。
でもこれ書くの難しそうですね…。

81 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/04/25(土) 14:00:37 ID:+Scvetyu
仕方ないな、今週立候補いなかったら俺が続く

82 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/25(土) 16:43:22 ID:l4ABheNb
すまん、やはり忙しくてGW以前は書けそうもない
でもここは毎日見てるし、GW終わったら俺も続くことは約束する
絶対だ。

83 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/04/27(月) 20:01:18 ID:b2HHApGY
おや!
まぁ気楽にやりましょう

ところで新入部員勧誘案てどうするんでしょう?w
設定そのまま使いましたがこれどうするんだろうとか思ってました

84 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/04/28(火) 03:31:35 ID:nXEEIuQv
まぁそこを何とかするのが俺の役目だなw
今週中にはうp出来るように気楽に書くよ

85 :2 ◆FYz00L796o :2009/04/28(火) 14:57:29 ID:sD9aloS0
>>84
意外に楽しんでくれてるようで何より。
やっぱ楽しみながら書かなきゃなー

86 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/01(金) 00:05:51 ID:nTB3Qlcn
今から投下
誤字、脱字等は脳内補完ヨロシク!

87 :1/2:2009/05/01(金) 00:06:47 ID:nTB3Qlcn
 さて、そんな思案を始めていたはずの涼太ではあったが、気づけば一年のクラスに妹の姿がないか走り回っていた。
 新たに入ったクラス内をあちこちと首を回してみるが妹の姿が見えない。
「何で一体こんなことになったんだ」
 しょぼくれた目に浮かぶ情景は、思い起こすのも恐ろしい出来事であった。

『ねぇ涼太、私はやっぱりこう思うのよねー』
『何だよ』
 思案に暮れていた三人の沈黙を打ち破ったのは、何故かにこにこと笑う愛香の姿だった。
 まぁ、にこにことしているのは顔だけで、
『まずは流ちゃんをゲットするのが先決だと思うの。まず地道に、ね?』
 手の平を竹刀で叩く姿は悪鬼の如く。
『え、あ、あの、愛香、さん?』
それが涼太の顔に青筋を浮かべさせて、
『そ、その通りだよな、な!? 涼太、うんと言えよ!』
 後ろにいる連二さえも頬がひくひくとしており、
『わ、わ、分かったよ!! いや分かりましたごめんなさい』
 涼太は何故か謝ることになっていたのだ。


88 :2/2:2009/05/01(金) 00:07:43 ID:nTB3Qlcn
「ま、まぁとにかくだ、プリンを食べられた俺が悪かった。うん、そういうことだ」
 これ以上考えるのは胃に悪い、やめておこう。
 とにかく、涼太は妹の姿がないクラス内に興味を失くし次のクラスに……
「っと、いた」
 行こうとして止まった。
「おい、流〜」
 あの少ない後ろ髪を赤い玉の髪留めで縛っているのは間違いない、妹だ。
「流〜な、が、れ〜」
 ふるふると尻尾のような後ろ毛を揺らして歩いている妹に何度も声をかけてみる。
「流、おい流ってば」
 しかし彼女は涼太の声にまったく反応を示さない。
 しょうがない。
 隣に駆け寄った涼太は妹の耳に口を近づけ、
「おい、早乙女流<さおとめりゅう>」
 耳うちした瞬間。
「その名前で呼ばないでって言ってるでしょ!?」
「ぐはっ!!」
 顎に意識が溶けそうになる鉄拳を貰い、瞳を妹の元に向けると、
「ったく、ニィ、言ったじゃん。学校では他人のふりしようって」
 指の付け根をさすりながら目を瞑っている暴力的な妹がいた。
「でもさっ、こっちだって必死なんだよ!!」
 そうだ、俺は必死なのだ。
 何故ならそれは愛香の竹刀が俺を待っているからであり、それが最近あまりにもくらいすぎて気持ち良くなってき……いや何でもない。
「ひ、必死って、何よ……?」
 少し顎を引いて涼太に構える流。
「俺、お前が欲しいんだよ!!」
「は、はぁぁあああ?」
 涼太の愛の告白に、目を丸くしている。
 どんどんと頬の温度は赤マル急上昇中。今なら赤い絵の具は買い時だ。
「俺、お前がいないと……だからっ!!」
「え、でも、あたし、そんな、き、急に」
 おろおろと辺りを見渡して、右手に持つ豚のぬいぐるみをがつんがつんと壁にぶつけている。
「一緒に、行ってくれないか?」
「そ、それって……ラブ……ってことだよね?」
「ん? ああ、そうそう」
 今だから言えることかもしれないが、涼太はかなりお調子ものだ。こんな場面になっていても、相手に確認を取ることもなく、流の台詞があまり聞こえていなくても首を適当に縦に振って、
「〜〜〜っ」
 流の顔が真っ赤になっていることにも気付かずに手を取っている。
「よし行こうぜ。善は急げって言うだろ?」
「え? でも子供はまだ早、ってそうじゃなくて、あたしたち兄妹なんだよ?」
「大丈夫だ、そんなこと関係ないって!!」
 そう、関係はない。部員には。
「え、でも。いきなり子供ってことはその……な、ナマ……〜〜〜っ」
 そろそろぬいぐるみが悲鳴を上げそうな中、涼太は流を引っ張っていく。
 そう、それはもちろん二人が愛し合う場所――なわけもなく。

「おーい、とりあえず新入部員確保したぞ〜」
「よくやったわ涼太! 偉いっ!」
「おお流ちゃん〜、いらっしゃい〜」
「え……?」
 ぬいぐるみをぼとりとプレハブ小屋の入口に落とし、ぼぅとする流の心境は如何様なものか。
 それはまたの機会に語ることにしたい。
「え……? ナマは?」


89 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/01(金) 00:10:06 ID:nTB3Qlcn
ほい、というわけでキリがいいようなので次にパス
ふ……見事の新入部員勧誘はスルーしてやったぜっ
次は2かな?頼んだ

90 :この名無しがすごい!:2009/05/01(金) 05:12:05 ID:CtIc4iut
>>87-88
('-^*)乙
もうバトンが繋がらないんじゃないかと思っていたので、ちょっと感動した。

91 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/02(土) 19:24:41 ID:gDJet5sV
39さん乙です

さー!つながりました!なんという馬鹿兄とエロ妹!
涼太君はこの先いいところ見せてくれるんでしょうか(笑)
がんばれ主人公w

92 :この名無しがすごい!:2009/05/05(火) 17:11:15 ID:+fbwgqcq
書かないなら俺が書いちゃうよ?

93 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/05(火) 20:00:25 ID:bImO2ZMo
>>92
オケ。とりあえずコテ付けよろ

>>2、オマイも続くんだ!が、無理ならネタ、シーン投下だけでもいーぞー
俺か14が代わりに書く!……よね?笑

94 :92:2009/05/05(火) 23:59:14 ID:TRc3xNQg
( ゚д゚ )<mjd
予想外デス

95 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/06(水) 02:51:37 ID:n5wmXj4c
え、駄目かな?もともと内輪ネタにするよりは皆でやろうって感じだからいいと思うが

どう思う?>トリ付きの方

96 :2 ◆KYNC6ZjGZk :2009/05/06(水) 14:06:51 ID:7dT4Xdom
おや、mjd?
まぁ別に宣言は自由だし、俺まだ「書きます宣言」してないし
>>92が書くならもちろん歓迎するよ。
俺も余裕できてきたから、今日・明日くらいから参戦しようかと思ってたけど
92が書くなら、その後に俺が続こう。

97 :92:2009/05/06(水) 15:59:54 ID:gKc488lO
あわわわ(((^p^)))
会話文の!の後にはスペースを入れるということを
昨日知ったくらいの初心者が滅多な事を言うもんじゃなかった

やってやんよ

98 :この名無しがすごい!:2009/05/06(水) 23:02:04 ID:n5wmXj4c
>>92
ファイトー!それがリレーの醍醐味だ

>>2
盛り上がってきたなw期待してる

99 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/07(木) 13:32:22 ID:6yDiwpT5
ぬぬ!新規参入ですな!よいんじゃないでしょうかぁー!
書きたい人は誰でも参加していいと思います。

> 92さん
ルール(>>56でいいですよね)読んでおいてくださいね。
俺もド素人ですが書かせてもらいましたよ。期待してますw


100 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/07(木) 22:31:34 ID:sLwqegCE
あとちょっとなんだけどつまった(^p^)
何とか明日までには……

1レスの制限とかわからないから
とりあえず三分割して書き込みますね

101 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/08(金) 01:47:20 ID:999GuhWi
ういうい(^¬^)
脳汁垂らしながら待っていますよー

102 :92@1/2 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/08(金) 22:31:59 ID:ibIQ/hP9
「ナマ? なんだ、生プリンの話?」
「生キャラメルとセットでのご注文、ありがとうござーい」
 話をろくに聞いていなかったであろう涼太の反応。そして連二の軽い一言が、真っ白に
なった彼女の頭を一瞬で鮮明にさせた。

 ――そうか、そういうことか。

「よしっ。何にせよ、これで残る部員はあと四人ね!」
「うーん、やっぱり実際に部員が増えるとモチベがあがるねー」
 流本人の様子に気がつかないまま、新入部員の誕生に喜ぶ二人。
「っていうかそうだよプリン! 流連れてきたんだからプリンを買ってきてもらおうか愛
香さんよ、ふへへ」
 そして自分の発言からプリンのことを思い出した涼太が調子に乗り始める。
「なによ、今度って言ったじゃない」
「ふーん、別にいいけどね? 俺の鶴の一声で新入部員が一人減っちゃうかもしれないけどね?」
 そんな鶴の一声をかけられるとは到底思えないが、テンションの上がった男子というのは
たちが悪い。普段の鬱憤がたまっていればそれはなおのこと。
「……ふぅん、悪い子はにはおしおきね。えっと木刀は、と」
「ヒッ! ちょ、それは、おまっ」
「安心しろ涼太、木刀は俺が死守しといたぜ。木刀なしの武蔵なら小次郎でも勝てる……!」
「へぇ、連二君もそっちにつくんだ。ふぅん」
 愛香の冷たい視線に思わず目を背けたくなる連二だったが、これは男の戦い。冷や汗をか
きつつもその場からは動かない。
「勝負だ愛香、今日こそはどっちが下かわかってもらうぜ……」
「いいわよ。私が勝ったら毎日昼食にプリン買ってきてもらおうかしらね」
 いつの間にやら話は盛り上がり、茶番劇のようなプリン騒動が繰り広げられている。だがそんな
目と鼻の先で起こっている光景も、今の流の視界には入らない。

 ――私の話なんか、最初から聞いてなかったんだ。
 ――また、いつもの"お調子"に騙されたのか。

 ふつふつと沸き上がる怒り。そしてそれと同時に、自分が先ほどまで口にしていた恥ずかしい
言葉の数々が、まざまざとよみがえる。

『そ、それって……ラブ……ってことだよね?』『あたしたち兄妹なんだよ?』
『ナマ』

「へっへっへ、今日という今日はその出鼻をくじ――」
 涼太が台詞を言い終えることはなかった。
 中綿が飛び出しそうなほどに膨れ上がった人形を手にした流の右手は、肉を巻き込むかの
ような回転とともに涼太の頬に捩り込まれ、そして一時世界が止まったかのような感覚に
襲われた次の瞬間、全筋肉により押し出された拳による見事なストレートが決まり、その
餌食となった涼太が見事なまでに吹っ飛び、そして部屋の隅に積まれていたダンボールの
山が倒壊する豪快な音がプレハブ小屋から響き渡ったのだった。



103 :92@2/2 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/08(金) 22:35:32 ID:ibIQ/hP9


 後日談――。
 といきたいところだが、時間はあれから一時間とたっていない。そして、その一時間もし
ないうちに事態は深刻な問題に直面していた。
 それは涼太の頬の腫れがひかないことではなく、崩れたダンボール及びその中身の片付け
のことではなく、もちろん愛香の胃におさまったプリンのことでもない。
「私、絶対新聞部になんて入りませんから」
 それは、現在における唯一の希望が断たれようとしていたことだった。
 先ほどの一件が流の機嫌を著しく損ねたらしく、先ほどから愛香と連二が説得するも頑と
して意見を変えてはくれない。
「そ、そんなこと言わないで、ね?」
「そうだよー、面倒な仕事とかは俺がやるしさ。機嫌治し……」
「別に私怒ってなんて い ま せ ん か ら ! !」
「はいぃぃ!す、すいませんでしたぁ!」
 流の凄まじい怒号に、お調子者No.2の連二もただただ謝るばかり。やたらと女子に積極的
な普段の様子からトラブルにも慣れっこかと思いきや、まったくの期待はずれである。
 まぁ浮いた話は聞かないのだから、期待してはいけなかったのかもしれない。
 愛香は流に気づかれぬように小さくため息をついた。
 まだ新入生の呼び込みを始めてないとはいっても、確実だと思っていた一人が消えるのは、
やはり痛い。現在、部員はたったの三人。実績どころか活動すらまともに行っておらず、
勧誘案も決まっていない。さらに、ここは花形の運動部でもお気楽な漫研でもない。地味、
かつそれなりにハードな新聞部なのだ。現状からして、生徒会に指定された五人を集めることも、
そうたやすいことではないかもしれない。
 それがわかっているからこそ、愛香は頭を抱えているのだ。
「はっ! そんなに入りたくないなら帰ればいいじゃねーか」
 しかし、それがわかってるのは愛香だけだった。
「あぁ帰ってやるわよ。失礼しましたさようなら!」
「だあぁちょっと待った待った流ちゃん! おい涼太、お前とっとと流ちゃんに謝りやがれ!」
「なんで俺が謝んなきゃなんないんだよ! けっ!」
 涼太に関しては言わずもがな、先のことなど何も考えてはいない。
 連二は一見一生懸命のように見えるが、ただ女の子が好きだからという理由で動いてるだけで、
もしも流が弟だったとしたらきっと傍観していただろう。
 それはともかく、と愛香は考える。とりあえずこの場は流の入部が何よりもの優先事項。涼太を
市中引きずり回しにして見せてでも彼女を入部させなければこの新聞部に未来はない。
 ――流が怒っているの理由はわからないが、まずは涼太に何とかして謝ってもらわなければ。
 腹をくくった愛香は、表情を引き締しめて顔をあげた。
「こんの……馬鹿あニィィィッッ!!」
 だが、時すでに遅し。
 顔を真っ赤にさせた流の放った渾身の蹴りが、涼太の股間部分に突き刺さる。
 声にならない声を上げる涼太、思わず股を閉める連二。
 その様子を目にも止めず、流は新聞部員に背を向けて走り去ってしまった。
 残るのは嵐が過ぎ去った後の静けさ。重々しい雰囲気が部室に広がる。
「いやーまいったね……」
 連二が力なく笑うが、重い空気にさらに磨きがかかるだけだった。
「やれやれね……。けど流ちゃん、何を怒ってたんだろ。部室についたとたんに機嫌が悪く
なったみたいだけど。ねぇ涼太、あんた連れてくる途中に余計なことでも言ったんじゃ……」
 いぶかしげな表情で振り返った視線の先にあったのは、明日のジョーさながら、燃え尽きて
灰のように白くなった涼太の姿。
「……何よ、ちょっと蹴られたくらいで大げさね」
「愛香ちゃん! こればっかりは男にしかわからんのよ!」

こうして新聞部正式設立は、また一歩遠くなったのだった。


※ここまで


104 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/08(金) 22:36:26 ID:ibIQ/hP9
「パトラッシュ、僕なんだか凄く眠いんだ」
ただの寝不足です本当にありがとうございました。
結局最後の部分が完成しなかったので、無理やりできてるとこをいじってこんなんになりました。
中途半端なので、ある意味リレーらしいかもしれない……。
後の人のことなんて全然考えてない終わり方だけど\(^o^)/
さて、新入部員勧誘スルーどころか一人減らしといたよ!
>>2さん、あとはまかせた。

105 :この名無しがすごい!:2009/05/09(土) 02:58:33 ID:Rgd1wUMu
よくやった92!
回想の『ナマ』には吹き出しそうになったw
そして俺が今いる場所は居酒屋…

『ご注文は?』

ええもちろんナm…おや誰か来t

106 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/09(土) 08:52:44 ID:LlWWzsUg
これはなかなかの躍動感。流ちゃんキャラ立ってますねぇー。
そして相変わらずいいとこなしの主人公!ww

新聞部はほんとに出来るんでしょうか?
続き読みたいw

107 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/10(日) 09:16:18 ID:iy7V2NrN
>>92乙。良かった!
おぉう、流が…
よし。じゃあ次は俺が書かせていただこう

108 :この名無しがすごい!:2009/05/11(月) 17:19:37 ID:KRIo3+qk
綾子先生を思案した者です。
新歓期間で忙しく、全く来れなかったが、凄い活気だなっ

オレも微力ながらこのリレー小説に力添えするよ。
改めてよろしく

109 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/11(月) 22:37:12 ID:pIDmDZsb
> 2さん
キタ!楽しみにしてますw

>>108
おお・・・綾子先生の。早く会いたいですよ!綾子先生。
ほんとは登場させたかったんですがちょっと盛りだくさんすぎると思って
自分のときは自重しましたです。
108さんの番も楽しみにしてますのでよろしくです

110 :この名無しがすごい!:2009/05/11(月) 23:31:41 ID:KRIo3+qk
>>109

じゃあ早速下書き程度に案を練って置きますよ。
区切りの良い順番で参戦しますね。

111 :この名無しがすごい!:2009/05/12(火) 03:58:58 ID:t3dQLLur
wkwktktk
>>2
>>108
楽しみに待っているぜ!!
新しい人も>>92のように参加してほしいな
俺もまた書きたーい

112 :この名無しがすごい!:2009/05/12(火) 12:24:57 ID:PnK90Xui
呼ばれて飛び出て>>92です
自分も綾子先生は>>14同様自重しました
嘘です三投稿目が書けなかっただけですorz
>>108に期待大

続きwktk中...

113 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/13(水) 09:52:33 ID:nScmiwQf
今から投下します。締め切り過ぎてごめんなさい!
大学さぼって書いちまった…

114 :第四話 1/3 by2 ◆FYz00L796o :2009/05/13(水) 09:57:09 ID:nScmiwQf

「しかし何であんなに怒ってたのかしらね、流ちゃん……」
「知らねーよ。ちっ、まだズキズキしやがる」
「わかる、わかるぞ涼太……! 俺が揉んでやろうか? ん?」
「おぉ、まさかお前の手技は男のデリケートゾーンにも対応してるのか。さすがエロ整体師・連二の名は伊達じゃねぇ」
「ちっち、カリスマ性体師・連二さまと呼びな」

 股をさすりながらぎこちなく歩く小柄な少年、その隣で両手をコキコキ怪しくならすそこそこイケメン。そんな二人を呆れた目で見る長髪の少女。
夕陽の射す帰り道を、涼太の家を目指して三人は歩いていた。
 部室を走り去った流を探し、あれから長らく校舎内を歩き回った三人だったが発見できず、
結局もう帰ってしまったらしいという結論に達し(「ダメだ流ちゃん帰ってたよ、靴がない」
「そか。ん、てか連二お前なんで、流の靴箱の場所知ってんの?」「ああ、いや大丈夫、まだ
匂いとか嗅いだだけだから」)とにもかくにも涼太をもう一度流に謝らせるため、そして目下
唯一の新入部員候補である流を獲得するため、こうして三人はわざわざバスを乗り継ぎ、
涼太の家を目指して歩いているのだった。

「二人とも下らない下ネタはいいから。ねぇ涼太、本当に流ちゃんが怒ってた理由に心あたり
ないわけ?」
「だからねーって。そりゃ確かに多少強引だったかもしんないけど、あいつだって部室着く
までは素直に連れられてきてたんだぞ? それを部室着いた途端に……」
「んー部室が気に入らなかったのかにゃー」
「でも、前に一回部室見に来た時は普通だったじゃない」
「あー全く俺の妹ながらめんどくせぇ、もういわゆる女のあれじゃないの、せ」「それ以上喋る
ようならその唇が二度と開かないよう縫い付けるから」
「……」
 閑静で平凡な住宅街を、ぎゃーぎゃーうるさく騒ぎながら三人は歩いて行く。ひたすら
似たような建物が続く並びから、次第に目指す建物が見えてきた。
 それはただの普通の一軒家。それ以上にも以下にも表現しようもない、ただただひたすらに
普通の一軒家であり、これこそが早乙女家であった。
 涼太のみならず二人にとっても何度も訪問し慣れた家だが、しかし三人は門の前で立ち止まる。
 愛香のため息が響いた。
「涼太。ホント流ちゃんにちゃんと謝るのよ。何にせよ涼太が悪いに決まってるんだから」
「へいへいわかったよ。謝ればいいんだろ」
「くー、相変わらず愛香ちゃんは辛辣だなぁ。だがそれがいい」
 うんざりした顔でドアを開ける涼太、その後に二人も続く。玄関には、微妙に
脱ぎ散らかされた小さなローファーが一足。その隣にさらに適当に靴を脱ぎ散らかしながら、
涼太は廊下の奥に呼びかけた。
「ただいまー。おーい流。いるんだろー?」
 その声に呼応して、玄関より続く廊下の奥からぱたぱたと可愛らしい足音が聞こえてきた。
「ニィおかえり、さっきは多少はあたしも言い過ぎ……」


115 :第四話 2/3 by2 ◆FYz00L796o :2009/05/13(水) 09:58:14 ID:nScmiwQf

角からスリッパを履いた流が現れ、しかし玄関に愛香と連二の二人もいるのを見て、
先ほどのことを思い出したのか少しばつの悪そうな顔をする。

 だが、ここからが始まりであった。

 玄関の上がり口から奥へ呼びかけた涼太は、廊下の奥に現れた流の姿を認識したその瞬間、
その流に向かって猛烈なダッシュを開始した。
 身体を倒し強力な加速をつけたそのダッシュは、短距離のスタートなら理想的なフォーム
だったかもしれない。だが廊下は五メートルもなく、奥にあるのは壁と、そして紛れもなく
涼太自身の妹である流である。だがその全速力っぷりはその二つに衝突することを全く
ためらわないどころか、どう見ても全力でそれを狙った加速だった。当の流も「えっ? えっ!?」とただただその場で困惑し、突然自分に向かって猛ダッシュし始めた兄を指をくわえて見る
だけである。
「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
涼太の猛々しい雄叫びが廊下に響く。まさにラグビータックルばりに妹に全力衝突するか
と思われるその直前、涼太の両足は大きくフローリングを蹴った。空中に舞った涼太の身体は、
頭の方から流へ突っ込んでいく。
「あれは……今日俺達が体育でやった飛び込み前転!?」
「いいえ違うわ、あの体勢を見て!」
 二人が指差す先で涼太は身体を折りたたみ、空中でありながらあたかも架空の地面に伏せる
ような格好になる。そのまま涼太の身体は猛烈な勢いで流の真横、紙一重のところを吹っ飛び
通り過ぎた。
そのままズザザザと激しい音を立てて着地、床を削る涼太。しかもあたかも月が地球へ同じ
面を向けながら回るように、空中でひねりをつけ回転しながら通り過ぎた涼太の身体は、
伏せた頭を流に向けながら尻で激しく壁に衝突、止まった。
 そう、ジャンピング土下座である。……いや、さらに高度な『ジャンピング土下座ひねり』。
それを涼太はやってのけたのである。
 そのまま再び涼太の声が廊下に響いた。
「ながれええっ! すまんかったぁっ! この通り、全身全霊で謝るからっ!」
「……え!? え、何、何なの? 何なのこれ!?」
 涼太はそれ以上は口を閉ざす決意らしく、敬虔な教徒が膝まづくように、ただただ額を
自宅のフローリングにこすりつける。
 しばらくして、意を決した様子の愛香も頭を下げた。
「ごめんなさい流ちゃん。あなたのおかしなお兄さんが頭のおかしなことをしたのなら謝るわ。だからどうか許してあげて! どうかさっきのことは謝るから、新聞部のことをもう一度
考え直してください!」


116 :第四話 3/3 by2 ◆FYz00L796o :2009/05/13(水) 10:00:49 ID:nScmiwQf
「え、いやそんな愛香さんまで……あ、頭を上げてください」
 ひたすら全身で謝罪を表す二人を前に、事態がいまだ飲み込めていない流はぬいぐるみを
握り締めて右往左往するばかり。
 その様子を見かねたのか、『第三の男』連二がやれやれといった風でわざとらしいため息を
つき、流に耳打ちした。
「流ちゃん。入部するかどうかは流ちゃんの自由だけど、このままだと流ちゃんの大好きな
お兄ちゃんが、美人で勝気な編集長さんに取られちゃうかもねん」
「――っ!!」
 途端に耳まで赤くなり、ぼすぼすとぬいぐるみで隣の連二にボディーブローを見舞う。
 ひとしきり連二を殴り終えて、はぁはぁと荒い息で流は頭を下げている二人を見やる。
まだ赤い顔を、運動(ボクシングwithぬいぐるみ)をしたせいだと自分に言い聞かせて
でもいるのか、お気に入りのぬいぐるみを両腕の中でこねくり回しながら、言った。
「べっ、別にあたしだって新聞部入りたくないってわけじゃないし、そもそも高校入ったら
何か絶対新しいことしようって思ってたんだから! それにせっかく入るんなら、その、
まだ高校のこととかよくわからないし、だったらニィと一緒にすればいいとか、
色々便利かなって思ってたし……。だから、んーもう、わかった入るよ! 入るから土下座
とかやめて〜!」
 ぬいぐるみの頭が、曲がってはいけない方向へ曲がっていた。


117 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/13(水) 10:01:51 ID:nScmiwQf
うおおい、改行し忘れたところがちらほら。
正直急いでやったから突貫工事ですみません
じゃ、大学行ってきます ノシ

118 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/13(水) 17:15:35 ID:5rZx869p
すいません、この妹どこで売ってますか?

>>2乙です!
流が無事入ってくれてほんとよかった……
世は満足じゃ、褒めてつかわすぞようわなにをするやめr(ry


にしてもこの小説、エロエロである

119 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/14(木) 02:20:02 ID:AKkP/S4f
>>2
お疲れ様!
「今日俺達が体育でやった飛び込み全転!!」
ここで吹いたwww


さぁ次の勇者は誰だ!?

120 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/15(金) 04:56:01 ID:+W5WvZ5P
流が無事(?)入部しましたねぇ
連二の耳打ち→ボディブローがツボりましたw

流ちゃん作家陣に大人気だなぁ。
では愛香は俺の嫁ってことでひとつ・・・。

今回で連二も気に入ってしまったのでどっかで活躍させたいです。
あ、主人こ

さぁ、次はどうしなるんでしょう?

121 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/16(土) 21:25:04 ID:LeZOEBIT
意外とどのキャラも皆に人気w いいと思います。

>>120
バーロー、愛香は俺の嫁だ

そろそろ綾子先生登場→新歓の話題か?

122 :14 ◆jQpivhkGCc :2009/05/16(土) 22:11:10 ID:wTMcfNow
ちと連日の夜遊びで、体力的に死んでいる私ですが、一応綾子先生の発案者>>14なので、体力の続く限り書かせて頂きたいと、思います。
いいでしょうか?

まぁ少し案を練るので、投稿は明日明後日の可能性が濃厚なんだが……。

123 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/16(土) 22:13:40 ID:wTMcfNow
>>14じゃない42だったorz
スマナイ

124 :39:2009/05/17(日) 17:04:43 ID:NC2IZdV0
頼んだ!

125 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/17(日) 19:17:34 ID:wfeDl8wW
>>42
全俺が待っていた

126 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 19:58:26 ID:vxTVGaK1

                       *

木曜日、今日の天気はオレと共に晴れやかな感じ。
学校も桜の木々で華やかに着飾られ、春麗な雰囲気での登校は、新聞部の面倒くさい問題をものの見事に忘れさせてくれる。
この日は短縮授業で昼には解放される。そしたらプリンを買って……。
――新聞部……。
つい思い出してしまった。
昨日から新入部員獲得の方法を考えてなかったわけではない。でも、こんな錆びれたプレハブで活動している部活に誰が振り向いてくれるだろう。
それにオレは愛しの妹、流を見事新聞部に入れたではないか。貢献率だけで言ったらオレが一番だな。後はあいつらが一人見つければ……。
しかし、そう考えながらもついつい新入部員を探してしまう自分がいる。やっぱり早くメンバーを集めて活動を始めたいという気持ちは、普段はおちゃらけているオレの中にも強くあるようだ。
   とりあえず今日は昼から部室で作戦会議だ。

  授業という授業もなく、あっという間に時間は過ぎ去り、正午には教室を後にすることができた。

 まずは、プリンっ!
昨日も愛香にプリンを取られたし、もうこれ以上は失敗できない。オレはプリンを食べないまま生き続けると三日で息絶えてしまう体なのだ。すくなくともオレはそう思っている。
だんだん足早になっていく……。もう我慢できない!走ってやる。
オレは猛ダッシュで階段を駆け下り、昇降口を走り抜け、購買のある曲がり角を曲がった。
教室を出てから約一分。タイムはなかなかだ。これならプリンは確実だろう。

「おばさんっ、プリン一つ下さい!」
「あらぁ、今さっきね、女の子が最後の一つを買って行っちゃったのよ。ごめんなさいねぇ」
「え?何て?」
「プリン、売り切れになっちゃったのよ。本当にごめんなさいねぇ。また買いに来てちょうだいねぇ」
「え?何て?」などともう一度聞いたらさすがにクドいので、確認は一回で我慢しよう。
僕は床に崩れ落ちた。
 今日のオレのペースは完ぺきだった。なのに、どうして……。
「おばちゃん、買った女の子はどういう人だった?」
「たしかぁ、髪が肩位のセミロングで、印象は勝気な感じだったわねぇ。でも見た目はとても可愛らしかったわよ」
「……愛香だ。
 あいつ……。オレのためにこんなに早く購買に来て……。いいとこあるじゃんよ!よし、いまから会いに行くぜ!オレのプリンちゃん!」
床に手をついて独り言を多用する少年を不審にみる購買のおばちゃんや周りの生徒のことなど完全に無視して、オレはダッシュで部室(の冷蔵庫)へと急いだ。


127 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 19:59:14 ID:vxTVGaK1
扉を勢いよく開け放ち、その勢いに驚いて椅子から落ちかけた愛香に感謝の言葉を捧げ、冷蔵庫に直行。だが、プリンがないじゃないか!
「愛香!プ、プリンが、なっ、無いっ」
「そんなはずないわっ、ちゃんとあたしがあんたに見せびらかして食べようと思ってそこに置いておいたんだからっ!ってあんた!あたしのプリンたべるつもりなのっ?」
愛香が凄い形相でこっちに向かってくる。昨日はくれるって言ってたじゃんか……。
「ホントに無いわ……。あんた盗んだんじゃないわよね?」
「オレは今来たばっかだぞ!それに昨日はプリンくれるって言ったじゃん!」
「昨日は昨日、今日は今日よ。それより、早くプリンを見つけましょっ」
「さきに見つけたらオレのもんだからなっ」
「あたしよりトロいくせに、そんなの無理に決まってるじゃない」

そこにプレハブのドアが開いて、流が入ってきた。空のプラスチック容器とスプーンを持って。
「流……、お兄ちゃんの、お兄ちゃんの大事な大事なプリンを知っているかな?」
流は、はっとして愛香の方に視線を送る。
愛香は何かを思い出したような顔をして、手で口を覆った。
「あの……ね、お兄ちゃん、あたし、違うの!お兄ちゃんのプリンって知らなくて、でも、黙って食べたんじゃないし、あの、ごめんなさい!」
「な・が・れ、お兄ちゃんは、お兄ちゃんはっ!ほ……」
「待って!」
愛香の微妙すぎる割り込みのせいで完璧にタイミングを失ったオレは、とりあえず口をぱくぱくしてみた。
「流ちゃんは悪くないの。さっきまでつい忘れてただけで、プリンをあげたのはわたしなのよ。流ちゃん、一人で部室にいて暇そうだったから、涼太には内緒でって……」
妹はこくこくと必死そうに頷いた。
「つまり、愛香、お前が全ての元凶か!」
「そっ、そうよっ!でもあたしのプリンだからねっ!どうしようとあたしの勝手じゃない!」

ここからはいつもの通り。
オレと愛香の第四十六次プリン戦争なるものが勃発した。展開は昨日と同じなので割愛。


128 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 20:02:41 ID:vxTVGaK1
「こ、こらーっ、ケ、ケンカはダメですっ」
戦争勃発5分後、平和維持軍なる救世主が、白熱したオレと愛香と、おろおろした流の元にやってきた。
「アヤちゃんっ?」
オレと愛香が揃って言葉を発した。若干のハモりにお互い嫌悪感。
「涼太君!女の子と喧嘩しちゃだめよっ。男の子は女の子に優しくしないとっ。あの、愛香さん、ケンカはあまり良くないと思うのです……少しだけ我慢なさった方が……」
何で相変わらず愛香にだけは敬語なんだよ……。
「僕もいるっよ〜」
後ろからやけに声色を変えて喋っている奴がいた。まぁ彼は女好きで、僕らの顧問、小林綾子先生はそこそこの美人なのでテンションが上がってしまったのだろう。まぁ、テンションの上がり具合がそこまで上がりきれていないあたりが彼らしい。
これは、そこそこな人間である彼ならではのスキルといえよう。

完全に戦いの雰囲気から遠ざかってしまったので今回は無効試合ということで。

「まぁ連二もそろったことだし、そろそろミーティング始めましょうか。ところで、何でアヤちゃんがここにいるの?」
愛香の鋭い言葉が先生の心に突き刺さる。
「えっ……? だって……。あたし、一応顧問だし、みんなの様子見ようと思って……」
大の大人が、たかが女子高生の一言で今にも泣きそうになっている。
「いやぁ、いいじゃんいいじゃん?先生可愛いし居るだけで華があるっていうかさ、
いや、流ちゃんと愛香様もとても可愛いございますよ。でも沢山の美人にかこまれると僕らとても幸せなんですよー」
どう考えてもやっちゃった感のある発言だったにも関わらず、半泣き状態のアヤちゃんは、彼の言葉を神の救いが降りて来たかのように喜び、連二にはぐした。
彼のやったぜ!というVサインと周りの冷たい反応が部屋に充満する。

――とりあえず気を取り直して。

「みんな何か新入部員獲得の良い案を考えてきた?」
愛香が発言し辺りを見回すが、誰も反応はない。
みんな考えてきていないわけじゃなかったが、どうも画期的な方法を思いつけないでいた。
ちらほらと意見は出るものの、部員確保につながりそうなものは正直言って無い。
思うように意見がまとまらず、皆がだれてぐったりし始めたころ、連二がまたもや口を開いた。
「アヤちゃんは、何で剣道できないのに剣道部顧問だったの?」
おっと、これは禁句でしょ……。
しかし今度のアヤちゃんは少し頑張って発言を返してきた。
「あ、あたしだってその気になれば剣道ぐらいできるのよっ!」
綾子先生は、机の脇に立てかけられた木刀を手に持って勢いよく振りあげた。

――ガシャンッ。

申し訳なさそうに先生は後ろの方を振り返る。
床には、割れた花瓶が花びらのように飛び散っていた。


おどおどするアヤちゃん。
手際よく拭き掃除とガラス拾いに手をつけるオレと連二。
今月でもう二回目である。
「センセっ!」
愛香が笑顔でアヤちゃんに詰めよった。
「はぃ……ごめんなさい!でもっ、わざとじゃないんですっ」
「校庭一周っ?」
彼女が半ば冗談でそう言うと、本気にしちゃった先生は謝りながら急いで部室から出て校庭を走り出した。
なぜ彼女は愛香には逆らえないのだろう。というか先生、下校途中の生徒たちがあなたの走る姿を見て笑っていますよ。

「はぁ、何かいい案ないかしらねぇ。新聞部らしい良い案が……」
校庭をヒールを履いたまま走る綾子先生を窓から眺めながら、皆ため息を漏らした。

任務から帰還したアヤちゃんに連二がお茶を入れてあげた。
「はいどうぞ、綾子さん」
「わぁ、ありがとう!」
「いえいえ、僕は先生の喜ぶ顔を見れるのなら何でもしますよ。今度二人で食事でもいかがですか?」
「えっ?だって、あ、あたし先生だしっ、連二君は生徒で……、だから、その、えぇっ?」
生徒相手に本気で恥じらう先生に叱咤する部長と、連二の言葉にほとほと飽きれて蹴りを入れるオレの妹。グッジョブ。


129 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 20:09:41 ID:vxTVGaK1
はい、とりあえず書き終えました。そして綾子先生登場です。笑
一応展開はさほど変わっていないで続きは書きやすいかなと勝手に解釈しています。
何分普段は暗い小説ばかり書いているので今回のリレーは、とても勉強になりました。
推敲は一応一度目を通したのですが、何分急いでいたので文章に自信がありません。
その点はどうか目をつぶってもらえると幸いです。
ただ、楽しかったです!ただ私が書いたことで、内容がつまらなくなっていないか不安ですね……。
皆さんとても上手なんで……orz

また順番が回ってきたら書きたいです。

皆さんこれからも宜しくお願いします。

ありがとうございました。

130 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 20:24:34 ID:QDmbb8NG
はいサイアクorz
sage全角にしてしまった……
本当にすまない。
これからはもっと注意するよ

そして!と?の後の空白忘れてたorz

131 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/17(日) 21:20:24 ID:wfeDl8wW
>>130
ここは全然堅苦しい場じゃないんで大丈夫だ。
そして宣言から一日で投稿してくれた42。グッジョブ。

132 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/17(日) 22:43:41 ID:QDmbb8NG
>>131
だが、早い分内容が微妙になりがちなのが少し心残りだ

まぁ次の方に期待

133 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/19(火) 07:38:20 ID:JfNapEDg
おおお・・・あやちゃん!(泣)
油断してちょっと見てなかったらすぐに投稿されてたんですね。
愛香になぜか腰が低いところとかイメージぴったりでしたw

ところでいつか絵も欲しくないですか?
欲張りかもしれませんが。んがー。

それと・・・スレ主の1さんはどちらへ・・・。
次どうしましょうねー。

134 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/19(火) 20:04:50 ID:f2XQjjfS
俺は五月いっぱいはムリだな、誰か任せたぜ
そろそろ一周したので14が書けばいいんでないかとか言ってみる
1は忙しいのかなぁ…

絵師が来るほどの人気を出せばあるいはw
もっと人集まればいいのだけどね
でも俺はこのまったり感も嫌いじゃないですぞ(´ω`)

135 :この名無しがすごい!:2009/05/19(火) 20:06:08 ID:f2XQjjfS
言い忘れた

先生可愛いなw

136 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/20(水) 00:48:08 ID:rcQzDHyB
ちょいとここまでを整理しました


※ここのルール

>>56


※初期設定、書き出しまでの流れ

>>1->>61


※ここまでの投稿

>>62>>63>>64
>>87>>88
>>102>>103
>>114>>115>>116
>>126>>127>>128


※ここまでの参加者

 1 ◆qFyZDOv1zQ
 2 ◆FYz00L796o
14 ◆YFUEoRkm9k
39 ◆RYJnY4VaGM
42 ◆jQpivhkGCc
92 ◆0SKiN0HPgE

137 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/20(水) 00:54:25 ID:rcQzDHyB
>>134
うーむ、ちょっと考えてみます
でもまだ立候補しないので書きたい方は遠慮なくドウゾ!

まったり感いいですよね
同意ですw

138 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/20(水) 09:05:01 ID:94ejU2Uq
俺もこのまったり感は好きだ。
まぁ、やりたい奴が、やりたい順に書いてけばいいんじゃなーい

>>133
確かに絵はホスィ
よし、絵師さんが集まってきて争奪しあうくらいの
小説にしてやろうぜ

139 :この名無しがすごい!:2009/05/21(木) 14:31:05 ID:jdGTjZG/
>>136

まとめ乙です。

私も今のまったりは好きですね。
絵師さんが来たら話題になりそうですな。
まぁそうなれるよう、私は日々文章を上手く書けるよう頑張らなくては。

140 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/21(木) 14:31:51 ID:jdGTjZG/
あ、42です。

141 :39:2009/05/30(土) 02:45:53 ID:xSp5Z9dW
流れが完全に止まったな

というわけで俺が書こう
うpは6月1日になる予定

142 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/30(土) 04:18:26 ID:jp2poTgq
ちょっとテンションあげてきますか

私も自分の小説の合間に時間あればネタ考えておきます

じゃあ楽しみに待ってます

143 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/30(土) 10:40:29 ID:AhhqmioY
おお・・・書こうかなぁと思って合間にちょいちょい書きかけてはいたんですが
話がうまくまとまらなくてなかなか宣言できずにいましたお

39さんよろしくです

144 :39:2009/05/30(土) 17:36:17 ID:xSp5Z9dW
まかせてちょんまげ!

>>42
ごめんなさい質問でございまする
あやちゃん先生が登場する前のプリン騒動、あれは伏線なのでしょうか
流達の様子がそんな風に捉えられたので、教えていただければ幸いです(__)
42氏的にプリンで話を広げたいか、あやちゃんで話を広げてほしいか教えてくだされ〜

145 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/31(日) 00:48:51 ID:UhptLw3J
いや、特に考えてなかったと思う。勢いですぐに書き始めてしまったからな。
多分、あやちゃんを出したいがためにプリン騒動を巻き起こしたのかと……。

とりあえず伏線は張ってないから、好きなように話を進めてくれて大丈夫だ

ストーリー展開を進めるなり、もうちょっとプロローグ的な感じでプリンネタや綾子ネタを書くなり、自由にやっちゃってくれ。

そこらへんは39さんに任せますよ。

そして返事遅れてすまない

146 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/05/31(日) 02:53:18 ID:469uSr+2
二、三回覗いてたんだけど書けないのに書き込むのは如何なもんかと思い
傍観してましたすいません……自分はしばらく書けなさそうです
42さん乙!ノリが若干けいおウワナニヲスルヤメr
39さんよろしく、テカッて待ってます


今村上春樹読んでて、文体に影響がでてるという恐怖……

147 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/31(日) 09:23:30 ID:/E90ZV/B
何故かPCで投稿規制されているので携帯で
寝ぼけ眼で書いたので脳内補完よろしくです

148 :1/3:2009/05/31(日) 09:24:39 ID:/E90ZV/B
 さすが早乙女流(あ、これナガレじゃないから、リュウだから)の使い手である我が妹はとりあえず放っておいて……。
「はぁはぁ、れ〜ん〜じ〜……今日という今日はぁ……」
「うわ、やめてく……当店はノータッチでござぁぁぁああああああああい!!」
 すまん、放っておくのは無理だ。
「お前ら、騒ぐのはいいけどな、ちゃんと案を考えろよ」
 涼太のその言葉に、振り上げた流の右拳が動きを止める。
「……だって」
 そのまま右腰にしな垂れていく。小柄の流にはぶかぶかのカーディガン、少し短めのスカートから伸びた太ももが見える。
「だってもくそもないよ。流ちゃん」
 目にかかる程度に伸びた前髪。その奥から見上げるようにして、ぼこぼこになった連二の表情がある。
「だ、だって!!」
 横を向いて俯いていた流の顔が振り向く。
「もう一人集まらなくちゃ、廃部になっちゃうかもしれないんでしょ!? それなのにいい案も出ないし……八当たりってわけじゃないけど……」
 悲しそうに寄せた眉。だんだんと見えてきた後ろ髪に、赤い玉を付けた髪留めがある。
「大丈夫だよ、流ちゃん」
 伏せられていった流の瞳が、再び連二を見る。
「オレたちも遊んでいるわけじゃないんだ。いい案はきっと見つかるよ」
 両膝を立て、腰を地面に下ろしている連二の表情は厳しくも、眼差しは優しかった。
「連二……っ!!」
「そうよね……頑張りましょうっ」
 両肩を上げ、瞳を輝かせる愛香。その前にいる綾子先生も、両手の平を合わせて大きく頷く。
「れ、れんじ……」
「何だい?」
 優しげな顔つきで、連二の首が流に戻る。
「あ、あの……ア、アタシ……その」
前スカートの裾を握る流の両手。その片手には豚のようなぬいぐるみが垂れている。
「ご……ごめん」
「ふっ」
 顔を左に逃がし、
「いいってことよ……それより!!」
 立ち上がる連二の腰。
「皆で新たな『女子』部員を獲得しようぜっ!」
 そのまま天井に向かって、右拳を突き上げる。
 流、愛香、綾子先生は顔を見合わせ、
「お〜〜〜〜!!」
 連二の右拳に合わせた。綾子先生だけは両拳を突き上げている。
「……連二」
 意気投合する三人の手前に映る、涼太の後ろ姿。

「お前、それハーレムになるのが目的なんじゃないか?」

 その言葉に、一瞬で部室内の空気が凍った。

149 :2/3:2009/05/31(日) 09:26:29 ID:/E90ZV/B
「な、何言ってんだよ!?」
 涼太に振り返る連二。頬が引きつっている。
「れ、れんじ……?」
「連二、あなた……そ、そんな」
「そんなこと、思ってないですよね?」
 眉をひそめる流、愛香、綾子先生。
「思ってるわけないっしょ!?」
 連二は体を三人に向け、
「オレ!! オレの顔を見てくれよ!!」
 自分の顔を右手で指差す。
「……怪しぃことは」
「思っては……」
「なさそう、ですね……」
 そんな連二に忍びよる涼太。連二の耳に手を当て、口を近づける。
「綺麗なストレートのロングヘアーと端正な顔つき、武蔵女王」
 ぴくりと連二の耳が反応する。
「可愛い、元気……れんじニィ」
 ぴくぴくり。
「ぽけぽけの天然ながらも抜群のスタイルを持っている、ミスボイン」
「な、何を言っておらるますか!?」
 両肩を掴まれる涼太。
「わ、我輩はその様なヨコシマな考えなぞ思ってはおりませぬ!!」
 連二の両腕に首を揺らされている涼太の唇の端が、
「……ほう? なら皆に、真剣なお前の表情を今一度見せてやれよ」
 悪魔のように釣り上がっていた。
「み、みんなだってオレのこと分かってくれるよな!?」
涼太の両肩に腕を置きながら、顔だけを振り返らせる連二。
「連二……」
 愛香が首を逸らす。わなわなと眉が震えている。
「連二君……」
 綾子先生が右手を唇に寄せる。悲しそうに目を落とす。
「れ、ん、じ、ぃ、ぃ〜〜〜〜……」
 二人の下から現れた流が、目を瞑ったまま右拳を震わせている。
「み、皆何でだよ!? もっとオレの顔を見てくれよっ!?」
 連二の顔は、真剣だった。
 さきほど皆と誓いあった右手が握られ、瞳はしっかりと皆を見据えている。

 その顔から、一筋の鼻血が流れていた。

「説得力がなぁあああああああああああああい!!」
「うわ、やめてく……当店はノータッチでござぁぁぁああああああああい!!」

150 :3/3:2009/05/31(日) 09:29:49 ID:/E90ZV/B
「うんうん、それでこそミスターそこそこだ、連二。お前、輝いてるぞ……!」
 数回頷いた後、埃が巻き上がっていく流と連二を背にする涼太。
「でさ、こんなことより結局どうするんだよ。新入部員」
「う〜ん……それなんだけど、さ」
 腕を組みながら、人差し指を顎に添えた愛香。傾げている首に長い髪が伝っている。
「センセ」
「うひゃう!?」
 その瞳と唇が、にやりと笑っていた。
「バニーガールになって看板を持ちながらチラシを」
「ストップ!!」
 肩を縮ませて震える綾子先生の姿を、左腕で隠す涼太。
「何よ、いい案じゃない」
「いや駄目だ! それはハとか、ルとか、ヒとかの人が憂鬱になるから駄目だ!」
「むぅう〜……ふんっ」
 長い黒髪を舞わせて、そっぽを向く愛香。
「何よ……いっつもいっつも他の人ばっかり庇っちゃってさ」
 顎を落として呟く愛香の言葉は、
「とにかくだ!」
 両手を叩いた涼太には聞こえなかった。
「愛香だって言っただろ? 新聞部らしい良い案を考えなきゃって」
 握った両手を軽く振りながら思案する涼太。
「新聞部らしい、ねぇ」
 いじけた表情のまま、唇だけを尖らせる愛香。
「あ、あの……」
 涼太の肘を摘まむ綺麗な手。
「はい? 何すかアヤちゃん」
「も、もうっ、アヤちゃんは止めてよぅ。あたしだって先生なんですよ?」
 振り返った涼太の先に、縮こまった綾子先生が涼太を見上げていた。
「はは……ええと、すんません。それで?」
 後ろ髪を掻きながら、苦笑いを浮かべる涼太。
「あ、あの……新聞部らしく、だよね?」
「はぁ」
「だったら、顔を書いた団子のポスターを」
「ちょっと待てぃ!?」
「むぐっ」
 涼太が慌てて綾子先生の口を塞ぐ。
「どうして団子!? なんで人生!? ついでに言えば新聞部らしいかそれは!?」
「むぐむぐ」
 両腕を軽く上げ、目を白黒させる綾子先生。
「あ、そうよねっ!」
そんな二人の奥で、愛香が胸元で両手を打った。
「……団子は駄目だぞ?」
「何言ってるの、違うわよ。新聞部らしい良い案を思いついたのっ」
「……おい待て、やっぱり言わなくていい」
 首だけを愛香に向けた涼太の顔が、引きつっていた。
「ねぇ涼太、私はやっぱりこう思うのよねー」
 軽く傾げた首元。合わせた両手を左右に揺らしながら、
「ここは新聞部らしく、誘拐しましょっ」
 にこにこと笑う愛香が、そこにいた。

151 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/31(日) 09:36:48 ID:/E90ZV/B
書き上げるにあたっての変更点
@連二の一人称を『オレ』に
A一人称『あたし』が流とあやちゃんで被ったので、流の一人称を『アタシ』に

こんなとこかな
さぁ、誘拐しようか

152 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/31(日) 09:54:27 ID:/E90ZV/B
>>145
レスありがとうございました
プリンは全く触れずに話を進めてみました
あー、連二に対するあやちゃんの言葉が敬語なのは誤字です治してなかったです申し訳orz
こんなあやちゃんでよろしかったでしょうか

眠い、休日の朝を有意義に使ったな俺
そろそろ14氏に書いてほしいなぁなんて思っていますがどうざましょ

153 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/05/31(日) 10:11:19 ID:QPgzTIP5
おはようございますw
スレ更新したらちょうど投稿が!

しっかし筆(キーボード?)が早いですね〜!裏山!!!

誘拐すりゃあいいんだねぇ〜?
愛香ちゃんがそう言うならオイラなんでもやっちゃうよぉ〜www

ってことで次行きますお^^^^^^
3日以内に書けるだろうか!不安だ!

154 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/05/31(日) 15:57:02 ID:UhptLw3J
>>152
全然OKですよ。
それにしても執筆速度早いですね。
ぜひ見習いたいものです。
そして妹の太もも〜に燃え!
物語が進み始めた感じで楽しくなりそうです。
お疲れ様でした!

>>153
おっ、頑張ってください!
楽しみにしています。


155 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/05/31(日) 20:05:52 ID:/E90ZV/B
>>153
うはwwwwおkwwww
39愛香『うんうん!頑張ってくれるなら嬉しいわ。もちろん新聞部らしく…ね?』

このスレの流れなら多少遅くても大丈夫だと思います(´・ω・`)

>>154
良かった(__)
勝手にグラマー設定にしちゃいましたがよろしくです

156 :2 ◆FYz00L796o :2009/05/31(日) 21:47:18 ID:22kCTIic
俺がバイト探している間にこんなにスレが伸びてう!!Σ(゜д゜;)
いいよいいよー

157 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/06/01(月) 15:40:22 ID:Rnydnk6c
皆に提案でございやす

92氏が言うように俺も感じてたことなんだけど、スレが宣言、感想以外は書き込んじゃいけない雰囲気になっている気がするのですよ
だから雑談もおっけーにしたい
馴れ合いになってしまうから雑談は匿名でもトリありでも関係なしにしてさ
俺も皆がどんな人なのか、このリレー小説の登場キャラはどんな奴なのか興味あるし


どうでしょう?

158 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/02(火) 01:26:28 ID:vDRvklpg
たしかにそんな雰囲気(なぜか変換できた)ですよね
雑談全然OKじゃないでしょうか

俺としてはどんな形でもココに来る人が書き手でもROM専でもレスのみでも
楽しんでやれればいいと思うですよ


159 :2 ◆FYz00L796o :2009/06/02(火) 13:52:42 ID:rrj3nnPW
>>157,158 に全面賛成。
確かに何となくそんな空気があるから、
三日とか四日とかスレが止まったりするんだろうね。
ROMってる人も実はいるみたいだし、
そういう人達とも気軽に雑談してみたい。


じゃあさ、俺から聞きたいんだけど、
ぶっちゃけ皆リレー小説とかやったことある人どれくらいいる?
俺はこことは全然違うルールの一回やってみたくらいなんだが

160 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/06/02(火) 15:51:23 ID:OSeQ6qRV
そうですね。
みなで仲良くやった方が長続きしそうですし、賛成するよ。
>>159

リレーはやったこと無いです。だから今回が初めてになりますね。
というか、私は小説を書き始めてまだ3ヶ月やそこらの初心者ですので、書くこと自体まだそこまで慣れていないという……。
まぁこれからもよろしくお願いします。

161 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/06/02(火) 17:07:15 ID:C2QjyTiw
>>159
俺は今回が初めてだけど、自分の文を人がつなげるって面白いのなw

ところで質問だ
俺の文章って読みやすい?読みにくい?もっとこうすればいいとかあれば聞かせてほしいです

162 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/02(火) 22:35:53 ID:IJ3eAfj4
えっと、まず先に。まだできてません。ごめんなさーい!もう一日ください・・・。

>>159
書き出す前にちょっと申告しましたが
リレーどころか短距離も経験ないです。これまでベンチですらなくスタンドで応援です。
なのに第一走者に立候補してしまうような痴れ者です。
ああ、、、、時間かかって申し訳ないです。

>>161
ではド素人が僭越ながら・・・。地の文がもう少しあってもいいかもしれないですね。
かく言う俺が地の文が書けないというか苦手みたいなので余計に思ってしまうのですが。
今も会話ばかり出てきて地の文が進まないのです。
(お気づきの方、鋭いですね!そうです言い訳でs)


163 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/03(水) 20:57:37 ID:zdQRS2r0
さんざ時間かけてこれかよ!というくらいしか書けませんでしたがいまから投稿します。
(いちおう十行以上にはなってます・・)

164 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/03(水) 20:58:21 ID:zdQRS2r0
「あー!あー!あー!聞こえない聞こえない聞こえない……」
 涼太はとっさに『聞かザル』のポーズでささやかな抵抗を試みる。ほとんどの場合無駄な
抵抗に終わるのだが、それでもやらずにはいられない。
「ヘイ!パース!」
「うわっばか!」
どこから出したのか愛香がプリンを涼太へ放り投げると慌ててキャッチ。
無防備になった耳を引っ張られ有無を言わさぬ口調で問いかけられる。
「聞こえたんでしょ?」
「聞こえませ」
「聞・こ・え・た・の・よ・ね?」
「……した」
「よろしい」
 涼太の耳を開放すると仁王立ちで腕を組み言い放つ。
「もーね、グダグダ言ってても始まらないのよっ!今までだって多少の無理は通してきたん
だからこれからもそうすりゃいいの!」
「ま、それもそうだ。特に生徒会には相当無茶したからなぁ」
 連二がウンウンと感慨深げに頷く。
「おニィ達……なにしたの?」
 恐る恐る流が尋ねる。
「ん?ああ。脅迫とか監禁とか贈賄とか……」
 生徒会のある男子が愛香にラブレターを渡したときに同封されていたポエムのコピーを
ちらつかせたり、部室点検に来た際になぜか三時間ほど部室のドアが開かなくなって
じっくりお話をする機会ができたり、連二の描いたちょっぴり過激な萌えイラストを
コッソリ渡してみたり。その絵をみてニヤニヤしてる写真を撮られているのは言うまでも
ない。これら諸々の努力(こういったことを努力というのは社会通念上いかがなものかと
思うが)の甲斐あって半ば無理矢理に新聞部は設立(仮)までこぎつけたのだった。
「もういいヨ、うん」
「まだまだあるぞ?」
「ウ、ウン……大体わかったからぁ。アハハ……ハハ」
 なぜか取材するというより取材される対象になりそうな新聞部創立メンバーを眺めて、
やはりここに来たのは間違いではなかったか。流がそんなことを考え始めているように
見えるのは決して目の錯覚などではないだろう。ただし、この場合は誰の目にも入って
いないので気付かれることはないわけだが。
「で、今度は誘拐か」
「じゃ、よろしくね」
「今からかよ?!」
「あたりまえじゃない。今日五人そろえちゃえばあとはどうにでもなるんだから。
わかったらさっさと行きなさい」
 こうなった愛香に対しては交渉の余地はなさそうだ。まぁ、これまで交渉の余地なんて
あった試しはないのだ。
「涼太」
 連二が声をかけ立ち上がる。
「わぁーったよ。行くかぁ」
 涼太も動き出す。
「流ぇー。お前どうする?一緒に来るか?」
「だめよ。流ちゃんは私と話があるんだから」
「なんだよ、話って」
「活動内容のこととか何やってもらうとか話さなきゃいけないでしょ。それに新入部員に
誘拐なんてさせられないし」
「俺らはいいのかよ!」
「いいのよ。はい、いってらっしゃい」
 涼太と連二は「じゃあ行って来るわ」とプレハブから出て行く。
「綾子先生」
「なぁに?早乙女さん」
「おニィ達、誘拐とか言ってましたけど……止めなくてよかったデスか?」
「早乙女さん。先生にはそんな力はないのよ」

※ここまで


165 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/03(水) 21:05:16 ID:zdQRS2r0
こんな感じにしよう!というのが頭にあっても文章が進まないという感じでした。
ちょっと気分転換に動画とか見てたら時間が過ぎていくし・・・

もっと書きたかったんですがまとまってないのでここまでで。
なんか欲張りすぎて書けなかったのかなぁー。

あうあうあー!ですよ。あまりの書けなさに絶望した!!

とりあえず二手に分かれました。
次の方、よろしくお願いしますです。

166 :39:2009/06/04(木) 03:18:52 ID:e4choxFa
>>14
レス参考にします、さんくすこ&乙

なるほど、そう来るかw
さぁ次は誰が来るのかな、楽しみです

167 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/06(土) 09:47:24 ID:F2Wnt1ul
書いた後にいまさらですが
>>151で39さんが気にしていた一人称とかそろえていったほうがいいですかね?
なるべく気にしてるつもりですが複数人で書くという性質上、仕方ないことですが
多少はバラつきが出てしまいますよねー

決まり事でガチガチになっちゃって書きにくいですかね?決まってたほうが書きやすい?
俺なんかはあったほうが書きやすい感じがしたので・・・

そのほかにも誰かを呼ぶときの言い方とか。
例えば流に関して言えば「お兄ちゃん」「おニィ」などはどうしたもんでしょう。

168 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/06(土) 09:48:18 ID:F2Wnt1ul
ですが、ですが、ってなってしまった・・・もうイヤ

169 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/06/06(土) 13:35:57 ID:5htBCglC
近くの大学から文化祭の声がするのに、僕は昼まで寝てるニート生活
こんにちわ、92です

俺も決めた方がいいと思う、特に流と連二!
連二は糸目でお調子者で一人称は僕でめっちゃ気弱(打たれ弱い?)
ってイメージだったから結構チャラ造でびっくりしたし
流ちゃんは新聞部唯一の常識人で黒髪ポニテで一人称は私でお兄ちゃん一筋!
って感じ
涼太の呼び方は「お兄(おニィ)」がいいと思うんだ

みんなはどうなんだーい?

170 :この名無しがすごい!:2009/06/06(土) 20:00:53 ID:McwJx4ZD
まぁ性格は多少違ってもおkじゃないかな?
一人称と容姿だけは決まっててほしい
というわけで

涼太「俺」
連二「オレ(僕?)」
愛香「私」
流「アタシ(わたし?)」
綾子「あたし」
がいまんところ妥当かなと
書き分ける際に一人称が違ってた方が便利便利
容姿は要望があれば!

俺の想像する流はポニーじゃなくて、後ろ髪のアホ毛を縛ってるイメージだったよw
あれ?それってポニーなのか?

171 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/06/06(土) 20:07:50 ID:McwJx4ZD
トリつけ忘れた

>>169
すまん、ちなみに流はおニィ一筋だが、>>39の感じで表面状は嫌いと言ってくれていると嬉しい!
そこが萌えるというかうわ何するやm



トリ無しの方も意見もらえると嬉しいですね

172 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/09(火) 02:35:19 ID:XpqZeWCs
あら。雑談おkでもあんま変わらないですかwまぁ、まったりですからねー
んーと、自分の脳内イメージと呼び方はこんな感じでした。
「外見」の既存作品はあくまで見た目のイメージでして、とっかかりです。

<涼太>
外見:『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック。
   割とそのままをイメージ。髪は黒で後ろ髪はあんなに長くない。
   もちろんもっていかれてない。
呼方:涼太「おれ※」 愛香「愛香」 連二「連二」 流「流」 綾子「アヤちゃん」

<愛香>
外見:『けいおん!』の秋山澪。
   ストレートのロングヘア。前髪はあり。さっぱり系で過度なおしゃれはしない。
   ほんのちょっとキツめの顔立ち。かわいいより美人。(澪は「かわいい」なのかな・・・)
呼方:涼太「涼太」 愛香「あたし※」 連二「連二君」 流「流ちゃん」 綾子「アヤちゃん」

<連二>
外見:『新世紀エヴァンゲリオン』の青葉シゲル。
   これも割りとそのままをイメージ。年が違うけど。ブレザーでネクタイゆるゆる。
   タレ目っぽいかな。
呼方:涼太「涼太」 愛香「愛香ちゃん」 連二「おれ※」 流「流ちゃん」 綾子「アヤちゃん」

<流>
外見:『ハヤテのごとく!!』の三千院ナギ。いや、西沢歩か。
   つるぺた。ぬいぐるみ。ツインテ。リボン。(ちなみにハヤテあんまり見たことないです)
呼方:涼太「おニィ」 愛香「愛香さん」 連二「連二さん」 流「わたし※」 綾子「アヤちゃん先生、先生」

<綾子>
外見:『CLANNAD』の古川早苗。いや、『涼宮ハルヒ・・・』の朝比奈みくる(大人ver.)か。
   メガネ。ブラウスにタイトスカート。なぜかウルウルしてる。ないすばでー。
呼方:涼太「早乙女君」 愛香「北川さん」 連二「赤井君」 流「早乙女さん」 綾子「わたし※」


※自分のことは呼ぶ場合はいろいろありますが同じ発音のものは場面に応じては使い分けかなぁ、と
「俺」「おれ」「オレ」/「私」「わたし」「ワタシ」/「あたし」「アタシ」など

これ、単にこれまでの俺の脳内イメージなので>>169>>170>>171などあわせて訂正など
お願いしたいですますよ。
既存作品のキャラをイメージするのも良し悪しだと思ってますし。
いま考えた!もありますしw

173 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/09(火) 02:44:41 ID:XpqZeWCs
性格や振る舞いに関しては書く人のセンスでいいような気もしますが
カンタンにイメージの共有はしてもいいんでしょうかね?

39さんのような発案者のこだわりは酌んであげたいですね。
多少のばらつきが出ちゃうのはリレーの面白いところ、ということでいいと思ってます。

174 :この名無しがすごい!:2009/06/11(木) 15:19:58 ID:EWsbAUx4
支援age

175 :この名無しがすごい!:2009/06/11(木) 15:27:51 ID:802fy0BQ
流の涼太への態度はもう修正不可だと思うんだ……
最初の会話からすでに無理フラグが滲み出ている
そこに萌え(ryには禿同なんだけど

>>14に便乗
<流>
Toらぶるの妹、とらドラの大河、みなみけの三女
みんな容姿と名前しか知らないんだけどね(´ω`;)
あとけいおん!の中野梓も
<愛華>
俺の妹がこんなに可愛いわけがないの桐乃、ルイズかわいいよくんかくんかのルイズ
<連二>
我が家のお稲荷さま。の恵比寿

大体だけどこんな感じかな
個人的にはショタ男、ヤンキー姉、武士道女成分を補給したい(新キャラ的な意味で
んなこと妄想する前に七不思議ネタ考えろって話なんだけどね
まったく浮かばなくて困る……
長レススマソ

176 :この名無しがすごい!:2009/06/11(木) 15:29:51 ID:802fy0BQ
×修正不可→○修正不可能

かえてもいいのよ
ageage

177 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/06/11(木) 15:31:22 ID:802fy0BQ
連投しすぎを許して下さいorz
>>92です

178 :2 ◆FYz00L796o :2009/06/11(木) 19:10:12 ID:53lCtSqN
あーでも流の例えの三人は、凄いわかるかもしんない……

ていうかそうだ、七不思議だよ七不思議
そんな流れもありました

179 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/17(水) 02:08:54 ID:9vdIRgLO
アク規制で自宅PCから書き込みできないッ!!!

180 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/06/17(水) 03:50:18 ID:0KIgVdTA
何と言う過疎(^p^)
PC規制うZEEEEE!!

最近ネタが浮かばない……

181 :42ayako:2009/06/17(水) 13:54:11 ID:FTQ5VsHr
お久しぶりです
なかなか忙しくて来れなかったです

キャライメージは大体そんな感じでいいんじゃないかな

あやこ先生のイメージは見た目はとらドラの担任の先生で、性格はみんなが考えてるような和みありの空回り系ドジッ子でいいかなぁ

とりあえず七不思議提案者が私なんで、少し第一章のストーリーの内容に挑戦してみようかと思います。
まず、七不思議を科学的に行くのか、心霊的に行くのかなど、みんなで方向性を考えてみるのはどうでしょうか
また七不思議の舞台さは学校とか町とか沢山ありますが、主体はどこが良いでしょうか?

182 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/18(木) 05:56:06 ID:4xvLSi0a
携帯めんどくさい…

>>181
7つあるので科学系、心霊系、ドタバタ系、いろいろあっても
よいかなぁと思います。
でも統一感出すのもありだと思います。

舞台は自分が七不思議導入編書くなら学校かな、と思ってました。
新しい学校なのでまだ七不思議がない
→新聞部のエピソード7つ
→結果的に七不思議出来ちゃった

とか妄想してましたヨ

183 :39 ◆RYJnY4VaGM :2009/06/18(木) 19:08:25 ID:tHblXrYu
探すんじゃなくて結果的に不思議が出来ちゃったとかでもいいしねw

さて、我輩MFの締切があるので30日までなかなか来られないけど、7月入ったら立候補するわ!

184 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/20(土) 00:58:12 ID:tKpWgzZJ
規制解除されたっぽいのでカキコ

とりあえず
一人称は各自の裁量で。
見た目も書いたもの勝ちで。

でいいですよね。ちょっとまとまらない気がするので。
ただ、一応ルールなのですでに書かれたものに関しては肯定しましょう、くらいですかね。

ブレることもあるはずですが、ブレたなぁって思ったら改めて上書きする感じでいいんじゃ
ないでしょうか。でもケンカしないでねw

変えられても怒らない。ルールですのでここは守っていきましょう。
なので面白いと思ったらなんでもありいいと思います。
リレーなんで繋がらないと元も子もないですし。
ちなみに涼太発案は俺ですが好きにしてもらっていいですw

はやく七不思議編?突入したいですよねー。

185 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/06/27(土) 03:02:45 ID:AaB2SNoP
あらぁ・・・完全に過疎ってしまいましたねー

186 :42 ◆jQpivhkGCc :2009/06/27(土) 04:20:21 ID:UFJRunZU
忙しくてなかなか書く余裕がなくて、スレは見てるんですけど、レス出来なかったです。
そして、この前知り合いが新人賞受賞しやがったので、色々と焦ってまして筆が思うように進まないorz

皆さんも忙しいのかなぁ

187 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/07/12(日) 14:13:59 ID:OHVEUHFt
みんな元気かな?w

188 :2 ◆FYz00L796o :2009/07/14(火) 15:21:51 ID:hyDjioXE
元気!
ここも毎日見てはいるんだけど、いかんせん私生活が忙しすぎて
執筆立候補なんてとてもできない・・・

うーん、ここはageて暇な新規参入者を狙ってみる

189 :この名無しがすごい!:2009/07/15(水) 02:36:12 ID:wuMuSLZm
http://syosetu.net/k/kanou_rire_s/main.php?mode=12&cno=4&tno=208

血の刃というリレー小説です。
参加者お待ちしてます。
設定はある程度BBSに書きました。好きなキャラを作り、一緒に冒険しよう!!



190 :この名無しがすごい!:2009/07/19(日) 23:57:24 ID:kgTTaK97
>>189
自分の好きなように進めるから。
あと、お気にのキャラも創ったんで、活躍話もいれよかな。
てか、レベル低すぎ。

まぁ、嫌いな設定じゃないから好き勝手暴れまくるぜ(小説の中で)

191 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/08/10(月) 05:49:44 ID:Rh4dy3P3
久々にきましたよっと

192 :この名無しがすごい!:2009/08/26(水) 22:21:58 ID:xWPWAsBe
あれ? 誰もいないんすか
自分も書きたいんすけど・・・


193 :2 ◆FYz00L796o :2009/08/27(木) 00:27:13 ID:4StlSM82
>192 全然問題ない。むしろ歓迎。
是非続きを書いてほしい。
書いてくれたら俺も感想くらいは書くよ。

皆忙しくて最近過疎ってるが、君が書いてくれたら皆も感想とか
たぶんくれると思う

194 :通りすがりの作家志望:2009/08/27(木) 10:15:59 ID:wgOm8NXM
                                                *

 「ふう」
 誰もいない部室の窓際ににて溜息を一つ。愛香専用の古めかしいパイプ椅子に腰を落ち着け徒漫然と春の空を眺める。
 麗らかな四月の陽差しは目に優しく、所々に浮いた雲はもう、冬のように高くはない。
 窓を開けて外気を室内に取り入れる。――うん、良い風だ。そろそろ風にも芽吹きを促す栄養素が含まれてきている。これなら外での活動も悪くはないだろう。
 
 先週末の部員獲得案に付随して起きた騒ぎは編集長の裁量にて決着をみた。流石は仕切り屋の本領発揮と云いたいところだが……、そのどさくさにいらん課題
まで押付けられてしまい、お陰で週末は自宅の納戸をひっくり帰すはめに。
 突然何を始めたんだとどやすお袋を尻目に、敢えてそれを無視して敢行された探し物は果たして無事に、その傷だらけの姿を再び現すこととなった。
 「よいしょ」
 ナップザックに手を突っ込み、戦利品を引っ張り出す。
 カメラである。
 それも死んだ親父の形見だ。
 ――NikonF2フォトミックAS。詳しいコトは俺にも解らん。
 ただそれを眺めつつ、先週末に各々が言い渡された課題を思い起こす。
 ………
 ……
 …


 結局、誘拐してこいと云われても俺等二人の学内での奇行は割と密かに有名であり、在校生は云うに及ばず、何故か新入生にまで広く知れ渡っていてその日は
誰も捕まえるコトは出来なかった。
 ……幸いにも、と云っておこう。
 しかしそれじゃ済まないのが我々新聞部の編集長。――そして金曜の放課後。因みに俺達は今、部室の天井からロープで吊り下げられていたりする。愛香曰く、
 「昨日、結果はどうあれ何も報告せずに勝手に帰った罰よ!」
 てコトらしい。俺も連二も放課後、ホームルーム終了と同時に捕らえられたのだ。 
 「愛香ちゃーん、降ろしてくれー」
 連二が言うだけ言ってみた。
 「煩い! アンタ達本当に使えないわね、高々新入生の一人も誘拐できないでどうするの?」
 ……人はコイツのコトをツンデレだと認識しているようだが俺は違う。
 お前なんか只のDQNだ!
 「や、そうは言ってもさあ愛香ちゃん、オレ達だって努力はしたんだぜ?」
 「へえ、例えばそれはこんなのを云うのかしら?」」
 愛香の手に一枚のチラシ。それを見た途端、連二が顔を伏せる。
 「あちゃ!」
 チラシの内容はこうだ。
 【貴女も新聞部に入りませんか? 今なら漏れなく学内美男子コンビが貴女の要らない膜を除去して差し上げます! 更に特典として彼氏を一人プレゼント!】
 「……こんな下品な謳い文句で誰が寄ってくるって言うのよ。彼女の募集なら他所でやって頂戴、公私混同も甚だしいわ!」
 「だから言ったんだ、こんなの巧くいかないし愛香にバレたら馬鹿にされるいいネタだって」
 「そうね、確かにいいネタだわ。でも間違っているわよ涼太。私は別に馬鹿にしない。侮蔑の眼差しで視るだけよ」
 愛香はそう言って顎を上げて俺達を見下ろした。視点としては俺達のが高い位置にいるのに器用なもんだ。
 「おい、俺までそんな目で視るな。俺は反対したし真面目に勧誘もしてたんだ。非難される謂れはないぜ」
 「……今のでハッキリしたわ。やっぱりアンタ達昨日別行動を執っていたのね」
 呆れた顔をする愛香。俺にはそれの何処が悪いのか全く解らない。それは連二も同じらしく、率直に疑問をぶつけた。
  





「あーもう兎に角! 連二の変態性なんて知ったこっちゃないわ!」
 と吼える炎の編集長。
「……ひでーぜ愛香ちゃん」
 肩を著しく落とす我が掛け替えの無い親友は自慢の糸目を更に細く、


 



195 :通りすがりの作家志望:2009/08/27(木) 10:21:27 ID:wgOm8NXM
すんません! 
最後の四行無視してください! 消し忘れた!
 
それと続けて書いてもいいですか?

196 :この名無しがすごい!:2009/08/27(木) 11:31:05 ID:wgOm8NXM
 「あーもう兎に角! 連二の変態性なんて知ったこっちゃないわ!」
 と吼える炎の編集長。
 「……ひでーぜ愛香ちゃん」
 肩を著しく落とす我が掛け替えの無い親友は自慢の糸目を更に細して凹んでしまった。
 「それには俺も同意だ」
 「あのさあ、ちょっといいかな。愛香さん」
 と、ここまで無言だった流が物言いたげな視線を彷徨わせながら割って入ってきた。いいぞ妹!
 「どうしたの流ちゃん」
 「ん、実はね、わたし一人だけ当てが在るんだ。新入部員」
 ややあって、
 「「「「なあにぃーー!!」」」」
 ハモった!
 「……何で綾子先生まで驚くの?」
 と流。
 「ノリよノリ」
 短く答える素敵な顧問。
 口をポッカリ開けた愛香が我に返ったのはその直後、んんっとわざとらしい咳払いをして満面の笑みを咲かせた。
 「でかしたわ流ちゃん! アナタはやはり期待通りの後輩ね! とても涼太と血が繋がっているとは思えないわあ!」
 「……おい」
 「あ、あ、でもちょっと待ってください! まだ確定ってわけじゃなくてですね、ちょっと説得する価値があるかなって思って……」
 「良いわ良いわ、充分よ! 期待しているわ流ちゃん!」
 「……あのー、流ちゃん。因みにそれは女の子かな?」
 黙っていれば良いものを、態々突っこまれにいく果敢なボケ担当。当然愛香の竹刀が鳩尾に突き刺さる。
 「ぐふうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
 「……ええ、連二さんには嬉しい可愛い可愛い女の子ですよ」

                                          *

 「そんなわけで週末の予定が決まったわ!」
 楽しそうに語る編集長。
 「予定? 何でだよ、部員の心配ならもう、まあ暫定的ではあるが解決したようなもんだろ」
 「バカね、流ちゃんばかりに仕事させてんじゃないわよ。アンタ達も働きなさい!」
 ……嫌な予感しかしない。
 「特にアンタ、涼太にはカメラの調達を命じるわ!」
 「――な、何でだよ!」
 「アンタ、去年一難間ここで何した? あ?」
 「……はーい」
 「あのう……オレは?」
 オズオズと、珍しくおとなしくしていた連二が小さな小さな、ややもすると聞き落としかねない声で訊ねていた。
 「安心して、連二にもちゃんと課題は用意してあるから」
 ざまあみろ糸目コンニャク! お前だけ楽はさせないぜ!
 「とほー、何をやれば?」
 「うん重要よ? 七不思議をでっち挙げてきなさい! 週明けまでに」
 ………
 ……
 …

 何げに一番大変なのが連二なのは愛香の嫌がらせかもしれない。まあ最近ハシャギ過ぎてたし良い薬にはなるだろう。
 そんなこんなで連二は今も教室で頭を抱えて脳ミソをフル稼働させていた。あと一つがどうしても浮かばないんだとか……。
 
 そんなこんなで一応は形に近づきつつある我が新聞部。
 何に近づいてるのかはご想像にお任せしよう。
 不意に何となく、ファインダーを覗いてみた。違いなんて俺にはちっとも判らない。けど――これまた何となくシャッターを切ってみた。
 ――瞬間、俺の視界が別人のモノと入れ替わった。

 ――は? 何だこれ、何処だここ!
 唐突に俺は、真夏の太陽の下に投げ出された。
 

 

197 :通りすがりの作家志望:2009/08/27(木) 13:04:21 ID:wgOm8NXM
              
                                        *

 理解するのに少し時間がかかった。どうやら俺は今、誰かの視界を借りて違う場所にいるらしい。
 そこはとても不思議だった。暑さも感じるし、音も匂いもはっきり判る。だと云うのに言葉だけは喋れないし聞き取れない。
 まるで半端なサイレントムービー。腐臭漂う野外劇場。
 しかも戦争物。俺は昔から戦争物の映画は嫌いだった。面白さが解らないしこれで何を伝えたいのかも理解できない。大体
どんな感動物だろうと結局は営利目的で製作されたモノだ。そこに本当の感動は在りはしない。
 ――まあ一番の理由は、戦争で親父を喪っているのが本当のところだろう。
 俺の家庭は母子家庭だ。七つの時に親父が死んでから女手一つで俺と流を育ててくれたお袋には下げる頭は幾つあっても
足りはしない。
 だからこんな造り物の戦争だって少しも共感してはやらないんだ。

 映像はしばしば切り替わる。まるでTVをザッピングするように。でも、どうしても同じ世界からは抜け出せない。この戦争はい
つも無抵抗な人間が殺されるだけで、殺し合いはしていない。男も女も、老いも若いも関係無い。産まれたての赤子から、臨終
間際の老人まで。別れも祝福もできないまま、皆が皆、殺され続けていた。
 場面は違えど映る映像は常に血生臭い殺戮風景。この誰かはいつも一番危険な場所にいて、人間が徒殺される場面ばかり
を我武者羅に追いかけている。追いかけて、手にしたNikonF2フォトミックAS のシャッターを切り続けている。
 ――ああ解っている。これは造り物じゃないし、この誰かは俺の親父だ。何故かなんてそれこそ分からないが今は俺が親父の
中にいるんだ。
 ザッピングは終らない。遠い外国の話でも、真実だけは色褪せない。人々の命が紙屑のように散っていく。軽いもんだ、人間
なんて。
 そしてザッピングの速度は急激に増し、酷いノイズが永く永く続いた後、その瞬間はやってきた。

 場面はいつもと変わらぬ殺戮シーン。だが今度はいつもと少し違う。
 声がする。
 この声は知っている、親父だ。何かを必死に叫んでいる。いつものように親父は一番危険なラインでカメラを構えていた。
 だが――何かを見つけ、銃を乱射する半狂乱の兵士に何かを必死に訴えている。
 『やめてくれ! あんな、あんな小さな子供達を! もういいじゃないか、この闘争は君等の勝ちだ!』
 そう云う親父の指先には、年齢が七つ前後の子供達が震えながら泣いていた。
 ――兵士の狂気は止まらない。銃口が鉛弾をバラ撒きながら序々にそちらを向いていく。

 そして――子供達の前には親父が、立っていた。当然親父は沢山の弾丸を喰らった。喰らい、貫かれて、護りたかった者達
まで、貫かれた。
 これが親父の最期――か。

 ――思えば、よくここまで感情を殺してシャッターを切り続けられたものだ。ジャーナリストはかくあるべき、なのかもしれないけど
あの場所は誰をも狂わせる。ジャーナリストだって狂う。狂って、どうなる? 親父のようになるのさ。真実を撮りつづけるべき人間
が狂えば、当然真実に介入したくなるのだろう。
 少なくとも親父はそうだった。親父の中にいた俺だから解る、そうであったと断言できるんだ。

 結局、無駄死にもいいところで――何が変わったわけでもない。
 でも親父。
 俺には伝わったから! だkら――

 
 

198 :通りすがりの作家志望:2009/08/27(木) 13:10:05 ID:wgOm8NXM
                                      *

 「親父!」
 ――短い白昼夢から覚め、春の部室に舞い戻る。
 ドアが開く、入ってきたのは愛香だ。良かった、叫んだところは見られてない。
 「……」
 彼女はしばらく、ドアを開けたまま俺の顔を見ていた。無言のまま。
 そしてドアを静かに閉め、冷蔵庫に歩み寄る。中から珍しく自分で買ったプリンを取り出し、ツカツカと俺に向ってくる。
 いかん、と思い尻をあげかけた時――肩に手を添えられ、
 「いいから、そのまま」
 俺はまた座らされ、窓の外を意味も無く眺めるコトに。その背後、愛香は俺の背中に寄り掛かり、後ろ手に好物を差し出した。
 「ん」
 プリンを――あげると言いたいらしい。
 「……どういう風の吹きまわしだ? 珍しいにもほどが……」
 「わ、私だってね、泣いてるヤツを慰めるくらいできるのよ!」
 ないてる……? 
 誰が?
 そっと自分の頬に触れてみる。
 「……参った、皆には秘密だぜ?」
 「言いふらす理由も趣味もないし、アンタにはこれから働いてもらわなきゃいけないのよ。居心地くらいは整えてあげるわ」
 「ハハ、さんきゅ」
 それからしばらく無言が続き、俺は愛香の大事なプリンを食べながら、愛香の体温を背中に感じてすごした。
 ――それはとても、心地良い時間。多分滅多に味わえない一時だろう。

 後は順番にそれぞれがやってきた。七不思議をやっと完成させた連二。御茶を呑みにきたあやちゃん。そして――新たな仲間
を連れて、流が満面に笑顔を浮かべてやってきたのだった。







《つづく》









てことで自分はおしまい。
すんません、誤字とか多いと思います。何分浮かんだままを書き連ねただけなんで。色々間違ってたらごめんなさい。主人公の設定を見たら書かずにはおれませんでした。今は反省しています!
てか連投すぎなのもあやまっておきます。
苦言でもなんでもいいんで感想ください!




199 :通りすがりの作家志望:2009/08/28(金) 20:30:04 ID:ZmB4g5C6
・・・・・・えーと、今更ですがルールを読みました。

ごめんなさい、3レスで収めなきゃいけない上に一人称形式だったんですね。
いきおいだけで好き勝手に書いてしまってすいませんでした。
文章書くのもこーいった書き込みするのも初めてだったもので・・・本気で反省しています。

ごめんなさい。

200 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/09/01(火) 00:17:24 ID:VZnU5GfE
またまた久々にきましたよっと

書いてくれる人がいて嬉しいw
もしまた書いてくれるならルールは次からでいいと思いますよ
ちょっとこれから読ませてもらいます


てかこのまま過疎ってスレ落ちちゃうのかなーとか思ってたw

201 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/09/02(水) 16:04:26 ID:2SCfF2kS
よみまんた

なんかシリアス路線!?これはこれでいいですな

ただなぁ〜是非誘拐して欲しかったw
いやいや、全然かまわないですよw単なる願望です

これは最後、流がめでたく部員を捕まえてきたってことですね
ついに新キャラ登場・・・ゴクリ

一点、愛香の「七不思議をでっち挙げてきなさい」から涼太の白昼夢までの場面転換(?)が
わかりにくいのですがこれは翌日涼太が一人で部室でおもむろにシャッターを切ったって
ことでいいでしょうか

あと一人称とルールで決めてはいないのです
ルールがあるわけではないので個人的には書き手依存でいいと思ってます
統一感には欠けますがそれぞれの持ち味で面白ければいいんじゃないかと思うので
(あくまで個人的見解ですが)

202 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/09/02(水) 16:17:45 ID:2SCfF2kS
ここまでをあらためて整理

※ここのルール

>>56

※初期設定、書き出しまでの流れ

>>1->>61

※ここまでの投稿

>>62>>63>>64
>>87>>88
>>102>>103
>>114>>115>>116
>>126>>127>>128
>>148>>149>>150
>>164
>>194-195>>196>>197>>198

※ここまでの参加者

 1 ◆qFyZDOv1zQ
 2 ◆FYz00L796o
14 ◆YFUEoRkm9k
39 ◆RYJnY4VaGM
42 ◆jQpivhkGCc
92 ◆0SKiN0HPgE
通りすがりの作家志望  ←次回書いてもらえるときはトリつけてくださいまし

203 :2 ◆FYz00L796o :2009/09/02(水) 23:12:12 ID:mjY1y08f
よみまんた

>>198-199
ここは堅苦しいルール押し付ける場所とかでないんで、全然大丈夫
むしろよく書いてくれた!
細かい文法作法とかルールより、面白いか面白くないかそれが一番の基準さー

感想を一言で言わせてもらうと、「……やってくれるじゃん!!」。
特に戦場の白昼夢のシーンは、読んでて興奮した。今までこういうギミックとか展開を、
この小説に取り入れようとした書き手はいなかったように思うし、場面がずっと部室続きで
飽きが来てたのも事実。ストーリー的にも、ここらでシリアス分もそろそろ必要だったのも事実。
その辺をうまく汲んで繋げてくれて、ぼかぁーうれしいなぁ。

俺が言えたことじゃないケド、文章もうまいよね。表現力とか、地の文の言葉運びとか。
結構読書してる人なんやなぁ多分と思った。

褒めるだけでもあれなんで、まぁ不満てほどでもないけど挙げるとすれば、
ここんとこ何話か連続で、涼太や愛香の性格解釈が相当ブレてきてる気がするな。
愛香なんかもうこれどこのハルh(ry
良く言えば書き手の個性が表れてる、悪く言えばキャラ像を俺達が共有できてねぇなぁ
…と、今回特に思った。

とにかく乙。あと愛香萌え。流の太腿並みに萌え。


>>14 まとめ乙!

204 :92 ◆0SKiN0HPgE :2009/09/05(土) 15:50:40 ID:owKOVb/B
( ^ω^)……


(;^ω^)……




絶望した!通りすがりさんと自分の文章力の差に絶望した!!
シャッターをきると他人の視点になるっていうのを
七不思議ネタに応用できる気がする
とっても面白かったです!

お久しぶりすぎです、うんこ92ですよ
もうスレも随分覗いてませんでした……俺も落ちるもんだと思ってた
久々に何か書きたいけど、アイディアが浮かばない
創作する者にとっては致命的欠陥……

205 :2 ◆FYz00L796o :2009/09/06(日) 20:55:50 ID:LdiiV/Wf
通りすがり氏大絶賛w
良いタイミングでリレーが繋がりましたね。
これでまた次に続く人が出てくれば……!
俺もあと半月くらいしたらまた執筆陣に戻れそうなんだけども。

他のみんなは見てるのかなー
スレ主とかまだここ見てくれてんだろうか

206 :1 ◆qFyZDOv1zQ :2009/09/12(土) 09:36:49 ID:D+m/ELNt
すまん、スレ主だ。
ここ最近、引越しとか色々と諸事情があってここに来れなかった。やっと落ち着いたんでこれからは大丈夫だと思う。
俺が居ない間でもみんなで上手くやってるようだし、安心した。
もし俺がまたここに来れなくなったりした時の為、代理スレ主とか決めておいたほうがいいかな?

207 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/09/14(月) 23:52:21 ID:wxV00D2y
おおおお!1さん久しぶりだぁ!

改まって代理スレ主とか決めなくてもいいのかなぁ、と思ってますが・・・ドウデショ

208 :この名無しがすごい!:2009/10/28(水) 22:20:04 ID:OEFF7Em/



岡田外務相が降臨中www
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/saku2ch/1256630318/





209 :この名無しがすごい!:2009/11/10(火) 20:15:29 ID:15rXKRQh
珍しく盛り上がっている(た?)リレー小説スレが。
ルールとかやり方とかは全然違うみたいだけど、
以前参加していたスレのことを思い出して懐かしいぜ。

210 :通りすがりの作家志望:2009/11/15(日) 10:38:27 ID:zR/2tF0t
・・・・・えっと、ひさしぶりにきましたなんかくすぐったいですねえ。
こんだけ誉められるコト自体が自分のこれまでの半生に無かったもので。

さておき何かすいません、今読み返すと誤字だの打ち間違いだの、果ては
必要な文章がスッポリ抜け落ちちゃってたり・・・・・・。
やっぱりその場のテンションと勢いだけで書くモノじゃあないですねえ。
おかげでみてください。滅茶苦茶にいじくるモノだから誰も後に続いてくれない
じゃないですかあ。
このままじゃ自分のせいでバトンが途絶えてしまうう!!
だれかたしけて!


211 :この名無しがすごい!:2009/11/25(水) 01:31:56 ID:CBAGhTlA
アンコール!
また見たい

212 :この名無しがすごい!:2009/11/25(水) 01:49:49 ID:hVaRzA9I
>>14は他のスレでは荒らしなのに、ここでは大人気だなwww

213 :この名無しがすごい!:2009/12/03(木) 15:30:36 ID:dkFgXohT
リレー小説やりたいな。暇つぶしに。
大まかな流れと主要な登場人物を2、3人だけ決めた、自由度の高いやつで。
完成したらどこかの投稿サイトにでも持っていく。
面白いと思う。
意外と絶賛されたりしてw

214 :14 ◆YFUEoRkm9k :2009/12/17(木) 06:47:51 ID:b3NPn1I4
すごく久しぶりにきました
んー・・どこか荒らしたかなー・・あ〜!自覚のない荒らしですねわかりm(ry
大人気でもないし・・

誰かが続きを書くかもしれないのであげますね
別のネタ始めてもいいと思いますよ

215 :この名無しがすごい!:2009/12/19(土) 19:25:56 ID:pOEKHuwV
ガカガン・・・ヴィ──ピリピリ!いきなり被弾。機体が火を噴きながら錐揉みに「くそっ立てなおs メーデーメーデー・・・・初代ポケモンマスター大空に散る。 


───── あれから6年の月日がたった。

216 :この名無しがすごい!:2009/12/22(火) 21:01:31 ID:ZY26hKoD
今日も黒いところが無いプリンを食す。 嗚呼うまい

217 :この名無しがすごい!:2010/01/05(火) 23:22:48 ID:98e75zZ8
ガランカラン  ガチャ 玄関の扉が開く。「すごく久しぶりにきましたんー」・・・どこか聞き覚えのある声

218 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/06(水) 07:45:14 ID:bBUrV1Q/
あー

219 :この名無しがすごい!:2010/01/06(水) 11:02:10 ID:q8RszBnP
えっ
プリンて黒いとこだけじゃないの?
後のところはウニだと思ってた。

220 :この名無しがすごい!:2010/01/06(水) 15:18:25 ID:CPXSsind
と能書きばっかり達者なこいつが 俺の教え子第一期生だ。そうだな ん

221 :この名無しがすごい!:2010/01/06(水) 21:04:08 ID:6bolL7le
リレー小説スレって、人がいなくなると大体荒れるよね。

222 :この名無しがすごい!:2010/01/08(金) 22:41:28 ID:jRnGufSa
>>220の続きから

俺は前戦役が終った翌年、つまり4年前、正確には4年2ヶ月前から実戦部隊を離れこの教育部隊で戦闘機パイロットの教官を務めている。

223 :この名無しがすごい!:2010/01/08(金) 23:06:53 ID:UJjCkZ5q
そんな彼にも悩みがあった。それは・・・・

224 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/10(日) 13:26:39 ID:8TP9AAzX
通りすがりです。
リレーが途絶えてしまってるみたいですね。
場繋ぎに醜文を晒そうと思うんですが、スレ違いなので迷っています。

よろしいでしょうか?

225 :この名無しがすごい!:2010/01/14(木) 15:38:14 ID:KhgbSx+x
読みたい。是非

226 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 12:21:02 ID:v9b8IfMZ
あまり過度な期待はしないでください。
長いので少しお待ちください。(誰も待ってねえっつの!)

227 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:34:42 ID:v9b8IfMZ
高校二年の夏。気がつけば僕の周りにはおかしな奴等で溢れかえっていた。
これと云って僕自身には関係無い、言い変えれば興味の無い種類の奴等ばかりで、
損も特も無い、いわゆる普通の友達と云うやつだ。無害と云えば無害。パッと見、僕と何
らかわりない高校生達(一部社会人・幼女)なのだが、奴等が一度事を起こせば必ず僕
に何某かの厄災が降り懸かる仕組みになっているらしい。
 ……そう、僕にとっては無害どころか迷惑極まり無い連中なのだ。そんな、ある種変人
達に囲まれた僕の自分語りを是非聴いてもらいたい。
 そうだな、トップバッターはやはり、迷惑指数が断トツトップの彼女からが良いだろう。
 そんな彼女との騒動はいつもこんなやりとりから始まる。

 「……は? 今何て言った?」
 『だからね、あのしつっこいセクハラオヤジを殺して来ました、って言ったの!』
 自室にて、明日からの学期末テストに備え珍しく、感心にも机に向かって頭を抱えて
いた僕に、携帯電話がちょっと休めと呼び掛けた。ペンを置くにやぶさかでない僕はしか
し、着信を視てがっかり。相手は、話すだけで偏差値が下がりそうなクラスメートだったか
らだ。
 「あ〜……、セクハラオヤジってあのカイゼル髭の店長か?」
 彼女、羽馬カイナはアルバイトをしている。いや、もうしていた、と云うべきか。話はその
アルバイト先の店長を誅したと云う事らしい。そのバイト先ってのも問題有るんだが。とに
かくここで勘違いをしてはいけない。別に彼女は「人を殺しちゃった! どうしよう!」なん
て後悔して、僕に告解している訳ではない。厭くまで彼女、カイナは普段通りの雑談気分
で僕に電話をしてきたのだ。どっちかと云うと自慢話に近いかな。
 『そーよ、他に誰がいるってのよっ!!』
 「……」
 逆ギレされた。僕も切っていいか? 携帯電話を。うん、良いだろ、別に。今聞かなきゃ
いけない訳でもあるまいし。何より明日は大事なテストだ。何せ進級が懸かっている。こん
ないつもの話題は明日、テストが終わったら存分に聞いてやろう。そう思い、通話終了ボタ
ンに指を掛けたその時、戦慄の殺害動気が告げられた。
 『だってさっ! アイツさ! アタシの髪に触ったのよ?』
 「……えっ!? それだけ?」
 『充分よ! 万死に価するわ!」
 「お、お前、それはいくら何でも……」
 『ついでに言うとあのイヤらしい髭を剃り落してから殺してやったわ!』
 それは要らない情報だな。あまり意味があるとも思えない。
 「……待てよカイナ、今何処にいる?」
 カイナは心底不思議そうに、
 『ん〜? 何で? 店の前のファミレスだけど……』
 「――バカ! 早くそこを離れろ!」
  『は?』
 別に警察関係が今にも追ってくるとは、微塵も心配していない。カイナの事だ、きっと
悲鳴の一つも許さなかったろう事は、想像に易い。懸念材料は彼女のバイト先、その事
を手短に説明しようと言葉を選んでいるうちに受話器の向こう側が俄かに騒がしくなった。
かなり鮮明な会話が聴きたくもない僕の耳に入ってきた。
 『何よアンタ達、ワタシに何か用?』
 『絵音魅ぃ嬢、ちぃと帰る前に事務所寄ってってくれへんか。解るやろ、お嬢のその手
頃なおっぱいちゃんに手を 当てりゃあワシ等の言いたい事が思い浮かぶ筈や』
 ――あいたっ! やっぱな、そりゃバレるわなあ。無理もない、あの店で、と限定すれば
誰が考えても店長を殺したのはカイナしかいない。その犯人が現場付近でくだ巻いてた
らいかんわなあ。
 『イヤよ! ワタシもう帰るんだもん、あとバイト今夜で辞めるから、よろ!』
 『じゃかましいっ!! えーから来いや、腐れ売女!!』
 ――いかん、いかんぞ! このままだと……。
 「カイナ、今すぐ行くから穏便に話をしとけよ! くれぐれも、くれぐれも軽挙妄動な振
る舞いはしないように!」
 『あ、来るの? おっけーおっけー! テンさん来るまでには片を付けるわ!』
 と、僕の話をまるで無視した返答を寄越し、電話を切ってしまうカイナ。
 「だぁ〜〜!! あのバカ、どう云う耳してんだ!? これだから主人公気質はっ!!」
 我ながら意味不明な言葉を叫びながら、上下揃いのスウェットのまま、アパートを飛び
出る。


228 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:37:10 ID:v9b8IfMZ
 ――が、すぐに舞い戻り、携帯と自転車の鍵を手に再び出発。部屋に鍵は掛けない。
こんな時間だ、いつアイツが戻るか分からないしな。
 夜中の一時半、最近購入したママチャリに跨がり、一路市街へ。
 片道五キロ程だ、飛ばせばすぐに着く。厄介な友人の為、仮令進級を危険に晒して
でも――
 ――行かなきゃ!

                      *
 
 全力でペダルを漕ぐ。立ち漕ぎなんてしない主義の僕がもう必死だ。僕は努力は隠れ
てするモノだと常々考えてrいる。
 なので道中暇だろうからここらで彼女、カイナの性質について説明しておこう。まあ説
明も何も先刻の通話内容から簡単に察せるとは思うが、始めに告げておくと彼女、カイ
ナは殺人鬼である。それも、何の目的も無く他人を殺せる、そう云う類いのだ。彼女には
いつも問う。
 ―――他人を、殺して、今、どうだ?
 と。そんな時、決まって彼女は、
 ―――どう、とは?
 質問の意味を理解できない愚者ではない。意味を解した上で、分かって無いのだ。常識
として、他者の命を奪うのは良くない……いけない事。それを踏まえて、彼女は殺す。殺
しまくる。殺しつくす。何故、そこまで徹底するのか。 それは、人殺し以上に侵してはなら
ない、彼女の決めた一つのルールがあるらしい。
 それが何かは、未だ僕には教えてはくれない。
 ……まったく、転ばぬ先の杖じゃないが教えておいて欲しいものだ。僕は自分をそれな
りに器用だと思ってはいる。しかしいつ踏むかも知れない地雷が側に有るなら、撤去は無
理でも位置くらいは把握しておきたいと思うのが人間と云うモノだろう? それに元来、僕
はとても臆病者なのだ。そんな危険人物が近くにいるとなると、自衛の手段は用意してお
きたい。
 例え、その手段が違法だろうが構わない。自分さえ無 傷ですむなら、親だって売るに躊
躇しない。僕はそう云う人間だ。だからこの後、カイナの行動次第で、僕はどんな汚い事
をしてでも、予てからの計画を遂行しようと思う。
 そしてカイナのバイト先。
 高校生の分際で在りながら彼女は、バーのホステスなんてしてやがる。しかもヤクザ
絡みのぼったくりバーだ。  となると、そこの店長だって当然、カタギではないだろう。しか
もそのヤクザは、高校生の僕でも知る処の武闘派で有名な指定広域暴力団、左渡会系
梁墨組の構成員だったりする。それに対してあっさり手を出してしまうカイナが恐ろしくて
堪らない。武闘派で成らした極道者と、常識皆無の殺人鬼。そんな物が僕んちの近所で
ぶつかり合うのはご遠慮願いたい。



229 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:38:47 ID:v9b8IfMZ
                         * 

 そんな訳で到着。
 「――カイナ! 無、事、か―――?」
 蹴破る気持ちでガラス戸を開け、唖然愕然。
 ――誰も、生きてない。
 唯一人を除いて。辺り一面血だらけだ。何人居たのかは数えるのも億劫だ、皆一様に
体の一部が欠損している。欠けてる部分は頭、毎度お馴染み、カイナ特有の手口だ。そ
んな中、唯一の生存者は冷めたパスタを頬張っていた。ミートソーススパゲティだ。信
じられない神経をしている。
 「あ、速かったねぇ、テンさん!」
 ニコ、と微笑む。
 「……バカ、血だらけで笑うな。怖すぎる」
 血液で真紅に染まったパーティードレスに身を包み、嬉しげにゆらゆらと後頭部で一つ
に括った髪を揺らす彼女こそ、羽馬カイナその人である。
 「その格好はなんだ」
 「あれ? あ、そう云えば着替えるの忘れちゃったわね」
 照れたように笑いながら自分の服装をすがめるカイナ。別に照れる場面でもない。
 「訊くが、何で関係無い店の従業員や他の客まで殺してんだよ」
 「ん〜、しょーがないよねー、今回は運が無かったとしか言い様がないわぁ」
 「……てめ、この畜生働きを運の一言で片付けるつもりか」
 先述のルールとは、関係無いのだろうか。いまいち判断に困るが――それにしても、殺
りも殺ったり、ザッと見た感じ二○人てところか? 件の極道者も足下で首から上が爆散
してるし、(服装にて判断)取り敢えず急場は凌いだようだな。これで懸念していた血で血
を洗う異種暴力戦争は回避出来そうだな。
 「あ〜あ、肝心のちんぴらには逃げられるし、フラストレーション溜まりまくりよ」
 「――え?」
 今、何て言った?
 「だからさ、奴等のうちの一人に逃げられちゃったのよ。ったく、こっちは目撃者を始末し
なきゃいけないってのに! これだからノンポリのちんぴらを相手にするのは嫌なのよ」
  あ、あ、あ、あ、あ―――
 「え? えぇ? な、何? テンさん……」
 怯えるカイナを余所に大きく、ゆっくり振りかぶって――
 「阿呆かお前はーっ!!」
 「ぎゃい〜んっ!!」
 カイナの脳天目掛け、振り下ろされる拳骨。良い音がした。
 「たたた、何すんのよテンさん」
 「煩い! とにかく移動するぞ!」
 頭を撫で撫で僕を見据えたままカイナが言う。
 「……何でさ」
 「お前な、相手は極道者だぞ? 只で殺られる奴等だと、本気で思ってんのか?」
 ブス、と頬を膨らませ、そっぽを向いてしまうカイナ。
 ……やれやれ、面倒くさい、今こいつと揉めてる暇は無いんだよ。
 「とにかく、サッサと立つ! もたもたしてるとまた不必要な血が流れるかもしれないだろ」
 主に僕の血がな。お前絡みで流れた僕の血液だけで献血車が喜んで店閉まいをする
だろうよ。
 「そんなの知らないもん!」
 「もん、じゃねーよ!」
 良いから! 要らない意地とか突っ込みとか良いから! 早く此処を離れたい!
 何て考えてる時間が有るならそれこそ急いで、カイナを引き摺ってでも逃げれば良かっ
たんだ。
 「居ました、アイツです兄貴!」
 「ほぅ、まだおったんかいな、どらどら。てキミ、随分派手にやってくれとるのお、今時こん
な光景なかなか拝めへんでぇ? ――ン? 二人おるやんけ。どっちゃあねん!」
 「や、せやから女の方ですって」
 「ほぅほぅ、えらいべっぴんさんやね」

230 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:40:43 ID:v9b8IfMZ
 ……間に合わなかったか。クソ、如何にもな極道者が二人、いやそれ以外にも後から後
から店の中に入って来やがる! 
 「おうおうおうおう! 絵音魅ぃちゃんよう、さっきはよくもやってくれたやんけ! けど今度
は! 今度はそうはいけへんぞ!! ここにおわす方が誰か分かるか? 分からへんやろ
! ザマーミロ、この方こそウチの組きっての喧嘩屋、須藤の――」
 「もうえーがな! 早よ行きさらせや、ボンクラ!」
 延々と長口上を垂れているチンピラの尻を蹴飛ばし、兄貴分らしき男は苛立ちを撒き散ら
した。大物ぶっている割に気が短いな。長生はできないタイプだ。
 そんな僕の現実逃避を余所に、チンピラ共は開戦の狼煙とばかりに怒号を張り上げた。
 聞くに耐えないモノばかりなので耳を塞ぎたい衝動に駆られる。
 「おっとと、へっへっへ」
 足を縺らせながら、眼前に躍り出たチンピラ。兄貴分に蹴飛ばされても懲りることなく能書
を垂れるのは、最早あの世行き一番手の役回り故の役得だろう。精目立つと良い。
 「もう終わりやな! 可哀相に、若い身空で早々と人生終えるんや! でも安心せえ、あ
の世への道行きには隣りの僕ちゃんも同行させたる!」
 匕首を抜いた。定番だなあ。
 「もう終わりやあ、逃がさへんでえぇえっへっへっへ」
 匕首を腰の高さで構え、突進してくるザ・チンピラ!
 「死に晒せぼけァァぁーーーー!」
 
 どん。

 あれ?

 「へーーっへっへっへ、盗ったでぇ〜」
 「…………」
 ――って僕かよ! 
 あの世行き一番手は僕なのかよ!
 「いっっってぇぇぇぇぇーーー!!」
 腹に深々と刃物を刺されるようなハイスクールライフを送ってきたつもりは更々無い。どん
なヤンキー漫画だって今時こんな描写は少なかろう。
 「まぁずはー、僕ちゃんからでしたー! 今楽にしたるからなぁ」
 匕首を握るチンピラの手に力が入る。
 やべぇ! 捩じられたらマジ終わる!
 「――お前、ワタシに  したな?」
 「「え?」」
 ハモった。
 瞬間、室内でありながら突風が吹いた。
 「―――っ!!」
 ――その突風は、螺旋を描きチンピラだけを巻き込んで行く。旋風、と云うより竜巻。それ
に巻き込まれたら最期。竜に丸飲みされたのと同義である。後は竜の口腔内でぐちゃぐち
ゃに咀嚼され、不味ければ吐き出されて終わる――
 と云うのは些か表現が凝り過ぎだろうか? 隠喩過多な感じ。
 いずれにせよ、何度か見た光景だ、こうなったカイナを止める手段を僕は持たない。大体
動きが速過ぎて何も視えないってんだから出鱈目だ。これじゃあ実況中継のしようが無い。
こうなるともう、風が止むまで待つしかないのだ。
 ――それに、もうこの重い瞼を支えられそうに、ない……。
 ああ、まだ夏になったばかりだってのに――今夜はやけに……冷えるなあ―― 


231 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:41:33 ID:v9b8IfMZ
                           *   

「……、呆れるでほんま」
 この場に集まったヤクザ達の中で、おそらく一番格があるだろう男、須藤理壱が一人ごち
る。

「まさか聞いたままとはのう、例えあの若い頃は喧嘩千遍と謳われたオヤジかてこげなバ
ケモンと殺り合ったことはあれへんやろ」
 白いスーツを身に纏い、蓄えた顎髭を擦りながらけしかけた組員達の殺られ様を遠目に
観察する須藤理壱。
「おーおー、ありゃまるで独楽やんけ。視界に入った者全員弾くまで止まらへんぞ」
須藤の見解はおおよそ正しい。カイナ自身、独楽をイメージし,拳を硬く握り、両腕を肩の高
さで水平に保つ。後は高速で回転すれば、殺人独楽の完成。ただ、独楽と云ってもその場
でくるくる回っているわけではない。標的を定め、そこに向かって跳んでは弾き、跳んでは
弾き、繰り返し繰り返し、立っている者がいなくなるまで続けられる。
 首狩りの独楽。
 至近距離では判りづらいが、須藤のように遠目で見ればその大まかな動作は認識出来
る。それを理解し、打つ手が無いと気付いた須藤は店外に出て、ウィンドウ越しに様子を
伺っている。
 殺人独楽の独壇場、その様を見ながら黙考に耽る須藤。不意にある考えが頭を過ぎる。
 「ふん? こりゃひょっとすると――チャンスなんちゃうんかな?」
 ヤクザ者らしく、胸焼けしそうなニヤけ面を残して、ファミレスから離れて行った。
 自漫のベンツに乗り込み、発進間際に一枚の紙切れを懐から摘み出し、そっと車外に落
としていった

232 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:43:50 ID:v9b8IfMZ
                          * 


 …………、あたたかいなあ。
 むずむず。
 「――、ぅえっきしっ! ――いっ!!」
 鼻先を何かがくすぐり、堪えきれずくしゃみ一発。空かさず刺された創口に電流が走っ
た。 
 「あ、目ぇ覚めた? 心配したよぅテンさん」
 鼻を悪戯していたのはカイナの頭に生えたしっぽだった。
 「……、そうだ、確かに寝てる場合ではないわなあ。そんじゃあ、この状況を簡潔に説明
してくれ。何故僕がお前に背負われてる。そしてこんなに息苦しいのはお前のやたら高い
体温と噎返るような汗の匂いに中てられたってコトなのか?」
 「む、噎返るってなによ! それじゃまるでワタシの体臭がキツいみたいじゃない! 止し
てよ、誤解を招く言い方するのは!」
 必死だなあ。
 「簡単に頼むぞ」
 「言い直せ〜!! そして謝れ〜!!」
 確かに同級生の女子に向かって使う言葉ではないだろう。でもコイツ、羽馬カイナは殺人
鬼だ。返り血と汗が混じればそれなりの匂いにはなる。例えカイナが我が校指折りの美人
だとしても、僕はカイナの友達として、言い直さない。謝らないのだ。だから敢えてこんな冗
談を言うのも友達同士の会話としては、普通の流れと云えるだろう。
 「バカだなあ、僕に言わせれば雨の日の下駄箱よりはマシなんだし、気にするなよ」
 情け無くも背負われた身分のクセに減らない口だとは自分でも思う。
 「そんな物を引き合いに出すなー!!」
 「う!」
 マジギレしたカイナが思わず僕を落としてしまった処までで、また僕は気を失った。後で
聞いたら頭をコンクリートにしたたか打ったからだそうだ。

 リテイク。
 「いつつ――そんでどうなったんだ?」
 歩道の縁石に腰を落ち着かせ、目の前に立つカイナに問い掛けた。
 「うん、気付いたらテンさん、血ぃぴゅーぴゅー吹いて倒れてたからさー。慌てたよー、い
つの間にか刺されてんだもん」
 「……まあ気付かなくても無理ないか、お前あの時もうキレてたもんな」
 「ん? そうなの? とにかく急いで止血してさ、おぶって病院連れて行こうと思ったわけ
よ」
 なるほど、息苦しいわけだ。上着を捲って見ると何処で手にいれたのか分からないが、真

新しい包帯を力任せに、サラシを締め上げるように巻いてあった。触るとカチカチなのが良
く分かる。明らかにやり過ぎだ。
 「したら、一人だけ逃げられてた事に気付いてさ」
 「またかよ! 気付くのが多いのは良い事だが、お前、わりかし打ち漏らしも多いよな!」
 「むー、否定出来ないだけに悔しいわー」
 「たく、そんで? それに気付いたお前は目的地の病院を何処に変更したんだ? 僕の知
る限りこの先には病院は無い筈だぞ」
 あのファミレスを基点に考え、今いる位置と病院の位置は正反対になる。コッチに何があ
るかは分かっているが、本人の口から直接訊いておく方が確実だ。
 「うん、お察しの通りその打ち漏らしを狩りに、ね」
 ぶち。と、きたね。
 「ね、じゃねーよ!」
 「だってさ、アイツ等さ、許せないんだもん……」
 拗ねた風に言ってもお前に正当性は無い。
 「――それで、また皆殺しか。いい加減呆れたよ、お前には」
 「な、何よぅ、そんなに本気で怒ること無いじゃん。ワタシだって別に喧嘩がしたい訳じゃな
いのよ、これはほら、前に言ったでしょ? ワタシにだって譲れないモノが或るのよ!」
 う、きったね! 目に涙なんか浮かべやがって! 泣きてえのはコッチだってのに……。
喧嘩だぁ? 不戯けろ、殺し合いを喧嘩とは云えない、いや、これはもう只の殺戮だ!


233 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:45:15 ID:v9b8IfMZ
「じゃあそれが何かくらいは、言えるだろう。言えるよな? 他人をあっさり殺す理屈だ、全
面的にお前が正しいと、証明してみせろよ!」
 一瞬だけカイナは顔から表情を消し、すぐに困ったよな微笑を浮かべた。
 「うぅ〜ん、それについてはテンさんに関係無い事だから、言いたくないよ」
 ――まただ。肝心な処は必ずはぐらかす。普段のカイナは誰に対しても笑顔なんて向け
ない。それ処か口さえも開かない。それが何故か僕に対してだけはお喋りで、無垢な子供
みたいに笑顔を見せる。
 その原因が何かなんてどうでも良い。
 そんなカイナが、唯一心を開いているであろう相手、その僕に対してもはぐらかし続けて
来た彼女のルール。
 拒絶、されている。
 ――良いさ、それなら、話題を変えてやる。
 「カイナ、いつもの問答をしよう」 「――え?」
 「あれだけの人数を殺して、殺し尽くして、お前は今、苦しくないか?」
 「ま、またそれ、苦しいって何が? あの程度の運動で息が上がるワタシじゃないわ。
 ……そ、そりゃ汗くらい掻くけど、臭うほどじゃないし……」
 ――徹頭徹尾、噛み合わない。
 「……そうかい、そうですか。なら行きなよ、そうやってお前は一人でオタオタと丁寧に、
手際良く不器用に一生殺しを続ければ良い。僕はもう付き合いきれないから此処に置い
ていって下さいよ!」
 感情のまま、言葉を紡ぐ。
 カイナはただ、黙っていた。寂しそうに俯いて、何かに対して耐えるように下唇を強く噛み
締め。
 
 僕等の間を沈黙が包む。
 僕はただ、ひたすら居心地が悪いのに、感情とは別に顔だけは表情を出さないように努
めていた。やがて、カイナが躊躇しながら口を開く。
 「――あ、あの……」
 「行けよ!」
 びくっ! とカイナの肩が震えた。
 「行けって」
 「あ、――」
 「行け」
 しっしっと手で追い払う仕草。それを泣きそうな目で見つめ、終に諦めたのか重い取りで
去るカイナ。ゆっくりと遠ざかるカイナの姿。それが漸く視えなくなって、僕は誰に聞かせる
でも無く呟いた。
 「……カイナ、お前が悪いんだぞ。僕に近付いて来たお前が」
 さて、僕は僕で命がピンチだ。急いで病院に行かなきゃかなり不味い事になるだろう。そ
う思い、よっこらせと立上がり、もう一度腹部に痛みが走った。
 痛烈、とは実際の痛みにも使える言葉だと改めて知る。
 「―――ふっ!」
  ――別に不敵に笑ったわけではない。少し呼吸が難しくなっただけ―― あれだけ出血
したんだ、貧血にもなる。僕は力無く背後の植え込みに倒れた。意識はある。反ってはっ
きりしているくらいだ。植え込みに凭れかかりながら夜空を見上げる。こんな地方都市の
くせになんて空の狭い事か。 星一つ視えない。
 曇天は、殺人鬼が跋扈するには持ってこいの雰囲気。しばらくそんな風に空を見ていて
、ふと思い至る。
 「あいつ、事務所が何処か知ってたんだ」
 「んな訳ゃあらへんやろ、にーさん」
 いつの間にか、目の前には一人の男が立っていた。
 「あんた、確かあのヤクザ達の――」
 「さっきはどーもー、自分須藤理壱いーますー」
 ――カイナの打ち漏らしっ!
 「突然ですまんが、にーさん今っから人質や」


234 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:48:06 ID:v9b8IfMZ
                         *

 と ある雑居ビル、その最上階。七階に看板を掲げる梁墨商会。その実体は、広域指定
暴力団、関西左渡会系梁墨組の組事務所だった。過去にマンションだったそのビルは、老
朽化と造りの悪さ、それに周囲に乱立する近代的なビル群がそのみすぼらしさを一層際立
たせ、住民を次々と離れさせて行った。終いには管理もままならず、二束三文で売りに出
されたところを、関東に地盤を築きたいと目論む左渡会が梁墨組に買い取らせたと云う訳
だ。しかしそんな背景は、今となっては意味を成さない。七階、並ぶ鉄扉の一室で、一人の
女子高生が部屋をミキサーに変えた。
 ――きぃ、きぃ、きぃ――
 風に鳴く鉄扉。室内はもう、何処かのファミレス同様に動く者はいない。その原因たる少
女を除いて。
 「ひ――ぐす。すん、すん」
 血のスプリンクラーを作動させた少女は、一人泣きじゃくる。友人の少年に言わせれば
今、手にかけた者達を悼んで泣いている訳ではない、と云うところだろう。嗚咽塗れで一見
被害者に視えなくもない。だが彼女こそ、羽馬カイナだからこそこんな事が出来てしまう。
 「うええええええぇぇぇぇぇ――」
 血染めのドレス、その裾をギュッと両手で握りながらただ、慟哭するカイナ。まるで迷子
のように、やはりただ泣き続けるのであった。
 「……なによぅ、テンさんにワタシの気持ちが分かる訳ないじゃない」
  一仕切り泣いて落ち着いたのか、拗ねたように片膝を抱え独り言を漏らすカイナ。本革
張りの立派な椅子に腰掛け、落ち着き無く左右に揺れながらブツブツと続ける。
 「そもそもワタシがこんな事してるのは誰のせいだと思ってんのかな」
  意味在りげな言葉を吐き出すが、そこに意味はやはり無い。彼女が人を殺す理由なん
て、彼女にしか分からない理屈。他の誰のせいでもない。 所詮、異端者の理屈でしかなく
、真面に取り合えば馬鹿をみるだけ。しかし彼女は踏み止どまる。ギリギリ、あと半歩で奈
落に墜ちかねない危うさを纏いながら、その人格を保っている。
 それこそが、誰のせいかは、カイナにも解っていた。
 「あ〜あ、本当、まいったな〜……まいっちゃってんだなあ」
 誰にも聞かれてはいけない本音が零れたのと同時に、目の前の電話が鳴った。
 当然無視。数コール後、あっさり音が止む。が、次に鳴った音は聞き慣れた物だった。
カイナの携帯、着信は先刻別れた友人から。

 ――おかしい、あそこまで怒ったテンさんがこんな舌の根も乾かないうちに連絡を寄越
すだろうか――
 
 そんな思考が過ぎる。過ぎるが頭のしっぽは大きく揺れる。嬉しくて、気まずくて、複雑で
ありながら堪らなく顔がニヤけてしまう。
 んんっと咳払いし、着信相手を焦らす様に緩慢な動作で通話ボタンに指を伸ばす。
 「はいはいカイナだけどテンさんどうしたのかなさっきの事謝りたいってんなら許して
あげるよ いーのいーのワタシ達友達じゃないそれともどうしてもお詫びがしたいって
云うならそうねせっかくだし千倉屋の大福十個で手を打とうじゃないか」
 焦れていたのは自分だった。
 『落ち着け、句読点くらい入れるんだカイナ。それに僕はお前に対して悪いなんて思って
無いから安心しろ。それより話を聞きなさい』
 その声を聞いて一層、嬉しげにしっぽが跳ねる。
 「あいあい、了解しました。んで、話って?」
 『ああ、それじゃ手始めに二・三質問するが、良いか?』
 「ほーい!」
 『よし、じゃあまずお前、そこに生きてる人間はいるか?』
 「いませーん!」
  『……楽しそうに言うな、バカ。次、お前その場所どうやって知った?』
 「んとね、ファミレスの前に名刺が落ちてたのよ。それを頼りにしたんだわぁ」
 『あー、そう云う事か……。それで、その名刺は誰の名前が刷ってある? あ、いけね!
来た!』
 首を捻るカイナ。
 「はい? 来たって何が?」
 『コッチの事! んで誰だ?』
 「? 誰って……、えとね、ちょい待ち」


235 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:50:34 ID:v9b8IfMZ
 『急いでくれよ!』
 カイナの知る少年らしくもない焦燥ぶりにもう一度首を傾げ、ドレスの胸元から一枚の紙
片を摘み出した。
 「そうそう、須藤、リ・イチ? って読むんだと思うわ」
 『誰だその中国人は! じゃなくて! それで間違いないな?』
 「どしたの? テンさん、全然らしくないよ? てか、走ってんの? ダメだよ、お腹に穴穿
いてんだから」
 『うっさい! とにかく須藤理壱で間違いないな!?』
「うん」
 『よしわかった、最後にもう一つ訊く、そこに――その事務所にはお前の打ち漏らしは居
たか?』
 「……あれ?」
 『やっぱな! だろうな! これで一応の裏は取れた、頭の整理がつきました!』
 「テンさん?」
 『カイナ、今僕は追われている! 誰にか判るか? そうだよ、勿体ぶるまでも無く、』
 「……あ」
 『――お前の打ち漏らしにだよ!』

                        * 
 
 ガチダッシュのままの会話は正直キツい! なので簡潔に用件を伝え、通話を切る。
 「――く、――はぁ!」
 腹に穿たれた孔が未体験の痛みを僕に教える。刺された脇腹は熱を帯び、内から外に向
かって波打つ感じで痛みを拡げる。何て事無い、鼓動に乗った激痛の迸りだ。
 「――き、傷が開いた――」
 出血再開。開くも何も始めから閉じちゃいない。カイナの馬鹿力で強引に押さえていただ
け。弛んだサラシは、やはり包帯でしかない。
 「――何て考えている場合じゃない!」
 すぐ真後ろ、十メートルくらい後方には須藤が迫っている。あいつはヤクザ、人でなしの
代名詞。捕まったら最期、利用されるだけされて殺されるだけだ。
 「何より――」
 ――カイナに借りは作りたくない!

 ぱん。

 乾いた破裂音が響く。
 野郎、撃ってきやがった!走りながらだから狙いも何もあったもんじゃないが、非現実が
牙を剥いた。
 ――冗談じゃない! あと少しでアイツとの合流ポイントだってのに、あんな反則に中って
たまるか! そりゃ持ってるだろうなとは思っていたよ? だけどソレを抜くのは僕相手じゃな
いだろう!

 ぱん。

 「――!」
 再度銃声が響く。ただ真っ直ぐ走ってちゃいい的だ!
 慌てて右折、サラリーマンの憩いの場、中央公園に逃げ込む。
 「げ――!」
 意外に遮蔽物が無いじゃないか!
 「どどどどうしよう!」
 オタオタと左右を見渡し、隠れられそうな場所を探す。が――

 ぱぁん。



236 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 16:54:16 ID:v9b8IfMZ
 「ぐあっ!」
 弾丸が太腿を貫く。
 「ふう、やっと中ったわ」
 「――! ――っ! ――っっ!!」
 痛みのあまり言葉にならない。追いついた須藤が僕の頭を踏み付ける。
 「ちょこまかちょこまかよう走らせてくれたのう、なあにーさん!」
 駄目押しに鼻っ面を爪先で蹴り上げられ、やっと僕は気を失えた。

                         *
 「――う」
 次に目を覚ました時、僕の上には須藤が、少し離れた場所にカイナがいた。出血のせい
か目が霞んで良く見えないが、俯いて仁王立ちしている。
 「……あ、テンさん生きてた。良かった〜」
 「せやからそう言うてるやないか、ほんま人の話を聞かんねーさんやな」
 「…てか、重い、どいて」
 「やかましい! 黙っとれ!」
 拳骨がこめかみに落ちる。
 ……痛すぎる。
 「……テンさん殴るなよ」
 カイナにしては割とまともな科白だ。僕等の関係を今のやりとりで確信したのか、須藤は
余裕たっぷりに言う。
 両手を拡げ、首を左右にゆっくり振る様は、さも僕等を小馬鹿にしているようだ。
 ――馬鹿はどっちだ。
 「解ってへんな、つくづく解ってへん。ねーさん……絵音魅ぃちゃんゆーたか、この状況
視えとるけ? せや、わし、君の大事なお友達を人質にしとるねん。これで解ったやろ、アン
タが滅法腕利きやーゆーても手が出せへん」
 「……」
 カイナは、黙っている。黙って、やはり俯いている。
 「つまり、わしの勝ちや」
 静かに勝利宣言し、堪えきれなくなったのか高笑いを始めた。
 「ぎゃははははははははははははははははハハハハハハハハハハハハハハハ――」
 「……五月蠅いよ」
 感情の無い、平坦な口調でカイナは呟く。俯いたままなのは変わらない。
 「はははははは、あんま強がるなや! 何、絵音魅ぃちゃんには感謝もしとるしの、殺しは
せーへんよ!」
 「……あのね、その絵音魅ってさ、源氏名だから外でそう呼ぶのは止めてちょーだい。そ
れと、感謝だっけ? なんで? ワタシはアンタを喜ばす事はしていないよ」
 「んーんーんーんんー、そんな事あらへんよ、アンタ、わしの役に立ったんや。聞きたい?
聞きたいやろ、えーで、教えたる」
 「興味無いよ」
 厭くまで、平らに応えるカイナ。
 「連れないなー、ま、そう言わず聞きや。このわしの智略を!」
 ぐり。
 僕のこめかみに銃口を突き付け、カイナを威嚇する。
 ――無駄な事を、カイナに人質が有効かなんて考えるまでもないさ。
 「わしな、随分前っから阿嘉野会から誘われててのう、阿嘉野会て分かるか? せや、関
東に広く顔が利く最大手や。んで、その阿嘉野の会長がわしに都内をまとめて欲しいっちゅ
うねん。ただ、その為には組を裏切るのが条件での、頭ぁ悩ましとったのよ」
 阿嘉野会。やばいな、この流れは……。
 「実際、わしにしてみりゃ両手を上げて阿嘉野に付きたいやん? しゃーけど組裏切るて、
わしかて西に身内の一人も居るがな。裏切ったのがバレてみぃ、……冗談やあらへん!」
  「……」
 カイナどうした、何故動かない?
 「あれやこれやしてる間にウチの関東進出が決まっての、そうなると左渡の先槍と謳われ
たおやじがコッチに突っ込まれたっちゅうわけや。わしにしてみりゃ大迷惑やで、ほんま。板
挟みもえーとこや」

237 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 17:19:08 ID:v9b8IfMZ
――カイナ、まさかお前、本当に僕の事を気遣って……?
 「そんな時にねーさん、アンタを見つけたんや! ウチのおやじは喧嘩となると見境いなく
てのう、後は簡単! 事務所にカチ込みが入るでーて電話で教えたったんよ。そしたらおや
じ、こんな真夜中に非常召集かけはった! 後は――ねーさん、アンタが一網打尽にしてく
れた、ちゅーわけや」
 「……」
 カイナはまだ、動かない。
 「おかげさんで、後顧の憂いも無くなった。晴れてわし、関東阿嘉野会の幹部様や!」
 「……説明、乙。ま、興味無いから聞き流したけど」
 ……嘘を吐いたな。お前が阿嘉野に興味が無いとは思えないぞ。
 顔を上げたカイナ。
 「――!?」
 その顔色に、正直驚きを隠せなかった。
 「――カイナお前!」
 はっきり云って土気色、顔面蒼白とはこの事か!
 「たはは〜、今夜はちょっと燥ぎ過ぎちゃったかな? 少し身体がダルいかも〜」
 「かはは! こりゃ良ーわ! いよいよわしに運が向いてきおった!」
 「おま、その顔色、どうしたんだ!?」
 「や、今顔色の悪さでテンさんに勝てる奴はそうはいないよ〜」
 ……そうだった、僕の方が重傷だったっけ。
 「うんうん、心配しあうのは良ー事や。友達っちゅうのはかくあるべき、やなあ」
 鼻を啜り、一人頷きを繰り返す須藤。本気で感じ入っているらしい。目には涙が浮いてい
る。
 「ほんでなあ、ボチボチ忌んでもらいたいんやけど、どーやろ?」
 銃口を、僕からカイナに切り換える。その辺は流石、荒事に慣れたヤクザらしい。順番は
絶対に間違えない。
 「ちゃはー、カイナちゃん大ぴんち〜。とうとう年貢の納め時ってやつね、……ねえヤクザ
屋さん、ワタシは良い、ただテンさん……その人は助けて。……お願い」
 「ふむ、まあ良ーやろ。こがいなにーさんにわしを脅かす行動が執れるとも思えへんし、
放かしても勝手に死んでしまいよるわ」
 ――このバカ! 諦めやがった! 不戯けろ、お前のしてきた事を考えたら安くは死なせら
れない! 何か、何か打開策は……!
 「無駄やでにーさん、何か考えとるみたいやけど、こっからミラクルは起きひん」
 「……ちぇー、ワタシって以外に体力無いのねー……、こんな事なら部活でもやっとけば
良かったわー」
 ……駄目か、結局迷ってる場合でもなさそうだ。実はこいつの逆鱗はもう知っている。
打開策は、有るんだ。あの時カイナは、こう言って、そしてキレた。

 ――お前、ワタシに××したな?

 伏せ字なんて、意味が無い。

 「ハハハハハハハハハハハハ――」
 当然、カイナも須藤も面喰らう。面喰らい、そして憐れむ。無理もない、この中で一番無力
な僕、一男子高校生でしかない僕が唐突に嗤いだせば誰でも、疑う。
 「……何や、イカれてもーたんかいな。案外脆いのう、今時の若いモンは」
 「……ごめん、テンさん」
 「謝るなよカイナ、僕にだけ謝罪したってお前はもう赦されない。あ、おっさん。イカれてね
ーから心配すんな」
 「――何やと、誰がおっさんじゃボケ!」
 銃口を再び僕に向けた。バカが、アンタは立派な荒事師だ。始末する順番は絶対に間違
えないだろう?



238 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 17:19:59 ID:v9b8IfMZ
「語るに落ちてんだよ! 今時の若いモンとか言っといて自分がまだ若いつもりか?」
 「――っ!! 黙れ糞餓鬼!」
 こめかみに銃口が喰い込む。それを無視し、バテバテの殺人鬼に話を振る。
 「なあカイナ、お前の得意な独楽踊りを観せてくれよ! 出来るだろ? 出来るよなあ、お前
にはそれしか無いからなあ! それが独楽の踊り手《トップダンサー》たるお前の在り方だも
んよ!」
 「――違う、もう無理なのよ。ワタシは――」
 「――可哀想に、お前はいつでも孤独なんだな!!」
 
 風が吹いた。
 
 土気色だった顔色は、マグマの様に紅く燃える。
 「――取り消して、早く」
 「やだね」
 「取り消せ!」
 「断る」
 カイナの身体がわななく。自分を抱いて今にも跳び出しそうな脚を必死に抑える。今迄見
せた事の無い殺意を僕に浴びせながら。
 ――そう、お前のスイッチは、同情だ!
 「……もう我慢するな」
 「……ち、がう」「お前は前から僕を、殺したかったんだろう?」
 カイナは、涙を流している。顔をクシャクシャにしてついには鼻汁と唾液すら垂れ流し、必
死に否定する。
 「そうじゃない……」
 「お前は人を殺す事をためらわない」
 「……」
 「お前は人を殺しても何も感じない」
 「……」
 「お前は人が死んでもどうとも思わない」
 「……っ」
 「そんなお前にも友達ができた」
 「――!」
 「そして試したくなった。そんな友達としての僕を殺したら――自分はどうなるだろう、と」
 「――あ、あ、あ! あ!! あ!!!――」

 ――嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼嗚呼――!!!

 「――――――良いの? じゃあ殺るわ」
 膨張しきった風船は、やっと弾けた。グシャグシャだったカイナの顔は、穏やかな無表情
に取って代わり――我慢しないと宣言した。
 「――動くなボケェ――」
 忘れていた第三者、須藤理壱が声を発し――

 ぱぁん。

 ――きる前に一つの破裂音が鳴り響く。 銃声じゃ、ない。背後の噴水より高く、その血を
噴き上げ退場した。
 ――目の前に、速度を緩めた独楽が回っている。
 「――テンさん。ワタシの友達。たった一人の、大切な友達」
 完全に止まり、僕の上の肉塊を蹴り飛ばす。
 僕は仰向けになりカイナを強く見据える。
 「――いよいよ、だね?」
 カイナはそう言い、僕の上に馬乗りになる。
 「……」
 何も言わず、ただ穏やかなカイナの顔を見つめる。
 「――いくよ」
 拳を振り上げ――
 ――そしてそのまま倒れた。

239 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 17:21:14 ID:v9b8IfMZ
 「……やれやれ、危なかったな」
 やっとの思いで上半身を起こし、僕の上で眠るカイナを見遣る。
 「お疲れさん。今夜の事、大事にしろよ。今日って云う日はお前にとって忘れちゃいけな
い記念日になったんだぜ?」
 ゆっくり、硝子細工の置物を扱うように、カイナを脇に寝かせ、立ち上がる。
 「――う、ん!」
  身体を伸ばしつつ、夜空を見上げると、あれ程厚かった雲が千切れ千切れの叢雲にな
、隙間から星を覗かせていた。
 うん、これなら今日は晴れそうだ! ――あの程度の雲、朝日が全て溶してくれる――
 「さあ、行くか」僕の用事を済ませよう。
 「……う〜ん」
 「あ、起きたか」
  「あれ、テンさん。……アレ? テンさん!?」
 「二回も確認するな、耳元で喧しいなあ」
 「え、だって。エッ? だって!」
 「だから何で二回言うかな」
 「うぇ〜!?」
 今、こいつの顔を見ればきっと、さぞかし味のある表情をしている事だろう。視認できない
のが残念だ。
 ――そう、僕等はもう憩いの中央公園にはいない。先刻とは逆に、僕がカイナを背負って
歩いているからだ。
 「どうした、黙っちまって。何か無いのかよ、言いたい事は」
 やや遅れて、
 「――え、あ、うん。そっか、そうだね。つまりワタシは――」
 クスリ、と小さく笑うカイナ。
 「――殺せなかったんだね――」
 「ああ、そうだ」
 
 「――良かった」
 
 意外な言葉を、優しい声音に乗せて言うカイナ。僕としてはこいつにそんな情緒的な事を
言われては心が揺らぐ。
 ――自然、足が止まる。
 「――残念じゃあ、ないのか?」
 「何で? テンさんはワタシの大切な友達だよ」
 「僕はお前の、踏み込んではいけない部分に土足で入ったんだぞ?」
 「……そうね」
 「体力が尽きただけ――お前にはまだ、僕を殺す理由がある、だろう?」
 「……そうね」
 「簡単だぞ、僕なんて」
 「……そうね」
 「なら、」
 そう言い掛けた時、遮られた。強い、意思の籠った声で。
 「誓う、テンさんには何もしない」 「……お」
 「うん、そもそも大前提から間違ってたのよ、ワタシ」
 「……間違ってた、とは?」
 「だってそうでしょ? どうでも良い奴等におざなりな同情をされるのは真っ平だけど、そこ
は絶対変わらないけど、本当の友達が心から、ワタシに同情してくれるのは――有り難い
と、受け取らないと」
 ――友達、か。
 「そうか、そうだな」

240 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 17:22:10 ID:v9b8IfMZ
 「うん!」
 弾む様に嬉しげなカイナ。目を覚ましてからは遠慮がちに肩に手を置いていただけだった
彼女が突然、僕の首ったまにガッチリ両腕を廻してきた。
 ――傍目に見れば抱き付いている様にしか見えない。
 「ね、テンさん」
 「ああ」
 了解、少しばかりお前に付き合うよ。
 それからしばらく、雑談をしながら夜明けの街を意味も無く練り歩いた。内容は今日この
後のテストの事だったり、二年生の中途半端な時期から入っても楽しめそうな部活の事だ
ったり――

                         *

 ――じきに疲れ果てていたカイナは、再び深い眠りに墜ちた。こいつにとって、僕がどう諱
う存在か判って、改めて気を引き締める。
 そして僕は、カイナを警察に引き渡し、アパートへと帰った。今日は進級の懸かった大事
なテストだ。寝不足や血液不足くらいじゃ休めない。


 




 ――おしまい。


241 :この名無しがすごい!:2010/01/16(土) 19:09:53 ID:KXvHktrF
他のスレにも晒してるけど、感想欲しいの?
なら感想をもらうスレに晒した方がいいよ。

242 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 20:10:07 ID:v9b8IfMZ
はーい。
しつれいしましたー。

243 :この名無しがすごい!:2010/01/16(土) 20:28:31 ID:KXvHktrF
いや、責めてるわけじゃないよ。
過疎ってるし別にいいんでない?
ただ感想欲しいのかと思っただけ。

244 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/01/16(土) 23:33:45 ID:v9b8IfMZ
↑ども。
はい、感想は欲しいけどさすがにもう他所に貼るのは止めときます。

そうですね、どうせ晒すなら違う噺の方が自分の為にもなりますもんね。
あ、よければ読んでやってください。
稚拙でうががんばりました!

245 :この名無しがすごい!:2010/02/01(月) 04:19:10 ID:D+KjqBk2

お前らがラノベ作家になるために努力してること
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/bun/1264964354/

246 :coa ◆M2aff7Gyjw :2010/02/16(火) 07:36:24 ID:3s54g65n
荒らしてごめんなさい。

247 :2:2010/04/10(土) 20:21:20 ID:KkGGzkbq
age

248 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/04/25(日) 15:36:15 ID:kJjpqV2e
このスレ復活(?)させようかと思っていますが参加したい方いますでしょうか。
差し支えなければ私がスレ主的にやってみようかと考えてます。

249 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/07(金) 17:38:31 ID:xtSTw+Zt
全く反応なかった・・・w
まぁ↑だけじゃ面白そうとか思えないですよね。


250 :この名無しがすごい!:2010/05/08(土) 02:11:56 ID:8CUnuIYA
ちょっとやってみたらどうでしょう。
面白かったら適当につきあいますよ。

基本14でいいと思いますが、プロット・ルールを纏めてロダUP
していただけるといいと思います。
んで、息抜き程度の参加にしたいので、ストーリーもだしてい
ただけると楽ですが。
まぁ、いろいろと負担が多いですが、もしよろしければ。

251 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/08(土) 17:06:18 ID:kdZKfjmD
あら。リアクションが。

じゃあ、ちょっとやってみましょうか。
ルールのたたき台だしてまた反応見る感じで。
基本これまでとほぼ変わらないと思いますが。

プロット。プロットかー。
そのへんも自由にしたいんですがあった方が書きやすいってのはあるでしょうね。
お話のはじまりと終りだけ決めちゃうってのはどうでしょうかね。(できるのか?)
そこに向かって展開してもらうと。

てか学園モノの続きでいいのかっていうのもあるんですがw

252 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/10(月) 23:13:37 ID:/1KijAuk
☆ルールを改めて。(ロダどこにしたらいいかわからなかった・・)


・執筆の順番は立候補制。重複を防ぐため、書き手はあらかじめ「俺が書く」と宣言すること。
締め切りは宣言してから三日以内。

・宣言から三日以内に投下が無かった場合は、棄権とみなして別の人の執筆立候補を募る。

・本文書く人はトリ付け推奨。

・文量制限は10行以上、3レス以内。

・自分以外の書き手の書いた内容は全肯定する。
(納得いかなくてもそれを面白くつなげて楽しもう)

・新キャラの登場や既存キャラの退場(死亡等含む)も書き手にゆだねる(但し、主人公チェンジはなし)
伏線を張り置くのはいいが、やりすぎると次の人を困らせるので乱発には注意すること。
前話の伏線を回収するかしないかは次の書き手の自由。伏線が回収されなくても怒らない。

・文体、人称、視点、等は書き手の自由。前後の書き手との統一は必須ではない。←new

・もめたり書きにくいなどの状況になった場合は(ならないと思いますが)相談しましょう。
 意見調整の上、最終的に私(14 ◆YFUEoRkm9k)が何かしらの方向を出します。←new

253 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/10(月) 23:24:51 ID:/1KijAuk
という感じでどうでしょうか。
参加を検討中の方でご意見などあればどうぞ。

プロットですが私が作るとなると私の負担が大きいのでやはり書き手に任せたいと思います。
ご容赦を。(できれば私も気軽に参加したいので)
プロット募集→執筆者立候補の流れとかもありかとは思います。

それと参加検討の方は学園モノの続きがいいか新しいのがいいかご希望あれば。
どちらでもいい、でもおkです。


・・・・というところでしばらく反応待ちます。
参加希望がなければ今回はなしということで。

参加検討している、という方はご意見だけでもどうぞ。
後から参加を決めてもいいかと思いますので。

254 :この名無しがすごい!:2010/05/11(火) 23:32:16 ID:K5SKKd7P
難しいことやルールを決めるより、まずは適当に書いてみては如何でしょう。
面白そうなら人も集ってくるでしょうから。

んで、なによりも大事なのは進行主のやる気次第だと思いますよ。
一人でも続けていくくらいの。

255 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/12(水) 01:57:51 ID:YXNvjZZU
そーですよねー。面白そうなら人がくる。そのとおりだと思います。

ただ、リレーであるからには何人か「ふーん、面白そうじゃん」という人がいて
初めて成り立つと思っているわけです。
ひとりでやるならブログとか投稿サイトでもいいわけですし。

このスレの最初がそうだったのでそのイメージに引きづられていますね。
やりたい人がいるならちょっとがんばっちゃおっかな!てな具合です。

でもまぁ・・・人を呼べるものを提示できてなさそうですよね。
もうちょい具体的なものだしたほうがいいのかなー。

256 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/16(日) 07:34:21 ID:PWGsiQoh
うん。特に希望もないようなので今回は見送ります。

257 :この名無しがすごい!:2010/05/17(月) 00:23:44 ID:SvZH9moE
誰もいないんだぜ!
がっくしな気分なんだぜ!
書き手なんていないんだぜ!
くびを長くしてまってたんだぜ!
のんびりこの後も待ってみるんだぜ!

258 :この名無しがすごい!:2010/05/19(水) 22:37:35 ID:lZbbGUlT
http://wannabees.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upload/src/wu0614.txt
http://wannabees.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/upload/src/wu0615.doc
とりあえず、まとめてみました。
めんどかったのでワードですいません。
記号とか数字とか誤字とか一部勝手に直してます。すいません。
で、人いないようでしたら勝手に進行しますけど、いいんでしょうか?

259 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/05/19(水) 23:32:00 ID:MWjBoU/M
>>257
ご期待に添えずスミマセン

>>258
おぉ、いいんじゃないでしょうか。
って自分が言うのもおかしいですが誰のものってわけでもないので。

260 :2 ◆FYz00L796o :2010/06/02(水) 21:57:37 ID:bYwHpoc3
おぉ、復活してる…
>>14氏ナイスです。
6月の後半以降なら俺も参加しますよって

261 :2 ◆FYz00L796o :2010/06/02(水) 21:58:53 ID:bYwHpoc3
>>258
まとめthx!
即行ダウンロードした!

262 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/02(水) 23:02:33 ID:AlN3816g
おぅ・・・>>2さんだw

ほほう。じゃあ、あれですな。
もっかいやる気出してみましょうかw

263 :この名無しがすごい!:2010/06/03(木) 02:20:06 ID:6/nV4igL
参加したいなぁ〜

読む側でいいから

264 :この名無しがすごい!:2010/06/04(金) 17:23:48 ID:ZKRHVnYZ
携帯から参加はできないのでしょうか…?



265 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/04(金) 17:39:33 ID:PlbrZEYS
>>263
ぜひぜひ。読む側だけと言わず書いてもいいんですよ!

>>264
携帯で問題ないですよ!



明日あたりからどうするか詰めていきましょうかね。

266 :この名無しがすごい!:2010/06/05(土) 03:09:03 ID:66Gv3soe
>>265

携帯からだとどうやって参加すればいいのですか?

それともこのスレでリレー小説をするのですか?



267 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/05(土) 12:23:12 ID:DLp45dv/
えーと、携帯から書き込んでるんですよね?
このスレでリレーするんですよ。
携帯からだと大変だと思うけど>>1から読んでもらうといいです。

268 :この名無しがすごい!:2010/06/05(土) 17:36:54 ID:66Gv3soe
>>267
はい 携帯からです。 わかりました!いま時間がないので1から読みます m(_ _)mなんかすみません汗


参加したいですm(_ _)m



269 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/06(日) 19:41:35 ID:4+TOeOmz
>>268
ぜひご参加を!


明日から、といいつつ放置してましたが、基本的に私が進行するでいいんでしょうかね。
こんな奴に進行されるのやだよーという場合は今のうちにダメと言って下さいw

おkの場合。
書き手で参加の方のご意見は随時受け付けます。
読むだけの方も提案は自由にしていただいていいですが、場合によっては
受け付けないこともあるかもしれません。例えば書き手が困るような提案などです。
書き手あってのリレーですので、ご了承くださいね。

それと、このスレはリレー小説という形式を使って、書く人読む人で楽しめればいいじゃない
という主旨でやりたいので上手下手は気にしない方向でやりたいですね。

リレーが再開する場合、複数の話で展開するとごちゃごちゃするので、ひとつのお話で
やりたいと思ってます。続きをやるか、新作をやるか、どちらかにしましょう。


270 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/06(日) 19:42:53 ID:4+TOeOmz
それでですね。

何書きましょうか。
個人的には学園モノの続きでいいかなと言うか、それをやりたい気がします。
せっかく七不思議編というネタが有りますし、5人目の部員が何者かまだわからない
という状態なので続きを読みたいんですよw

他に書きたいものがある人は遠慮なく意見を出してください。


271 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/13(日) 13:46:55 ID:h1ODF79I
おお!・・・なにもない(笑)

なんかめんどくさそう!とかかな!
単純に人がいないからなのかも!



272 :この名無しがすごい!:2010/06/13(日) 14:51:42 ID:FST/IKke
258ですが、どぞ、進めてください。
本当は自分も積極的に参加したかったのですが、他の事もあり
中々時間がとれなくて……。

273 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/13(日) 21:29:05 ID:h1ODF79I
>>272
まぁ、お遊びですからw
できるときにできる人がやればいいんじゃないでしょうか
いずれにしても人がいないことにはできないので少しがんばってみます
進行したいんだぜ!と思ったらいつでも言って下さいな
というかでしゃばってごめんなさい


ところで書くのは面倒だけどROMりたいなあ、という人はいますかね?
どんなのが読みたいですか?

274 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/17(木) 04:51:35 ID:8A3G4OgK
ううう・・・orz

じゃあ、えーと、設定募集!5人目の部員!
>>37>>38>>39>>42>>44の設定をを参考に!
>>258のtxtを見てもおk!いまさらだけどありがとう!)
主人公の妹「流」の同級生!だと思う!


ここまでのあらすじでも書いた方がいいのかな。

275 :2 ◆FYz00L796o :2010/06/18(金) 08:46:27 ID:uu/nt86X
もうちょいで動けるようになる自分
何もしないのもアレなので設定を投下投下


★五人目の部員

緑川 葵

ふわふわパーマの15歳。流の同級生。
「緑川総合医院」院長の一人娘で、おうちは小金持ち
 →新聞部のスポンサー的存在に
ほんわか毒舌天パちゃん。

小さい頃から病院に出入りし、おじいちゃんおばあちゃんと仲良くなっては、
その人達が「いなくなっちゃう」経験を積むうち、
超常現象的なものに対する妙に鋭い感性が磨かれる。
「あれ、誰かいませんでした?」「さっきから何だか甘い匂いがしません?」
など、それは抽象的・直感的なものだが、
そこで涼太がNikonF2フォトミックASのシャッターを切ることで……

「好きなものは、和菓子とお花と、あと防腐剤の香りです」
「涼太さんとお付き合いなんて……来世も再来世も無理です」

276 :2 ◆FYz00L796o :2010/06/18(金) 08:51:02 ID:uu/nt86X
進行をやってくれてる>>14氏には感謝。
俺ももう少しで執筆参加できるから、ガンバレ

277 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/19(土) 05:35:24 ID:4wmVbg1p
嗚呼っ!設定北!ありがとうございますありがとうございます!これは良い設定!

さぁどうですか!この子動かしてみたくないですか!
引き続きリレー小説やってみたい方募集です!


278 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/24(木) 02:57:41 ID:zIyuAqBu
よし・・・もうほそぼそと始めてしまおうかと・・・。
2さん、ケータイさんみてますかね?

これはきっと私がとにかく書いて続きを待つ感じにするしかないですよねー・・・。

当初の目論見ではもうちょい人が寄ってきて仕切りだけやろうかと思ってたんですがw
やるとなればキリのいいところまでは続けたいなぁ。

279 :この名無しがすごい!:2010/06/24(木) 11:54:18 ID:lgoczIG2
ここ数ヶ月、このスレを開くたび思うのは「なんでもいいから早く始めてよ」これにつきる

280 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/25(金) 06:01:31 ID:dHkS5TfP
じゃあ「俺も書くよ!やろうぜ!」っていうヤツ来てよ!!!w
どうしろというんだよ!!!wのれんに腕押しだよ!!!w


日本決勝リーグ進出おめでとう!

281 :この名無しがすごい!:2010/06/25(金) 06:43:24 ID:36abJ8b2
そこまで詰めたんならもう後はボール投げるだけでいいじゃない。
リレー小説やらないか? じゃなくて、こんな企画考えたけど一緒に書く奴募集! になってるぜ。

282 :この名無しがすごい!:2010/06/25(金) 07:31:34 ID:36abJ8b2
>>1から読み直してみたんだが、そもそも所謂リレー小説をやるつもりじゃなかったわけか。
後でブレたりひっくり返されたりしないように、こまかく設定を詰めてるだけなのかと思ってたわ。
余計な口を挟んでしまったようで失礼した。

283 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/06/26(土) 09:24:27 ID:Wq3UMy3i
あー、えーと。寝不足な上にサッカーで興奮したまま書き込んでいたことに反省・・・

全然余計じゃないですよ。
御覧の通り閑散としてますのでありがたいことです。こちらこそ失礼しました。

自分の理解が間違ってるのかもですが以前つづいていたのはリレー小説だと思ってます。
で、やりたいのもそれです。自分としてはリレー小説をやるつもりなのです。

前回の経験上ブレるのはやむをえなくて、それよりも書きにくい方が問題かと思います。
展開がひっくり返るのだって何も問題ないと思っています。

例えば一度私の番で登場人物たちを二手に分けたことがありましたが、
次の方が続きであっというまに合流させてしまいましたw
バトンを渡す方としてはそれぞれに話が展開できて面白いかなと思ったわけですが、
でもバトンを受けたほうが書きやすく面白いと思った展開にするし、なるわけです。
これは楽しいことだと思います。そうきたか!というやつです。



284 :この名無しがすごい!:2010/07/08(木) 01:37:29 ID:yFluumyu
>>283

以前読者としても書き手としても参加したいと申し出たものです
実は携帯の規制で書き込めませんでした いまはお試し●で書いてます
また>>1から読み直してみます

参加の気持ちは変わっていませんが携帯しかないのでまた書けなくなる可能性があります汗

すみません‥




285 :14 ◆YFUEoRkm9k :2010/07/13(火) 03:48:56 ID:VfV9YtZJ
>>284
おっと。レス遅くなりました。申し訳ない!
参加したいということですね!じゃあ二人(三人か!)で始めましょうか。
やってるうちに入ってくる人もいるかもしれないし。

さて、どんなの書きましょうか。新しいのがよければ検討しますよ。
もし学園モノの続きでいいなら始めてしまいましょう。
これが決まれば先に進めます。

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