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新生 ・ ログスト島興亡史 第五巻

1 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:32:04 ID:IuKbWy/10
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  :  . : : : (,, ・∀・)   //,,,、,,,,、,,,,、‐′ (゚ー゚*)  ..∨ /■\〇    .( ̄ ̄ ̄\
         /:.:.:.:.::;;::;二つ//        と):.:.:;;;|   || (´∀` ,,)/    (____>
         し// ´__ ̄)//,,,...:-‐‐=-..,,,_  .||ノゝヽ\  ||/:.:::.::.;;:;;;;/
          `/ /(_)":: ::      ::\||~|~|~~|~  と//:.::.:::;;:'|
             (__)'":: :: :...     ::: . ::; :::. ̄~`'::._|| /:.:.:.::;:::::'|
            ,:r'::: :: .::: ::       ::    :; ::: .::    '(__)`':. )_,

                                      ノ
             ,,__ ロ ロ (^ー―---、   l´)      |二二l
     (`ー---‐、  / ,‐--、ヽ     ´ ̄ " 、 /     | |         |____l
     l ,-‐‐-、 l (_ノ  / /       / /     | ヽ 、     ト---‐
     | ヽ__ノ |    / /      / ,、ヽ、   | `ヽ_l    └――--、
     `ー―--´   /,,_/       /,/ \_ヽ   | |         l    l
                      ̄        ヽ)      l_|_l 、|
                    新生興亡史

    旧興亡史 四巻:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209044267
         第一巻:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1214218192/
         第二巻:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1216637131/
         第三巻:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1218765431/
         第四巻:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1223829687/

    感想雑談スレッド:http://love6.2ch.net/test/read.cgi/aastory/1209563355/

   旧興亡史 保管庫(モダン焼保管庫様)http://modern.orz.hm/aa/1140.html

2 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:33:11 ID:IuKbWy/10


         ,.;:""'"`""'""``´''"""`"`´""'"""''""`'"""`"";:.,
        ,.;:                            ':;.,
      ,.;:'                               ':;.,
     ,.;:'                                 ':;.,
     ;:.,,.,.______________________,.,;:
     ;:  ______[ ローカルルール ]________  :;
     |∫|                                |∫|
     |  | 1、話の流れを 無にするようなことは 起こさない   |  |
     |∫|                                |∫|
     |  | 2、種族を追加するときは 既存の ある程度有名な |  |
     |∫|   キャラで、能力、場所は空気を読んで       |∫|
     |  |                                |  |
     |∫| 3、時を一度に5年以上進めないこと           |∫|
     |  |                                |  |
     |∫| 4、一方的過ぎる展開及び時間逆流.は禁止     |∫|
     |  |                                |  |
     |∫| 5、他国からの移民、技術協力は許可。        |∫|
     |  |   但し、現在の島の文化水準+α程度に収める |  |
     |∫|                                |∫|
     |  | 6、リレー物なので、設定はなるべく簡素に       |  |
     |∫|_______________________|∫|
     ;:__________________________:;



3 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:34:21 ID:IuKbWy/10

種族情報ボード

 種族の情報を記入してください。

  旗  :その種族の地図上での表記です。

種族名:種族の名前を入れてください。

集団名:部族、民族、国家の名称です。統治者、支持率と共に記入してください。

英  雄:現在、その種族に属している英雄の人数です。

能力地:その種族の能力値です。各能力最大10まで、合計30までで設定してください。
    身:生命力や、戦いの強さ、身体能力。
    統:組織的行動のうまさ、団結力。
    知:臨機応変さ、狡猾さ、頭の回転力。
    政:物を生み出す力、育てる力や、外交力。
    繁:子孫を増やしていく能力、繁殖力。

総人口:現在の総人口です。兵士数と共に記入してください。
     初期総人口はその種族の繁殖力×10以下でお願いします。

物  資:現在備蓄している物資を記入してください。

技  術:現在所持している先端技術を記入し、陳腐化(誰でも持っている)した技術を削除してください。

状  況:現在の状況をかる〜く記入してください。主観、偏見の混入OK。

目  標:現在、種族が目指している目標を記入してください

同  盟:同盟種族や、参加している同盟軍を記入してください。

仇  敵:こいつだけは絶対にブチ殺す!という不倶戴天の種族を記入してください。

┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃勢力名                      ┃☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆┃同盟:−    仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能  力┃身 00 ┃統 00 ┃知 00 ┃政 00 ┃繁 00 ┃合計 00 ┃統治者   支持率: 00%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総人口:- - - -人 総兵力:- - - -人
┣━━━━━━━━─国土─┓0コマ0村 総収穫:- - - -石
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘00年00月:状況:

┃                       −状況を記入−


┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

4 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:36:38 ID:IuKbWy/10

英雄情報ボード

 その種族名と、その種族に所属する英雄の情報を記入して下さい。
能力は0から100まで設定してください。但し、100の能力を持つ
英雄は一種族に同時に一人までとします。また、100の能力を
複数所持することも禁止です。

 英雄とは、つまるところ名前キャラです。その種族の能力傾向を無視
した能力を持たせる事が出来ますが、数に限りがあります。また、英雄
だからといって必ずしも有能でなくてはいけない、とは限りません。単なる
無能な名前キャラでも、名前を持つ以上は『英雄』の人数制限に入ります。

 一種族に同時に所属できる英雄は10人、家系は7家までです。
 家系や、一代と書かれている部分は、好きに書き直してしまってOKです。

┌─┬──────────────────────┐
|旗|種族名                                |
├─┴─┬────────────────────┘
│家  系|−−家 −−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
├───┬───┴────────────────
│家  系|−−家 −−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
├───┬───┴────────────────
│家  系|−−家 −−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
├───┬───┴────────────────
│家  系|−−家 −−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
├───┬───┴────────────────
│家  系|−−家 −−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
├───┬───┴────────────────
│一  代|−−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│一  代|−−−−−  −−才
├───┴───┐統:   武:   知:   政:   魅:
└───────┴────────────────

5 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:37:26 ID:IuKbWy/10

 ログスト島初期地形

−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│凍│凍┃〜│〜│〜┃山│山│山│山│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┏━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│  │  │  │  │林│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃山│山│  │  │林│林│林│森│森┃〜│〜│3
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃山│  │  │  │  │林│林│林│林│  ┃〜│〜┃山│山│山│山│  │  │  │林│山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│  │林│  │  │  │林│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│荒│荒│山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜│〜┃山│林│林│林│  │  │林│山┃〜│〜│〜┃  │  ┃  ┃火│山│荒│  │林│林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┃─┼─┃─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│林│  │  │  │山┃〜│〜┃山│  ┃〜│〜┃山│山│  │  │山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┃─┏━┛─┼─┗━━━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜┃森┃  ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃  │  ┃〜┃  │  │  │砂│砂│砂│砂│山│山│山│  ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┼─┼─┼─┗━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┤− 温帯
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃  │  │  │  │  │  │砂│砂│  │山│  │  │  ┃〜│9
├─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┏━┛─┤−
│〜│〜┃山│山│山│火┃〜│〜│〜│〜│〜│〜┃  │  │  │  │  │  │  │  │林│林┃〜│〜│10
├─┼─┃─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│〜┃林│  │山│山│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林│林│林│林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃森│林│林│  │  │  │  │  │  ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森│森│森│林│林│林┃〜│〜│12
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃森│森│林│  │  │  │  │  │  ┃〜┃  │  ┃〜│〜│〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─┼─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃  │  │  │  ┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓─┼─┼─┗━━━┓─┃─┼─┼─┼─┼─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━━━━━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−

6 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:37:58 ID:IuKbWy/10
拡大マップテンプレート

┏━┳━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃旗┃ α−16 ┃場所名                    ┃総人口:   総収穫:
┣━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━┫総兵力:   総生産:
┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/  ┣━━━┯━━┳━━━━━━━━━━━━┫
┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−  ┃元地形|地形┃統治者:
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  1 ┣━━━┷━━┻━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  2 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  3 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┓データ:
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  4 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  5 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  6 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┓データ:
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  7 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  8 ┣━┓データ:
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │  9 ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┤−  ┣━┓データ:
┃│  │  │  │  │  │  │  │  │  │  │ 10 ┣━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−  ┃旗:α−1:施設名:駐留
┃├─┤10km                   000年00月 現在┣━┓データ:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃特性:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総備蓄:
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

7 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 00:38:30 ID:IuKbWy/10

 ログスト島 現在の地形

−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−μ−ν−ξ−ο−π−ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
├─┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┏━━━━━━━━━━━━━┓─┼─┼─┤−
│〜┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│村│凍┃〜│〜│〜┃山│山│山│村│山│山│山┃〜│〜│〜│2
├─┃─┌───────┘─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┏━┛─┌───────────┗━┓─┼─┤− 冷帯
│〜┃火│  │  │  │  │村│凍│凍│凍│凍┃〜│〜┃山│山│  │  │林│村│林│森|村┃〜│〜│3
├─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┃─┼─└───┐─┼─┼─┼─┌─┃─┼─┤−
│〜┃山│  │  │  │  │林│林│林│林│  ┃〜│〜┃山│山│山│山│  │  │  │林│山┃〜│〜│4
├─┗━┓─┐─┼─┼─┼─┼─┼─┼───┃─┼─┗━━━━━┓─│─┼─┌───┘─┗━┓─┤━━━
│〜│〜┃山│村│林│  │  │  │林│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃山│; ; │村│山│山│山│山┃〜│5
├─┼─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─│─┏━┛─┼─┏━━━┓─┃─└─┐─└─────┐─┃─┤−
│〜│〜┃山│林│林│林│  │  │林│山┃〜│〜│〜┃  │  ┃〜┃火│山│; ; │  │林│林│山┃〜│6
├─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─└─┗━┓─┼─┃─┐─┃─┗━┓─└─┐─┼─┌─┘─┃─┤−
│〜│〜│〜┃森│林│森│林│村│  │  │山┃〜│〜┃鉱│村┃〜│〜┃山│山│  │村│山│山┃〜│7
├─┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─└─┃─┏━┛─┘─┗━━━┛───´_,───┘─┌─┃─┤−
│〜┃森┃  ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃  │  ┃〜┃  │  │  │: : │: : │: : │: : │山│山│山│  ┃〜│8
├─┗━┛─┗━━━┛─┼─┼─┼─┗━┓─┗━┛─┼─┼─┼─┼─┼─┼─│─┌───┘─┃─┤− 温帯
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜┃  │  │  │  │  │  │: : │: : │  │山│  │  │村┃〜│9
├─┼─┏━━━━━━━┓─┼─┼─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─└─┘─┼─┏━┛─┤−
│〜│〜┃山│山│山│火┃〜│〜│〜│〜│〜│〜┃  │  │  │  │  │  │  │  │林│林┃〜│〜│10
├─┼─┃───┐─┼─┗━━━┓─┼─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜│〜┃林│  │山│山│山│山┃〜│〜│〜│〜│〜┃林│林│林│林│村│林│林│林│森┃〜│〜│11
├─┏━┛─┼─└───────┗━━━┓─┼─┼─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┼─┤−
│〜┃森│林│林│  │  │  │  │  │  ┃〜│〜│〜│〜┃林│森│森│森│森│林│林│林┃〜│〜│12
├─┃─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃─┏━━━┓─┗━━━━━┓─┼─┼─┼─┼─┗━┓─┤━━━
│〜┃森│森│林│  │村│  │  │  │  ┃〜┃  │  ┃〜│〜│〜│〜┃森│森│森│林│林│山┃〜│13
├─┃─┼─┼─┏━━━┓─┼─┼─┼─┃─┃─│─┗━━━┓─┼─┗━┓─┼─┼─┼─│─┃─┤−
│〜┃森│森│林┃〜│〜┃林│林│林│林┃〜┃  │  │  │  ┃〜│〜│〜┃森│森│林│林│山┃〜│14
├─┃─┼─┼─┗━┓─┗━━━━━┓─┃─┗━┓───┐─┗━━━┓─┃─┼─┼─┌─┘─┃─┤− 熱帯
│〜┃森│森│森│林┃〜│〜│〜│〜┃林┃〜│〜┃山│山│森│森│森┃〜┃森│森│森│山│山┃〜│15
├─┗━━━━━━━┛─┼─┼─┼─┗━┛─┼─┗━━━━━━━━━┛─┗━━━━━━━━━┛─┤−
│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│16
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘−

8 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:06:30 ID:IuKbWy/10
 

9 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:07:02 ID:IuKbWy/10
 

10 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:07:33 ID:IuKbWy/10
 

11 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:08:04 ID:IuKbWy/10
 

12 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:08:34 ID:IuKbWy/10
 

13 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:09:10 ID:IuKbWy/10
 

14 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:09:43 ID:IuKbWy/10
 

15 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:10:14 ID:IuKbWy/10
 

16 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:10:50 ID:IuKbWy/10
 

17 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:11:21 ID:IuKbWy/10
 

18 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:11:52 ID:IuKbWy/10
 

19 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:12:34 ID:IuKbWy/10
 

20 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/09(日) 22:13:07 ID:IuKbWy/10
 

21 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:05:59 ID:1RVpNcAK0
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛:   |i!|il|!ll|                    .|i||  .|l||
il|!ll| Y ;;/,,""    |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛""    .|l||.  ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(
.|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/         ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/
,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:.  、"";;,,;;,゛|il|   |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )
il|!ll|    Yii!   .|!i!|il|ll|    |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,""   .|ill   |!i|    |,!((/
il|!ll|    |!,ii    |ill|il|!l)     |i|!ll|   `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i|  .|ill|     |i|!ll|   
.|lii!|    |ill|     |!!iill|!li    .|il|lil|    (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill|   .|ill|    .|il|lil|  
.|lii!|    |ill|    (il|!llli!i|     ||!li!i|  /☆\  Yii!    |ill|  |l|!|     .|!lli!i| 
il|!ll|    |l|!|   |!!iill|!ll|    ||liii!| (,, ・∀・)ノ|!,ii    |l|!|  |l|!|     .|!lli!i| 
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ(    |il|!ll|/ ̄ ̄ ̄) .|ill|   vv|Mv vv|M v , . |!lli!i|..
!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.vW "" V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|                                             |i|
  |i|             砦の西に位置するこの林に、                 |i|
  |i|                                             |i|
    `──────────────────────────────´

22 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:06:32 ID:1RVpNcAK0
;;.ii!;;::,,、"";;,,;;,゛:   |i!|il|!ll|                    .|i||  .|l||
il|!ll| Y ;;/,,""    |liiil|!i!|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(;;;;;::::゛""    .|l||.  ||i|";"゛ノ)|;;.;;;;;::,,、"";;(
.|lii!|ノ )`~...,,,,,,.....,,, |!!ilill|!l;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/         ||i|;,゛ |il|;; ゛ヾ;;::il|!ll| Y ;;/
,!((/(;;,,ヽ;;;...(_;;::,, |ll!i(!ll|  ̄"\)l.ii!!ノ )`~.⌒;:.  、"";;,,;;,゛|il|   |ill  ̄"\)l.ii!!ノ )
il|!ll|    Yii!   .|!i!|il|ll|    |,!((/(;;,,ヽノ ;;/,,""   .|ill   |!i|    |,!((/
il|!ll|    |!,ii    |ill|il|!l)     |i|!ll|   `(~...,,,,,,.....,,,⌒) .|!i|  .|ill|     |i|!ll|  
.|lii!|    |ill|     |!!iill|!li    .|il|lil|    (;;,,ヽ;;;...(_;;::,, .|ill|   .|ill|    .|il|lil|   
.|lii!|    |ill|    (il|!llli!i|    /☆\三       Yii!     |ill|  |l|!|     .|!lli!i|   
il|!ll|    |l|!|   |!!iill|!ll|   (・∀・ ,,)三     ;;从:.    |l|!|  |l|!|     .|!lli!i|   
|!!iil|,,,,.., ,vv|Mvv(/"从ll|ノ(    ( ̄ ̄ ̄\三  ..::从l;|:.  vv|Mv vv|M   , .|!lli!i|..
!ソ;ハj|W "" Vv,w,.vw,.v"ji,,Iw,,MW w,,Mv,w,.vw,.v从;::从 V"ji,,Iw,,MW "" w,,Mv,w,.vw,

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|                                             |i|
  |i|               一点の火が灯った。                     |i|
  |i|                                             |i|
    `──────────────────────────────´

23 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:07:35 ID:1RVpNcAK0
               _
           │  |  | ̄ ̄  |\   |    / ̄\
           │  |  |──  │ \  |    └──┐ ┼┌┐ |/ \/
       \_/   .|  ::|__  │   \|    \_/   │└┘ |   /
                ̄  
             ┌──────┬───────────
             |  FILE No.13  .| 南都反逆編 Part.3 2/2
             └─┬────┴────────┬──
                 │        序章        │
                 └─────────────┘
               ── 21年12月 ネオアトラン砦

24 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:08:05 ID:1RVpNcAK0
   ┌──────
   │……………。
   └──v───‐
   ___
   》::::乂::《                  ピューーー
   (,,  ゚∀゚)ン?                    /*\三ニ
   /ニニニ<〉                (゚∀゚ ;;)三ニ
  ノ::::::::::::::::::〉                ( ̄ ̄ ̄\三ニ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|              (____>三ニ
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  夜、キルヴァス抹殺の良策を考えていたバーンネルの元に、         :|i|
  |i|  部下が血相を変えて飛んできた。                          |i|
    `──────────────────────────────´

25 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:08:37 ID:1RVpNcAK0
      ┌────────────────────────
      │たたた大変ですバーンネル様!!そそ外が!外が!!
      └────────v───────────────‐
  ┌────────
  │慌てるな、今行く。
  └──v─────‐
   ___
   》::::乂::《
   (,,  ゚∀゚)            /*\三ニ
   /ニニニ<〉           (゚∀゚ ;;)三ニ
  ノ::::::::::::::::::〉           ( ̄ ̄ ̄\三ニ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         (____>三ニ
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  何事かと聞くと、外が大変な事になっていると部下はいった。         .|i|
  |i|   物音が聞こえなかったため、バーンネルは奇襲ではないと思い、     .|i|
  |i|  平静を保ちつつ砦の外へ出た。                           |i|
    `──────────────────────────────´

26 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:09:08 ID:1RVpNcAK0
              ┌───────────
              │閣下、あれをご覧に!!
              └───v───────‐
      _
     |\ \| ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|
     |\| ̄~| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄
     l\{\ |\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     {\}\|{'\| ̄~|       /*\
     |\ \|\|\”>―;、\(゚∀゚ ;;)
     |\|\|\\|\l\ .\ ( ̄ ̄ ̄\
     |\ \ \|\|\\|': ̄~| ____>
     |\|\|\ \ ヽ|\\ ̄\     ___
”~'ー w'!|\|\ \ \|\|\|\|\ ̄\   》::乂::::《
     |\ \|\|\|\|\|ヽト\\_\ (゚∀゚ ;)オオ…
  , ,wi.|\|\|\ \|丶|\|\ト、\!___| 〈>ニニニヽ
     \ \|\|\|\ \|\ \|\|\ \:::::::::::::::::::ヽ
         \|\ \|\|\|\|\|\|\|\''i\ ̄ ̄\
 ,          \|\ \|\ \|\|\|\ \\| '\   \
          \|\|\ \|\ \|\ \ \|\| \___\
   wi    '"   \|\ \|\|\|\|\|\|\|\|_|    |
               \|\|\,\ \|\ \|\\| ト---<
               \\ \|\|\ \|\ \| \   \
                 \|\ |\|\ \ \\ |\|'\___`
                  \|\ |\|\ |\|\ |\|\|\ ̄ ̄ ̄\
        '” wr        wi|\ |\|\| \ \ \|'\|\     \

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   しかし、バーンネルが目にしたものは奇襲どころの騒ぎでは無かった。 .|i|
    `──────────────────────────────´

27 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:09:41 ID:1RVpNcAK0
 ┌───────────────────────────────
 │…すぐに兵を招集しろ。私が指揮を執る。…今夜は嫌な夜になりそうだ。
 └───────────────────────────────
.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. . .. .  . .. . .. . .. ....:; ,.:゛;:;`;゛;:゛;::;`;; ,
;:;:゙:;":;";`;:;":、;.. . .. . .. . .. . ...:..:..:..:..:..:..:... .. .:..:.´.. . . .:゛;::; ,.゛;i゙;:`;゛;:゛;:; ,.
":;:、;:;";`;i:;/"、;::;":.. . .. .ゴオオオオオオオオ .. . ..   .. .;゛;:゛;:; ,.゛:; i! ;`;゛;:゛;:; ,.
::;゙;:;":;";`;ll:; ":、;:;":;";. . .. . .. . .. . .. . .. .,.:゛;:;`;゛;:゛:;:; ,.゛ ;.;从从!i`;゛;:゛;:; ,.
;":;:、;:";`i!l;.〃:;":、;:;":;";`;:;":、.. . ;:::;:;:;:;:;:`;゛;:゛;:; ,.:;::;:;:::;:;:;:;;:;::゛;゙i゙i:;゛;:゛;:; ,.;
;:、;:;":;"//;`;:;":、;:;":;";`;:;":、;:;".. . ,,;:;":;::;::;;;:;";;`;";:、 ,.、...,.;`从从从;゛;:゛゙_,,;:;!;;-'''゛'''''゛
""'''''"'''-.._:、;:;〃":; ,.,,.、;:、;: .;.. . .,,;:;:;"::;:;::;;:;::;从从:;";`;:,,:''::.;;'' ;::;:;:;:;:;:;::::'':;: :::''' ;;
.;'":;. :.. ;',,;:;":;;*:;";*;`;";:、:;.``丶、__.,,;:;":;"从从;:;";`;:;";,从从`;"从从;:、'' ;;:;: :::从从'':;: :::'''
    .,,;:;:;"*:;";`;:;";:;:;*";`;:,,.. . ...,;:;".:;";`ヾ从ヽ;`;从从:;:;:;:;:;::;:;:;:;:;:;:;;:,,.  . .. . .. . .. .
   .,,;:;":;";`;:;"ヽ、;:*;";`;*:;";,.. . .:;";:;":";`|, ;i";`;:;"ヽ、从从;:;";`;:;";,....:; ,.:゛;:;`;゛;:゛;::;`;; ,.
   .,;:;".:*;";`ヾヽ:/、、;:;"*";`;.  . 从;:;  . .li.;;| . ,;:;".:;";`ヾヽ:/、、;:;"";`;..:从从゛;::; ,.゛;i゙;;:゛;:; ,.
   .:;";*:;":";`|, ;i、;:;":*;`;,.. . ..;;:;;:;; . . l:; .l.. . :;";:;":";`|, ;i、;:;":;`;,.  ゛;:; ,.゛:; i! ;`;゛/;:゛;:; ,.
            li.;;|.. . .. . .. . .. . .. .丿;i;;'、 .. . ..  .li.;;|  .,.,.,.,.,., ;:; ,.゛;:゙ ;.;!i`;゛;i!l:゛;:; ,.
            l:; .l.. . .. . .. .从从. .. . ..从从:;;:;: . ...l:; .l  从从. ゛;:; ,.:゛;゙i゙i;:;//
        丿;i;;'、.. . .. . .. . .. . .. . .. . .. 从;::;丿;i;;'、  . .. .゛゙ . .. !,i丿'、...
::.;;'' ;;:;: :::'*'::.;' ;;:;:*:::''::.;;'' ;;:;: *:::''::.;;'' ;;:;: :::'':;: :::'' ::''::.;' ;;:;::::''::.;;'' ;;:;: :::''::.;;'' ;;:;: :::'':;: :::'' ::''::.;' ;;:;:::''::.;;'' ;;:;:

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|          何せ、林が火事になっていたのだから。           |i|
    `──────────────────────────────´

28 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:10:20 ID:1RVpNcAK0
     ┌──────────────────────────────
     │氷結系魔導士は林の消火活動を行え。その他の者は砦の警戒をしろ。
     └─────────────────v────────────‐
                                  ┌─────
                                  │了解ッ!!
      _                                └──v──‐
     |\ \| ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|    | ̄ ̄|
     |\| ̄~| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄
     l\{\ |\ \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     {\}\|{'\| ̄~|                         /*\
     |\ \|\|\”>―;、                          (゚∀゚  ,,)
     |\|\|\\|\l\ .\                        ( ̄ ̄ ̄\
     |\ \ \|\|\\|': ̄~|        ___       (____>
     |\|\|\ \ ヽ|\\ ̄\       》::::乂::《
”~'ー w'!|\|\ \ \|\|\|\|\ ̄\     (#  ゚∀゚)       /*\
     |\ \|\|\|\|\|ヽト\\_\   /ニニニ<〉       (゚∀゚  ,,)
  , ,wi.|\|\|\ \|丶|\|\ト、\!___|  ノ::::::::::::::::::〉        ( ̄ ̄ ̄\
     \ \|\|\|\ \|\ \|\|\ \                 (____>
         \|\ \|\|\|\|\|\|\|\''i\ ̄ ̄\
 ,          \|\ \|\ \|\|\|\ \\| '\   \
          \|\|\ \|\ \|\ \ \|\| \___\
   wi    '"   \|\ \|\|\|\|\|\|\|\|_|    |
               \|\|\,\ \|\ \|\\| ト---<
               \\ \|\|\ \|\ \| \   \
                 \|\ |\|\ \ \\ |\|'\___`
                  \|\ |\|\ |\|\ |\|\|\ ̄ ̄ ̄\
        '” wr        wi|\ |\|\| \ \ \|'\|\     \

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そんな時でもバーンネルは冷静さを失わない。                |i|
  |i|  士気に悪影響を及ぼしかねないからだ。                        |i|
  |i|  バーンネルは慎重に指示をし、混乱を狙った奇襲に備えた。         .|i|
    `──────────────────────────────´

29 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:10:52 ID:1RVpNcAK0
    ┃ /╋\     .│ /ー/_       ./┼\         /┼\
    ┃ (;;;;;;;;;;;;;;)      | 〈;;;;;;;;;;;;;;〉       (;;;;;;;;;;;;;;)       (;;;;;;;;;;;;;;)
    ╋と;;;;;;;;;;;;;;;\    ┼と;;;;;;;;;;;;ヽ      (;;;;;;;;;;;;;;;;\       (;;;;;;;;;;;;;;;\
       |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>.      |;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ    (;;;;;;;;;;;;;;;:;;;;;>    (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;>
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|     もちろん、彼らの目的は砦の奇襲ではないのだが…。          .|i|
    `──────────────────────────────´

30 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:11:30 ID:1RVpNcAK0
                        ・
                        ・
                        ・

┌──────────────────────────────
│おかしい。おかしいぞ。あれからかなり経ったが一向に攻めて来ない…。
└────────────v─────────────────‐
                 ___
              ニ》::::乂::《
                  ニ(; ゚∀゚)
             ニ/ニニニ<〉
            ニノ::::::::::::::::::〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   火事が発見されてから数刻後、バーンネルは焦りを見せ始めていた。 |i|
  |i|  キルヴァス率いる正規軍が攻めて来ないからである。              |i|
    `──────────────────────────────´

31 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:12:12 ID:1RVpNcAK0
┌──────────────────────────
│既に火事の鎮火は終わり、態勢を整え終わったというのに…。
└─────v────────────────────‐

                       ┌────────────
                       │閣下、閣下!大変です!!
                       └────v───────‐
           ___
           》::乂::::《ニ                /*\三
         (゚∀゚ ;)ニ               (゚∀゚ ;;)三
          〈>ニニニヽニ               ( ̄ ̄ ̄\三
          〈:::::::::::::::::::ヽニ              (____>三
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  しかし、部下の報により真相を知る事になる。                     |i|
    `──────────────────────────────´

32 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:13:17 ID:1RVpNcAK0
     ┌───────────────
     │どうした!敵が攻めてきたのか!
     └────────v──────‐
              ┌───────────────────────────────
              │違います、閣下!火事はフェイクだったんです!
              │見張りから連絡がありました!ネオアトランが襲われているそうです!!
              └─────────v─────────────────────‐
              ___
              》::::乂::《              /*\
             (;; ゚∀゚)           \(゚∀゚ ;;)ノ
             /ニニニ<〉          ( ̄ ̄ ̄\
            ノ::::::::::::::::::〉          (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  バーンネルは火事が起こり考えが甘くなっていたのだろう。          :|i|
  |i|  しかし、気づいた時には遅かった。                           |i|
    `──────────────────────────────´

33 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:13:53 ID:1RVpNcAK0
                   ┌──────────────────────────────
│                 │この者等は反乱軍に加担した罪深き民だ!女子供、老人も皆殺せ!!
│                 └───────────────v──────────────‐
┼  /┼\          /*//                         /╋\
 \(・∀・ #)ノ         (:;: ~//゚)                        (`∀´ #)
   ( ̄ ̄ ̄\        /.,,:;//;:;;;)      /*;;:.     ━━━╋と ̄ ̄ ̄\
   (____>     <_:;.//;;_)      (:;:;゚ζ;/)          |____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  若い男達は砦に兵士としている為、村には女子供と老人しか        |i|
  |i|  いなかった。抵抗など出来ず、烈火の如く殺されていった。           |i|
  |i|  兵糧攻めにするため、畑も家も全て焼き払われていった。          :|i|
    `──────────────────────────────´

34 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:14:26 ID:1RVpNcAK0
┌────────────────
│今すぐ出撃だ!村と民達を救え!!
└────v───────────‐
   ___         オーーー!!        ヤルゼー!    カゾク ヲ タスケルゾ!!
   》::::乂::《         /*\           /*\       /*\
   .(# ゚∀゚)       \(゚∀゚ #)       \(゚∀゚ #)    \(゚∀゚ #)
   /ニニニ<つ          ( ̄ ̄ ̄\      ( ̄ ̄ ̄\     ( ̄ ̄ ̄\
  ノ::::::::::::::::::〉         (____>    (____>   (____>
""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""""

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そんな中、バーンネルは食料の為、兵は家族の為に出撃した。      |i|
    `──────────────────────────────´

35 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:14:59 ID:1RVpNcAK0
                        ・
                        ・
                        ・

                ┌──────────────
                │な…これは…何と残虐な……。
                └─────v────────‐
                      ___
        /*\         》::::乂::《ハハ__
        (; ゚∀゚)         (;;゚Д゚ミ ,,゚_')
       / ̄ ̄ ̄)       彡(`⌒"" ノ         /:;:;:;/.,,..,.,/从
     <____)          > ̄>^>         从Дζ,:;,;::ζ:;: ,,)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  村に到着した時、バーンネルが最初に見たものは               |i|
  |i|  残酷な殺され方をし、燃やされた1つの死体だった。              |i|
    `──────────────────────────────´

36 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:15:29 ID:1RVpNcAK0
 ┌─────────────────────────────────
 │あー、もう無理だわ。  こ  い  つ  ら  絶  対  殺  す  !  !
 └─────────────────────────────────

     /*\     ./*\     /*\      /*\     /*\     ./*\
 ──(#  ∀ )──(#  ∀ )──(#  ∀ )──(#  ∀ )──(#  ∀ )──(#  ∀ )──
    / ̄ ̄ ̄)   / ̄ ̄ ̄)   / ̄ ̄ ̄)   / ̄ ̄ ̄)   / ̄ ̄ ̄)   / ̄ ̄ ̄)
  <____) <____) <____) <____) <____) <____)

            ___
            》::::::乂《
                (,,    ゚)ジユウ ニ アバレテ カマワンゾ
            /ニニニ<〉
           ノ::::::::::::::::::〉

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  家族が無残に横たわる姿を見た兵士達は、ついに切れた。         :|i|
  |i|   その辺りを考慮しなかったことが、キルヴァスの最大の誤算であろう。 :|i|
    `──────────────────────────────´

37 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:16:03 ID:1RVpNcAK0
┌─────────────────────────────────
│ウラアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!
..|/─────────────────────────────────
               ┌────────────────────────────
               │まずい、まずいぞ…来るのが早すぎる。早く撤退せねば……って、
               │お前等早く逃げろよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!
               └─────────────v──────────────‐

        /┼\     /┼\                    /╋\
       (゚Д゚ ;;)ポカーン(゚Д゚ ;;)              Σ(゚Д゚ ##)
       ( ̄ ̄ ̄\    ( ̄ ̄ ̄\                  | ̄ ̄ ̄\
       (____>  (____>                |____>
        ↑放心状態の人達↑

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  正規軍は、そろそろ撤退するか、と準備していた時に、          |i|
  |i|  鬼神のような勢いで迫ってくる反乱軍と遭遇してしまった。          |i|
  |i|  流石にこれは正規軍も驚き、大半の兵が硬直してしまった。        |i|
    `──────────────────────────────´

38 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:16:34 ID:1RVpNcAK0
             ┌──────────────────────────────
             │もう嫌ッ!勝手に個々で逃げろ馬鹿野郎!もう知らん!!撤退!!!
             └───────────v──────────────────‐
                        ニ三/╋\ハハ__
                        ニ三(#`∀´ミ ,,゚_')
                        ニ三(`⌒"" ノ
                        ニ三 > ̄>^>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  どうやら正規軍はメンタル面において能力が乏しいらしく、         :|i|
  |i|  まともに逃げられたのはキルヴァスと小、中隊長程度であった。     :|i|
    `──────────────────────────────´

39 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:17:07 ID:1RVpNcAK0
              !                        ___
   __ヽー、       /╋\ハハ__                   !|-☆- 〈      /☆\
   ヽ:::::::━〉    (,, `∀´ミ ,,゚_')                  (・−・ ,,)     (・∀・ ,,)
   /ニ>}^`)>    (`⌒"" ノ                 ( ̄ ̄ ̄\    ( ̄ ̄ ̄\
  ノ::::::::::::::::|      > ̄>^>                 (____>  (____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、命からがら逃げた兵は、100人程。一応マシな方ではあった。  |i|
  |i|  もちろん、帰路では意味の無い援軍と出会った。                  |i|
  |i|  キルヴァスとコルベーユ、2人の英雄の初対面である。            |i|
    `──────────────────────────────´

40 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:17:37 ID:1RVpNcAK0
                        ・
                        ・
                        ・
┌───────────────────────────────
│…なるほど、それは災難でしたね。どうやら敵は感情的に成り易いようだ。
└───────────────────────v───────‐
                       ┌───────────────────────────
                       │ああ。…それと、敵の総大将の事なんだが…。
                       │チラッと見ただけだったが、…恐らくあれはバーンネル将軍だ。
                       └───────────────v───────────‐
                                   ___  
      /☆\    _ヽー、   __ヽー、        〉 -☆-|      /╋\
      (,, ・∀・)    .〈::::::::━〉   ヽ:::::::━〉      .(,, ・−・)      (; `∀´)
     / ̄ ̄ ̄)   /i:i:i:i:i:i:i|   /ニ>}^`)>    / ̄ ̄ ̄)     / ̄ ̄ ̄|
   <____)   ノ::::::::::::::::|  ノ::::::::::::::::|   <____)   <____|

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、キルヴァスは戦いの一部始終を語った。               |i|
  |i|   更に、反乱軍を指揮していたのがバーンネルであった事も伝えた。    |i|
  |i|  彼は表立ってジェラエルを批判した事など一度も無かったので、    ::|i|
  |i|  キルヴァスは断言するか迷ったが、答えはコルベーユが教えてくれた。::|i|
    `──────────────────────────────´

41 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:18:09 ID:1RVpNcAK0
          ┌────────────────────────────
          │…疑いたくはないんですが、彼はクレパール家の忠実な臣下です。
          │クレパール家の誰かが関係している可能性がありますね。
          └─────────────────v──────────‐
                                       ┌─────────
                                       │……ああ。そうだな。
                                       └────v────‐
                                   ___  
      /☆\    _ヽー、   __ヽー、        〉 -☆-|      /╋\
      (,, ・∀・)    .〈::::::::━〉   ヽ:::::::━〉      .(,, ・−・)      (; `∀´)
     / ̄ ̄ ̄)   /i:i:i:i:i:i:i|   /ニ>}^`)>    / ̄ ̄ ̄)     / ̄ ̄ ̄|
   <____)   ノ::::::::::::::::|  ノ::::::::::::::::|   <____)   <____|

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  この時、キルヴァスは咄嗟にクェシアルの事を思い出した。        |i|
  |i|  クレパール家が全て彼のような思想であれば、バーンネルを         .|i|
  |i|  裏から操っていると見て間違いないだろう…。                     |i|
  |i|  そんな考えを巡らせつつ、キルヴァス一行はジェルティスへと向かった。|i|
    `──────────────────────────────´

42 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:18:44 ID:1RVpNcAK0
┏━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┠───┘20年12月:正規軍、まさかの敗北

┃策によってネオアトランを壊滅させたキルヴァスだったが、
┃その行為が敵兵を大いに逆撫でしてしまい、敗北を記してしまった。

┃しかし、被害を考えれば反乱軍は大打撃を受けている。
┃残るハイネストの食料だけで戦う事ができるのかが大きな課題となってくるだろう。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

43 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/10(月) 00:19:20 ID:1RVpNcAK0
┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン                           |
├─┴─┬────────────────────┘
│教  皇|ジェルサーガ家 ジェラエル ・ ジェルサーガ 43才
├───┴───┐統:82 武:00 知:97 政:40 魅:78
├───┬───┴────────────────
│二  代|ジェルサーガ家 ジェスター ・ ジェルサーガ 16才
├───┴───┐統:90 武:00 知:85 政:75 魅:65
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│皇  帝|クレパール家 ライ ・ クレパール         38才
├───┴───┐統:74 武:00 知:85 政:20 魅:75
├───┬───┴────────────────
│家  臣|バーンネル                   33才
├───┴───┐統:88 武:00 知:75 政:80 魅:50
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│軍司令|イェーガー家 キルヴァス ・ イェーガー     23才
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:61
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴  族|ヴェルデューゴ家 コルベーユ ・ ヴェルデューゴ  35才
├───┴───┐統:90 武:00 知:85 政:75 魅:65
└───────┴────────────────

44 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:29:41 ID:AplwJOQV0
 ┌─────────────────────‐
 | ……あれが、反乱軍の立てこもる砦……ですか。
 └────────v─────────────
         ┌──────────────────‐
         | そうだ、あれが、我らが一度破れた砦だ。
         └──────────────v────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:)                            ノ;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
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゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.              l;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;
                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                                ∧∧               ゙″"~ ~ ~
             /■\            (- ゚* )
             (     ´)           i:i∞ i:i:i
             (   U           ノノヽ,,,ヽ〜
             |(ニ二l|-           し'`J
             (_(__)                 ━━━━━━(((⊂二⊃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌──────────────‐
 | ……思いのほか、小さいですね。
 └────────v──────
             ┌────────────────‐
             | まぁな。……して、この戦、どう見る?
             └────────────v────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:)                            ノ;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:ヽ                            (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;: :;;: ;: :;:; :;:; :; ::;;ヽ                           {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
;: ;: :;:;: ;: :;:; :;:; :; ; :;:;)                          /;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.              l;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;
                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                                ∧∧               ゙″"~ ~ ~
             /■\            (   *゚)')
             (     ´)           (i:i:i=i:i:iノ
             (   U             〜i,...,,,ヽ
             |(ニ二l|-           し'`J
             (_(__)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

45 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:32:59 ID:AplwJOQV0
 ┌────────────────────────────────────‐
 | ……そうですね、まず、両軍の兵数は互角です。兵の質に関して考えるならば、王軍は
 | 先の戦いで軍の中核たる精鋭を失っておりとても万全とは言えませんが、敵軍も元々は
 |  無理やり徴兵した兵の寄せ集めですので、両軍ともさしたる差は無いと思います。
 └────────v────────────────────────────
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三┌─────‐.三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:)                  |  ふむ、       ノ;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:ヽ                └──v───   (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
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                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
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             と   つ          〜i,...,,,ヽ
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             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌──────────────────────────────────────‐
 | 将の能力は、推し量ることはできません。私は、モロシーの人となりを知りませんから。
 | ただ、武勇だけで語るならば、敵軍にはアスター殿の右に出る者はいないでしょう……。
 |
 |                                     あの、あの日の戦いは……
 └────────v──────────────────────────────
;: ;;: ;: :;:┌────────────────────────────────‐
;: ;;: ;: :;:| もういい、皆まで言うな。すまぬ、辛い事を思い出させてしまったようだ……。
;: ;;: ;: :;:└─────────────────v───────────────
;: ;: :;;: ;: :;:; :;:; :; ::;;ヽ                           {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
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             ( ili´−)         (i:i:i=i:i:i)
             U    )          〜i,...,,,ヽ
               -|l| | |          し'`J
             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

46 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:33:50 ID:AplwJOQV0
 ┌─────────────────────────────────‐
 | ……天の時は、我らに有ります。敵は民に嫌われ、この国の王は民の輿望を
 | 取り戻し始めていますから。しかし、地の利は敵軍のものです。そして、兵の
 | 量、質に差が無いのならば、あとは将兵の働き如何で勝敗が決するでしょう。
 |
 |      ……つまりは、まぁ勝算は五分と五分、といった所でしょうか。
 └────────v─────────────────────────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
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             ( ´д`)         (i:i:i=i:i:i)
             ( つ O          〜i,...,,,ヽ
               -|l| | |          し'`J
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           ┌─────────────────‐
           | ならば、我ら王軍は何を成すべきか?
           └───────────v──────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
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;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:ヽ                            (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
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゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.              l;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;
                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                              ∧∧               ゙″"~ ~ ~
             /■\           (゚o ゚*)
             ( ´д`)          (i:i:i:i:i:iつ
             ( つ O         ノノヽ,,,ヽ〜
               -|l| | |          し'`J
             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

47 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:34:35 ID:AplwJOQV0

  /■\
┌( ´д`)───────────────────────────────────
| 即戦即決。戦は重労働です。武器や物資を担いで殆ど一日中運動をし続ける訳ですから。

| となれば腹が減り、腹が減ればいざと言う時に力が入らぬし、兵士の不満の種にもなりかね

| ませんから、兵に思う存分食べさせる他は無く、結果、兵糧の消費は平時の倍近くになります。
└───────────────────────────────────────
゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.
   メシー                    ゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.
        ∧∧ ∫                                     ゙″"~ ~ ~
       (*゚ ヮ゚)  ∫
        (  つ\   
    〜(,,   | ヽ ̄ ̄ノ         ∧∧                  ∧∧ ガサツ…
      し'`J /   ヽ       (つ0 ゚*)      ゚。 ゚         (゚- ゚;)
     | ̄ ̄| ̄ ̄l ̄ ̄l从     ヽ∴/と)      ∧∧       ヽ∴/と )
  | ̄ ̄ ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l ̄ ̄l    (つと,,)〜  O(。,,,。*)´⌒ヽ〜   (,,(,,_つ
 "~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"           ヽ∴/とノ'(,,_つ
        ∧∧
       (   *゚)
       ∧∧ つヽ_/      メシー
      (   *゚) |                ∧∧                  メシー
      ∧∧ つヽ_/       ━━O(゚- ゚;)━━━(((<>      ∧∧  
     (   *゚) |                ヽ   U             (゚o ゚;)
     (  つヽ_/             と  ,,)〜   <>)))━━O━と )━

48 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:35:20 ID:AplwJOQV0

  /■\
┌( ´д`)───────────────────────────────────
| 王は、10年の間、年貢を減らすと民に宣言しました。これは、農産が増えるまでの間は国の

| 収入が今よりも大幅に減るという事です。また、この宣言を破れば民は王を二度と信頼しなく

|  なるでしょうから、この宣言は絶対に破れません。ですから、軍費を増やすは下策です。
└───────────────────────────────────────

       - = あふぉしりあ の よそう ねんぐしゅうにゅう ぐらふ = -

    量                                        |    |
    ↑    ∧∧                                |    | ↑
    |  ∩^ー゚)                                     | 減 | |ヘ
    |  ヽ と )                           _l\     .|    | |
    | 〜(,,  つ                         <´;゚ ^゚)   .| 税 | |ヴ
    |   し'´                                U  |   .|    | |
    |  ┌──┐     l|                     〜(,,   |   .| 解 | |ン
    |  |    |     | |               ∧∧    し'`J   .|    | |
    |  |    |   l| i|      ∧∧    /´(;゚ -゚).  ┌──┐  | 除 | |状
    |  |    |   l |l i| l     (゚- T;) 〜(,,  つO===ノ^l  |  |    | |
    |  |    |   ,   ,     /   |   し'`J    |_|  |  |    | |態
    |  |    |  / ),,/ )  〜(,,_U'U.  .┌──┐  |    |  |    | |
    |  |    |  l   ~∧∧ ┌──┐  |    |  |    |  |    | |!
    |  |    |  ヽO(;>o<)つ.     |  |    |  |    |  |    | |
    |  |    |  ┌──┐  |    |  |    |  |    |  |    |
    |  |    |  |    |  |    |  |    |  |    |  |    |
    |  |    |  |    |  |    |  |    |  |    |  |    |
    ┼─┴──┴─┴──┴─┴──┴─┴──┴─┴──┴─┴──┴───→年
        い ま   すこしあと ちょっとあと かいこんご すうねんご じゅーねんご


49 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:35:51 ID:AplwJOQV0

  /■\
┌( ´д`)────────────────────────────────────
| と、なれば例え砦を陥とせなくとも、速やかに戦い速やかに引くべきです。互いに戦わぬまま

| 日が過ぎて行けば土地が肥え、民も多い王軍が有利となります。……もし、王軍が出て来ぬ

| 事に業を煮やした敵軍が王都の傍まで遠征してきてくれれば、願ったり叶ったりですけれどね。
└────────────────────────────────────────

                       反  乱  軍

      ;: ;;: ;: :;:; :;:;::;:;: ;: ::;:;: ;: :ヽ   ヽ チョ、オマッ… /  (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ::; :; : :;:
      ;: ;: ::;:;: ;: ::;:;: ;: :;;: ;: :;:;; ::;;ヽ   ┳ ┳ ┳    {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ::; :; : :;:
      ;: ;: :;:;:;: ;: ::;:;: ;: ::;: ;: :; :; ; :;:;)           /;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ::; :; : :;:
      ;: ;;: ;: :;:; ::;:;: ;: ::;:;: ;: ::; :; : :;:)三三三砦三三三(;: ;;: ;: :;:; ::;:;: ;: ::;:;: ;: ::; :; : :;:
      ;: ;;::;:;: ;: ::;:;: ;: : ;: :;:; :;:; :; : :ノ       ↓    (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: ::; :; : :;:
      ;: ;: :;;:;:;: ;: ::;:;: ;: :: ;: :;:; :;:::;;ヽ       ┬     {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: ::; :; : :;:
      ;: ;: :;:;: ;: ::;:;: ;: ::;:;: ;: :;; :; ; :;:;)               /;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: ::; :; : :;:
      ;: ;: :;:;: ;: :;;;: ;: :;:; :;:; :; ; :;:; :; \ / サラダバー! ヽ /;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: : ::; :; : :;:

                        王   軍

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ┌────────────────────────‐
     | ……うむ、君の「戦略」は実に見事だ。私も同感である。
     └─────────────────v───────
 ┌────────────────────────‐
 | では、この戦、本気のぶつかり合いにはなりませぬか?
 └────────v────────────────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
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゙″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,.,.,_,..,,. ,、,_..,,. ,_.,,.              l;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;
                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                              ∧∧               ゙″"~ ~ ~
             /■\           (゚ー゚*)
             (   ´д)         i:i∞ i:i:i
             (    )         ノノヽ,,,ヽ〜
               -|l| | |          し'`J
             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

50 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:36:26 ID:AplwJOQV0
     ┌───────────────────────────‐
     | いやな、王とアスターはこの戦でモロシーを倒すつもりのようだ。
     └─────────────────v──────────
 ┌───────────‐
 | ……力攻め……ですか?
 └────────v───
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
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                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                              ∧∧               ゙″"~ ~ ~
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             (     ´)          i:iっci:i:i
             (    )         〜i,...,,,ヽ
               -|l| | |          し'`J
             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃
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     ┌───────────────────────────‐
     | いや何、「戦略」重視と「戦術」重視の違いと言った所かな……?
     | 本気になったハナン王は、こと小戦においてはかなり目が利く。
     └─────────────────v──────────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
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             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

51 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/16(日) 22:37:00 ID:AplwJOQV0

     ┌──────────────────────────────‐
     | 君も、王とアスターの「戦術」を見ておくといい。あれを思いつき、かつ
     |  実行しようというのは千人に一人の馬鹿か、天才だけだろうよ。
     └─────────────────v─────────────
,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
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                       "″"~ ~ ~ ゙ "" " ゙ ~~ ''';; :;,;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :;:;: :;:
                              ∧∧               ゙″"~ ~ ~
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             (    )         ノノヽ,,,ヽ〜
               -|l| | |          し'`J
             (__)_)                 ━━━━━━(((⊂二⊃

                                         ……中編へ続く


52 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:28:17 ID:PZYHNSKn0
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               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO /STORY/OF/               |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
              //  / ̄\ !|\    |  ̄| ̄ / ̄\   ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
         / ̄\___________________________/ ̄\
         |     |21:明日への道・第一話                    .    |     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
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               |     |21年2月〜21年9月                      |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




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53 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:28:49 ID:PZYHNSKn0
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||| 三都連合の発足後、盆地村は徐々に平和に戻っていった。                 |
||| 民が飢える事も無くなり、他の二村からの物々交換屋の定期市も開かれた。 :::::|
|」__________________________________|

54 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:29:26 ID:PZYHNSKn0


         |    ...:;;|
         |    ...:;;|
         |    ...:;;|
         |    ...:;;|
.      /■\|    ...:;;| ./■ヽ      /■ヽ      /■\
    ( .*´∀`)     .. :;;| .(・∀・ )    ("∀゙#)ヒック   (゚∀゚` )ノミスギ
    (     )    ...:;;| (    )    (    )      (    )
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾフ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヾフ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ヾフ ̄ ̄ ̄\
ヾフ /■\      ヾフ  /■\(;; )   /■\ ヾフ    /■\  .\
   (   *‘)  (:: )   (    ) ヾフ (    ) ヾフ(:: )(    )    \
二二(    )二二二二二:(    )二二二(    )二二二二(    )二二二 |


         「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         ||| 民心は徐々に安定へ向かって行った。   :::|
         |」___________________|

55 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:30:08 ID:PZYHNSKn0

               ( ̄00)
               |/* ー゚)
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                \/

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| だが、芳しくない事態が発生しつつあった。           |
||| ラーラロの執政官としての求心力の急激な低下である。   :::|
|」__________________________|

56 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:31:17 ID:PZYHNSKn0


           __,,.. .-‐ '''""~ ̄ ̄ ̄~""''' ‐- ...,,__
         /                      \
         l       / ̄\  ./ ̄\        l
         、      |     |  |     |        l
            l``丶、._  \_/  \_/    _,,.-‐''"l
           |    | "'-、________,,.-‐''" `― V
           | l、 |~''‐‐、,,   /´  |   \<ィ  \ _ }
          | l ____ .、 :|ヘ   l   __ 、   ヘ  l
.           |/ 〉:\ i :::::j、 :|  \l イ i :::::i /ト、  |: -‐{
          / l:: :  ""゙         ´"    \! \|ヽl
          /  |:::::: : :          : : ::::::: /     | イ
           |/ ヘ     く           /     | レ'
            /   ∧             /    :| | :|
            |/|   /\    __,       レ/  / | |、|
           | /| ィ\           ィ ./ /∧:ト、l
       .     |/ /   \ ___,..イ   |/ ∧ リ
             | ./         ヘ:::::: : : :    |ノ∨
            |/         }::: : :     |
                    /,イ       ,ィ´\―-、
                    / /:j               ヘ/ |
                  ,.イ /_   _,.     .:.::::/ /|
                // /  ` ´      . . : .::::// :ト―ァ
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| これまでラーラロは、その能力の高さ、美貌、探険団出身の経歴などから、   |
||| 盆地の民には極めて好意的に受け入れられてきた。                   |
|」_________________________________|

57 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:32:20 ID:PZYHNSKn0

                                       /■ヽ
                                       (゚∈゚__)
                                      /⌒  )
                                      ミイ  //
         ( ̄00)                         | ( (
         |/* ー゚)                         |  ) )
         /~~~()|                         | //
         /___/                   .      | ノノ
         丿__/                    .    ..|ノノ
          (_/`J                         彡ヽ`
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                          /■ヽ
                         ( ゚∋゚)
                        /⌒∨⌒ヽ
                       / ヘ    ト )
                       \ヽ)   ノノ
                       彡/\/ヽミ
   |三三三|                 | /| .ノ               |三三三|
 /( ´∀`)                 :| ノ/ソ                 (゚∀゚ ,,)\
  〈〈|iiii□iii|〉 _____ ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)____ 〈|iiii□iii|〉〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ) \ ::: ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/(       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
              ∧
              二          /■\
               ┃         ( ´‐ω)
               ┃          | l/  \
        ||__||_ ..┃         / |  /`〇A_A
        /;;;;;;;;;;;;;;).゙┃      /'´ |/|/|/|/" ⊂  ・・⊃   /三三\
        |;;;/・∀・)゙┃     //| (_(_) ▲ (_m)    |_/ '∀`)゙
        /;;;;;;;;;;;;;;;)つ      ,∨ |''''/|''''/~|''''/|''''/        (|三三三|
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        <__>_>゙┃       ( _) __) ( _) __)        (|三三三|
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「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| が、バウェツを登用して軍を組織し、同じ民族であるはずの沿岸村に攻撃を仕掛け、  |
||| 他の二村に結託されるなど、外交面での失敗の感が色濃いのもまた事実であった。 :::::|
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58 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:33:15 ID:PZYHNSKn0
 > ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひ  <
 > ゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ  <
 >                                                         <
ノY^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^W^Y^Wヽ

                         /ヽ
                           /  ヽ
                       /   `ー-‐´"'"''ヾ
            , ------―――' ´|   ::::;;;;-= O =- l
           /            |  :::;;;;;;;;;;;;:::::  ヽl/|
          ' ̄ ̄` ー、       l 、ーv-‐-―v'ノ ノlヽl`ー-、
               `ー、     ヽ  ̄ ̄ ̄ ̄   ノ、  ヾ
                  ー-----(ー- lヽ-―――´,-‐、  ノ
       /二二二二二二二二二二二二ヽ|_ノ^`――(,  ) ヾ
       \________________ノ,l,-,-,-,―‐(_,ノヽ  \
                      ノ   lノ ー'-'‐'    ノ   ,ノ
                , --------―――――――' ´    > , ´ ̄ ̄,,)
               , ヽ,、                  ,、ノ  / /´ ̄
              /    >                     / `ー--‐' ̄ヽ
               /    `ー--、_,-‐-、         ノー--,--,--´ヽ ヽ
          「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
          ||| そこへ来て発生した「北鬼の襲撃」である。     :::::|
          |」______________________|

59 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:33:47 ID:PZYHNSKn0
                        −ρ−σ−τ−υ−φ−χ−ψ−ω−/
                        ┓─│─┼─┌───┘─┗━┓─┤━━
                        ┃山│; ; │村│山│山│山│山┃〜│5
                        ┃─└─┐─└─────┐─┃─┤−
                        ┃火│山│; ; │  │林│林│山┃〜│6
                        ┗━┓─└─┐─┼─┌─┘─┃─┤−
                        │〜┃山│山│  │村│山│山┃〜│7
                        ━━┛───´_,───┘─┌─┃─┤−
                        │: : │: : │: : │山│山│山│  ┃〜│8
                        ┼─┼─┼─│─┌───┘─┃─┤−
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  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐、;;;;;;;;;;;;;;):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.(: : : : : : : : : : : ::: ::: : :: ::: : : :: .. .. ::.: ,.: .:.: ..: :.: .:. :.: .:.: .:. :.:: ::: :::: ;.:; .; .: ;. :; : :;.:;..:;. : ; : `'''‐‐-
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 : : : : ``丶、._ _,..、-''"  : : : : :  ~~:::::::::::::::    "'- 、: : : ,,、‐''~: : : : :   ̄`、 .:.:.:.:.:.:.: : : : : : : :        `~''‐、 : : : :   : : :
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       「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       ||| それまで盆地の民は遥か北に聳える山脈の向こうの世界など、想像したことも無かった。   :|
       |」_______________________________________|

60 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:35:09 ID:PZYHNSKn0

 ,――――──────────────────────────
│おら見た、こーんなでっけぇツノつけたヨロイの鬼が
│槍持って満月の夜にぃ!
│  ∧,,,、
│  (* ゚‐∧∧   ←でっけぇツノ
│// つ(;゚ ‐゚)   ←仲間おぶったまま走る←すげーつよいんだあ
│〜l_,,つ|i゚i:i:i:iO━━━ll>  ←ヤリ
│  〜ノ,,,ノヽヽ  ←ヨロイ
│    (/`J
│北の山脈の方向へすたこらすたこら!
│仲間をおぶったまんまはしってったんだあ!
 'v──────v──────v────────────────

                     ,――――────────────
                    │……すげぇ胡散臭いぞ!!!
                     '───────────────
                                  ○    ○
                                  о    о
                                   。     。

          /■\    /■\          ./■\     /■\
  /■ヽ     (,;´∀`)   (,;・∀・)         (゚∀゚; )    (´∀`;,)
 (;´∀)    .(    )   (    )         (    )    (    )
 (  つ    | | |    .| | |           |  |  .|     |  |  .|
  し`J     (__)_)    (__)_)         (_(__)    .(_(__)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| が、リスクとアスターに初めて遭遇した子供たちや、                    |
||| 彼らが脱走し、北へ向かう様子を影から見ていた大人達などから噂が広まり、   |
|」___________________________________|

61 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:35:46 ID:PZYHNSKn0

              /|       /|              /|       /|  やーまーの向こうーにはー
             / |      / |             / |      / |
            /  |     /  |            /  |     /  |   大きなー角のー
           /   |    /   |           /   |    /   |
          /    |   /    |          /    |   /    |    変な人たちーいっぱいー♪
         /      ̄ ̄     \        /      ̄ ̄     \
  ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;r‐、;;;;;;;;;;;;;;):.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.(: : : : : : : : : : : ::: ::: : :: ::: : : :: .. .. ::.: ,.: .:.: ..: :.: .:. :.: .:.: .:. :.:: ::: :::: ;.:; .; .: ;. :; : :;.:;..:;. : ; : `'''‐‐-
;;;;;;;;;;;;;;;;;;ノ:. ̄:;:.:.:.:.(;;;;;;;;;;;;ノ:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.): . : . :.: .:. : : : : : : : : :: : : .:: . :. :: : : ::: .: .: . : .:. .. .:. :. : .:. ;:;: :;:.:; ; .: ;. : ;: ; :. :. :.: . :. :.: :: :.:::.:
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    _,,..-‐''     : : : : : : : : ::::::::::::::::::::::: : : :   _,,.-‐''"   : : : : : : : :    \ : : : : : : :   : : : : : : : : : : :    `、  : : : : : :
_,,..-‐''  : : : : : : : : : : : :    :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;: : : : : : : : : : : : : : :    : : : : : : : : : :  `、 :;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;    : : : : : : :    ~''‐、,,  :;:
     「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
     ||| 山脈の北側には「二本の角が頭に付いている謎の人々」が居るという事が知られつつあった。   :|
     |」_________________________________________|

62 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:36:17 ID:PZYHNSKn0
       ,..,.∧
      (゚∀゚*)    ∧∧
 <ニ二l|と 人 ヽ   (゚- ゚*)           ∧∧       ∧∧        ∧∧
       U ヽ ヽ━Oi:i:i:i:i゚i)━━    (゚ー゚*)     (゚ー゚*)      (゚ー゚*)
ニニニニニ|; |('" ̄)J   ノ━|l二ニ) ∠ニiと人 ^ヽ  ∠ニiと人 ^ヽ  ∠ニiと人 ^ヽ
ニニニニニ| ;|('"('" ̄)" ̄) し`ヽ,)       ,|  lニ)       ,|  lニ)       ,|  lニ)
ニニニニニ| :|('" ̄('" ̄)'" ̄('" ̄)'" ̄) <_し`ヽ,)ノ    <_し`ヽ,)ノ    <_し`ヽ,)ノ
;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                             ワジョォォォ!!
                 オニータンヲカエセー!!
                              /■ヽ   ∧∧
                             (;д;ili) (゚ー゚*)
                    /■ヽ      /~~~~~^>Oと )    ヽ ̄/
■\                (il>д<)      ヽ__,,ノ /  ,,)〜  /  ヽ
Д;:;)つ,.,.,.        ε=  〜(,,__)            (,/`(,/     ヽ__ノ
:;;:;::;:;""
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



   ∧∧ / ̄~ヽ    ∧∧ / ̄~ヽ   ∧∧ / ̄~ヽ   .∧∧ / ̄~ヽ
  (゚ー゚*)つ_ノ   (゚ー゚*)つ_ノ   (゚ー゚*)つ_ノ   (゚ー゚*)つ_ノ
   ヽつ//ヽ      ヽつ//ヽ      ヽつ//ヽ      ヽつ//ヽ
   (_/`ヽ,,)      (_/`ヽ,,)      (_/`ヽ,,)      (_/`ヽ,,)

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| そんな最中に、北から「謎の人々」が村を襲撃し、収穫後の作物を取られ、   ::::|
||| あまつさえ7人が拉致されたと言うのだから人々の噂は事実へと変わった。    :|
|」__________________________________|

63 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:37:08 ID:PZYHNSKn0

                       /ヽ        /ヽ
                       /  ヽ    /  ヽ   , ――――――───―――――――――、
                        /   ::`ー-‐´;:::   l │只々、我々とアフォシリアの為に死んでくれ。l
                      |    :::::;;;;;;;;;;;;;;;;;:::  l  `─y──────────―――───―'
                       |ヽl/   ::::;;;;;;;;;;;:::   |
                      l ノlヽ    ,.ー、     l
.                      /ヽ、      ' ̄ `     ノ
                    /l l | ヽ三≡≡X≡三三)、
                    ノl | | | |lOl:[i:i][][][][i:i]l  l 、
                 /  | l l | l|_|[i:i][][][][i:i]| |ヽ
                /'    `ヽノノ .[][][i:i][][][][i:i]lu――l ̄l          /■ヽ
              /      <^~~~~~~~ノ ノ`ヽ~~~ri^iヽ  l  |         (>д・#) Why?

         「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         ||| だが、なぜ我々が襲撃を受けなければならないのか。      |
         ||| なぜ、襲撃を迎え撃つことができなかったのか。         |
         |」__________________________|

64 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:37:45 ID:PZYHNSKn0
     ..;;      .゙''、:,.  , :::__ ::::::::::_,_:::::   .:゙ ''゙゛ `.`      ..:
     .;;:,,.      .″  .`  `゙'-.:"     ,      .,       ;;  ;::.
      . .::;;                      .′     :"     ~
       |三三三|     |三三三|      |三三三|     |三三三|
      /( ・∀・)    /(,  ゚∀゚)    /( `∀´)   /(  '∀`)
       〈〈|iiii□iii|〉    〈〈|iiii□iii|〉    〈〈|iiii□iii|〉    〈〈|iiii□iii|〉
_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|_| ̄ ̄|
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



                          ../□\
            /■\          .(´Д` ,,)
           ( ;´Д`)         /~~~~~~\
            /;:::;:::;;::).         | | ╂ | |
          ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


         「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         ||| ──同盟と戦うなどという愚行を犯していなかったら。    :|
         ||| ──最初から三都連合としてまとまっていれば。         |
         |」_________________________|

65 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:38:17 ID:PZYHNSKn0

 ,――――──────────────────────────
│おら見た、こーんなでっけぇツノつけたヨロイの鬼の
│おぶわれてる方のかたっぽのツノが無くなってただ!
│  ∧,,,、   ←かたっぽとれたツノ
│  (* ゚‐∧∧
│// つ(;゚ ‐゚)
│〜l_,,つ|i゚i:i:i:iO━━━ll>
│  〜ノ,,,ノヽヽ
│    (/`J
│いちばん最初に見たときゃあ!!
│ちゃーんとツノ二本あっただで!
 'v──────v──────v────────────────

                     ,――――────────────
                    │………ホントかなぁ?
                     '───────────────
                                  ○    ○
                                  о    о
                                   。     。

          /■\    /■\          ./■\     /■\
  /■ヽ     (,;´∀`)   (,;・∀・)         (゚∀゚; )    (´∀`;,)
 (;´∀)    .(    )   (    )         (    )    (    )
 (  つ    | | |    .| | |           |  |  .|     |  |  .|
  し`J     (__)_)    (__)_)         (_(__)    .(_(__)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 一部の人々は、脱出する片一方の片耳が無くなっていたことを証言した。  |
|」________________________________|

66 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:38:49 ID:PZYHNSKn0

_| |_| |_| |_| |_| |_| |_|


     ___
   /,l、| ̄|</\
―/、/_ ∧,,,、 ./ \
  |/_ . ( д )`‐、 |.
  | |ニ.と   つ二|; |.
  |、/,, | :::::| |./、|.          . /■ヽ
  |ヽ_.(/ヽ) 、/ 、|.           (∈゚___)
  |\/ |_| \/ :|            /⌒  )
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄         ミイ  //
                        | ( (
                       |  ) )
                       | //
                       | ノノ
                       |ノノ
                      彡ヽ`
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 人々の間では、バウェツが拷問を仕掛けたために、                      |
||| その報復として襲撃されたのではないかという憶測がまことしやかに囁かれた。   :|
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67 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:39:30 ID:PZYHNSKn0
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||| ──都督の暴走を執政官が止められていたら。                                |
||| 人々の間で、執政官ラーラロと都督バウェツに対する疑念が広がるのは、時間の問題だった。 |
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68 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/11/22(土) 02:40:06 ID:PZYHNSKn0





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             /         To Be Continued ─────
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       /    /
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69 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:48:21 ID:nL5eHR1W0


   ∧∧                  新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━

   (`ー―---, (`ー――----,              i'ヽ  i´|   (`ー―---,
     ̄ ̄´/ /   ̄ ̄ ̄`ー, ノ    (`ー,     ,-、  ||  | |     ̄ ̄´/ /
       i`/        ノ ノ       `(`ー,   ノ ノ   l_,,)   | |       i`/
        | |       //  =i|=      ̄  //       //       | |
       ノノ       `ー'    ,ノl|   (二二ニノ       ノノ       ノノ

                                       /-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
                                      -l‐  ノ ノ |   ニニ  -ノ┐
                                     |   .ノ ノ  l二二l 、三三,
         ,、   ト、ト、    'l`
       //l\≧,,゚ w>,m   |  アフォシリアの動乱編 Part.11
       ⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
           (^l:::::::|        モロシーの最後  (後編)
           ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
             ̄ソ┌──┘    Episode - 27

         ―― 24年5月 アフォシリア高原 ・ ヒギャクード山脈麓

━━━━━===========================━━━━━



70 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:48:52 ID:nL5eHR1W0

           ○
    彡彡彡彡彡=) ┌────────‐
    彡        ||  | ……あれは何だ?
    彡   脆   =) └────v────
    彡        ||
    彡彡彡彡彡=)
              ||
              ||
       ∧∧.||     /つ∧    ∧∧
        (;゚ -゚).||     ヽ(ili゚ o゚)   (;゚ -゚)
       (   つ||      |  U   ( o o
(X)三三三三三| ̄|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ̄|三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|_|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|_|三三三三三三(X)

"'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'
:;; ;::; :; :;:; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; :;:; ;:; :;:; :; :; :; :; :; :; :; :;
:; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :
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 |l|  ある日、砦の上で王軍の様子をうかがっていたモロシーは、変な物を見た。  |l|
 |i|                                                    |i|
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              ザッザッ
                      ∧∧        ∧∧   ,.,  ザッ       ,.;::;:;,.
                     (゚- ゚;)       (;゚ -゚)   ,.;::;:;,.         /,_,/  ザッザッ
                     Oと ),.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.( つ――〔三〕,.,.,.,.,.,.,.,.,.,.∧∧,.,./,.,.,.,.,.,.,.,.,.
                   ,.:;:;:/  ,,)〜;:;:;:;:;:;:〜(,,   |;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:(゚- ゚;)/;:;:;:;:;:;:;:;::
                   ''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'"'"'"''""'"'"'"'""'""'"'
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 |l|          何やら王軍の兵士が大勢で集まり穴を掘り始め、            |l|
 |i|                                                    |i|
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71 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:49:47 ID:nL5eHR1W0



                                         ∧∧
                                        (゚ー゚*)
                                      | ̄ ̄ ̄U ̄ ̄|
                                       ̄ ̄|  ̄,,)〜
                                         (,/`ヽ,)

    ,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,,.,.,/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/
   ,.:;:;:∧∧;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;:;::;:/  /  /  /  /  /  /  /
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 |l|     全身がすっぽり入る深さになった所で、上に木の板を被せて天井とし、   |l|
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 ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
.../  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
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 |l|         そのまま地下でその穴をどんどん伸ばし始めたのである。        |l|
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72 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:50:20 ID:nL5eHR1W0

               ┌───────────────────────‐
           ○  |どうやら、此方に向けて穴を掘っているようですが……
    彡彡彡彡彡=)  └────────v───────────────
    彡        ||  ┌────────────────────────────‐
    彡   脆   =) | ははぁ……ああして矢を避けて砦に迫るつもりか……くだらん。
    彡        ||  | 近づいて来たら柴と岩を投げて燃やして潰してやろう。用意しておけ。
    彡彡彡彡彡=) | 大体3週間くらいで攻撃できるく距離になるだろう。それまでに、だ!
              ||  └───v─────────────────────────
              || 
       ∧∧.||      ∧∧    ∧∧
        (;゚ -゚).||      (ili゚ -゚)   (゚o ゚;)
       (   つ||      ( ∞ )   ( o o
(X)三三三三三| ̄|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ̄|三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|_|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|_|三三三三三三(X)

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:;; ;::; :; :;:; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; :;:; ;:; :;:; :; :; :; :; :; :; :; :;
:; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :; ::; ;:; :;:; :; :
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 |l|          モロシーはこれを、地下から砦を攻撃する策と見て          .|l|
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 |l|             配下達に岩や柴を集めさせ始めたが……             |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::ヘ :::::....;ノ :::ヘ::..:ヽ :::;;;ノ  ::(
 ::  ゝ  :::::.;ノ :::ヘ::..:.....ノ:;:::::::ヽ     崖ーン
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ   ;ノ :::ヘ::..: ::(
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;;ノ :::ヘ::..:..:::::::)
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.;ノ :::ヘ::..:... ::<
 ::...ノ:;  ;ノ :::ヘ::..:ゝ  :::::...;::..:::::::ヽ
:::::ヘ :::::....::..::ヽ :::;;;ノ ;ノ :::ヘ::..: ::(
 ::  ゝ  :::::......ノ:;::::::..;ノ :::ヘ::..::::::ヽ
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ ;ノ :::ヘ::..:::..::   ::(
 :: :::::...... ;.::::...;ノ :::ヘ::..:...ノ:::..::;;..:::::::)
::ヽ :::;;;;ノ :::ヘ::..:ノ :::ヘ::..:: :::::....:.... ::<  ヽ ココヲ ノボルゾ!! /
 ::...ノ:;  ゝ  ;ノ :::ヘ::..:::::..:::::...;::..:::::::ヽ             ヽ マジッスカ… /
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   それは陽動であり、砦からは見えぬ岩陰では、アスターと14人の部下が .   |l|
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 |l|      砦の背後に回り込むべく、命がけで断崖絶壁を登っていた。      |l|
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73 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:50:51 ID:nL5eHR1W0
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;..:::::::)
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.... ::<∧∧  ウウウ、ニゲチャ ダメダ
 ::...ノ:;  ゝ  :::::...;::..::::::(゚;  )   ニゲチャ ダメダ……
:::::ヘ :::::....::..::ヽ :::;;;ノ  ::と  )
 ::  ゝ  :::::......ノ:;::::::..:::::ヽ ,,)〜
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ ::..::   ::し´
 :: :::::...... ;.::::......ノ:::..::;;..:::::::)
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ::..:: :::::....:.... ::<
 ::...ノ:;  ゝ  ::::..:::::...;::..:::::::ヽ
 ::  ゝ  :::::.;ノ :::ヘ::..:.....ノ:;::::::ヽ∧∧
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ   ;ノ :::ヘ::..: ::(- ゚;)
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;;ノ :::ヘ::..:..:::::::)O)
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.;ノ :::ヘ::..:... ::<と ,,)〜
 ::...ノ:;  ;ノ :::ヘ::..:ゝ  :::::...;::..:::::::ヽノ
:::::ヘ :::::....::..::ヽ :::;;;ノ ;ノ :::ヘ::..: ::(
 ::...ノ:;  ゝ  ;ノ :::ヘ::..:::::..:::::...;::..::ヽ  ヽ ガンバレー!! /
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|          方法は、まずかれらの内の特に元気で勇敢な者が          .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|            長い縄を携えて先に崖の上へと登って縄を垂らし、           |l|
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
:::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ  _( \゚- ゚;)
 ::  ゝ  :::::......ノ:;:::::::ヽO\と)
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ    ::(と  ,)〜
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;..:::::::)(,(
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.... ::<   )
 ::...ノ:;  ゝ  :::::...;::..:::::::ヽ (
:::::ヘ :::::....::..::ヽ :::;;;ノ  ::(  )
 ::  ゝ  :::::......ノ:;::::::..:::::ヽ(
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ ::..::   ::( ヽ
 :: :::::...... ;.::::......ノ:::..::;;..:::::::) )
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ::..:: :::::....:.... ::<  ヽ
 ::...ノ:;  ゝ  ::::..:::::...;::..:::::::ヽ  )
:::::ヘ :::::....;ノ :::ヘ::..:ヽ :::;;;ノ  ::(ヽ
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|             それを頼りに残りの者が崖の上に登り、           |l|
 |i|                                                    |i|
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74 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:51:22 ID:nL5eHR1W0
:::::ヘ :::::....ヽ :::;;;ノ   (\
 ::  ゝ  :::::......ノ:;:::::::ヽ\
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ    ::(  \l`l_
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;..:::::::)-‐ヾ ´_
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.... ::<   ノl ̄ ズルズル
 ::...ノ:;  ゝ  :::::...;::..:::::::ヽ  ノ=ノ
:::::ヘ :::::....::..::ヽ :::;;;ノ  ::(-―' `ヽ
 ::  ゝ  :::::......ノ:;::::::..:::::ヽ    )
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ ::..::   ::(‐--‐l´―- 、
 :: :::::...... ;.::::......ノ:::..::;;..:::::::)  ll    ヽ
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ::..:: :::::....:.... ::<`l_ノ`ヽ    )
 ::...ノ:;  ゝ  ::::..:::::...;::..:::::::ヽ   `ー--'
:::::ヘ :::::....;ノ :::ヘ::..:ヽ :::;;;ノ  ::(
 ::  ゝ  :::::.;ノ :::ヘ::..:.....ノ:;:::::::ヽ
::::::::::......ノ:;;. :::;;;ノ   ;ノ :::ヘ::..: ::(
 :: :::::...... ;.::::......ノ:;;;ノ :::ヘ::..:..:::::::)
::ヽ :::;;;ノ :::ヘ :::::....:.;ノ :::ヘ::..:... ::<
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
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 |l|    最後に縄の端に結び付けている物資を縄ごと引上げるといったもので、   .|l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌──────────────‐
 | 切り込み隊15名、全員いるな?
 └─v─────────────
            ∧∧  ∧∧  ∧∧ ∧∧  ∧∧  ∧∧
   ∧,..,.    O(゚- ゚;O(゚- ゚;O(゚- ゚;O(゚- ゚;O(゚- ゚;O(゚- ゚;)O
   (*゚ o゚)   ∧∧ ∧∧ ∧∧ .∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧ ∧∧  セ、セマイ…
   (i゚i:i:i:i:i)  (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;)(゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;)(;゚ o゚)
 〜ノ,,,ノヽヽ  |  ヽ |  ヽ |  ヽ |  ヽ |  ヽ |  ヽ |  ヽ |  ヽ
   し'`J   UU_,,)UU_,,)UU_,,)UU_,,)UU_,,)UU_,,)UU_,,)UU_,,)〜
`―-‐―--―´`ー-‐―--―´`ー-‐―--―´`ー-‐―--―´`ー---‐'ヽ
 ::...ノ:;  ゝ  ::::..ゝ  ::::..:::::...;::..:::::::ゝ  ::::..:::::...;::..:::::::ヘ::..ゝ  ::::::...;::..:::::::ヽ
:::::ヘ :::::....;ノ :::ヘ::..:ヽ ゝ ゝゝ  ::::..:::::...;::..:::::::  ::::..:::::...;:::::....:.;ノ :::;;;ノ  ::(
 ::  ゝ  :::::.;ノ ゝ  ::::..:::::...;::..::::::::::ヘ::ゝ  ::::..:::::...;::..:ヘ::::;::..:::::::..:.....ノ:;:::::::ヽ
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|           およそ4時間後には、切り込み隊全ての人員と物資を        |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|              崖の上にあげる事に成功したのである。            |l|
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75 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:51:53 ID:nL5eHR1W0

                       反  乱  軍

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      ;: ;;::;:;: ;: ::;:;: ;: : ;: :;:; :;:; ↑:ノ             (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: ::; :; : :;:
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                        王   軍

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 |l|             その後、彼らは日没と共に砦へと忍び寄り……          |l|
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 |l|             日の出を合図に、一斉に砦へと降下を開始した。      |l|
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                  |        |          し'| J
                  li       ∧|∧           |
                   |      (゚ー|゚*)            |
                  |i      O|と ) スルスル    |
            /;l/l  i| |     / と ,,)〜        |
    ∧∧      (゚|:i;゚;) ∧,..,.     (,/|
   (゚o T*)     と:;i|と;)( - ゚#)      |
   と と )     <ニ|;::;)l|Oとi:i:i
    と  ,,)〜   し' ヽ,) U(,,_つ
     ヽ,)
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 |l|      驚いたのは砦の兵達である。地下からやってくる敵への対策は      .|l|
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 |l|    していても、崖の上から敵兵が降って来た時の対策などはしていない。  .|l|
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76 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:52:24 ID:nL5eHR1W0


                 タタカッテ!!                         /l
                                         三    / /
         ネ、ネムイ…                      彡       / / ミ
    ∧∧             ∧∧   <>)))━O━∧∧ O━━ ∧,..,. /
   (0 T<)    ∧∧     (゚0 ゚;)         ヽ(ili゚;:l|゚)ノ    (- # )')
   と と )  O(゚'-゚'ili)(ヽ━━(   つ━(((<>    / :;;:|:;l    とi:i:i=i:i:iノ
(X)三三三三三| ̄|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ̄|三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|_|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|_|三三三三三三(X)

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 |l|    また、襲撃が夜明けと同時と言う事で、不寝番をしていた兵は疲れ果て、  |l|
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 |l|        起きて来た兵も半分寝ぼけた状態でろくに戦う事は出来ず、      |l|
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                       ゴゴゴ

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;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三門三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:)                            ノ;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:ヽ                            (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;: :;;: ;: :;:; :;:; :; ::;;ヽ                           {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
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 |l|          いとも簡単に切り込み隊に城門を奪われてしまった。         |l|
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77 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:52:55 ID:nL5eHR1W0




      ∧∧ ∧∧ ∧∧  ∧∧ ∧∧  ∧∧  ∧∧        ∧∧  ∧∧  ∧∧
      (゚O゚#) (゚−゚#) (゚o ゚#) (゚- ゚;) (゚ー゚#) (゚ぺ#) (゚д゚#)       (゚ー゚#) (゚ぺ#) (゚д゚#) (゚
    / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/と)       / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/
   /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / ,,)〜   /  /  /  /  /  /  /  /
  /_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/`ヽ,)    /_/_/_/_/_/_/_/_


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 |l|      こうなっては、もはや反乱軍に勝ち目は無い。開いた城門へは、     . |l|
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 |l|     穴から飛び出した王軍が、天井板を矢除けの盾代りとして殺到し、    .|l|
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 ┌────────────‐
 | く、もうここまで敵兵が……
 └─v───────────
         ┌─────────────────────────────‐
         | モロシーか……。元々同じ王軍小隊長だったよしみだ。今すぐその
         | 剣を捨て降伏すれば、王に取り成して命だけは助けてやるが……?
         └─────────v────────────────────

    ∧∧                 ∧∧        ∧∧ ∧∧ ∧∧  ∧∧ ∧
   (ili゚ -゚)                 (゚o ゚*)       (゚O゚#) (゚−゚#) (゚o ゚#) (゚- ゚;) (゚ー
   i:i:i つO|l二ニ>            (i:i:i:i:i゚i)     / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
 〜ノ,,,ノヽヽ               ノノヽ,,,ヽ〜   /  /  /  /  /  /  /  /  /
   し'`J                 し'`J    /_/_/_/_/_/_/_/_/_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 |l|            砦の内部はあっという間に王軍に制圧され……        |l|
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78 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:53:26 ID:nL5eHR1W0

 ┌───────────────────────────────‐
 | 貴様に名で呼ばれる程、親しい仲では無いわッ!七光のダッコレフトめ!
 | お前の考えなどお見通しだ!私を東の反乱軍の説得工作に利用しようと
 | 言うのだろう?「反乱軍の副将は王に命乞いをして降伏ましした」……と。
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         ┌──────────────────‐
         | 分かっているなら話は早い、そういう事だ。
         └─────────v─────────

    ∧∧                 ∧∧        ∧∧ ∧∧ ∧∧  ∧∧ ∧
   (ili゚皿゚)                (- ゚* )       (゚ー゚#) (゚ー゚#) (゚ー゚#) (゚ー゚#) (゚ー
   i:i:i つO|l二ニ>            (i:i:i:i:i゚i)     / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
 〜ノ,,,ノヽヽ               ノノヽ,,,ヽ〜   /  /  /  /  /  /  /  /  /
   し'`J                 し'`J    /_/_/_/_/_/_/_/_/_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 ┌──────────────────────────────‐
 | ふざけるな!貴私は反乱軍の副将、モロシーであるッ!ハナンの如き
 | 青二才にむざむざ捕らえられ、生き恥をさらす事などできようかッ!
 └─v─────────────────────────────
                  ┌─────‐
                  | ……そうか。
                  └───v──
       /l
    ∧∧ /               ∧∧        ∧∧ ∧∧  ∧∧  ∧∧ ∧
   (ili゚ 0゚)/O              (- ゚* )       (゚ー゚#) (゚ー゚#) (゚ぺ#) (゚o ゚;) (゚0
   i:i:i つ`ヽ               (i:i:i:i:i゚i)     / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
 〜ノ,,,ノヽヽ               ノノヽ,,,ヽ〜   /  /  /  /  /  /  /  /  /
   し'`J                 し'`J    /_/_/_/_/_/_/_/_/_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

79 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:54:02 ID:nL5eHR1W0

 ┌─────────────‐
 | 武人の死に様、とくと見よッ!
 └─v────────────

   ∧∧/l グググ…         ∧∧        ∧∧ ∧∧ ∧∧  ∧∧ ∧
    (#゚皿゚)/               (-_-*)        (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;) (゚- ゚;
   i:i:i つ;:/O               (i:i:i:i:i゚i)      / ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄/ ̄
 〜ノ,,,ノ/ヽ               ノノヽ,,,ヽ〜   /  /  /  /  /  /  /  /  /
   し'`J                  し'`J    /_/_/_/_/_/_/_/_/_
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 |l|      王軍に追い詰められたモロシーは、砦の一角で自害して果てた。     .|l|
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                   ヽ エイ エイ オー!! ノ

,.,.,.,.,.,.,.,..,.,, ,   _|~    _|~    _|~     _|~    _|~    _|~  ,,.,.,.,.,.,.,,.,.,.,.,.,.,..,.,
;: ;: :;:; :;:; :;;`ヾ三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三三三| |三/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;ヽ |_|三三三|_|三三三|_|三門三|_|三三三|_|三三三|_|/;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:)                            ノ;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;;: ;: :;:; :;:; :; : :;:ヽ                            (;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;:
;: ;: :;;: ;: :;:; :;:; :; ::;;ヽ                           {;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
;: ;: :;:;: ;: :;:; :;:; :; ; :;:;)                          /;: ;;: ;: :;:; :;:; :; ;: ;;: ;: :
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 |l|      かくして、ヒギャクードの砦は陥落し、アフォシリア西部に巣食う       .|l|
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 |l|            反乱軍は、その指導者を失ったのであった……。        |l|
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80 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:54:32 ID:nL5eHR1W0
                         ・
                         ・
                         ・
       ┌──────────‐
       |      ……。
       └─────v─────
                      ┌─────────────────‐
                      | ……どうだ?上と下からの挟み討ちは。
                      └─────v────────────

              /■\            ∧∧
              ( ;´д`)           (゚ー゚*)
             (     )           (i:i:i:i:i゚iつ
(X)三三三三三| ̄|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ̄|三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|_|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|_|三三三三三三(X)

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               ┌──────────────────────────────‐
               | 驚きのあまり言葉も無いか、私も最初聞いた時は耳を疑ったよ。
               | それでも、上手く行ったのだから立派な策だったと認めざるを得ないが。
               └───────────v───────────────────
       ┌─────────────────────────────‐
       | ……奇襲部隊頼みの策でしたね……。奇襲部隊が反撃でやられたり、
       | 山脈越えに失敗したら王軍は攻める手段を失っていたはずです。
       |                          もし、そうなっていたら……
       └─────v────────────────────────

              /■\            ∧∧
              ( ;´д)            (ー゚* )
             (     )           (i:i:i:i:i゚i)
(X)三三三三三| ̄|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三| ̄|三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
(X)三三三三三|_|三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|_|三三三三三三(X)

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81 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:55:03 ID:nL5eHR1W0

                 ┌────────────────────────‐
                 | ん?ああ、そこか。そこはあまり心配していなかったなぁ。
                 |何せ奇襲部隊の長はアスターだ、あいつは誰にも負けんよ。
                 └─────────v───────────────

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(X)三三三三三|  |三三三三三三三三三三三三三三三三三三三三|  |三三三三三三(X)
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              ┌──────────────────────────────‐
              | むしろ私が心配していたのは、王都で無理やりかき集めた寄せ集めの
              | 突入部隊がきちんと突撃すべき時に突撃できるか、だったな。あそこで
              | 地下部隊が尻込みすれば、奇襲隊は敵中に孤立してしまう。
              └───────────v───────────────────

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82 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:55:34 ID:nL5eHR1W0

       ┌────────────────────────────────‐
       | ……私は、その恐れは無いと思っておりましたがね。もしもの時は、あなたが
       | ハニャライト家指揮下の兵を引き連れて、一部隊でも切り込んだでしょうから。
       └─────v───────────────────────────
                      ┌───────────────‐
                      | ……お見通しか。たまらんな、全く。
                      └─────v──────────

         ニヤニヤ
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              (   ´ー)           (;゚ o゚)
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         ┌───────────────────────────────‐
         | さて、兵法談義はここまでだ。これより、我が軍は飢民の援助や敗残兵の
         | 武装解除、新たな守兵の配備などを行う為、ヒギャクードの町に進駐する。
         |   その後はカクメートン、シータインにも向かい、同様の処置を行う。
         | アフォシリア西方の反乱軍で、将と呼べるのはモロシーだけであったから、
         |  カクメートンの反乱軍にはもはや司令官は居ない。容易く降るだろう。
         └──────────────v─────────────────

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83 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/11/22(土) 23:56:05 ID:nL5eHR1W0

               ┌─────────────────────────────‐
               | ……アフォシリアで、最も貧しい村々の実態を、良く見ておいてくれ。
               └───────────v──────────────────
       ┌─────────‐
       |    ……はい。
       └─────v────

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┃旗┃勢力名                      ┃☆☆☆☆☆★★★★★┃同盟:−    仇敵:−
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┃能  力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 75%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:23000人+軍:2900人=総人口:25900人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦20400石/年
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┠───┘24年05月:状況:ヒギャクード砦の陥落

┃ 目の前で穴を掘り、モロシーの注意を下に引きつけておいて、頭上から砦を襲うと言うハナン王の
┃ 策が当たり、暫くは敵襲が無いと油断していた砦の兵は、いともたやすく崩れ去ってしまった。

┃ かくして西方の反乱軍は壊滅し、残すは東方の村、ミミモギード・ポンポートの連合軍のみである。
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┃Go to next episode l> Episode - 27「モロシーの最後」
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84 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:53:25 ID:2WuS1xvS0
               _
           │  |  | ̄ ̄  |\   |    / ̄\
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             ┌──────┬───────────
             |  FILE No.14  .| 南都反逆編 Part.4
             └─┬────┴────────┬──
                 │      実力者、現る       │
                 └─────────────┘
               ── 22年01月 ジェルティス神殿

85 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:54:37 ID:2WuS1xvS0
            ┌─────────────────────────
            │キルヴァス・イェーガー。汝に戦神の祝福があらんことを…。
            └────────v────────────────‐
                           ___
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      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|/

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  キルヴァスが敗戦を記していた頃、皇都ではジェラエルが         |i|
  |i|  無事正規軍が勝つ事を祈っていた。                          |i|
    `──────────────────────────────´

86 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:55:07 ID:2WuS1xvS0
   ┌──────────────────
   │猊下。ライ陛下がお見えになられました。
   └────────v─────────‐
             ┌─────────────
             │分かった。ここへ通してくれ。
             └────────v────‐
                      ___
                     ヽ   ★>
__|__|__|_           (  ,,・∀)                  __|__|__|__|__
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       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄|/

            /☆\
            (    ,,・)
           / ̄ ̄ ̄)
         <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  すると、配下の兵が、ライが来たと言ってきた。                  |i|
  |i|  ジェラエルは何事かと思い、すぐ通す様言った。                  |i|
    `──────────────────────────────´

87 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:55:38 ID:2WuS1xvS0
              ┌──────────────
              │…それで?一体何のようだ?
              └───v──────────‐
     ┌────────────────────────────────
     │今、ジェルティスは分裂しつつあります。聖職者、貴族、軍隊…。
     │…そこで、諸侯の隔たりを除くべく、しばらくの間、会を開くべきと考えます。
     │そうすれば、皆が納得した政策が行われ、反乱が起こる事も無いでしょう。
     └───────v────────────────────────‐
                        ___
                    < ★  /
__|__|__|_.        ♀(・∀・ ,,)                  __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
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       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /         ___                 //
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ .ヽ  ж | ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
                 (   ,, ゚)
                 |~~~~~~~|
              ノ:::::::::::::::::ヽ

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  ライが言った事はようするに、                         |i|
  |i|   「皆が納得するように会議で政策考えようぜ」というものである。     |i|
  |i|  ライ1人では治めきれなかったという事である。               |i|
    `──────────────────────────────´

88 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:56:09 ID:2WuS1xvS0
           ┌────────────────────────
           │突然だな。…しかし、その意見が正しい事は確かだ。
           │よし、手配するぞ。各部の有力者を集めよう。
           └─────v──────────────────‐
    ┌────────────────────────
    │私の我が侭を聞いて下さり有難う御座います。では…。
    └────────v───────────────‐
                        ___
                    < ★  /
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_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
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    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ .ヽ  ж | ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
                 (   ,, ゚)
                 |~~~~~~~|
              ノ:::::::::::::::::ヽ

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  確かにライの言う事は身勝手であったが、臣下の意見を         |i|
  |i|  聞く事で皆が納得し、教皇への支持率も上がるだろうと考えた      .|i|
  |i|  ジェラエルは、早速準備を開始した。                       |i|
    `──────────────────────────────´

89 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:56:41 ID:2WuS1xvS0
                       ・
                       ・
                       ・

  ┌────────────────────────
  │げ、猊下。キルヴァス様がお戻りになられました……。
  └─────────v──────────────‐
              ┌────────────────
              │そうか!戻ったか!早くここへ通せ。
              └───v────────────‐
                        ___
                    < ★  /
__|__|__|_.        ♀(・∀・ *)               __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/☆\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
              (  ;;・)
            / ̄ ̄ ̄)
          <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、誰に会議の招待状を送ろうかと考えていた時、          |i|
  |i|  ジェラエルの元にキルヴァスが来たとの報告が入った。             |i|
  |i|   どんな大勝を記したのかと思いながら、、キルヴァスを通すよう言った。 |i|
    `──────────────────────────────´

90 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:57:13 ID:2WuS1xvS0
         ┌───────────────────
         │どうした。やけに暗いじゃないか。……!!
         └──────v────────────‐
      ┌────────────────────────────
      │申し訳ありません教皇猊下!…反乱軍に…敗れました……。
      └──────v─────────────────────‐
                        ___
                    < ★  /
__|__|__|_.        Σ(・∀・ ;)                __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/╋\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
               (   ;;;;;-)
              / ̄ ̄ ̄|
            <____|

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  しかし、真実はジェラエルの予想とは全くの正反対。               |i|
  |i|  多大な被害を出して反乱軍に負けた、という報告だった。          :|i|
    `──────────────────────────────´

91 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:57:47 ID:2WuS1xvS0
       ┌─────────────────────────────
       │まずい。まずいぞ…このままでは会議を開くどころか反乱が起きる。
       │事前に阻止するのは無理としてもどうやって止めれば…。
       └────────v────────────────────‐
      ┌───────────────────
      │そ、それは一体どういう事で御座いますか?
      └──────v────────────‐
                        ___
                    < ★  /
__|__|__|_.        ♀(;;д;;;;)                __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/╋\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
              (  ; `)
              / ̄ ̄ ̄|
            <____|

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  ジェラエルは血の気が引いた。                           |i|
  |i|  「キルヴァス敗北」。この凶報の影響がどれだけ強いか、         |i|
  |i|  今の状況を考えれば誰にでも分かることだった。                  |i|
    `──────────────────────────────´

92 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:58:17 ID:2WuS1xvS0
       ┌────────────────────────
       │貴族や軍人、民間人を交えて政策を考えようと
       │思っていたのだが、…どうやら、それは叶わないらしい。
       └────────v───────────────‐
      ┌──────────────────────────
      │そうだったのですか…。私は軍略の知恵はありますが、
      │その面に関しては詳しくありません。解決には他に誰か…。
      └──────v───────────────────‐
                        ___
                    < ★  /
__|__|__|_.        ♀(・∀・ ;)                __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/╋\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
               (   ;;`)
              / ̄ ̄ ̄|
            <____|

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そう、ジェルティス陣営の最大の欠点は、                     |i|
  |i|  「民達と触れ合い、世間の情勢に詳しい人物がいない事」であった。  .|i|
  |i|  神殿暮らしが長く、街へ出ないジェラエル、ジェスター、ライは例外。  ::|i|
  |i|  キルヴァスは軍事専門の為例外。貴族であるコルベーユは問題外。  |i|
  |i|  これでは諸侯の言い分を聞く事も、意見をまとめる事も出来ない。     |i|
    `──────────────────────────────´

93 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:58:49 ID:2WuS1xvS0


┌─────────────────────────────────
│           そういう事なら私にお任せ下さい!!
└─────────────v───────────────────‐
                     ___
                     |‐Ψ─|
                    (´∀`*ヽ
                    〔 ̄ ̄ ̄\
                    〔____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  その時、我こそは、と名乗り挙げる者がいた。                 |i|
  |i|  その名はホーカー ・ レタンダール。肩書き、役職は無し。         |i|
  |i|  皇族以外では珍しく、神聖魔法を使う。極度の戦嫌いでもある。       |i|
    `──────────────────────────────´

94 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:59:18 ID:2WuS1xvS0
      ┌──────────────────────────────
      │おお、ホーカー!お前がおったか。お前は民達の評価が高いと聞くぞ。
      └────────────v─────────────────‐
                    ┌────────────────────
                    │いえいえ、私はただの暇人ですので、
                    │毎日散歩のついでに街へ行っているだけです。
                    └──────v─────────────‐
                     ___
                      ヽ  ★ >
__|__|__|_.        ♀(* ・∀・)                __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/╋\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
               (     `)              ___
              / ̄ ̄ ̄|               |Ψ─‐|
            <____|              (` ヽ  ヽ
                               〔 ̄ ̄ ̄\
                               〔____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  彼は役職を持たない。その余った時間で、                  |i|
  |i|  大いに民達と話をすることができていた。一見、彼はただの暇人だが、 |i|
  |i|  教皇達からすると、彼は重要な情報をかなり知っていたのである。    :|i|
    `──────────────────────────────´

95 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/24(月) 23:59:51 ID:2WuS1xvS0
      ┌────────────────────────
      │ホーカー。早速だが、諸侯の仲介役になってくれるか?
      └────────────v───────────‐
               ┌─────────────────────────────
               │もちろんで御座います猊下!この日をどれだけ待ち望んだことか!
               └──────────v──────────────────‐
                     ___
                      ヽ  ★ >
__|__|__|_.        ♀(* ・∀・)                __|__|__|__|__
_|__|__|_.    /    |と ̄ ̄ ̄\         ./|       |__|__|__|__|_
__|__|__/  /       .| (____>    //    /|__|__|__|__|__
       /  /                    //    //
      /    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/    //
     /                             .//
    | ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄/╋\ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄|/
              (   *`)                   ___
              / ̄ ̄ ̄|               |Ψ─‐|
            <____|              (`*ヽ  ヽ
                               〔 ̄ ̄ ̄\
                               〔____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  教皇はホーカーを話のまとめ役に抜擢した。                    |i|
  |i|  ホーカーも流石にずっと無職では生活できないので、             .|i|
  |i|  教皇に多大な感謝をし、承諾した。                       |i|
    `──────────────────────────────´

96 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:00:23 ID:xyXPMynh0
                         ・
                         ・
                         ・
                          [  民  ]

  ミナサーン、コンカイ ノ
    タタカイ ハ デスネー、…
   ___
   |─Ψ‐|
   / /´∀`)     /民\        /民\      /民\       ./民\
  / ̄ ̄ ̄〕    (・∀・ ,,)       (・∀・ ,,)     (・∀・ ,,)      .(・∀・ ,,)
<____〕    ( ̄ ̄ ̄\    ( ̄ ̄ ̄\    ( ̄ ̄ ̄\     ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  (____>   (____>  (____>  (____>
            ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  半年の間、ホーカーは各地を飛び回っていた。                 |i|
  |i|  ホーカーは、街で民達に「今回の戦争で民には被害を出さない」      .|i|
  |i|  と言って安心させ、…                                   |i|
    `──────────────────────────────´

97 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:00:54 ID:xyXPMynh0
                         ・
                         ・
                         ・
                       [  軍人  ]

     ソイツ ノ ハナシ ヲ キケ!
   | |    /╋\      コノマエ ノ タタカイ ハ
   | |   (,, `∀´)      スコシ ジョウキョウ ガ ワルカッタ ダケデ、…
   | |  / ̄ ̄ ̄|           ___
   | |<____|               |─Ψ‐|    /軍\     /軍\
   lニニニニニニニl          ./ /´∀`)   (・∀・ ,,)     .(・∀・ ,,)
     | |   | |            / ̄ ̄ ̄〕   ( ̄ ̄ ̄\    ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|<____〕   (____>  (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  キルヴァスと前で兵達に、「ネオアトランの戦いは偶然負けた」      .|i|
  |i|  と言って気持ちを落ち着かせ、…                       |i|
    `──────────────────────────────´

98 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:01:25 ID:xyXPMynh0
                         ・
                         ・
                         ・
                       [  貴族  ]

                          トリアエズ コレ ヲ ドゾー
                                  ___
                 /貴\キンカイ↓   |‐Ψ─|
                 (,,*・∀・)   l二l\(´∀`ヽヽ
                / ̄ ̄ ̄)lニニニニl〔 ̄ ̄ ̄\
              <____)  | |  .〔____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  貴族の屋敷では、「貴族の財産が損失することはない」           |i|
  |i|  と言って少々金を出して満足させ、…                         |i|
    `──────────────────────────────´

99 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:01:58 ID:xyXPMynh0
                         ・
                         ・
                         ・
                        [  聖職者  ]
ワレワレ ニハ エクスデスサマ ガ
    ツイテオラレル デハ ナイカ!
   ___
   |─Ψ‐|         /☆\       /☆\      ./☆\      ./☆\
 \/ /´∀`)ノ       (・∀・ ,,)    .(・∀・ ,,)     .(・∀・ ,,)     .(・∀・ ,,)
  / ̄ ̄ ̄〕        ( ̄ ̄ ̄\   ( ̄ ̄ ̄\   ( ̄ ̄ ̄\   ( ̄ ̄ ̄\
<____〕        (____> (____> (____> (____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  神殿では、「エクスデス様のご加護で守られているから心配ない」    |i|
  |i|  と信者達に言い聞かせていた。                        |i|
    `──────────────────────────────´

100 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:02:28 ID:2WuS1xvS0
                 ___                         ___
    /貴\       〉 -☆-|      /軍\     /╋\   ヽ   ж |
    (,, ・∀・)     (,, ・−・)    (,, ・∀・)    (,, `∀´)    (,, ゚∀゚)
   / ̄ ̄ ̄)    ./ ̄ ̄ ̄)   /:i:i:i:i:i:i:i:i|    ./ ̄ ̄ ̄|     |~~~|†|~|                ___
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \      |‐Ψ─|
                                                ___   \    (´∀`ヽヽ
     /民\      ./民\       ./聖\     .<   ★ >      ヽ  ★ >    \   〔 ̄ ̄ ̄\
 二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二| ..〔____>
   / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)  | |
 ..<____)  <____)  <____)  <____)  <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、23年1月。                                 |i|
  |i|  ついに第1回ジェルティス政策会議が行われた。                 |i|
  |i|  こうして、登用されて僅か1年でホーカーはその名を全国に知らしめた。|i|
    `──────────────────────────────´

101 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:03:01 ID:xyXPMynh0
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃璽┃神聖ジェルティス教国                ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:−    仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━╋━━━┳━━━━┳━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能  力┃身 01 ┃統 07 ┃知 10 ┃政 05 ┃繁 06 ┃合計 28 ┃ジェラエル 支持率:80%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:10000人+軍:1700人=総人口:11700人
┣━━━━━━━─国土─┓4コマ7村 総収穫:小麦13000石/年
┣━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━━┯━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━┫総人口:2000人
┃凍土│ κ−2  │極寒の皇都 ジェルティス           ┃総兵力:500人
┣━━┷━━━━┷━┳━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─街─┓ ζ−6  ┃ジェルティス:ジェラエル|人口:1000 兵士:400
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─倉─┓ ε−6  ┃貯蔵庫│兵士:100
┣━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃極寒の高原:進軍にかなりの時間がかかる。凍死の危険性がある。氷結、暗黒、神聖属性を強化。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━━┯━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━┫総人口:6500人
┃林野│ η−3  │中心都市 アトランジェス         .┃総兵力:200人
┣━━┷━━━━┷━┳━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─街─┓ ε−7  ┃アトランジェス:キルヴァス|人口:3000 兵士:200 収穫:小麦5000石/年
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ θ−3  ┃フィリフス|人口:1500 収穫:小麦2500石/年
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ γ−4  ┃ラギーニ|人口:1500 収穫:小麦2500石/年
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─砦─┓ γ−9  ┃アトランジェス砦|兵士:0
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─鉱─┓ δ−7  ┃鉱山|鉱夫:500
┣━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃産業都市:物資の生産率が高め。産業が発達しやすい。同緯度の地域より比較的寒冷。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:小麦10000石/年 葡萄300石/年 金/かなり 銀/かなり 銅/かなり
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

102 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/11/25(火) 00:03:46 ID:xyXPMynh0
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┣━━┯━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━┫総人口:1000人
┃平野│ δ−5  │田舎町 ライトキース               ┃総兵力:300人
┣━━┷━━━━┷━┳━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ ζ−9  ┃ラアース│人口:1000 兵士:300 収獲:小麦2000石/年
┣━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃自然の砦:防衛戦に強い。農業が発達しやすい。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:収獲:小麦2000石/年
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━━┯━━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━┫総人口:500人
┃平野│ θ−7  │水の溢れる町 ネオアトラン        ┃総兵力:700人
┣━━┷━━━━┷━┳━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ γ−5  ┃ネオアトラン│人口:0 収獲:
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ ζ−7  ┃ハイネスト│人口:500 収獲:小麦1000石/年
┣━━━━┻━━━━╋━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┣━─村─┓ γ−4  ┃ネオアトラン砦:バーンネル│兵士:700
┣━━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃道塞ぎの港町:川、湖付近での進軍にかなり時間がかかる。造船、貿易、漁業が発展しやすい。
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┃総生産:小麦1000石/年 魚300食/日
┣━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘23年1月:戦いの中で富む村々

┃開戦から3年。兵が2300人死亡。ネオアトランが壊滅…。
┃様々な損害が出たジェルティスだったが、街は衰退していなかった。
┃兵が命をかけて守ったアトランジェスでは、人口、物資の生産数が増加していた。

┃しかし、歴史というのは良い事ばかりではない。
┃ホーカーが説き伏せたはずの民、兵、貴族達の一部が、叛旗を翻そうとしていた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン                           |
├─┴─┬────────────────────┘
│教  皇|ジェルサーガ家 ジェラエル ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:82 武:10 知:97 政:40 魅:78
├───┬───┴────────────────
│二  代|ジェルサーガ家 ジェスター ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:90 武:05 知:85 政:75 魅:65
├───┬───┴────────────────
│家  臣|レタンダール家 ホーカー ・ レタンダール
├───┴───┐統:30 武:20 知:85 政:85 魅:20
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│皇  帝|クレパール家 ライ ・ クレパール
├───┴───┐統:75 武:15 知:85 政:20 魅:75
├───┬───┴────────────────
│家  臣|バーンネル
├───┴───┐統:88 武:20 知:75 政:80 魅:50
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│軍司令|イェーガー家 キルヴァス ・ イェーガー
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:60
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴  族|ヴェルデューゴ家 コルベーユ ・ ヴェルデューゴ
├───┴───┐統:90 武:08 知:80 政:25 魅:25
└───────┴────────────────

103 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:46:48 ID:mtrGXuwF0

─────ひどい生涯だった。幸せなどと言う物は私にはやって来なかった。


                                                              l ̄l
                                                 _______l ̄l____
                                .      .          |  | ________
                                .      .          |  | |      ||
                                ..                |  | |      ||
                                 .  .             |  | |      ||
                                .   .             |  | |      ||
                                   ..             |  | |      (_)
                                . .               |  | |
                                  ..              |  | |         |三三三|
                                               .. |  | |         (`Д´ )\
            .l二l                  l二l                 |  | |         〈|iii□iiii|〉〉
             ┃                  :::┃                |  | |         〈||||〈||||`
             ┃   //ノフハヽ          :::┃                |  | |         〈_〈__〉
      |三三三|:::::┃   |/ili:::‐;;) .    |三三三| :┃             | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    /( ・─・)::::┃   / |/ ハ   /( ・─・) :::┃          | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     〈〈|iiii□iii|つ┫   l  .  |    〈〈|iiii□iii|つ┫       | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      /|||||〉||||〉 ┃   ノ_____/     /|||||〉||||〉::゙:┃     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     :〈__〉_〉::::┃   (_/`J     :〈__〉_〉::::┃   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

──────────私は今、殺されようとしている。

104 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:47:20 ID:mtrGXuwF0
.
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ラーラロという統治者は、独立を求めて掴むこと叶わなかった、一人の悲しい女でしかない。::|
||| 何時の世も美女というのは民衆の身勝手な憧れの一つなのだ。──歴史官アルトゥール :::::|
|」_______________________________________|




               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO / STORY/ OF/             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
              //  / ̄\ !|\    |  ̄| ̄ / ̄\   ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
         / ̄\___________________________/ ̄\
         |     |22:明日への道・第二話                         :|     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
            \\ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄\_________
              \\_______/ ̄\_____/ ̄ ̄\_/ ̄ ̄ ̄\_
               \\____/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄
               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |21年12月                             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




.

105 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:47:55 ID:mtrGXuwF0





                   /■\.              /■ヽ
                  (::::::::::::::)             (::::::::*)
                  (    )     (00 ̄)    (|  |)
                  | | |      (‐゚  )    :.|  |〜
                  (__)_)      (   )    :し'ヽ)
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

106 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:48:28 ID:mtrGXuwF0


                  私の生涯は、陰惨そのものだった。




                   /::;;:;:..;;.:;..             /;.:.;.;:.:.;:
                  (:::::::::::::::;.;:.;:.           (::::::;.;:.;.:;.;:
                  ( :.;:.:;.:.;.;     (00 ̄)    (| .;.:;.;:..:;:..
                  | ;.:;.:.;.:      (‐゚  )    :.| ;.;:.;.;:.;.;:;.:;:...
                  (__;.:.;..;::.      (   )    :し;.;:.;.:.;;:;.
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

107 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:48:58 ID:mtrGXuwF0


               両親と死に別れ、狂った爺に拾われた。



                  /■\
                 (::::〈д:::)
                 (    )      (00 ̄)
                 | | |       (‐゚  )
                 (__)_)       (   )
             ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



   ログストに連れられ、探険団に参加させられた。

        (00 ̄)
        (‐゚  `l
|\      〈lll/;;;;;l、
\  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   \ ̄ ̄ ̄ ̄\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

108 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:49:29 ID:mtrGXuwF0


              / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
              |         ○    ○ ''|
              \___________/
               //     |       \ \
              //  /|  / ○    ○|/|
              |/|/:::::|//          |
                \─╂─   ──    /
                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄()\
               /〜〜〜〜〜〜〜〜〜/\ |

                 ( ̄00)
                 |/*゚−゚)
                 /~~~()|
                 /___/
                 丿__/
                  (_/`J
           ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

               19で「帽子を被った女」として執政官に任命された。
               だが、飽くまで長老衆の傀儡だった。

109 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:50:13 ID:mtrGXuwF0





: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
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: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ..l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`、: : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .ヽ:::::::/`l,..:-‐''" ̄`ヽ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::): : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : `‐´: `: :..: : : : : : : }:.、::::::\-―――- 、::::::::::::::::::::::::::::/\: : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : .: : : : : : : : : : : : : : /::::::ヽ、::::::\、: : : : : ノ:::::::::::::::::::::::::/:::::::\: : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :: /::::::::/: : ヽ:::::::ヽ: : :/::::::::::::::::::::::::::l::::::::::::::::`、: : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ./::::::::/: : : : _〉:::::/: /:::::::::::::::::::::::::::ノ:::::::::::::::::::::::`、: : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :/::::::::/: : : r'::::::/: 〈::::::::::::::::::::::::::( \::::::::::::::::::::::::`‐: : : :



                 私は、あの爺の妾だった。

                         それしか生きる道が無かった。

110 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:51:25 ID:mtrGXuwF0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

               逃げ出す道など、無かった。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
(´ ̄ヽ)`ヽ    (___,,)~   ./■ヽ  :::; //ハハヽ
´" ̄ ´"`  .,、         (:::Д:::)   (Д::メ, ) \    _
                  (つll]`)   とl# ;;;; `)   ヽ ..|\ヽ
  ;:"               (`つし'   (;;;;;`)(';;;;);;:.´ ::; ヽl  .\\
                                    ;|   l´.ヽ
           ::;                        |   |  |
                   /■\  ;;:.,         ヽ  .l .l
 ;;:"                (     ,)     ::;;;;;  ..,"´  \_|_|
                /■\;;;;# )       (⌒ ̄ヽ    ヽ
                (:::::::∀::)_〔〕)   //ハハ(A:::::リl     .\
                (`つ] 'つ / ヽ   (:::::,, と ;;;;;l     .,,:, \
       ;;;'゙       :::|  l |  l〜.|  [と´ l⌒l)  )〜  ;;;;;,´  ...\
                L_)_,,) |_,|   ( ̄(_.)),,'J     ":;
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

        「髪付き」は、我々の社会では見殺しにされるのが常だった。
                    我々はオニギリにあってオニギリではなかった。

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::





111 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:52:12 ID:mtrGXuwF0






                               //ノフハヽ
                               |/ili:::‐;;)
                                / |/ ハ    /■\
                                l  .  |   (::::〈д::)
                               ノ_____/   (    )
                                (_/`J    | | |
       /■\   ウッヒャヒャヒャヒャヒャヒャッ               (__)_)
     ⊂(::::::::::: )
 ドカッ  (  )   つ
ドカッ  | l| || |l  /
  ∵.l///l| | |  |
   ヽ(;o;;;)ノ(_)

─────────────────何度も身篭った。


───────────生まれる子は、「髪付き」だという理由で全て殺された。

112 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:53:17 ID:mtrGXuwF0


──────────24にもなって、初めて一人娘を持つことが出来た。




  \オンギャー/
      \ホンギャー/
  .| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
 | ̄ ̄//ノフハ,‐‐‐、
 |   |/*゚ー(>д<)
 |\. ̄( つ (巛巛)    ─────オニギリ人である証、頭の斑点を薄く毛が覆っていた。
 |  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\     ────呪われた運命を受け継いだ子だった。
   |/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
   |             \
   \             \
    \             |
      \________|

─────────────隠して産み、隠して育てた。純真な瞳を汚したくなかった。

113 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:53:59 ID:mtrGXuwF0

                             . / ̄ ̄ ̄\
                            ::  | | ̄ ̄ ̄| |
   ( ̄00)                     :  | |/■\| |
   |/*゚−゚)          _________| (::Д〉::::) |
   /~~~()|                     /⊂;;;;;;;;;;;;;;;) \
   /___/                     | ̄| / /ヽ ヽ| ̄|
   丿__/                   :   |_(_)-(_).__|
   (_/`J
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                          /■ヽ
                         ( ゚∋゚)
                        /⌒∨⌒ヽ
─────────────あの沿岸の冒険好きの村へバウェツを送った。
                       \ヽ)   ノノ
                       彡/\/ヽミ
   |三三三|                 | /| .ノ               |三三三|
 /( ´∀`)                 :| ノ/ソ                 (゚∀゚ ,,)\
  〈〈|iiii□iii|〉 _____ ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)____ 〈|iiii□iii|〉〉
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄        ) \ ::: ̄ ̄ ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/(       ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                                _
                       ./ヽ                      /`、、::::\
──────────可笑しな二人組みが来たときも、私は命令通り彼らを拷問した。\
    /:::::||:::://:: \         ./   `ー‐´;;;;`、‐''^`、          /    ::::| |:://:: \
  /   ::||:://:::::  \       /´      :::;;;;;;;;;;;::;;;:::`        /      ::l |//::
/     ::||//:::   .  \     .|`─────────´|      /        /  \
      /~~\    .    \    |`─────────´::|    ./       /     \
    /    .\        \   |`─────────´l   /       /
  /       .\        \ `、    `,三三)     / /       /
            .\       \,`,,、,,,,,,____,,,,、‐、´/       /
             \      |/l''~‐‐‐─、,,,,_、──~''~|/       /
               \    l/      /        l/    /
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114 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:54:46 ID:mtrGXuwF0

  ######
/( :::::::::::)
  <;;;;;;;;;;;;;;)
  |;;;;;;|;;;;;;|      ─────同盟の報復に備えて、あの頑固な設計士に砦を設計させた。
  .<;;;;;ハ;;;;;>
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|
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             \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
     ───────────バウェツと軍と共に砦に向かい、岩落としを仕掛けた。
                 ~''\l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  l ̄l  ,,、/
                   ~\ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄'''/
                     `、 ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄~/
                      \ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|~/
                        `、  ̄| ̄ ̄| ̄ ̄|二二二| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ |
                         ~、 ̄| ̄ ̄|~ ̄ |/|||\| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ /
                          ~ . ̄| ̄ ̄| ̄||||||l|||||| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄|
                           l ̄ ̄| ̄ ̄ ||||||l|||||| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄ ̄ |
           ;:,.,.,.,....__....,,__,...._......__.._._..,...._,,| ̄| ̄ ̄| ̄||||||l|||||| ̄| ̄ ̄| ̄ ̄| ̄l;:,.,.,.,....__...
,.,.,.,....__..,,..,,.,.、、.,'''"""                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~
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115 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:55:36 ID:mtrGXuwF0




──────────しかし、村が襲撃を受けた。



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       ,..,.∧
      (゚∀゚*)    ∧∧
 <ニ二l|と 人 ヽ   (゚- ゚*)           ∧∧       ∧∧        ∧∧
       U ヽ ヽ━Oi:i:i:i:i゚i)━━    (゚ー゚*)     (゚ー゚*)      (゚ー゚*)
ニニニニニ|; |('" ̄)J   ノ━|l二ニ) ∠ニiと人 ^ヽ  ∠ニiと人 ^ヽ  ∠ニiと人 ^ヽ
ニニニニニ| ;|('"('" ̄)" ̄) し`ヽ,)       ,|  lニ)       ,|  lニ)       ,|  lニ)
ニニニニニ| :|('" ̄('" ̄)'" ̄('" ̄)'" ̄) <_し`ヽ,)ノ    <_し`ヽ,)ノ    <_し`ヽ,)ノ
;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,"'`',:'':'`::;:;..,
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

116 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:56:08 ID:mtrGXuwF0

::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::. / ̄ ̄ ̄\
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::─────────なぜ拷問など──反論する私にあの爺は言った。
:::::::::::( ̄00)::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::  | |/■\| |
:::::::::::|/*::っ゚):::::::::::::::::::::::::::::::::::::_________| (::Д〉::::) l
:::::::::::/~~~()|つ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/⊂;;;;;;;;;;;;;;;) \
:::::::::/___/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ̄| / /ヽ ヽ| ̄|
:::::::::::丿__/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::   |_(_)-(_).__|
:::::::::::(_/`J:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     j       \::::::::::::::::::,ノ /    ⌒ヽ  |   ;:;:::::'::'''
     |:::::::::::::::::::::::::::::\:::::::  /::::::::::::::::::::::::::::::.l ;:::''::;;;;;;''    ,,,::;;;;
     |:::::::::::::::::::::::::::::: ノ )(:::::::::::::::::::::::::::::::::::::.l ;;;;;;::''  ..,,,,,:::;;;;;;;;:''
     |::::::::::::::::::::::::::::::::::::: 三::::::::::::::::::::::::::::::::::::::: l;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;:''     ..,
     l',::::::::::::::::::::::::::/  |ヽ\`''―'''''":::::::::::r ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::''''   .....:::;;;:''
     ヽ .        ,______,.イ⌒     l´::::;;;;;;;;;::''''...........,,,:::;;;;;;;;;;;;;''
      \    /\ーt-+  __,ノ      /;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::''
        \.\,,_  ヾ,,__,/       r‐;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::''''
         `l''ー- 、,,,__,,,..._,,,,-::::::|;;;;;;;;;ヽ ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`ー‐'^ー‐'`ー‐'`ー/
                            │泣いて詫びろ、娘の命が惜しければ。│
                            /ー-‐'^ー‐'`ー‐'`ー-‐'`ー‐'^ー‐'`ー‐'`ーヽ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ,――――─────────────────────
 │紅玉同盟より和平会議への招待が来ております…
  '─────────────v───────────

                   ./■\
                   (    )     ─────同盟からの平和会議の誘いだった。
                    |   ヽ
                   (__)   |
                    |  | |

117 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:56:40 ID:mtrGXuwF0
                レ' |  / ! /::::::::| :/:::::::::::::::|/::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::レ' / |
                  | ./ |/ |,:::::::|/:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|::::::::::::::::::::|∨ |
                  |/ /   .|:::::::::|::|:::::::::::::::::::::::::: | :::::::::::::::::|:::::|:::::::::::::|    l
                        |   | |    .    l       |  |    |   l
                        :!  | |               | |   | ,'   |
                        、 l j       ,  -- r    | |  /     |
                        ヽ| |      {.:.:.:.:.:.:.:.:.:)   | | ,/     |
                        | \      ` ―‐ '    | /|     |
                        |   ゙r 、            ,イ  :|     ,'
                         /:l ,イ /`>─------─:::´|/| / !   /
                          |/ ∨∨,イ  : : ::::::::::::::: : : ト ∨ ∨\ /
───────────私は泣いて見せた。

     ─────────かくも容易く私は泣くことができるのかと自分でも驚いた。

     :::::::::::::::::
    :::::    ::::
   :::::  ,‐‐‐、  :::::
   :::::  (・д・)  :::::
  :::::  (巛巛)  :::::
   ::::       ::::::
   ::::::::::   :::::::::
     :::::::::::::::::::

娘の命を握られていたからだった。

118 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:57:12 ID:mtrGXuwF0

──────そして今、私は、娘と共に処刑台に上げられている。

\_WWWWWWWWWWWWWWW.WWWWWWWWWWWWWWW.WWWWW./
≫                                        ≪
≫ この者は私たちの村の統治者でありながら、私たちを騙した! .≪
≫   \_WWWWWWWWWWWWWWWWWW.WWWWWWWWWW.WWWWWWWWWWWWWW./
/MMM≫                                                ≪
     ≫ この女は北の襲撃者達に村を売り渡したのだ!よってこの女を処刑する! .≪
     ≫                                                ≪
     /MMMMMMMMMMMMMMMMMMM.MMMMMMMMMMMMM.MMMMMMMMMMM \
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          ||
              |  | |      (_)         .(_)
              |  | |
              |  | | //ノフハヽ         . |三三三|
              ::|  | | |/ili:::‐;;)   ///ミ    (`Д´ )\
              ::|  | |  / |/ ハ   |/*゚っ゚)    〈|iii□iiii|〉〉
              |  | |  l  .  |   |u  |    〈||||〈||||`l
              |  | | ノ_____/   ∪∪    〈_〈__〉
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ (_/`J  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

           ヒソヒソ                    ヒソヒソ
          /■\  /■\ /■\      /■\ /■\ /■ヽ
         (  ´Д) (Д・  )(Д゚  )     (,,,  'Д)(  ’д)(д゚ )
       「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       ||| ログスト暦21年9月4日、処刑台に女が上げられた。      :|
       ||| 女の名は、ラーラロ。                        |
       |」__________________________|

119 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:57:52 ID:mtrGXuwF0




 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄\  \
          \  \___________________ _ _  _   _  _   _
            \____________________ _ _  _   _  _   _
                              \___________ _ _  _   _  _   _
               To Be Continued ─────
                      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                /  _________________ _ _  _   _  _   _
              /  /
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_____/




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120 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:58:53 ID:mtrGXuwF0

彼には、異民族の血が混じっていた。

                     喋ることができなかった。

                /■ヽ
                ( ∋゚)
                (   )
___________し J__________
                ;;;;;;;;;;
               ;;;;;;;;;;;;;
              ;;;;;;;;;;;;;;;
               ;;;;;;;;;;;
                         いつも、独りぼっちだった。


          /■\  /■\ /■\      /■\  /■\ /■ヽ
         (∀`  ) (∀・  )(∀゚  )     (∀`,,,  ) (∀’  )(∀゚ )

121 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:59:25 ID:mtrGXuwF0


       そんな彼が見ていたのは、一人の女の子だった。



                /■ヽ
                ( ∋゚)         (00 ̄)
                (   )         (‐゚  )
___________し J_______(   )_________
                ;;;;;;;;;;           ;;;;;;;;;;;;
               ;;;;;;;;;;;;;           ;;;;;;;;;;;;
              ;;;;;;;;;;;;;;;            ;;;;;;;;
               ;;;;;;;;;;;

122 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 04:59:58 ID:mtrGXuwF0
.





               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO / STORY/ OF/             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
              //  / ̄\ !|\    |  ̄| ̄ / ̄\   ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
         / ̄\___________________________/ ̄\
         |     |23:明日への道・第三話                        :|     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
            \\ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄\_________
              \\_______/ ̄\_____/ ̄ ̄\_/ ̄ ̄ ̄\_
               \\____/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄
               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |21年12月                          |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




.

123 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:00:42 ID:mtrGXuwF0


「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦21年9月4日昼前、一人の男が全速力で走っていた。 ::::|
||| その名はバウェツ。盆地村の都督であった。                |
|」_____________________________|

    ────────  ──=──────      ──    ─
──=──   ─────   ──    =──   ─────   ──
  ───=──   ── ザッザッザッザッ!
───     ──       ___         =──   ──
 ─   ──    =──             ─────
─    =─              /■ヽ      ___         =──   ──
   ───=──   ─     (゚∈゚ )            ───=──
 =──   ──          丿\ノ⌒ヽ           ──    =──
     ──    =──     彡/\ /ヽミ   _         =──   ──
──   ──    =──        /∨\ノヾ   ─   ──    =─
  ─────   ──    =─  //\/ヽミ    ─   ─────   ──
                       ミ丿

   「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
   ||| 彼は一人の女を守ろうとしていた。                   |
   ||| その生涯を掛けて守ると決めた女を、救おうとしていた。      |
   |」___________________________|

124 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:01:39 ID:mtrGXuwF0

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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 ,,.;. ; :.,   .. .''... .. '   ..;,):.,,                         ‐―  ○ − ‐
        ''  '.': ;,::. .  ..., ;)                         , ' ヽ
 .''.:.:´⌒`.: .: ...    . ...,. . ,;                             ,.    ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,;  ...,; ''                          , '
-'' ' '   ー'' ー  ''' ''
                                       .:: ..'...:⌒`  : .: ..,,;.,
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|..::
||| 彼が兵舎に出仕したのはその日の日の出のこと。                        |-''
||| 昼前に兵たちの訓練を終わらせ、一息ついていた所に、あの設計士が現れた。  |
|」___________________________________|
    ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;  r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ     ;ヾ ;;: ノ
  ;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))   ";ヾ  /■ヽ ":(^);r ;ヾ  ; ";:""; ";
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;"  ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ:;:;;:( ‐∋)   "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;"  ..,,
;:;:i:l;i:;li:;:l;;i:;li;:i;;::il;i:l;i:l;:i;l:;i;:li:;l:i;l;:i;i:;l:il;:i;li:;li:l;i:l;i:l;i:;l:ili:;/⌒\/⌒ヽ___
;l:i;l:;i:l;i:l;i:;l:il;i;l:i;li:;il:i;l:ill;i:l;i:l;i:l;i:;l:i;l:i;l:il;i:;li:li:;:i;l:i;li:;l| ̄⌒\ 彡ノ_.    |
;l:i;l:i;l:i;:l;i:l;:;:;i:l;i:;l;:;:;:l;:i;li:;l:il;:i;:;:;:;l:il;:;i:l;:il;:;:;:il;i:;li:l;:il|___\_|__ 丿_|
      ######               /_____\彡ノ__\
    /( ´_ゝ`)               ‖      \ヽ  ‖
      <;;;;;;;;;;;;;;)                        ヽミ
      |;;;;;;|;;;;;;|  l\___________________
      .<;;;;;ハ;;;;;>  | 練兵屋。聞いたぞ。                l
            .|    あの女、ラーラロ。処刑されるらしい。  .|
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
            「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ||| 彼はわが耳を疑った。  |
            |」___________|

125 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:02:24 ID:mtrGXuwF0
    ;ヾ ;ヾ ;";ヾ;"  ;ヾ ;ヾ ;  r""ヾ ;))ヾ ;":;:.;:ヾ ; ;ヾ     ;ヾ ;;: ノ
  ;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;:.;:;":;:.;:;ヾ ;ヾ ;"ヾ ;:;:.:;:))   ";ヾ  /■ヽ ":(^);r ;ヾ  ; ";:""; ";
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;"  ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ:;:;;:( ∈ )   "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;"  ..,,
;:;:i:l;i:;li:;:l;;i:;li;:i;;::il;i:l;i:l;:i;l:;i;:li:;l:i;l;:i;i:;l:il;:i;li:;li:l;i:l;i:l;i:;l:ili:;/⌒\/⌒ヽ___
;l:i;l:;i:l;i:l;i:;l:il;i;l:i;li:;il:i;l:ill;i:l;i:l;i:l;i:;l:i;l:i;l:il;i:;li:li:;:i;l:i;li:;l| ̄⌒\ 彡ノ_.    |
;l:i;l:i;l:i;:l;i:l;:;:;i:l;i:;l;:;:;:l;:i;li:;l:il;:i;:;:;:;l:il;:;i:l;:il;:;:;:il;i:;li:l;:il|___\_|__ 丿_|
      ######               /_____\彡ノ__\
    /( ´_ゝ`)               ‖      \ヽ  ‖
      <;;;;;;;;;;;;;;)                        ヽミ
      |;;;;;;|;;;;;;|  l\__________________
      .<;;;;;ハ;;;;;>  | …あいつは                   l
            .|    俺の能力を買ってくれた最初の…  ..|
              ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~

126 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:02:59 ID:mtrGXuwF0
           ,――――────
          │ぐふっ!!!
           'v───────

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 突然掴み上げられた。                                      |
||| バウェツが何を聞こうとしているのか瞬間的に悟った設計士の男は、言った。  |
|」__________________________________|

 ,――――──────────────────────────
│広場!!日が!!南中するときだ! 急げ!
 '──────v───────────────────────



         ######  /■ヽ
       /( ゚_ミ ヽ  ( ∈ )
        ⊂;;;;;;;;;;ヽ二⌒V ⌒ヽ
         .|;;;;;;|;;;;|  ヽ   ト >
         .<;;;;;ハ;;;;;>  |   彡´
       /  / /   |\/i
      /  / /    | ノ | .ノ
     /  / /     | ) lソ
               彡ヽ ヽミ



127 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:03:31 ID:mtrGXuwF0


「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| バウェツはその男を投げ捨て、地面を跳ね飛ばして走り出ていった。: |
|」______________________________|



  /■ヽ      ___
 (゚∈゚ )    ──
 丿\ノ⌒ヽ     ─
 彡/\ /ヽミ   _
     /∨\ノヾ   ─        "'- 、  ドサッ!
    //\/ヽミ    ─     "'- 、    __/■\  '⌒ヽ ボフッ
   ミ丿                    て;;;;;;;;l;;;;;;lつ ゚_ゝ゚)つ   〜######

128 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:04:03 ID:mtrGXuwF0

,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: .  ..;;.,                              ` 、  '
 ,,.;. ; :.,   .. .''... .. '   ..;,):.,,                         ‐―  ○ − ‐
        ''  '.': ;,::. .  ..., ;)                         , ' ヽ
 .''.:.:´⌒`.: .: ...    . ...,. . ,;                             ,.    ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,;  ...,; ''                          , '
-'' ' '   ー'' ー  ''' ''
                                       .:: ..'...:⌒`  : .: ..,,;.,
                                 .: ...:::⌒` ''           '.':. .,.; ,..
                             (    .: .....:   ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... .  .:.:.
                              (., .: ... : .  .:  .  ::: ....::.. :  . .: ... .. .
                                 ` . :. .;;,  .:;.   .  .  .:    . ..::

       ;"ヾ;   ;"ヾ ;"     ;:;:.;:ヾ     ノ ;ヾ
  ;"ヾ  ;":;:.;:ヾノ,――――────────────────────
    ;ヾ ;ヾ ;";│痛いじゃないか…もう二度と会うことも無いだろう…
  ;"ヾノ:;:.;: ;ヾ r:;'─────────────v──────────
:;:.;: ; " ;;" ヾ((ヾ:;:.;: ;"  ;ノヾ" ; ;:(^) ヾ ;";ヾ ;ヾ   "〃;ヾ ;ヾ":;:.;: ; ;ヾr ;;"  ..,,
;:;:i:l;i:;li:;:l;;i:;li;:i;;::il;i:l;i:l;:i;l:;i;:li:;l:i;l;:i;i:;l:il;:i;li:;li:l;i:l;i:l;i:;l:ili:;;:;:i:l;i:;li:;:l;;i:;li;:i;;::il;i:l;i:l;:i;l:;i;:li:;l:i;l;:i;i:;l:il;
;l:i;l:;i:l;i:l;i:;l:il;i;l:i;li:;il:i;l:ill;i:l;i:l;i:l;i:;l:i;l:i;l:il;i:;li:li:;:i;l:i;li:;l| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄~.|;l:ill;i:l;i:l;i:l;i:;l:i;l:i;l
;l:i;l:i;l:i;:l;i:l;:;:;i:l;i:;l;:;:;:l;:i;li:;l:il;:i;:;:;:;l:il;:;i:l;:il;:;:;:il;i:;li:l;:il|__________|il;:i;:;:;:;l:il;:;i:l;::;i:;i;:i
                          /__________\
                           ‖         ‖

                           __/■\
                         て;;;;;;;;l;;;;;;lつ´_ゝ)つ   〜######

 ,――――──────フロイライン───────^────
│さらば練兵屋…お前の「お嬢様」を助けてやるんだ…
 '───────────────────────

129 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:04:51 ID:mtrGXuwF0


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

    ────────  ──=──────      ──    ─
──=──   ─────   ──    =──   ─────   ──
  ───=──   ── ザッザッザッザッ!
───     ──       ___         =──   ──
 ─   ──    =──             ─────
─    =─              /■ヽ      ___         =──   ──
   ───=──   ─     (゚∈゚ )            ───=──
 =──   ──          丿\ノ⌒ヽ           ──    =──
     ──    =──     彡/\ /ヽミ   _         =──   ──
──   ──    =──        /∨\ノヾ   ─   ──    =─
  ─────   ──    =─  //\/ヽミ    ─   ─────   ──
                       ミ丿
    「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    ||| 兵舎から広場までは彼が全速力で走っても時間は掛かる。   ::::|
    ||| 間に合うかどうか、分かったものではなかった。               |
    |」____________________________|

130 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:05:23 ID:mtrGXuwF0

                                  /■\
                                 (Д・   )
                        ,‐=====⊂ 、   )
                            l ̄l        _/ ノ、ヽ
               _______l ̄l_____(_ノ (__ノ______
              |  | ____________________
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          ||
              |  | |      ||          (_)
              |  | |    //ノフハヽ
              |  | |    |/ili:::‐;;)             |三三三|
              ::|  | |    / |/ ハ      ///ミ    (`Д´ )\
              ::|  | |    l  .  |     |/*゚っ゚)    〈|iii□iiii|〉〉
              |  | |    ノ_____/      |u  |    〈||||〈||||`l
              |  | |    (_/`J      . ∪∪    〈_〈__〉
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
     | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  /■\   /■\/■\ /■\ /■\/■\/■\_   /■\/■\
  (  /■\ ( /■\ /■\ /■\ /■\ /■\ )/■\/■\  )
  /■\  /■\ ./■\ /■\  /■\ /■\  _/■\ ./■\ /■\
 (    ・)(・    )(    )(    ) (    )(    ) (`    )(  ・- ) (-`  )
 (    ).(    ).(    )(    ) (    )(    ).(    )(    ).(    )
 | | | | | | | | | | | | | | |.| | |.| | | | | |.| | |
 (_(__)(_(__).(_(__).(_(__)(__)_)(__)_)(__)_).(__)_)(__)_)
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 走りに走って、見つけた。人込みの中、一段高くなっている所に、彼女が居た。 :::|
||| 首に縄を掛けられ、絞首台に掛けられるまさにその時。               |
|」__________________________________|

131 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:06:04 ID:mtrGXuwF0


 ミヽ   /■ヽ  /彡
  \\(゚∈゚ ) //
    \\  / /   ピョーーーン
     \   〈     \
       /⌒ヽ    \ \
       /ノ\丿  \ \ \
      彡ヽ( /    \ \ \
           \\    \ \ \
           彡ヽ            /■ヽ
                        (゚∈゚ )
                       丿\ノ⌒ヽ     l イテッ! /
                      彡/\  /ヽミ
                          /\/\/ヽミ  l ウギャ! /
  /■\   /■\/■\ /■\  ( / \_ノ\/■\_   /■\/■\
  (  /■\ ( /■\ /■\ /■\\\■\ /■\ )/■\/■\  )
  /■\  /■\ ./■\ /■\  /■彡ヽ/■\  _/■\ ./■\ /■\
 (・    )(・    )(    )(    ) (    )(    ) (`    )(-・   ) (-`  )
 (    ).(    ).(    )(    ) (    )(    ).(    )(    ).(    )
 | | | | | | | | | | | | | | |.| | |.| | | | | |.| | |
 (_(__)(_(__).(_(__).(_(__)(__)_)(__)_)(__)_).(__)_)(__)_)


132 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:06:45 ID:mtrGXuwF0


                ,――人―──人───
               │はぎょぴっ!!
                '─∨──∨─v──

                                       /彡ミ ヽ
                                      / /  \ \
                         バキッ!        | /■ヽ ) )         =──   ──
                                      (゚∈゚ / /  ───=──
                       /■\て          / |/ ノ      ──    =──
                      (Д☆ 彡 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\/   /       =──   ──
             ,‐=====⊂ 、  ) ̄ ̄ ̄ ̄/⌒\   (    ──    =─
                 l ̄l        _/ ノ、ヽ     彡 /\_ノ
    _______l ̄l_____(_ノ (__ノ______
   |  | ____________________
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          (_)

133 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:07:29 ID:mtrGXuwF0

  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
  | あぎゃぎゃーーー! |
∠_________/              /■ヽ
                              (゚∈゚__)
 ∠ドカッ                        /⌒  )
   __ __ _                 ミイ  //
  ̄ ̄ ̄ _  ̄  ̄ ̄                | ( (
 ̄  ̄ ̄   ̄ ̄ ̄                  |  ) )
                                 | //
             ,‐==() 二─         | ノノ
                 l ̄l               |ノノ
    _______l ̄l__________彡ヽ`___
   |  | ____________________
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      ||          ||
   |  | |      || | ドタン! / (_)



134 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:08:00 ID:mtrGXuwF0



                            /■ヽ
                          ミ( ゚∋゚)
                           /⌒  )
                          ミイ  //
                           | ( (
                           |  ) )
                           | //
                           | ノノ
                           |ノノ
                          彡ヽ`
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 吊るされていた女がこちらを弱々しく見上げ、隣を指差した。                     |
||| 一人が片手にラーラロの帽子を持ちながら、小さな女の子に掴みかかろうとしていた。    |
|」_______________________________________|

       ||
       ||
       ||
       ||                        |三三三|
       //ノフハヽ                   /( #`/ハハ\
       |/ili:::‐;;)                    〈二つ;;っ::!iii| ジタバタ
       /  l/`二フ                  /|||||〉|  |フ
       し´、  `‐‐                  :〈__〉∪∪ .

135 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:08:41 ID:mtrGXuwF0


   /■ヽ
   (   ∋
  /⌒ヽl ヽ      ,――――───
  ( ハ   彡ノ    │ごがっ!!
 彡ノ \_/⌒ノ   'v──────
.      (__ノ ノ\    バリバリッ!
        彡 \\       ボコッ!
.           \ ミ三三|
           /( #☆Д)       /ハハ\
            〈二つ」iii|つ ─二  .(゚っ::!iiil
             /|||||〉||||〉   ─二  |  |フ
            :〈__〉_〉        ∪∪ .

136 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:09:12 ID:mtrGXuwF0


                                 /■ヽ
         ,─────────           (゚∈ )
  ||     │おかあさん!!             /⌒∨⌒ヽ
  ||      '──v──────          / ヘ    ト )
  ||                            \ヽ)   ノノ  ,――――────────
  ||                            彡/\/ヽミ │この…穢れた種族め…!
  //ノフハヽ   /ハハ\                  | /| .ノ   'v──────────
  |/ili:::‐;;)   .(゚っ::!iiil  二─             | ノ/ソ
  /  l/`二フ  |  |フ 二─              |ノ ヽミ |三三〈,,,,
  し´、  `‐‐  ∪∪ .                彡ヽ ⊂(`Д┃;⊂三三つ
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| その、母を呼ぶ娘の声を聞いて、全てを悟った。                        |
||| 男が握り締めていた帽子を奪い、女の子とその母たる女を両肩に担ぎ上げ、   ::::|
|」___________________________________|

                                   //ノフハヽ
  「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                  ///ミ  |/il:::::‐;;)
  ||| 走った。   :|                  |/*゚っ゚)  / |/ ハ
  |」______|──=──   ──     lu  l /■ヽ  _l
      ───     ──          (ミしJ (  ∋゚)  ミ)
       ─   ──    =──       \ ̄ ̄\/ (_/J
      ─    =─                  ̄ヽ   ./
         ───=──   ─           ノ   /
       =──   ──             / \/\
           ──    =──       ./ / \  )
      ──   ──    =──     / /    / /
        ─────   ──     彡/    ヽ_ ミ

137 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:09:43 ID:mtrGXuwF0


       「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       ||| 既に広場は、自らが訓練した兵たちに囲まれていた。  ::::|
       ||| 訓練に反抗的な態度を見せていた連中だった。         :|
       |」_________________________|


        ,――――────────────────────
       │まさか教官に鍛えられた武芸がこんな形で役立つとは
        '────────────────v───────

    ''''' '''';;;;;;;,,,;;;;;;'''''';;;;,,,,       ''';;;;,,,        ''';;;,,,    ,,,,,;;;;;;'''''';;;;;,,,,,,,,,    ,,,,,,;;;;;;;''''''
      ,,,;;;'''''' '''';;;;;;,,,, '''';;;;,,,,      ''';;;,      ,,,,;;;;''''    ''';;;;,,    '''''';;;;;;,,,,,;;;;;;;;''''''
     '''''''''     ''''''';;;;;;,,,, ''';;;;     ;;''    ,,,;;;;;'''''       '''';;;;,,,      '''';;; ''''';;;;;;;,,,,,,
                ''''''''';;;;;;;;,,,,   ;       ;'          ,,,,,,,,,,;;;;;''''       ';

   |三三三|    |三三三|    |三三三|    |三三三|    |三三三|    |三三三|
  /( ´∀` )   /( ・∀・ )   /(,,゚∀゚ )  /(´・∀・`)  /( ´∀` )  /( ・∀・ )
   〈〈|iiii□iii|〉  : 〈〈|iiii□iii|〉    〈〈|iiii□iii|〉   〈〈|iiii□iii|〉   〈〈|iiii□iii|〉  ::〈〈|iiii□iii|〉
   /|||||〉||||〉    /|||||〉||||〉    /|||||〉||||〉    /|||||〉||||〉    /|||||〉||||〉    /|||||〉||||〉
   〈__〉_〉    〈__〉_〉    〈__〉_〉    :〈__〉_〉   :〈__〉_〉    :〈__〉_〉

138 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:10:16 ID:mtrGXuwF0


「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| じりじりと距離を詰める兵たち。                                   |
||| だが、訓練を半ばサボっていた連中を突破するのは造作無いことだった。    |
|」__________________________________|

       //ノフハヽ
  ///ミ  |/il:::::‐;;)
  |/*゚っ゚)  / |/ ハ
  lu  l /■ヽ  _l
 (ミしJ (  ∋゚)  ミ)
  \ ̄ ̄\/ (_/J
    ̄ヽ  ./
    ノ   /             |三三三|     |三三三|     |三三三|
    ( ヽ /ヽ             (・Д・ )\   (゚Д゚ ,,,)\   .(´Д` )\
     \ ) )             〈|iii□iiii|〉〉    〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉
    ///             〈||||〈||||`l     〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l
   `ヾ ヽミ              〈_〈__〉     〈_〈__〉    〈_〈__〉

139 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:10:56 ID:mtrGXuwF0



                  //ノフハヽ
             ///ミ  |/il:::::‐;;)
             |/*゚っ゚)  / |/ ハ
             lu  l /■ヽ  _l
            (ミしJ (  ∋゚)  ミ)
             \ ̄ ̄\/ (_/J
               ̄ヽ  ./
               ノ   /
               ヽ ⌒ ヽ
                ヽノ\ \
           / / /ヽ | \彡
                  /丿
        / / /   彡/
                       |三三三|     |三三三|     |三三三|
     / /              (・Д・ )\   (゚Д゚ ,,,)\   .(´Д` )\
                       .〈|iii□iiii|〉〉    〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉
  /  バッ                〈||||〈||||`l     〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l
                       〈_〈__〉     〈_〈__〉    〈_〈__〉

140 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:11:28 ID:mtrGXuwF0

                //ノフハヽ
           ///ミ  |/il:::::‐;;)
           |/*゚っ゚)  / |/ ハ
           lu  l /■ヽ  _l
          (ミしJ ( ゚∋゚)  ミ)
           \ ̄ ̄\/ (_/J
             ̄ヽ  ./
             ノ   /
       ,'⌒ヽミヽ、/\/\
           \ / \ )
      ガコ!      // ドコ!
   |三∨三|     |三ノミ三|    |三三三|    |三三三|     |三三三|     |三三三|
   (~Д~ )\   (゚Дl ,,,)\   .(´Д` ;)\   (・Д・ )\   (゚Д゚ ,,,)\   .(´Д` ;)\
   .〈|iii□iiii|〉〉    〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉   .〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉
   .〈||||〈||||`l     〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l
   〈_〈__〉     〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉


141 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:12:00 ID:mtrGXuwF0

                                            //ノフハヽ
                                       ///ミ  |/il:::::‐;;)
                                       |/*゚っ゚)  / |/ ハ
                                       lu  l /■ヽ  _l
                                      (ミしJ ( ゚∋゚)  ミ)
                                       \ ̄ ̄\/ (_/J
                                         ̄ヽ  ./
                                         ノ   /
                                      ミヽ、/\/\
                  ,'⌒ヽ        ,'⌒ヽ    ,'⌒ヽ \ / \ )
                          ベコ!    バキッ!     //  ボコ!
   |三∨三|     |三∨三|    |三( 三|   :  |三∨三|     |三ノミ三|    |三三三|
   (~Д~ )\   (゚Дl ,,,)\   .(~Д~ ;)\   (~Д'' )\    (゚Д゚ ,,,)\   .(´Д` ;)\
   .〈|iii□iiii|〉〉    〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉   .〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉   〈|iii□iiii|〉〉
   .〈||||〈||||`l     〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l    〈||||〈||||`l
   〈_〈__〉     〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉    〈_〈__〉

 ,――――────
│あぎゃー
 '────── ,――――───
          │うげゃー
           '─────── ,――――────
                     │があああー
                      '─────── ,――――────
                                │うじゃーーー
                                 '────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 両肩に二人の女を担ぎながら、彼はその中へ飛び込み、踏み越えていった。  :::|
||| 彼は恐怖の余り動けなくなったかつての部下を両足で踏み潰して進んだ。   ::::|
|」__________________________________|

142 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:13:19 ID:mtrGXuwF0

         _,,,,---,,-'''''~~~~~\_,,--,,,__,,,,--'''''-'~~'~/ ヽ,,_
       __ /;;;;;;;;::::::;;:;;;;;;;;;;::::::/;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::\;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;::::::ヽ-,,_
   _,,,-(~~;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;/::::::::;;;;;;:::::::::;;;;;;;:::::::::::::::::.....ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::\~~~~'
 _/;;;;;;;;;;::::::::::;;;;;;;;;;;;;;;;;;;(::::::::::;;;;;;::::::::::::::::::;;;;;;;;;;::::::::::::::::;;;;;;::::::ヽ;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;ヽ;:;:
l^lニl^lニl^lニl  十/i~i~i~i#:://////~ヽ个卅 l^lニl^lニl^lニl  十/i~i~i~i#::
'"''^^^^"''"''"''"''"''"''"'''''''''''"|lllllllllll|llllll|'"''"'''''"''^^^^"''"''"''"''"''"''"'''''''''''"|
''"''''"""''"""'''''"""''""''"""~~-‐'゛'''''"""''""''''""''"''''""''"""'''''"""''""゙''、,,
ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ|; |ニニニニニニニ|; |
ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニ| ;|
ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ|_;|ニニニニニニニニ|_;|ニニニニニニニニ| :|ニニニニニニニ| :|
                                //ノフハヽ
                           ///ミ  |/il:::::‐;;)
                           |/*゚っ゚)  / |/ ハ
                           lu  l /■ヽ  _l
────                    (ミしJ ( ゚∋゚)  ミ)
___         =──   ──    \ ̄ ̄\/ (_/J
      ───=──               ̄ヽ  ./
       ──    =──            ノ   /
 _         =──   ──     ミヽ、/\/\
  ─   ──    =─            \ / \ )
   ─   ─────   ──            //
                               ノミ
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 兵たちの間を抜けてしまうと、後は楽だった。             |
||| 追ってくる兵たちもバウェツの俊足には到底勝てない。     |
|」__________________________|

143 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:13:51 ID:mtrGXuwF0


                         //ノフハヽ                       ` 、  '
                   ///ミ  |/il:::::‐;;)                     ‐―  ○ − ‐
                   |/*゚っ゚)  / |/ ハ                        , ' ヽ
                    lu  l /■ヽ  _l                       ,.    ヾ
                   (ミしJ (  ∋゚)  ミ)                     , '
                   \ ̄ ̄\/ (_/J
                      ̄ヽ  ./
                      ノ   /
                      ヽ ⌒ ヽ
                       ヽノ\ \
                  / / /ヽ | \彡
                        /丿
               / / /   彡/


ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ|; |ニニニニニニニ|; |ニニニニニニニ|; |ニニニニニニニ|; |
ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニ| ;|
ニニニニニニニ| ;|ニニニニニニニニ|_;|ニニニニニニニニ|_;|ニニニニニニニニ| :|ニニニニニニニ| :|ニニニニニニニ| :|ニニニニニニニ| :|

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| そのまま村の柵を一っ飛びに越え、二人の女を担いだ男は、北の山脈の方向に姿を消した。   :|
|」_________________________________________|

144 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:15:07 ID:mtrGXuwF0

,.:,; ' ''.. .,;.'..:⌒`;,: .  ..;;.,                              ` 、  '
 ,,.;. ; :.,   .. .''... .. '   ..;,):.,,                         ‐―  ○ − ‐
        ''  '.': ;,::. .  ..., ;)                         , ' ヽ
 .''.:.:´⌒`.: .: ...    . ...,. . ,;                             ,.    ヾ
.''':. .,'''.:;. .:: .'. ,.:,;  ...,; ''                          , '
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                                       .:: ..'...:⌒`  : .: ..,,;.,
                                 .: ...:::⌒` ''           '.':. .,.; ,..
                             (    .: .....:   ...:.: .: ⌒` .: ..:.: .: ... .  .:.:.
                              (., .: ... : .  .:  .  ::: ....::.. :  . .: ... .. .
                                 ` . :. .;;,  .:;.   .  .  .:    . ..::
~`゙゙''--、.__,,;;  ,,,,__.、--─--、_____  ,,,,,,,,,,,,,,,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;__.、--─--,,,
~`y、___ ___ ̄______...,,-‐‐''~       ~` -、....__ ,,,,, ,..............................,,,,-‐‐''~       ~` -、.._
     ̄  ̄   ̄~^‐-‐''''"~~~`‐-‐''~^ヘ.-‐‐~`‐‐‐-、__.....--‐‐""~ ̄ ゙̄w"" ,,,,,,:::::::::::::::::::::::
,,;;;;,,,,;;;;,;;;;,;;,,,,;;;;;,,,;;;.,,,,,,,,,,..;;;;;;;;;;;;;;;;;..,,;;;;,,,,,;;;;;::;;;:::,,,,,;;;;,,,;;,,,,,,;;;:::::::::;;;;,,,,r-、,.,..,,.,,::;;--゙゙
illlllllliiiiiillllllllllliiiiiiiiiiliiiiiiiiliiii!!!;;;,,,,,;;;!!!iillllllliiiiii!!;;;,,,,,;;;!!!iillllll!!!iiiiiiiiiiii!!!lll;;;;;;;;;::::::: :::: ;;;;;;iiiiii!!!;;;;;;;;;iillllllliii
          //ノフハヽ   ,――――───────────────────────
     ///ミ  |/il:::::‐;;)  <お前は…なぜ…いつも…こんな…こんな私を助けてくれる?
     |/*‐っ)  / |/ ハ    '──────────────────────────
     lu  l /■ヽ  _l   ,――――────────────────
    (ミしJ ( ‐∋)  ミ)<・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     \ ̄ ̄\/ (_/J   '───────────────────
       ̄ヽ  ./
       ノ   /
    ミヽ、/\/\
     \ / \ )
          //
         ノミ
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| バウェツは答えなかった。確かな温もりが、何よりの答えだった。    :::|
||| 彼の心は、何よりも暖かかった。彼女には、何よりそれが嬉しかった。::|
|」______________________________|

145 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:15:39 ID:mtrGXuwF0
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃飯┃三都連合                      ┃☆☆☆☆★★★★★★┃同盟:−    仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳┻━━┳━━━━┳━━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能  力┃身 04 ┃統 08 ┃知 05 ┃政 07 ┃繁 05 ┃合計 29 ┃ラデル他二名 支持率:86%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:19620人+軍:910人=総人口:20530人
┣━━━━━━━─国土─┓4コマ3村 総収穫:小麦17800石/年 米12400石/年
┣━━━┯━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘21年12月:状況:ラーラロ母子とバウェツの脱出

┃傀儡としての価値を見限られ、刃を向けられたラーラロ母子がバウェツと共に盆地村を脱出した。
┃皮肉にもアスタリスクを拷問に掛けた者が、盆地村二組目の逃亡者となった。

┃人々は彼女達のことを「無責任な逃亡者」と酷評したが、彼等にとってこれは当然の選択である。
┃盆地の人々は彼女達のことを「穢れた血だ」と言って嫌悪したが、
┃その姿勢こそが最大の問題なのだった。

┃この「ラーラロ逃亡」以降、「平和の盾王」が人々の前に姿を現すまでの期間、盆地村には混乱が続いた。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

146 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/03(水) 05:16:11 ID:mtrGXuwF0





 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                To Be Continued ─────
_________________________________ _ _  _   _  _   _
                / ̄ ̄ ̄ ̄\                    / ̄ ̄ ̄\
              /            \                /          \
            /                \            /              \
          /                    \____/                  \_ _ _  _   _  _   _
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
    「 明 日 へ の 道 」 終 了                         ! i ! i ! !  i   !   !
_________________________________ _ _  _   _  _   _





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147 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:06:49 ID:M+o9ROq+0


   ∧∧                  新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━

   (`ー―---, (`ー――----,              i'ヽ  i´|   (`ー―---,
     ̄ ̄´/ /   ̄ ̄ ̄`ー, ノ    (`ー,     ,-、  ||  | |     ̄ ̄´/ /
       i`/        ノ ノ       `(`ー,   ノ ノ   l_,,)   | |       i`/
        | |       //  =i|=      ̄  //       //       | |
       ノノ       `ー'    ,ノl|   (二二ニノ       ノノ       ノノ

                                       /-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
                                      -l‐  ノ ノ |   ニニ  -ノ┐
                                     |   .ノ ノ  l二二l 、三三,
         ,、   ト、ト、    'l`
       //l\≧,,゚ w>,m   |  アフォシリアの動乱編 Part.12
       ⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
           (^l:::::::|           嵐の終わり
           ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
             ̄ソ┌──┘    Episode - 28

               ―― 24年06月 ミミモギードの町

━━━━━===========================━━━━━




148 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:07:20 ID:M+o9ROq+0

         ┌──────────────────────────‐
         | お代官様、昨月中頃、ヒギャクードが陥落し、モロシー様が
         | 戦死なされたとの報告がありました!
         └───────────────v───────────
 ┌───────‐
 |   げぇっ!
 └───v────

      /つ ∧
      ヽ(;゚д゚)
       >  と)                   ∧∧
     〜(,,  つ                   (゚O゚;)
      (,/                      ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|           ミミモギードの町で一番大きな屋敷の一室において、      |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|           一人の男が青ざめた顔で部下の報告を聞いていた。        |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌────────────────────────‐
 | ……って事は、我ら以外の革命軍(反乱軍)は……全滅?
 └───v─────────────────────
               ┌────────────────‐
               | ……そーゆー事になりますねぇ……。
               └──────────v──────
       ∧∧
      (;゚д゚)                    ∧∧
       ,´o o                    (゚- ゚;)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|                  彼の名は、ハラグロス。                  |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'

149 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:07:52 ID:M+o9ROq+0
                    ┌────────────────────‐
           /\ /\        | ファットマン様の御前である、控えよ下郎ども!
        (* )゚ ー゚()       └───────v─────────────
        ○    )               ∧
    ∧∧ VVVVVVVV∧∧          ∨ ∧∧
[ ]二(*゚ー゚)O二二二二二二二(*゚ー゚)O二[ ]   ┃(*゙д゙)
   ( つノ           ( つノ         O     つ       )        )
 〜(,,  |             〜(,,  |           ┃|  |  ∧∧⌒ヽ   ∧∧⌒ヽ
.    U´U              U´U          ┃U'´U  (。 。 ;)U(,,_つ (。 。 ;)U(,,_つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l| 元々彼は、かつてミミモギードの町を支配していたファットマンの部下であり、 . |l|
 |i|                                                    |i|
 |l| その立場を利用して色々とうまい汁を吸っていた、典型的な小悪党である。  |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  /ヽ    /ヽ
/   ヽー/   |                     、o, 、o, 、o, 、o, 、o, 、o, 、o, 、o, 、o, 、o,
 -= ゚ =  -= ゚ =ヽ                   n('o')n  n('o')n  n('o')n   n('o')n
    、 ____  ,  |                  nハハn  nハハn  nハハn  nハハn
     )´  `(   l                  l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l
   /ーu--‐´   l                    nハハn  nハハn  nハハn  nハハn  n
.,.,,..,,..,.,.,,,.,.,..,.,.,.,.,,..,ノ                 l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l   l(゚ワ゚*)l   l(゚
  | | |                  ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩
  | | |                  ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ
  | | |                 ∩∧∧∩∩∧∧∩ ∩∧∧∩∩∧∧∩
  | | |    /ヽ        /ヽ    ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ ヽ(゚ワ゚*)ノ
  | | |   /  ヽ    /  ヽ    |   |   |   |    .|   |   |   |
  | | |   /   `ー-‐´    l     |   )〜 . |   )〜   |   )〜 . |   )〜
  | | |   | (O`   ´O )  | ̄ヽ し'`J    し'`J    し'`J   し'`J
 [二二二二]   |          ヽlノ |   |
   /⌒ヽ    l  ー-‐-'    /lヽl  | ← 当時9才
   |   |ー---ヽ  `-´      ノ  ノ
   ヽ_ノ                <
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|  しかし、ファットマンが大アスターを攻めたオテュテンサ平原の戦いにおいて、 |l|
 |i|                                                    |i|
 |l| ミミモギード軍は大アスターのオテュテンサ軍に大敗し、主であるファットマンは |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|   ミミモギードに逃げ帰る途中で若き日のハナン王に討ちとられてしまい、  |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

150 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:08:23 ID:M+o9ROq+0
               ┌─────────────────‐
               | 東村の者達は全員あなたに従います
               | ですから、命だけはお助けを……。
               └─────v────────────
 ┌────────────‐
 | ……ふーん、まぁ、ええよ。
 └───v─────────



     ∧,,∧                ∧∧
     (*゚ -゚)      ∧,,∧    ('(゚д゚;)')         )        )         )
   〜(,,_,)      (*゚ -゚)     ヽ   ノ    ∧∧⌒ヽ    ∧∧⌒ヽ   ∧∧⌒ヽ
  ミ"""""""""""ミ 〜(,,_,)     (,,(,,_つ   (。 。 ;)U(,,_つ (。 。 ;)U(,,_つ (。 。 ;)U(
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
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 |l|    慌てた彼は、自らの命を守る為に残党を率いてハナン王に降伏した。     |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           ┌─────────────────────────────
           | 大村長たるハナン様の命を受け、この地にやって来た駐留軍指令の
           | リターン・レフトダッコである。今からファットマンに関連する家の全ての
           | 屋敷と倉を差し押さえる故、汝が先導となってこの村を案内せよ。
 ┌────┴─────v───────────────────────‐
 | ……えぇッ!わ、私の屋敷は?
 └──┬──v───────────────
       | 当然没収する。どこへとでも去りたまえ。
       └───────v──────────

        ∧∧     ∧∧           ∧∧           ∧∧
        (;゚д゚)     (゚- ゚*)          (゚ー゚*)         (゚ー゚*)
       / U U     i:i ∞ i:i:i   <>)))━O━と )━ <>)))━O━と )━
     〜(   /     ノノヽ,,,ヽ〜         |   ,,)〜          |   ,,)〜
       し'`J      し'`J           し'`J            し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|  しかし、彼は厚遇されなかった。当時のハナンは統治、懐柔と言った事には  .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|  全く興味が無く、ファットマンの残党は、イストアルカードから派遣されてきた |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|     ハナン直属の部下達にその仕事や権限の全てを奪われてしまい、     .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'

151 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:08:54 ID:M+o9ROq+0


               ムカムカ

             ∧∧
            (゚д゚#)`ヽ
         /^ヽ==Oと  ,,)〜
         |  |    し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|   彼自身も、ここ10年程は貧乏な農民としての暮らしを余儀なくされた。   |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


                 ∧∧      ∧∧
                ( *`ヮ)     (ヮ ゚* )
               (  つ、__φ と  )
            〜(,,  ヽヽ| ̄ ̄ ̄|/ /  ,,)〜
              | ̄ ̄|JJ|      |しし| ̄ ̄|
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l| そんな彼に転機が訪れたのは、数年前の事である。 カクメートンの村において |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|   アーツフォーが王に不満を持つ豪族たちや民衆へと檄を飛ばし、後に言う   |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|          「アーツフォー&モロシーの乱」が勃発した際、             |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ┌──────────────────────────────‐
 | 聞け、皆の衆!これは千載一遇のチャンスなのだ、天佑だ!
 | 我らの土地と権限を奪い取り、下賤の者と同じような貧しい暮らしを
 | 強いてきたハナンめをブッ殺してに恨みを晴らし、その功で高位に登り、
 | かつてのような豊かな暮らしを取り戻す!一石二鳥の大チャンスだッ!
 └───v───────────────────────────

     ∧∧
    (#゚Д゚)')    ∧∧    ∧∧    ∧∧    ∧∧ 〜♪
     ( つ ノ    (;゚ o゚)   (゚- ゚;)   (゚ぺ*)   (゚ー゚*)
    〜|,,   |     |  ヽノ  o o )   (つと )   l   ヽ
     し'`J     UU(,,_つ (つと,,)〜 (,,(,,__つ   (,,__,,)〜
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|        「今こそ苦境を脱する時、ハナン王を討ち旨い汁を吸うのだ!」      |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|       とファットマンの旧臣達を説き伏せて兵と軍資金をかき集め、     |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

152 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:09:25 ID:M+o9ROq+0

 ┌───────────────────────────────────‐
 | 大人しくしている事ですな。そうすれば、ハナン王を打った暁にはアーツフォー殿に
 | 申し上げ、片田舎の小領主程度にはしてさしあげましょう。……ですが、妙な真似を
 | すれば、分かっておりますな?
 |
 | ……ファットマン様は子沢山でありましたからねぇ……クックック。
 └────────v───────────────────────────

       ..:::::::..
       ::∧∧::  ∧∧
      ::(ili - ):: (::∀::::)
      ::( o o:: (:∞:::::)
      ::と__,,),,):: |:::::::::|〜
    彡""""""""ミ.し'`J
 | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄|
 |        |  | ̄| ̄ ̄ ̄|
 |        |  |   ̄| ̄ ̄ ̄|
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l| ファットマンの娘を探し出して東方反乱軍の盟主の座に無理やり祭り上げ、  |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌───────────────────────────────‐
 | お嬢様の命令である、心して聞け!我らミミモギード&アンヨーク連合軍は、
 | イストアルカードに立て篭もる王軍を攻める事にした。将帥は私である。
 |
 | 脳筋バカのハナンがついて居らぬダッテなど、軽くひねりつぶすぞハハハ。
 └─────────────v──────────────────

        ∧∧
       (; - )
       ( o o
       と__,,),,)         ∧∧
    彡""""""""ミ       (*`Д)
 | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄|   ( つ |)       )        )         )
 |        |  | ̄| ̄ ̄ ̄|  〜|,,   |   ∧∧⌒ヽ   ∧∧⌒ヽ    ∧∧⌒ヽ
 |        |  |   ̄| ̄ ̄ ̄|  し'`J  (。 。 ;)U(,,_つ (。 。 ;)U(,,_つ (。 。 ;)U(,,_つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   自らは彼女の意を伺い軍を動かすという建前の基、その発言を勝手に    .|l|
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 |l|     歪曲したりねつ造したりし、東方の反乱軍を牛耳ったのであった。    .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'

153 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:09:56 ID:M+o9ROq+0


  ┃−α−β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−/  ┃  帰れ!
  ┃┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐−  ┃
  ┃│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│  1 ┃   ∧∧
  ┃┝━━━┓─┼─┏━━━━━━━━─┐─┤−  ┃  (*゚ -゚)
  ┃│山│山┃〜│〜┃山│山│山│山│村│〜│  2 ┃  (  ∞)
  ┃├─┐─┗━┓─┃─┌─────┘─┃─┤−  ┃三三三三三三三l:l三|
  ┃│林│山│山┃〜┃山│村│畑│  │畑┃〜│  3 ┃三三三三三三三l:l三|
  ┃├─└─┐─┗━┛─┘│┼─┼─┌─┃─┤−  ┃三三三三三三三l:l三|
  ┃│森│林│山│山│  │││畑│森│山┃〜│  4 ┃゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~゙"~゙
  ┃├─┼─└───┘─┼│┼─┌─┘─┃─┤−  ┃
  ┃│畑│村|  │  │  │││森│山│山┃〜│  5 ┃
  ┃├─┼─┼─┌───┐↓┌─┘─┏━┛─┤−  ┃
  ┃│畑│畑│  │山│山│乂│山│山┃〜│〜│  6 ┃
  ┃├─┼─┌─┘─┌─┘↑│─┏━┛─┼─┤−  ┃
  ┃│林│  │山│山│  │││山┃〜│〜│〜│  7 ┃        アイタタタ…
  ┃├─┼─└───┘─┼│┏━┛─┌─┐─┤−  ┃      ∧∧
  ┃│林│林│  │畑│村─┤┃〜│〜│村│〜│  8 ┃     ,(ili゚;д゚)
  ┃├─┼─┼─┼─┼─┼│┃─┏━┛│┃─┤−  ┃  ≫―i:i:i;;つハハO_
  ┃│森│森│林│畑│畑││┃〜┃畑││┃〜│  9 ┃   〜ノ;::ノミ T __')
  ┃├─┼─┼─┼─┼─┼│┗━┛─┼│┃─┤−  ┃   彡(`U"メノ
  ┃│森│森│森│森│林│└─────┘┃〜│ 10 ┃     > ̄>^>
  ┃└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┸─┘−  ┃
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l| しかし、お世辞にも彼には軍を率いる才覚というものがあるとは言えなかった。|l|
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 |l| 数度試みたイストアルカード侵攻はダッテ率いる寄せ集めの王軍に全て阻止され、 |l|
 `ー────────────────────────────────‐'


154 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:10:27 ID:M+o9ROq+0

               ┌─────────────────────‐
               | 戦に負けすぎて、兵の士気が上がりません……。
               └──────────v───────────
 ┌───────────────────────────‐
 | フン、これも我が策よ。ダッテをこうして東に引きつけておけば、
 | 西の同志達が程なくハナン王の首を持って助けに参るであろう。
 |
 | この程度の軍略も分らぬバカな兵の言う事など、気にするな。
 └────v───────────────────────

       ∧∧
      (#`д)                      ∧∧
       ,´O旦O                    (゚o ゚;)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|  結局は西方の軍が王を討つ日まで、「ダッテの軍勢を東方に張り付かせる」 .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l| という名目でずーっとにらみ合いを続けながらゆっくり待つことにしたのである。 .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
           ┌────────────────────────────‐
           | 申し上げます!革命軍総司令アーツフォー殿が、ハニャライト家の
           | アスターが率いる私兵に破れて討死にした模様です!
           └──────────v──────────────────
 ┌────────―‐
 | ありえん(半泣)……。
 └────v─────

      ::∧∧::
     ::(ili゚д゚)::                      ∧∧
      ::,´O旦O::                    (゚O゚ili)
   ::〜(,, つと)::                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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155 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:11:38 ID:M+o9ROq+0

 そこそこ前
           ┌────────────────────────────‐
           | 申し上げます!ヒギャクード砦の戦いにおいて、モロシー殿率いる
           | 革命軍が、王軍を完膚なきまでに叩きのめしたそうであります!
           └──────────v──────────────────
 ┌────────────────────────────‐
 | ははは、何、私には最初からわかっていた。時勢に逆らうハナンに
 | 未来などは無いさ、果報は寝て待て、だ。それ愉快愉快ハハハ……
 └────v────────────────────────

       ∧∧
      (*^д)')旦                  ∧∧
       ,´ つノ                    (゚ワ ゚*)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ちょっと前
           ┌──────────────────────────‐
           | 申し上げます!王軍が再び兵をヒギャクードに向けて進めたと
           | 報告がありました。おそらく例の砦を攻めるものと思われます!
           └──────────v────────────────
 ┌───────────────────────────‐
 | ハハハ、またまた力攻めとは、なんとも救い難き大馬鹿よ……。
 └────v───────────────────────

       ∧∧
      (*゚д゚)                    ∧∧
       ,´o o                    (゚o ゚;)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
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 |l|                         …                         |l|
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156 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:12:18 ID:M+o9ROq+0

 ……そして一コマ目

         ┌──────────────────────────‐
         | お代官様、昨月中頃、ヒギャクードが陥落し、モロシー様が
         | 戦死なされたとの報告がありました!
         └───────────────v───────────
 ┌───────‐
 |   げぇっ!
 └───v────

      /つ ∧
      ヽ(;゚д゚)
       >  と)                   ∧∧
     〜(,,  つ                   (゚O゚;)
      (,/                      ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|               ……ゆっくりした結果がこれだよ!                |l|
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157 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:12:59 ID:M+o9ROq+0

 ┌────────────────────────‐
 | ……って事は、我ら以外の革命軍(反乱軍)は……全滅?
 └───v─────────────────────
               ┌────────────────‐
               | ……そーゆー事になりますねぇ……。
               └──────────v──────
       ∧∧
      (;゚д゚)                    ∧∧
       ,´o o                    (゚- ゚;)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|     まぁ、そういうワケでいつの間にやら最後の反乱軍となり、王軍全てを   |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|           敵に回す事になってしまったハラグロスは……             |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌────────────────────────────────‐
 | おおお、だから言わんこっちゃない……すぐにイストアルカードを破り、
 | モロシー殿を救援するべきだったのだ……この愚か者めッ!
 |
 | だだ、だがこうしていても始まるまい。ダッテ様に「降伏したい」と伝えてくれ!
 └───v─────────────────────────────
       ..::::::.. ガクガク
       ::∧∧::   ブルブル
      ::(ili゚д゚)::                    ∧∧
      ::ヽ,´ つ つ::                   (゚- ゚;)
     ::と__,,),,)::                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|   早速、降を乞う手紙をイストアルカードのダッテに向けて送ることにした。    |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'

158 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:13:30 ID:M+o9ROq+0
 ┌────────────────────────────────‐
 |(以前聞いたとおりだな、ファットマンの部下に碌な人間は居らぬようだ……。
 | 仲間の救援にも向かわずだらだらと時間を潰し、挙句にさっさと降伏とは。)
 └───v─────────────────────────────

     ∧∧
    (* ー )          ∧∧
    ( つl ̄l           (゚- ゚*)`ヽ
  〜(,, ヽ[二二二二]     (つと,,) ,,)〜
  | ̄ ̄|JJ||     ||        し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l| ……その手紙を受け取ったダッテは、 心の中では思惑通りとほくそ笑んだが、 |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ┌─────────────────────────────‐
 | 何を言うか、王に逆らい、王の兵を傷つけ、王の民を虐げた者が、
 | 勝てぬと分かった途端に命乞いとは、そのような前例を許しては
 | 先々の為にならん、乱の首謀者を此方に引き渡せ、処断する。
 └───v──────────────────────────

     ∧∧
    (# 0 )          ∧∧
    ( つl ̄lつ         (゚o ゚;)`ヽ
  〜(,, ヽ[二二二二]     (つと,,) ,,)〜
  | ̄ ̄|JJ||     ||        し'`J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|   そんな様子はおくびにも出さず、厳しい口調で降伏の使者を責め立てた。   .|l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
               ┌─────────────‐
               | ……これこれしかじかの……。
               └──────────v───
 ┌───────────────‐
 | かくかくうまうま……か、分かった。
 └───v────────────
       ∧∧
      (;゚д゚)                    ∧∧
       ,´o o                    (゚- ゚;)
    〜(,, つと)                    ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il                U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   こうすれば、元来気の弱いハラグロスがどんどん譲歩するだろうと読んだ   |l|
 |i|                                                    |i|
 |l| 上での行動であるから、彼女もなかなかに腹黒い一面があるのかもしれない。 |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

159 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:14:01 ID:M+o9ROq+0

 ┌───────────────────────────‐
 | 直ちにあの小娘を捕らえよ!あの小娘が我が軍の頭だからな!
 └───v────────────────────────

       ∧∧
      (;゚д゚)
       ,´  つ                    ∧∧ ポカーソ
    〜(,,  l                    (゚ o ゚ )
      し'`J                     ,ヘ とヽ
  li ̄ ̄li ̄ ̄ ̄ ̄ ̄il               U (,,_つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   ……ともかく、ダッテの強気な姿勢に怯えたハラグロスは、次々と自らの   |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|  出した条件を撤回し、「東の乱の首謀者を斬る」というダッテの要求を呑み、 .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

     ┌─────────────────────────────‐
     | えぇぃ!我らをたぶらかし偉大なるハナン様に楯突いた謀反者!
     | 貴様のせいで、我らミミモギードの村の民一同、大いなる迷惑を
     | 蒙ったわ!ハナン陛下に差し出して誅罰してもらう故、覚悟せよ!
     └──────────v───────────────────

                      ギギギ
                   ∧∧        ジトー――――――――――――ッ
    彡""""""""ミ       (#゚皿゚)  ∧∧     ∧∧    ∧∧     ∧∧
 | ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄ ̄ ̄| ̄|   (   つヽ(ili - )    (゚- ゚*)   (゚- ゚*)   (゚- ゚*)
 |        |  | ̄| ̄ ̄ ̄|  〜|,, __つミ三彡     |  ヽノ   |  ヽノ  |   ヽノ
 |        |  |   ̄| ̄ ̄ ̄|  し'  〜(,,__)    UU(,,_つ  UU(,,_つ  UU(,,_つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
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 |l|         自分で祭り上げたファットマンの娘を即座に縛り上げ、       |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

        ニタリ
     ∧∧
    (::゚ ー::)           ∧∧        ∧∧
    ( つl ̄l           (゚д゚*)`ヽ     ( - ili)
  〜(,, ヽ[二二二二]     (つと,,) ,,)〜    ミ三彡
  | ̄ ̄|JJ||     ||        し'`J      (__,,)〜
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|              それを手土産として王軍に降伏。                   |l|
 |i|                                                    |i|
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160 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:14:40 ID:M+o9ROq+0





           ∧∧     ∧∧        ∧∧
          (゚- ゚*)    (*゚ -゚)       (*゚ー゚)
    <ニ二l|と   U    U   |       ( つ つ
ニ二l|==   〜(,,   |   〜(,,  つ     と,,_ノ |
━━(((<>   (,ノ `J     し'          J
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|     王軍はそれを受け入れ、東の反乱軍は乱の首謀者以外、命を       |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|        保証される事となり、全軍が速やかに武装解除された。          |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

25年01月 王都アフォシリアー――

         −..ニ:'' ⌒:)`,
                                       -ー ''"  ̄..⌒゙ ヽ
                                    -=ニ´ -‐_,,.. -‐ = ニ ')


                           ___
                         /li∧il\
        r‐,,..,-.,-,,.,.___,.,.,.-、__,.-.,_i-i-i__|il,二n二,li|..i-i-i,____, ,.._.-.,.,,.,__,.-., ,.._.-.,.,,.,__,.-.,
        /:/':/:::::丿:::::丿:/::::::丿:: :ヾ::::::/   `、::: ハ:::ヾ:::`:::ヽ:::、_::/:::,ソ  >::ノ、::ハ:丿::`、
      /:/ :ノ:: :: :/: :/: . {: :: :.''゙ヾ:::::::\:: ^ノ  ノ::ヽ::::::::、ヽ、::: ....丿:::;ヾノヽ,_/:-/::ト;:、:::ヽ. :;}
   . ..::.:/:/::::::丿:: :ヾ::/: ::/: . {: ヾ:::::::\/::ト;(  (ヾ:::`:::ヽ:::ハ:丿::、::ハ:丿::、:::: :: : :{: : :: : ::ヽ:: :\:.::.:::.. ..
、 :: :: :. :. .゙:. : ..`⌒::ー ‐ ‐- - -=ニ´ -‐_,,.. -‐ = ニ '':: ー- 、... __ ⌒‐_、_::- −..ニ ⌒゙''::ー =、::'' ⌒:)`::.::.::.:..
: `.:  :.‐=、 .....ニ..⌒ ‐.:  :.‐゙''::ー =、::'' ⌒:)`ヽ -ー) )''"  ̄..⌒゙ ヽ、_ _‐_,,.. -‐ = ニ '':: ー- 、... __ ::' .... )::.::.::.:..
: `::ー =ニ..⌒ ‐、_::- −..ニ ⌒゙'':`ヽγ  ,. ':  '`ヽ'´:. :`ヽ   :  ';  ̄..⌒゙ ヽ、_ __゙'':`ヽγ  ,. ': ヽ_,,. - ‐‐::‐-
::.::.::.:.. :: : ヽ ‐:、 )...,. -=、':⌒ー:、く(´ ::.  '  .... )::ニ ⌒ヽ_,,. - ‐‐::‐-.:''⌒丶、 ::_ ,,...、ー 、' .:  :.‐=、 .....`ヾ、..
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::.:.:.:. : : ',_ :.:. ` 、 `ヽ   ,. ':´ '`ヽ'´:. : `ヽ .   :)  '; .._´`:⌒´__....... _ `ヽ_,,. - ‐‐::‐-'`ヽ'´:. :`ヽ. :.:.: ..:.: :..::
      |i|ー────────────────────────────────'|i|
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      |l|             そして……首謀者処刑の日が、やって来た。            |l|
      |i|                                                    |i|
      `ー────────────────────────────────‐'

161 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:15:13 ID:M+o9ROq+0

     ┌──────────────────────────────‐
     | はなせーッ!ちくしょーッ!ダッテ殿!これは一体どういう事なのだ!?
     └────────────v──────────────────
  ┌───────────────────────────────‐
  | どういう事も何も、これから乱の「首謀者」を処刑する所で御座いますが?
  └────v───────────────────────────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_| オカクゴ
                            (゚ぺ||)   メサレヨ!!
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (Д゚'#)    |  ,,)〜
       (*゚ -゚)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,..し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J

     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
     ┌────────────────────────‐
     | 待て、俺は違う、首謀者は俺じゃない、あの小娘だーッ!
     | あの小娘が乱の指導者だ!頂点だ!首謀者だーッ!
     └────────────v────────────
  ┌──────────‐
  | 何とまぁ、見苦しい事よ。
  └────v──────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (ДTili)   |  ,,)〜
       (*゚ o゚)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,.,.し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)

162 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:15:43 ID:M+o9ROq+0
  ┌───────────────────────────────────‐
  | 良いか、軍という物は兵無くば起たず、糧無くば保たず、令無くば動かぬものである。
  | しからば、兵を集め、軍資金を調達し、兵に命令を下していたのは誰か……
  |
  |                       そこの降伏した兵達に聞いてみる事にしよう。
  └──v─────────────────────────────────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (゚д゚ili)   |  ,,)〜
       (,゚ - ゚,)          ,.,.,ミ三彡,,.,,.,.,.し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ┌───────────────────────‐
  | さて、お前達を集め、軍を編成した者は、誰であるか?
  └──v─────────────────────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (#゚д゚)   |  ,,)〜
       (*゚ o゚)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,. し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧      ∧∧
     (   *゚)    (゚*   )    (゚*   )    (゚*   )    ('(O゚* )

              ┌────────────^────────────
              | はい、それはハラグロス様で御座います。ハラグロス様が
              | ファットマンの旧臣家を巡り、兵を募ったので御座います。
              └────────────────────────‐

163 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:16:43 ID:M+o9ROq+0
  ┌───────────────────────────‐
  | では、金を集め、兵糧を集め、武器を集めた者は、誰であるか?
  └──v─────────────────────────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (ili゚д゚)   |  ,,)〜
       (*゚ -゚)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,. し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (゚*   )    (゚*   )   ('(ワ゚* )    (゚*   )

        ┌────────────^──────────────
        | はい、それもハラグロス様で御座います。ハラグロス様が
        | 旧臣家を説き伏せて、軍資金を捻出させたので御座います。
        └──────────────────────────‐
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ┌─────────────────────────────‐
  | 最後に、兵に命を下し、我が軍の兵を殺傷させた者は、誰であるか?
  └──v───────────────────────────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (゚дTil)   |  ,,)〜
       (,゚ - ゚,)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,.,.し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J



     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (゚*   )   ('(ワ゚* )    (゚*   )    (゚*   )

  ┌────────────^──────────────
  | はい、それはハラグロス様で御座います。ハラグロス様が
  | お嬢様の言葉を偽り、勝手な命令を下したので御座います。
  └──────────────────────────‐

164 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:17:15 ID:M+o9ROq+0
  ┌───────────────────────────────────‐
  | ……と、まぁそう言う事であるから、貴公が東方の乱の首謀者であると私は考えた。
  | また、この処刑に関しては既にハナン王へも言上仕り、聴許を頂いている。
  |
  └────v───────────────────────────────
          ┌──────────────‐
          | ……ダッテ、謀ったな!ダッテ!
          └─────────v─────
                                   |i`ヽ
                              |i  |
                             ∧|i_|
                            (゚ぺ||)
                       ∧∧   ( つO
        ∧∧            (ДTili)   |  ,,)〜
       (*゚ o゚)          ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,.,.し`J
        ( ∞)         ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ┌─────────────────────‐
  | 私が「謀った」のでは無い、天が「計った」のだ!
  | 貴様の様な悪党に、旨い話などある訳無かろうッ!
  |
  |     かまわんッ!斬れッ!斬れぃッ!
  └────v─────────────────
                           \  \
                             ∧∧\
                            (゚ぺ*)'O
                       ∧∧    (  __つ
        ∧∧            (ДTili)    |  ,,)〜
       (#゚ 0゚)')         ,.,.,ミ三彡,.,.,,.,.,.し'`ヽ,)
        ( つ ノ        ,.;: (,,(,,__つ  ,.;:
     〜(,,   |         """"""""""""
       し'`J


     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧     ∧∧
     (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)    (   *゚)

165 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/03(水) 22:17:47 ID:M+o9ROq+0


         −..ニ:'' ⌒:)`,
                                       -ー ''"  ̄..⌒゙ ヽ
                                    -=ニ´ -‐_,,.. -‐ = ニ ')


                           ___
                         /li∧il\
        r‐,,..,-.,-,,.,.___,.,.,.-、__,.-.,_i-i-i__|il,二n二,li|..i-i-i,____, ,.._.-.,.,,.,__,.-., ,.._.-.,.,,.,__,.-.,
        /:/':/:::::丿:::::丿:/::::::丿:: :ヾ::::::/   `、::: ハ:::ヾ:::`:::ヽ:::、_::/:::,ソ  >::ノ、::ハ:丿::`、
      /:/ :ノ:: :: :/: :/: . {: :: :.''゙ヾ:::::::\:: ^ノ  ノ::ヽ::::::::、ヽ、::: ....丿:::;ヾノヽ,_/:-/::ト;:、:::ヽ. :;}
   . ..::.:/:/::::::丿:: :ヾ::/: ::/: . {: ヾ:::::::\/::ト;(  (ヾ:::`:::ヽ:::ハ:丿::、::ハ:丿::、:::: :: : :{: : :: : ::ヽ:: :\:.::.:::.. ..
、 :: :: :. :. .゙:. : ..`⌒::ー ‐ ‐- - -=ニ´ -‐_,,.. -‐ = ニ '':: ー- 、... __ ⌒‐_、_::- −..ニ ⌒゙''::ー =、::'' ⌒:)`::.::.::.:..
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     |l|   ……こうして、5年の長きに渡ったアフォシリアの反乱は、終わりを告げた。 . |l|
     |i|                                                    |i|
     `ー────────────────────────────────‐'

166 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:32:45 ID:Xtlv/p1U0
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               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO / STORY/ OF/             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
              //  / ̄\ !|\    |  ̄| ̄ / ̄\   ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
         / ̄\___________________________/ ̄\
         |     |24:北の冬山の何処へ・第一話                   :|     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
            \\ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄\_________
              \\_______/ ̄\_____/ ̄ ̄\_/ ̄ ̄ ̄\_
               \\____/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄
               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |22年1月                              |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




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167 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:33:20 ID:Xtlv/p1U0

       「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
       ||| 盆地村の執政官ラーラロ、都督バウェツと共に逃亡。     :::|
       |」__________________________|

                         //ノフハヽ
                   ///ミ  |/il::::::::;;)
                   |/*:::::::)  / |/ ハ
                    lu  l /■ヽ  _l
                   (ミしJ ( ::::::::)  ミ)
                   \ ̄ ̄\/ (_/J
                      ̄ヽ  ./
                      ノ   /
                      ヽ ⌒ ヽ
                       ヽノ\ \
                  / / /ヽ | \彡
                        /丿
               / / /   彡/

168 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:33:53 ID:Xtlv/p1U0
     .:....   :. :. .... ..                                     ..
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  ; :; :; :: ;: ;          .....,,,,,;:;'''"'''":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....,,_,,,...;:;::''""''''"
   ::;;;:::;;;     ,.,;:;:;:;:;'''"""""":::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...,,,;:;;:;,,,..;:.;:;;:;;::''""
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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.:.:.   :.: .::.:.:.:  .:.:.:. ::.:.: :. :.:.::.:. :: .: .::.: .: : .: : .: . :: .:  .: :.:.: .:.:.:: .:.: .: :.::.
    .:.:. :.: :. .:.: .:. :: .. : :.: .: .: : . : : .: . :: . :.: . : : .: . :: .: .:.  : .::.:
.. :. ::.:. :.:冂 鬥凸 中 凹 凸 凹 只 冂 龠 龠;:凸 凹 只 冂 龠 龠
.:. :. : . : :.皿 凹 山卅士八 龠 :鬥凸 中 凹 山卅士八 龠 :鬥凸 中 凹 凸 凹
.: .: .:.:.: :.: .:龠   龠;:凸 凹 只 冂 凸 凹 只 冂 龠 龠;:凸 凹
: : . ::.:.:.: :. :.:.:.: :.: .:.:只 皿 凹 山卅士八 龠 :凸 中 凹 凸 凹 只 冂 龠

    「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
    ||| この一大事件は、旅人やバーター商人などによって沿岸にも伝えられた。 :::|
    ||| 時にログスト暦22年1月。年明け早々の一騒動であった。            |
    |」________________________________|

169 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:34:24 ID:Xtlv/p1U0


 ,――――──────────────────────
│逃げる!? わっけわかんねぇー奴ですねえ! その女!
 '──v───────────────────────
           ,――――──────────────
          │……ふむ。あの女が果たして本当に…
           '─────────────v────


                            ./□\
  /□\                      (´Д` )
 (=(, ゚∀゚)                    /~~~~~~\
 /''''''''||'''|                     | | ╂ | |
 |'''''''''||''''|             .       . ~~|    |~~
 |'''''''''||''''|                      〈二〈二=〉
 (_(_:) __________|二二二二二二二二二二二
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:: : : :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: :: : : :: :: :: ::: ::: :::: : : :::::: ::: :::: :::::: :::: :::::::: ::::: ::::::::
: :: :: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 盆地村に対して良い思いの無い旧紅玉同盟圏の人々の中には、     |
||| これを狡猾な彼らの策略だとして疑って掛かるものもあった。       |
|」________________「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                          ||| 真偽の程は定かでなかった。  ::::|
                          |」_______________|

170 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:34:57 ID:Xtlv/p1U0






                        /■ヽ
                        (,,゚Д゚)
                        /~()~|
                       ノ::::ノ|:::::|
                       /:::://::::::|
                       ~~し~J~
                   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

         「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
         ||| だが、そんなことでは納得できない男がいた。    |
         ||| 冒険好きことラデルである。                  |
         |」______________________|

171 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:35:29 ID:Xtlv/p1U0

 ,――――──────────────────────────
│俺、盆地北の山脈に執政官を探しに行こうと思うんだが…
 '───────v──────────────────────

  ,――――────────────
<はあ!?、何考えてるっすか!?
  '───────────────


         /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\
       /  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  \
      /    |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    \
     /    \  /       :ヽ
     |  ──    ──    : :|
     |                 : : :|
     .|     | ゙̄i_       :: : :/
     \   ┴─┘    :: : ::/
      / ̄ ̄ ̄() ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     /     / \         \
     |     l   |          \
     |     \  l           \
     |       \l
     |         \
     |           \
     |             \

172 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:36:00 ID:Xtlv/p1U0


 ,――――──────────────────────────
│…盆地北の山脈は鬼がいるとかの関係でまだ殆ど探索が進んでいない。
│資源探査をするには今が絶好のタイミングだろ。
 '────────v─────────────────────


         /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\
       /  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  \
      /    |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    \
     /    \  /_     :ヽ
     |  ──    (:;;;:)    : :|
     |           ̄    : : :|   ニヤッ
     .|     、──/     :: : :/
     \     ̄ ̄    :: : ::/
      / ̄ ̄ ̄() ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
     /     / \         \
     |     l   |          \
     |     \  l           \
     |       \l
     |         \
     |           \
     |             \

173 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:36:34 ID:Xtlv/p1U0

 ,――――──────────────────
│…まーた冒険っすか…、止めても無駄っすね…、
│ちゃんと装備を整えて行ってくださいっす。
 '───────────v──────────
 ,――――─────────────────────、
│…何時も何時もすまないな。今回も留守をよろしく頼むぜ。  >
 '─────────────────────────´
        ,――――──────────
       │わかってるっす。任せろっす。
        '───────v──────

              /|;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|\
            /  |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|  \
           /    |;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;|    \
          /:     /           ヽ
          |: :      -―    ―-   |
          |: : :                 |
          .|:: : :        、__    /
          \:: : ::            /
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         /;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::::/llllllllll|:::::::::|
        /;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::::::/lllllllllllll|:::::::::|
        /;;;;;;;;;;;;;::::::::::::::::::::::::/ll二二lll|::::::::::|
       /;;;;;;;;;;;;;;:::::::::::::::::::::::/ll二二二ll|::::::::::|
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| こうしてラデルは、盆地北の山脈への出発準備を整え始めるのであった。   :|
|」_________________________________|

174 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/06(土) 23:37:06 ID:Xtlv/p1U0



                            / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                          /     To Be Continued ─────
                        /____________ _ _  _   _  _   _
                      //    \\
                    //        \\
                  //            \ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                //                \   ┼ ! i ! i ! !  i   !   !   i
_______//                    \_______ _ _  _   _  _   _
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_____/                      /        /
                                /        /
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄



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175 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 00:59:33 ID:OAU4w0bV0
               _
           │  |  | ̄ ̄  |\   |    / ̄\
           │  |  |──  │ \  |    └──┐ ┼┌┐ |/ \/
       \_/   .|  ::|__  │   \|    \_/   │└┘ |   /
                ̄  
             ┌──────┬───────────
             |  FILE No.16  .| 南都反逆編 Part.6
             └─┬────┴────────┬──
                 │    コルベーユの企み      |
                 └─────────────┘
                 ──23年2月

176 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:00:06 ID:OAU4w0bV0
         ┌──────────────
         │何!反乱軍へ加担しろだと!?
         └────v─────────‐
                       ____ 
             _______   /     ヽ    _____
              /        ヽ /______ヽ /      ヽ
            /_____/ ヽ|目 目ii|ii目 目|/ヽ_____ヽ
           |::目 目 目 ||;;;;;;l──────li ; ;|| 目 目 目 |
           | ========||iiiii;|: l二l l二l l二l ::|iiiiii||=======::::|
           |::目 目 目 ||;;;;;;l─┬──┬─li ; ;|| 目 目 目 |
           | ========||iiiii;|{} {}|;〔〕ll〔〕;|{}::{}|::iiii||=======::::|
        """''""""'''"'''""""'''"'''"";;    ;;"'''"'''""""'''"'''""""'''"'''
                        /     \

177 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:00:42 ID:OAU4w0bV0
               ┌──────────────────────────
               │どういう事だ、コルベーユ!貴様私をからかっているのか!!
               └──────────v───────────────‐
      ┌─────────────────────────────────
      │とんでもない。僕に次ぐ…いや、同等の力を持っている君だからこそ頼むんだ。
      └──────────v──────────────────────‐
                   ___
                   〉 -☆-|          |~~~~~~|
                   (,, ・−・)       (・皿・ #)
                  / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   <____)        (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   とある日、コルベーユの邸宅で怒声を上げる1人の男がいた。       |i|
  |i|   サランダー・ウォーリア。コルベーユに次ぐ資産力を持つ商人である。  |i|
  |i|   しかし、コルベーユと違い武具・防具は売買しない純潔な面を持つ。   |i|
    `──────────────────────────────´

178 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:01:50 ID:OAU4w0bV0
    ┌───────────────────────────────
    │君は知らないだろうけど、僕は神殿での重要な会議にも出席している。
    │その僕が裏から支援するから、頼むよ。
    └────────────v──────────────────‐
               ┌─────────────────────────────
               │なぜお前達でやらない。それにそんな事をする説明もしてもらおうか。
               └─────────v───────────────────‐
                   ___
                   〉 -☆-|          |~~~~~~|
                   (,, ・−・)       (・∀・ #)
                  / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   <____)        (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  コルベーユがサランダーに頼んだ事は、                      |i|
  |i|   「自分の代わりに反乱軍を支援してくれ」というもの。                |i|
    `──────────────────────────────´

179 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:02:33 ID:OAU4w0bV0
       ┌──────────────────────────────────
       │おいおい、僕は君のために言っているんだ。僕の家は武器商人だから、
       │戦争になればどう転がっても準備の段階で儲けられる。だが、君の家はどうだ?
       │本当に戦いが起きないと兵糧だって薬だって売れないし、商人は他にもいる。
       │だけど、反乱軍は違う。村が燃やされて物資にはとても困っているはずだ。
       └──────────────────v───────────────‐
                  _____________
                    \                       |
                     >============☆=========|
                    /                       |
                / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                  |          ●        ●    ヽ
                  |                         |
                  |                         |
                  |            `────       |
                ヽ                       /
                 ヽ                        /
                   / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
                  /                       )

180 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:03:06 ID:OAU4w0bV0
       ┌─────────────────────────────
       │そんな所に君だけが行ってみろ。ボロ儲けできるに違いない。だろ?
       │なーに、僕が上手に隠蔽するから安心してくれ。…やってくれるか?
       └──────────v──────────────────‐
                           ┌─────────────────
                           │フッ。お前にそこまで言われるとはな。
                           └──v──────────────‐
                   ___
                   〉 -☆-|          |~~~~~~|
                        (,, ・ー・)       (‐∀‐ ,,)
                  / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   <____)        (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

181 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:03:51 ID:OAU4w0bV0
                   ┌───────────────────────
                   │分かった。やってやるよ。必ずお前を超えてみせる。
                   └───────v───────────────‐
          ┌─────────────────────
          │よく言ってくれたな。準備が出来たら連絡してくれ。
          └────────v────────────‐
                   ___
                   〉 -☆-|          |~~~~~~|
                   (,, ・ー・)       (・∀・ ,,)
                  / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   <____)        (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  説き伏せられたサランダーはネオアトランで商売することを決めた。  :|i|
    `──────────────────────────────´

182 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:05:04 ID:OAU4w0bV0
      ┌────────────────────
      │(やはりお前は馬鹿だ、サランダー。
      │ …そしてさらばだ、サランダー・ウォーリア。)
      └───────────v────────‐
                   ___
                   〉 -☆-|               |~~~~~~|
                   (,, ・−・)             (* ・∀・)
                  / ̄ ̄ ̄)              / ̄ ̄ ̄)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|   <____)           <____)
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  …コルベーユにまんまと騙された事にも気づかず。              |i|
    `──────────────────────────────´

183 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:06:06 ID:OAU4w0bV0
  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、23年4月。サランダーはネオアトランへと向かい、          |i|
    `──────────────────────────────´

           ┌──────────────────────
           │閣下。ウォーリアと名のる貴族が来ておりますが…。
           └─────v────────────────‐
┌────────────────────
│こんな所に貴族が…。まあいい。すぐに通せ。
└────v───────────────‐
                ┌────────────
   ___       │了解。すぐにお連れします。
   》::::乂::《         └───v────────‐
   (,,  ゚∀゚)            /*\
   /ニニニ<〉           (゚∀゚  ,,)
  ノ::::::::::::::::::〉           ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   その知らせはすぐにバーンネルの元に届いた。               |i|
  |i|   …まさか来た相手が自分を援助してくれるなど知るはずも無いまま。   |i|
    `──────────────────────────────´

184 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/07(日) 01:07:07 ID:OAU4w0bV0
┏━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┠───┘23年4月:反乱軍に思わぬ良風?

┃ネオアトランを焼かれ完全に沈黙していた反乱軍だった。
┃しかし、サレンダーの来訪により、村に希望が見えてきた。

┃…その一方で、裏で動くコルベーユの陰謀には、まだ誰も気づいていなかった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

┌─┬──────────────────────┐
|璽|ジサクジエン                           |
├─┴─┬────────────────────┘
│教  皇|ジェルサーガ家 ジェラエル ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:82 武:10 知:97 政:40 魅:78
├───┬───┴────────────────
│二  代|ジェルサーガ家 ジェスター ・ ジェルサーガ
├───┴───┐統:90 武:05 知:85 政:75 魅:65
├───┬───┴────────────────
│家  臣|ホーカー ・ レタンダール
├───┴───┐統:30 武:20 知:85 政:85 魅:20
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│皇  帝|クレパール家 ライ ・ クレパール
├───┴───┐統:75 武:15 知:85 政:20 魅:75
├───┬───┴────────────────
│家  臣|バーンネル
├───┴───┐統:88 武:20 知:75 政:80 魅:50
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│軍司令|イェーガー家 キルヴァス ・ イェーガー
├───┴───┐統:68 武:87 知:76 政:70 魅:60
┝━━━┯━━━┷━━━━━━━━━━━━━━━━
│貴  族|コルベーユ ・ ヴェルデューゴ
├───┴───┐統:90 武:08 知:80 政:25 魅:25
├───┬───┴────────────────
│貴  族|サレンダー ・ ウォーリア
├───┴───┐統:70 武:06 知:55 政:40 魅:80
└───────┴────────────────

185 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 11:57:29 ID:U+91eZ3i0

   ∧∧                  新生ログスト島
━ (*゚ー゚) ━===========================━━━━━

   (`ー―---, (`ー――----,              i'ヽ  i´|   (`ー―---,
     ̄ ̄´/ /   ̄ ̄ ̄`ー, ノ    (`ー,     ,-、  ||  | |     ̄ ̄´/ /
       i`/        ノ ノ       `(`ー,   ノ ノ   l_,,)   | |       i`/
        | |       //  =i|=      ̄  //       //       | |
       ノノ       `ー'    ,ノl|   (二二ニノ       ノノ       ノノ

                                       /-|- ノー-、 _ヽ_ ー,--
                                      -l‐  ノ ノ |   ニニ  -ノ┐
                                     |   .ノ ノ  l二二l 、三三,
         ,、   ト、ト、    'l`
       //l\≧,,゚ w>,m   |   建国王の治世編 Part.1
       ⌒^⌒/E⌒lー―――――――――――――――――
           (^l:::::::|        金欠☆がばめんと!
           ヽ`ー'ー―――――――――――――――――‐
             ̄ソ┌──┘    Episode - 30

                ―― 27年01月 王都アフォシリア

━━━━━===========================━━━━━

186 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 11:58:00 ID:U+91eZ3i0

  ┌───────────────────────────‐
  | まぁ、大体の者は言わなくても分かっているであろうが……
  | ……現在、我がアフォシリアの国は、重大な局面を迎えている。
  └────v───────────────────────


        ∧∧     
        (*゚−゚)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ ( つ |)       (゚- ゚*)     (゚−゚*)      (゚- ゚*)     (゚ヮ ゚*)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
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 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|  内乱の終結から一年……。アフォシリアの財政は、早くも行き詰っていた。   |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
  ┌───────────────────────────‐
  | 昨年「も」カクメートン、ヒギャクード共に凶作であり、今年の
  | 収穫期まで乗り切る為には小麦800石あまりの食糧援助が
  | 必要であるらしいのだが……
  └────v───────────────────────
          ┌─────────────────────‐
          | (これで、村を開いて以来8年連続の凶作かぁ……)
          └────v─────────────────

        ∧∧
        (*- o)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ ( つ |)       (゚- ゚ili)     (゚−゚*)      (゚- ゚*)     (゚ヮ ゚*)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   理由は簡単。戦いに勝った王軍は、反乱軍の拠点であったヒギャクードと  .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|  カクメートンの村を手に入れたが……、それらの村々は作物の収量が少なく、|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|        ぶっちゃけた話ただの足手纏いでしかなかったからである。       |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

187 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 11:58:31 ID:U+91eZ3i0
            ┌───────────────────────────‐
            | 「税収が少なくてそんなに沢山援助が出来ない」……んですね?
            └──────────────────────v─────
  ┌───────────────────────‐
  | うん。ぶっちゃけるとビンボーでそんなに沢山の食料を
  | 調達する事が出来ないの。ってか国庫が破綻寸前?
  └────v───────────────────


        ∧∧     
        (;゚−゚)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ ( つ |)       (゚- ゚;)     (゚−゚;)      (゚- ゚;)     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l| ついでに、しばらく前にハナン王が十年間の減税を民に宣言し、国の収入が   |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|   内乱前と比べガクッと減っていた事も、この財政難の一因となった。       .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          ┌─────────────────────‐
          | いっそそれらの村々の民を王都に呼び戻しては?
          └───────────v──────────
  ┌───────────────────────‐
  | でもねー、そうすると民にぶつくさ言われるしねー、
  | 引っ越しさせんのにも沢山食糧必要なんだよねー。
  └────v───────────────────

        ∧∧     
        (;゚−゚)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ ( つ |)       (゚- ゚;)     (゚o ゚;)      (゚- ゚;)     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|  かと言って、その村を捨てる事は出来ない。元はと言えばその村に住民を.  |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|   無理やり移住させたのはハナン王であるので、それを「捨てろ」と言えば、 |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|    「無理やり連れてきて何言ってやがる」と民が怒るのは目に見えている。  |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

188 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 11:59:02 ID:U+91eZ3i0
  ┌───────────────────────────‐
  | それに、王都に来ても食いモン無いってのは変わらんし……ね。
  └────v───────────────────────
        ┌───────────────────────────
        | ……………………………………………………………………。
        └──────v──────v─────v─────v───
        ∧∧     
        (;゚−゚)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧     ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)        (゚- ゚;)     (゚- ゚;)      (゚- ゚;)     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|   ついでに言ってしまえば、今民を王都から引き上げさせても、目の前に   .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|   迫った食糧危機を逃れる事は出来ない。 民が減る訳ではないのだから。   .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          ┌─────────────────────‐
          | 先の戦いで反乱軍に与した者の財を没収しては?
          └───────────v──────────
  ┌───────────────────────────‐
  | いやいや、以前それやったせいで反乱が拡大したんだから……
  | あんまし誰かを敵に回すような事はやりたくないんだよねぇ……。
  └────v───────────────────────


        ∧∧
        (;゚−゚)         ∧∧      ∧,..,.      ∧∧     ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)        (;゚ -゚)     (゚o ゚*)')     (゚- ゚;)     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o   ノ     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|      結局は、国庫の外から補填する他は無いわけであるが……      |l|
 |i|                                                    |i|
 `ー────────────────────────────────‐'

189 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 11:59:33 ID:U+91eZ3i0

               ┌───────────────────────‐
               | ガンガン金を作って食糧の買い上げを行いましょう!
               └────────────────────v───
  ┌──────────────────────────────────‐
  | 金を作ったらその金に見合うだけの麦を交換用に用意する必要があるだろうが。
  | もし、麦と貨幣の交換が滞れば、アフォシリアの貨幣制度そのものが崩壊するわ。
  └────v──────────────────────────────

        ∧∧
        (#゚−゚)       ∧∧       ∧,..,.       ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)        (;゚ -゚)     (;゚−゚)      (;゚ -゚)     (゚ヮ ゚*)')
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o   ノ
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
             ┌───────────────────────‐
             | やはり、ここは農政に力を入れる他は無いと思います。
             | 今、人を遣ってヒギャクード・カクメートンでの農業に
             | ついて調査させておりますので、来年には収量も……
             └───────────────v────────
  ┌────────────────────────‐
  | それはそれとして、今は今日明日の問題を話しとるんだ。
  | 今年の収穫期までの話なのに、来年を待っていられるか!
  └────v────────────────────

        ∧∧     
        (#゚皿゚)       ∧∧       ∧,..,.      ∧∧      ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)        (;゚ -゚)     (;゚−゚)      (゚o ゚*)')     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o   ノ     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|                 なかなか良い策は出て来ず、               |l|
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 `ー────────────────────────────────‐'

190 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:00:15 ID:U+91eZ3i0
  ┌────────────‐
  | ええぃ、何とかならぬのか?
  └────v────────


        ∧∧     
        (#゚ -゚)        ∧∧      ∧,..,.      ∧∧       ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)        (-_-;)     (゚−゚;)      (゚- ゚;)     (゚ヮ ゚;)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ       o o )     o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
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 |l|             ハナン王がイライラし始めた所で……             |l|
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 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
          ┌────────────────‐
          | ……窮余の、一策が御座います……。
          └────v────────────
  ┌─────────‐
  | よし、言ってみろ!
  └────v─────

        ∧∧     
        (*゚ー゚)       ∧∧        ∧,..,.       ∧∧       ∧∧
   ミ""ミ (  ∞)      (゚- ゚;)       (゚−゚*)      (゚- ゚*)     (゚ヮ ゚*)
   ミ   ミ(二ニ)ヽ     (つと ヽ      o o )     o o )     o o )
  ミ,,_____ "||"ミ||| J      (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
""l""""""""""""""""l   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ   ミ""""""ミ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |i|                                                    |i|
 |l|                    ダッテが、口を開いた。                   |l|
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 `ー────────────────────────────────‐'

191 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:00:46 ID:U+91eZ3i0
                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚- ゚*)──‐
 | やはり、財を取るなら持てる所から取るべきであり、アフォシリア各地に
 | 未だ大きな影響力を持つ豪族達に援助を願う他ありますまい。
 └───────────────────────────────

  豪族

          ∧,..,.
         (゚ー゚*)                             ∧∧
         (i:i:i:i:i゚i)                          (゚ヮ ゚*)`ヽ
         ノノヽ,,,ヽ〜                         (つと,,) ,,)〜
          し'`J                              し'`J

         アスター                           ナツコ

  オテュテンサを治めていたハニャライト家の.   ハニャライト家の元家臣。アスターが
  当主。今は名目上ハナンの臣下だが、公然と  没落してからハナン王に寝返った。
  私兵を持ってたり個人の家臣がいたりする。.   一族で工業を独占し、私財も多い。

    ∧∧
 ┌(*゚−゚)────────────────────────────
 | あぁ……アスターのハニャライト家を始めとする、アフォシリア統一以前に
 | 村を治めていたり、それらの者の有力な臣下だったりした者らだな。
 |
 | しかし、彼らの殆どは彼らから財や特権を奪った私を敵視していよう。
 └───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚- ゚*)──‐
 | そこで、我らに協力するなら減税政策終了後にかつて剥奪した
 | 特権の一部を返すと言って説得するのです。利で釣る訳ですね。
 |
 | 具体的には、小さな領地の領有を認めるとか私兵の公認とかです。
 └───────────────────────────────
       ┌──────────────────‐
       |  てめーにちょっとだけ領土をやろう。
       |   ついでに、余に従う限り守ってもやるぞ。
       └─────────v─────────

                      ∧王   ハハー
                     (*゚ -゚)
                     ( つ |)    ∧族   ノシ
                  〜(,,   |    (゚ヮ ゚*)⌒`ヽ
                    し'`J    と  と,,),.,(,,__つ
    ∧∧
 ┌( ;`O)────────────────────────────
 | 待て、そんな特権を与えてしまえば、それらの豪族が力をどんどん蓄えて
 | 私の死後や、数世の後に王権を脅かし、再び乱世になってしまうのでは?
 └───────────────────────────────

192 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:01:17 ID:U+91eZ3i0

                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚- ゚*)──‐
 | そこで、特権のレベルに差を付けて、さらに大幅な制限を加えるのです。
 | あくまで特権を与えるのは王であり、特権を持つ者はどこまで行っても
 | 王に仕える臣下の一人に過ぎないと決めてしまえばよろしい事です。
 └───────────────────────────────

 ┌──────────────────────────────‐
 | 但し、勝手に館を建てたり、堀や柵を作ってはならぬ。
 |  勝手に結婚したり、養子縁組をしてはならぬ。
 |   勝手に戦争を企てたり、起こしたりしてはならぬ。
 |    勝手に法を定めたり、税を徴収してはならぬ。
 |
 |     大きな事件のあった時は、速やかに余に知らせ指示を仰ぐ事。
 └──v────────────────────────────
                                            全員マトメテ
      ∧王           ガンジガラメ…       ∧兵          ブチ殺スゾ!   ∧兵
     (*゚ o゚)      ∧族                (;゚ -゚)     ∧王          (゚- ゚;)
     ( ∞)       (゚- ゚ili)            ∧族   ∧兵    (゚皿゚'#)        ∧兵      ∧族
  〜(,,   |      ミ三彡           (ili゚ -゚)  (;゚ -゚)               (゚- ゚;)   (゚- ゚ili)
    し'`J      (,,(,,__つ               ∧兵                     ∧兵
                                (;゚ -゚)                    (゚- ゚;)
                                           ヤメイ!!
      ダメ。               コワセ!
                                   ∧族 エー!     ∧王     ∧族        ∧民
    ∧嫁   ∧王    ∧夫       ∧王      (゚O゚;)       (#゚ -゚)    (゚д゚;)ノ @ ))) (゚- T;)
    (*To゚) ヽ(*゚ -゚)ノ (дT*)     (#゚ -゚)―   i:i:i:i-館- i:i:i:i
 

193 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:01:47 ID:U+91eZ3i0
                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚- ゚*)──‐
 | もし、小領主の内で歯向かう者が出たならば、反乱に参加していない
 | 小領主を纏めて征伐を行い、手柄のあった者を格上げするのです。
 |
 | 歯向かえば死、従えば利の二択で脅すわけですね。
 └───────────────────────────────
 ┌────────────────────‐
 | 敵将を討ち取った者に300石加増してやるぞ!
 | 全軍総攻撃だ、かかれー!
 └──v──────────────────
     ┌─────────────────‐
     | 王軍に付いて戦って、手柄を立てれば
     | 子孫に家や土地、位を残せるんだ!
     └──────v───────────

                        ∧族  |
              ∧族  |   (*゚O゚)メ
     ∧王       (*゚ー゚)メ                  ∧反 シィィ!!
    (#゚ 0゚)―          ∧族  |             (゚0 ゚'il)
                       (*゚ぺ)メ
    ∧∧
 ┌(*゚−゚)────────────────────────────
 | ふむふむ……。
 └───────────────────────────────

194 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:02:18 ID:U+91eZ3i0
                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚- ゚*)──‐
 | ついでに、それらの者を地方に置いておくと色々と面倒の種になるので
 | 国政に参与させるなり何なりして、一族郎党王都の一角に居住させて
 | しまえば、そう簡単に反乱を起こす事も出来ますまい。
 └───────────────────────────────
       ∧王
     (*゚ー゚)

      ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵         ┌─────────────────‐
    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)        | 一軍を与えられ、出陣したはいいが、
        ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵       | 妻子が王都にいては、反乱できぬ……。
      (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)      └────────────v─────

   ┌───────────────────────────‐
   | 貴族専用の宅地、王館のすぐ側と言えば聞こえはいいけど……
   └──────v─────────────────────

        ┌─────────────────────────────‐
        | 要するに、王館からずーっと監視されてるってワケなんだよね……。
        └──────v───────────────────────

             ∧族             ∧兵       ∧兵              ∧兵    ∧兵
            (;゚ -゚)            (*゚ー゚)    (*゚ー゚)            (*゚ー゚)  (*゚ー゚)    ∧兵
        ∧族      ∧族           ∧兵       ∧兵          ∧兵    ∧兵     (゚д゚;)
       (;゚ -゚)     (゚o ゚;)          (*゚ー゚)    (*゚ー゚)         (*゚ー゚)   (*゚ー゚)

      ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵
    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)
        ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵       ∧兵
      (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)    (*゚ー゚)
    ∧∧
 ┌(*゚ー゚)────────────────────────────
 | 成程、王都は王の根拠地故に、大勢の正規軍を特に理由付けする事無く
 | 駐留させておけるからな……。小勢の私兵では戦いになるまいて。
 └───────────────────────────────

195 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:02:49 ID:U+91eZ3i0
                                         ∧∧
 ┌──────────────────────────(゚o ゚;)──‐
 | ただ……、特権が家柄によって世襲される事になれば、当然身分による
 | 貴賎、貧富の差が生まれ、国政の風通しが悪くなる恐れがあります。
 |
 | ここらへんは、よくよく考えねばならぬ所ですが……。
 └───────────────────────────────

     ズット ベンキョウ デキルカラ、
   アタマモ ヨクナッテ イイシゴトニ ツケルネ♪

         ∧貴 〜♪                  タベテイクノニ セイイッパイデ
        (*゚ー゚)                ∧平  ベンキョウスル ジカンナンテ ナイヨ…
       / つ φ              /´(;゚ -゚)
      | ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|       〜(,,  つO===ノ^l
      |_|_____|         し'`J    |_|

    ∧∧
 ┌(;゚−゚)────────────────────────────
 | うむ、そこらへんは地道に気を付けていくしかないの。
 └───────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
                    ・
                    ・
                    ・


                    ∧使
                   (*゚ -゚)
                  ( つハハO_
                〜(,, ミ ゚_')
               彡(`U"メノ
             ((    > ̄>^>
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|         ハナン王は、ダッテの言を容れ、アフォシリア各地の           |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|                有力氏族に使者を出し、                    |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

196 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:03:20 ID:U+91eZ3i0
   ┌───────────────────────────‐
   | ○○××家の▽▼・○○××!これこれしかじかの功により、
   | かくかくうまうまの位を与える事とする!謹んで拝命せよ!
   └──v─────────────────────────

       ∧使
      (*゚O゚)
      ( つ□0           )
    〜(,,   |       ∧∧⌒ヽ
      し'`J      (。 。 *)U(,,_つ
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|       氏族の力と、今までの功績に応じた位を与え、減税解除後に       .|l|
 |i|                                                    |i|
 |l|             位の高さに応じた領土を下賜する事を約束した。          |l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

   ┌────────────────────‐
   | これでしぃちゃんの家も子孫代々安泰だね♪
   | ハナン陛下もマターリな事考えるねッ!
   └─────v───────────────

           ∧∧      ∧∧
           (゚ー゚*)    (゚- ゚;)
              (|  |)     U U )
          と  ,,)〜     |  ,,)〜
            `J      し'`ヽ,)
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|      制約こそ多いものの、やはり子孫代々特権を受け継げるという      |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|  魅力は大きく、各地の有力氏族はこぞってハナン王に臣従を申し入れた。  .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
         ┌───────────────────────────‐
         | ですが、これは子孫代々王家に服従すると言う事でもあります。
         | ……しかし、もしも断れば『反逆の意思あり』と見なされるでしょう。
         └────────v───────────────────
   ┌───────────────────────────‐
   | つまり、領主全員に王家へ服従しろと脅迫しているようなもの?
   └─────v──────────────────────

            ∧∧     ∧∧
            (;゚ o゚)    (゚o ゚;)
              (|  |)     U  つ
          〜(,,   |       |  ,,)〜
            し'`J      し'`J
"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙"゙"~""""~"゙"゙"゙~"゙""゙
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|           また、この話を断ってアフォシリア最強の武将でもある         |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|        ハナン王に睨まれるよりは……という気持ちもあっただろう。    .|l|
 `ー────────────────────────────────‐'

197 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:03:51 ID:U+91eZ3i0


                     ∧∧
                    (゚- ゚*)

公:各地の村への絶大な影響力と、大した損害を出さずに東方反乱軍を鎮圧した
  :功績、父祖の代からの同盟勢力である縁の深さや、ハナン王を諫めて道を
  :誤らせなかった事などが高く評価され、唯一ダッテが公の爵位を約束された。


                  ∧,..,.    ∧∧
                 (゚ー゚*)   (゚ー゚*)

侯:かつては敵対勢力であったが、内乱の際に王軍に協力して戦い、幾多の戦功を
  :挙げたアスターと、アーツフォーを討つ策を考えだし、ダッテを説いて王を諫めさせ、
  :前線においても勇敢にたたかった元譜代のリスクが侯の爵位を約束された。


                ∧∧
               (゚ヮ ゚*) ・・・・・・・・・・・・・ 他

伯:留守番が多く、目立った戦果は無いがそれなりに頑張っていたナツコと、同じく
  :目立たず頑張った譜代の臣下や、ファットマン本家など軽視できぬ有力外様ら
  :合わせて8名が伯の爵位を約束された。


                       有象無象

子:有力氏族の本家筋の者たちや、譜代の臣下およそ25名が子の爵位を約束された。


                         塵芥

男:外様の分家や弱小で比較的どうでもいいやつら100名が男の爵位を約束された。

 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|      ……ともかく、これでアフォシリアには、王に領土を与えられ、       |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|         子孫代々特権を世襲する一族があらわれた事になる。           |l|
 |i|                                                    |i|
 |l|           ……アフォシリアにおける、貴族の興りであった。             |l|
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198 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:04:39 ID:U+91eZ3i0

             入り婿            『嫁直属の』家臣団(婿の家臣に非ず)
                           ↓       ↓         ↓       ↓
              ↓
                                   ハナン王、バンザーイ!!
        ∧∧   ∧∧
       (*゚ -゚)   (;゚д゚)         ∧∧      ∧,..,.        ∧∧       ∧∧
       ( ∞)   ( o o         ('(゚ヮ ゚;)')   ('(゚ヮ ゚*)')     ('(゚ヮ ゚*)')   ('(゚ヮ ゚*)')
     〜( つと)  と__,,),,)         ヽ  ノ     ヽ  ノ     ヽ  ノ    ヽ  ノ
     ミ""""""""""""""""""""""ミ   (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
        ↑
     嫁、武力最強
 |i|ー────────────────────────────────'|i|
 |l|         さらにハナン王は、外様の中では未だ最大勢力である       |l|
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 |l|        ファットマン一族の若者を婿に迎える事により、その家臣を       |l|
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 |l|          本家から引き剥がし、王直属の家臣団に組み込んで、       |l|
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         ギロッ
                 ……。              ハナン王、バンザーイ!!
        ∧∧   ∧∧
       ( *゚ -)   (;Tд)         ∧∧      ∧,..,.        ∧∧      ∧∧
       ( ∞)   ( o o         ('(゚ヮ ゚;)')   ('(゚ヮ ゚*)')     ('(゚ヮ ゚*)')   ('(゚ヮ ゚*)')
     〜( つと)  と__,,),,)         ヽ  ノ     ヽ  ノ     ヽ  ノ    ヽ  ノ
     ミ""""""""""""""""""""""ミ   (,,(,,__つ     (,,(,,__つ     (,,(,,__つ    (,,(,,__つ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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 |l|       ある程度の資金、人手をかき集める事に成功した王は、         .|l|
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 |l|        いよいよアフォシリアの基盤固めを行おうとしていた……。         |l|
 `ー────────────────────────────────‐'

199 :エストック ◆XZKy/CKmxk :2008/12/13(土) 12:05:34 ID:U+91eZ3i0
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┃呆┃アフォシリ王国                  ┃☆☆☆☆☆★★★★★┃同盟:−    仇敵:−
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┃能  力┃身 04 ┃統 07 ┃知 03 ┃政 05 ┃繁 09 ┃合計 28 ┃建国王ハナン 支持率: 81%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:26500人+軍:1500人=総人口:28000人
┣━━━━━━━━─国土─┓4コマ12村 総収穫:小麦26000石/年
┣━━━┯━━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘27年01月:状況:貴族の興りと内政の始まり

┃ 酷い財政難に襲われた王家は、緊急に金と人手を集めるために各地の有力氏族に対して
┃ 「金と人手を出して協力するなら減税解除後に優遇する」との使者を送り、大小さまざまな
┃ 氏族を傘下に組み込んだ。この、「優遇された氏族」がアフォシリアにおける貴族の始まりである。

┃ 後、地味〜にハナン王が婿を取りました。……針のむしろってレベルじゃねーぞ!
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┃Go to next episode l> Episode - 31「旱魃×灌漑=簡単大豊作?」
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200 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:09:45 ID:ZlarLNlF0
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              ⌒           ⌒         ○
....     ....           ....    ....              ....
    ⌒          「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|  .
                ||| 冬に別れを告げたなら、         |
                ||| 次に来るのは、きっと温かい季節。  ::|
                |」_________________|

201 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:10:22 ID:ZlarLNlF0
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               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO / STORY/ OF/             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
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            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
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         |     |25:北の冬山の何処へ・第二話                   :|     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
            \\ ̄ ̄\__/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄\_________
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               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |22年2月                              |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




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202 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:11:24 ID:ZlarLNlF0
くゞ、、.:.爻. ...  ;;.fj  ...爻ゞ   i: :|  i:|           |:! .|: :| く爻...  fj;,,  .. .爻,、.
, 爻 .. :彡ミ ... :;.. .爻 ノし: : :i  l: :|  l:|           l:!  i: :!  Jし,.爻. . .. ..:.彡,.ミ.. .
爻,, ..:.从,..f、.. ,,.彡 ミ  |: : :|  |: :i  !:|           |:i ,l: :|   彡:.. ミ... f,.从 .. ,..
、ミ、、  、ゞ `、.:.. `、 l: : :l  i: :|  i:i           i:|  l |  , .´. :..  .く .. ゞ.、、
 ヘ;;:;:;.. . ..   ヘ     |: : :i|  |: l  l:|           .|:i  l: :i    i|: :/    . . ..:;: /
  〉;:;.. . ..   ..,〉    〈: : :〈  i: :| l:i           i:|  i: :|   i: 〈..,.  . ...:; .. .r'
 く;; :;:. . .. ..  く    ,〉: : :i  |: i ,|:i  ,. . .., .,,.  . .. |:l  i: :l   |: : 〉   . ..:;:. .〉
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   〈;:;..  .. .. ,i   ,|: : : r' .ー'.w.ー, .   ^     ^   ー-,. -w i|: : | i   . .. ::.;:;、
   ヽ;;..   .. .ヘ  ノ: : : :ゝ                       ノ: : : :、〉   . . ..:;. ;;〉,
   _.,〉;;. 〈  `、ニ=、     .   ⌒      ...        .. -=   〉    . ::〈,.._
-=ニ_,/;;:. . .. .ヽ   〉ー-、                       .,-=ニ,.  ::〈  . . .. ::、ニ=-、
 _.,-   ゞ  ヘ「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|''''''''''''~~
           :::||| ログスト暦22年2月。まだ残雪の消えない冬山。   |    ...
           :::|」_______________________|         ⌒
          ⌒     ...        ...               ...     ⌒
                      ミ二:::二二|||:::;:二;:;二:|||ミ
                    ミ三三三三三三三三三三ミ
                   ミ三三三三三三三三三三三ミ
                    /               :ヽ       ザクッ
                    |                ::|
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203 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:12:03 ID:ZlarLNlF0
くゞ、、.:.爻. ...  ;;.fj  ...爻ゞ   i: :|  i:|           |:! .|: :| く爻...  fj;,,  .. .爻,、
, 爻 .. :彡ミ ... :;.. .爻 ノし: : :i  l: :|  l:|           l:!  i: :!  Jし,.爻. . .. ..:.彡,.ミ..
爻,, ..:.从,..f、.. ,,.彡 ミ  |: : :|  |: :i  !:|           |:i ,l: :|   彡:.. ミ... f,.从 .. ,..
、ミ、、  、ゞ `、.:.. `、 l: : :l  i: :|  i:i           i:|  l |  , .´. :..  .く .. ゞ.、、
 ヘ;;:;:;.. . ..   ヘ     |: : :i|  |: l  l:|           .|:i  l: :i    i|: :/    . . ..:;: /
  〉;:;.. . ..   ..,〉    〈: : :〈  i: :| l:i           i:|  i: :|   i: 〈..,.  . ...:; .. .r'
 く;; :;:. . .. ..  く    ,〉: : :i  |: i ,|:i  ,. . .., .,,.  . .. |:l  i: :l   |: : 〉   . ..:;:. .〉
""''ヘ;;:.:. .    .〉'''""",l: : : :i|'''"l: :l'"""'''''"""''"'"""'''''"""''""|: :i'""",l: : :、   . . ..;.:..ヘ'''"
   〉;:.: . ...   〉   i|: : : 〈 ,,i|: :i               ,|i :|,.  l: : :i 〉   . . .:;: ::〉
   〈;:;..  .. .. ,i   ,|: : : r' .ー'.w.ー, .   ^     ^   ー-,. -w i|: : | i   . .. ::.;:;、
   ヽ;;..   .. .ヘ  ノ: : : :ゝ                       ノ: : : :、〉   . . ..:;. ;;〉
   _.,〉;;. 〈  `、ニ=、     .   ⌒      ...        .. -=   〉    . ::〈,.._
-=ニ_,/;;:. . .. .ヽ   〉ー-、                       .,-=ニ,.  ::〈  . . .. ::、ニ=-、
 _.,-   ゞ  ヘ  、‐-、ニ=、          ミ三ミ      ,__.,-wニ,,_ -−⌒'''''''''''''~~
        .  ー-、二ニ=-、        (,,  )    ⌒             ...
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                          ~〈 ~〈 〉   ザクッ

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 温かみを帯び始めた木漏れ日の中を、男が残雪を踏みしめて歩いていた。  ::::|
|」__________________________________|

204 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:12:35 ID:ZlarLNlF0

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 盆地村に拠点を構え、山脈を歩くも今日で五回目。  ::::|
||| 冒険はしたものの、今だ何も発見できずにいた。    ::::|
|」___________「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                      ||| 北の山脈に消えたと言う話は間違いだったのか───   :|
                      ||| そんな風に思った矢先。                         |
                      |」_________________________|
li    :ii;:.. .|    |.. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
;|    :|l:;. ..:|i    |.:;i|                 ::|i..;i   :|.: ;i       |il .;i
;il    i|;:. ..i    |.. l|                  l|::.i|  ::li:; .:i|       :il. ..i|
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li    :ii;:.. .|    |.. .l                  :i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
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,.,,、.,.、,.,ノ;:__.;:.ゝw ,.,..w,..,W,.w,..,,.、,.,,_.__., ,.. ..、,. ,、w ,., w,.,.Ww/;;:.._..へ,., ,、,. ,、,. w,. w,.,,

      ⌒        ...               ⌒   ..  ミ三ミ て
         ...        ⌒                   (゚Д゚,,) そ
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                                      ノ:::::l::::::|
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205 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:13:07 ID:ZlarLNlF0

li    :ii;:.. .|    |.. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
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,.,,、.,.、,.,ノ;:__.;:.ゝw ,.,..w,..,W,.w,..,,.、,.,,_.__., ,.. ..、,. ,、w ,., w,.,.Ww/;;:.._..へ,., ,、,. ,、,. w,. w,.,,

      ⌒        ...               ⌒   ..  ミ三ミ
         ...        ⌒                   (゚Д゚,,)
       ⌒                ...             ./~:l:::~|
  \( ・・)/                               ノ:::::l::::::|
   (  )                               /:::::::l::::::|
                                     ~〈__〈___〉

            「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ||| 彼は、不思議な物を見た。             :::|
            ||| 可愛らしいサイズの雪だるまだった。      |
            |」___________________|

206 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:13:39 ID:ZlarLNlF0

   /■ヽ
   ( ゚∋゚)       /0()
  /⌒∨⌒ヽ   //
 / ヘ    ト )  / /
 \ヽ)   ノノ  ./__|_0()                i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
 彡/\/ヽミ /./ |.:;i|                 : |i..;i   :|.: ;i       |il .;i
   | /| .ノ/ /  |.. l|                  l|::.i|  :li:; .:i|       :il. ..i|
   | ノ/ソ  /   l;;. i|                 ,l| ..:i  ,:|l.. .:|;       l|;;. .|
   |ノ ヽミ/.|    .|.. .l                  :i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
  彡ヽ /;...:|i    .|.:;i|                  :|i..;i   |..: ;i       ::|il .;i
/  / |;:. ..i    .|.. l|                  l|::.i|  :li:; .:i|       il. ..i|
  /  |i;:. .i|   ,l;;. i|                 ,l| ..:i  ,|l.. .:|;       ,l|;;. .|
/   :iii;:.. .|    |. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
;|    :|l:;. ..:|i    |.:;i|                  :|i..;i   |..: ;i       |il .;i
;il    i|;:. ..i    |.. l|                  l|::.i|   li:; .:i|       il. ..i|
:| ,,.  ..,,|i;:. .i|   :l;;. i|   . ...,.,  . ..  .w.. w..w.. ,l| ..:i   ,|l.. .:|; w..,,,. ww..,l|;;. .|、
,.,,、.,.、,.,ノ;:__.;:.ゝw ,.,..w,..,W,.w,..,,.、,.,,_.__., ,.. ..、,. ,、w ,., w,.,.Ww/;;:.._..へ,., ,、,. ,、,. w,. w,.,,

      ⌒        ...               ⌒   ..  ミ三ミ
         ...        ⌒                  ミ(,,゚Д゚)
       ⌒                ...             ./~:l:::~|
  \( ・・)/                               ノ:::::l::::::|
   (  )                               /:::::::l::::::|
                                     ~〈__〈___〉

        「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
        ||| 誰かがいる? 前後左右見渡したが人の影は無い。     :|
        |」_________________________|

207 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:14:20 ID:ZlarLNlF0
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::┏┓┏┓┏┓:::::: :::┏┓:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::||| 上か、そう思った瞬間彼は既に気絶していた。  ::::|
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::|」______________________|

208 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:14:51 ID:ZlarLNlF0
















.

209 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:15:22 ID:ZlarLNlF0

         パチパチッ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::............. . . . . . ..........::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::.......... . . .      . . . .....:::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::......... . . .         . . . .......::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::........ . . .      (:. ,:.    パチッ!...:::::::::
:::::::::::::::::::::........ . . .     .:从,)ノ':.:,    . . . .......:::::::::
::::::::::::::::::........ . . .    ,;;'人,,ノ;ノヾ;,.,    . . . .......:::::::::
:::::::::::::::....... . . .   ,;,、 ,;ノノ .:;.(. ,.( ,      . . . .......:::::::
:::::::::::::....... . . .  ,、 ,.:;(゙:  ,.:.人:. ヾ,、 (.  . . . .......:::::
::::::::::::....... . . . ,ノ (,.ノ,、ヾ , .,;ノ (;. (:,  ,):.  . . . .......:::
:::::::::::::....... . . .( ,;. ,:ノヾ; . ,;) ,、 ヽ;,:.;):.从;.,  . . . ......::::
:::::::::::::::....... . . .,):.      , 从ヾ;. '',人ヾ,´:.   . . .:::::


「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 気が付いた時、隣で暖炉の火が燃えていた。      :::|
||| 真新しい薪がくべられていた。此処は何処だろう。 :::::|
|」_______________________|

210 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:16:01 ID:ZlarLNlF0
                        ,-――――-、    :: . . ..:: .
           |十|        ム==‐-‐==ソ、  ::: .. : ... :::
           |十|          ::||三三|l|三三三、{   .. : . : . :::
           ト'┤     :: :::||三三|l|三三三li|  :  : . :::: .
           /l -ト、   ::  :: ::||三三|l|三三三;l}    :.   ::
             |┼┴|   : :  ::||三三|l|三三三,」 .:: .   '';;;.;
             |┴┬|         :||三三|l|三三三ン´ : .; ::   ;;
   / ̄\_   :|┬┴ト----、    l二二二二二二l
 _|      斤江エエ工エエ丸  : ..        ..  : .   :. :;;':: :
   \__ ├+イ_,|_|_|_,ト-|   :: ; ::: ::
 _:_〉__|十|: ..:)ノ: )',,.:パチパチ…
  /::::  〉 :|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| ::   ...
 =========」工|':,ヘ/Yベヾ`.|工L_===========================
          :; :   :: .  :::           :. . ;      ...

                                 /■ヽ
                        .         (゚Д゚,,)
                              ,,、‐'''ヽと |
                        // ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ
   「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|_______)
   ||| 起き上がる。              |
   ||| ──どうやら小屋の中だ。       |
   |」_______________|

211 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:16:50 ID:ZlarLNlF0

      ::              :: . . ..:: .  ,,,,__,,,,,,,,_,,,,,,__、
    ::          ::: .. : ... :::     |´             `|
    ::         ::   .. : . : . :::     |            .|
  ::       :: :::  :  : . :::: .      .|            .|
   ::        ::  :: :: :.   ::     |            .|
             :: ::.:: .  ::'';;;.;      .|            .|
             ::        : : .; :: ;; .....|            .|
                  ::     ......|            .|
   : ..        ..  : .   :. :;;':: :  :: ..|   ///ミ    .|
      :: ; ::: ::             :: ....|   |/*゚っ゚)    |
 :                    ::  .|    lu  l     |
  ::::   : ::   . ..                   |     しJ    ...|
 ===============================┴───────┴====================
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::......... .           . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... . . .            . . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... . . . .           ........:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... . . . .           ...... . . . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 唐突に正面の扉が開いたかと思うと、小さな女の子がこちらの様子を窺っている。 ::::|
|」____________________________________|

212 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:17:22 ID:ZlarLNlF0
                        ,-――――-、    :: . . ..:: .
           |十|        ム==‐-‐==ソ、  ::: .. : ... :::
           |十|          ::||三三|l|三三三、{   .. : . : . :::
           ト'┤     :: :::||三三|l|三三三li|  :  : . :::: .
           /l -ト、   ::  :: ::||三三|l|三三三;l}    :.   ::
             |┼┴|   : :  ::||三三|l|三三三,」 .:: .   '';;;.;
             |┴┬|         :||三三|l|三三三ン´ : .; ::   ;;
   / ̄\_   :|┬┴ト----、    l二二二二二二l
 _|      斤江エエ工エエ丸  : ..        ..  : .   :. :;;':: :
   \__ ├+イ_,|_|_|_,ト-|   :: ; ::: ::
 _:_〉__|十|: ..:)ノ: )',,.:パチパチ…
  /::::  〉 :|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| ::   ...
  ,――――────────────
<おかーさん!変な人が起きたよ!
  '───────────────
                              /■ヽ
                             (゚Д゚,,)
                         . ,,、‐'''ヽと |
                    // ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ
                    (_(________)

213 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:17:54 ID:ZlarLNlF0

      ::              :: . . ..:: .  ,,,,__,,,,,,,,_,,,,,,__、
    ::          ::: .. : ... :::     |´             `|
 ,――――──────────────────────────
│沿岸の開拓王だな。手荒い真似をしてすまなかった。一体何の用だ。
 '─────────────────v────────────
             :: ::.:: .  ::'';;;.;      .|               |
             ::        : : .; :: ;; .....|//ノフハヽ      :: :|
                  ::     ......||/*゚−゚)      . ...::|
   : ..        ..  : .   :. :;;':: :  :: ..|/ |/ ハ      .. .:::|
      :: ; ::: ::             :: ....|l_ |  |       ..:::|
 :                    ::  .| ノ__/    . :   : :|
  ::::   : ::   . ..                   |(_/`J  ... . . .:  ::|
 ===============================┴───────┴====================
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::......... .           . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... . . .            . . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::...... . . . .           ........:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... . . . .           ...... . . . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 暫くして再び扉が開いた。                            |
||| 開いた扉に見えたのは、探していたラーラロその人だった。    |
|」____________________________|

214 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:18:26 ID:ZlarLNlF0
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ラデルは返答に窮した。冒険がしたかった以外の何も無い。    |
|」____________________________|
           ト'┤     :: :::||三三|l|三三三li|  :  : . :::: .
           /l -ト、   ::  :: ::||三三|l|三三三;l}    :.   ::
             |┼┴|   : :  ,――――────────────
             |┴┬|       │…この山を探険していただけだ。
   / ̄\_   :|┬┴ト----、   '────────v───────
 _|      斤江エエ工エエ丸  : ..        ..  : .   :. :;;':: :
   \__ ├+イ_,|_|_|_,ト-|   :: ; ::: ::    ,───
 _:_〉__|十|: ..:)ノ: )',,.:パチパチ…     <?
  /::::  〉 :|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| ::   ...      '───
 =========」工|':,ヘ/Yベヾ`.|工L_===========================
          :; :   :: .  :::           :. . ;      ...

                                 /■ヽ
                        .         ( Д ,,)
                              ,,、‐'''ヽと |
                        // ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ
                       (_(________)

215 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:18:58 ID:ZlarLNlF0
                        ,-――――-、    :: . . ..:: .
           |十|        ム==‐-‐==ソ、  ::: .. : ... :::
           |十|          ::||三三|l|三三三、{   .. : . : . :::
           ト'┤     :: :::||三三|l|三三三li|  :  : . :::: .
           /l -ト、   ::  :: ::||三三|l|三三三;l}    :.   ::
             |┼┴|   : :  ,――――──────────────
             |┴┬|       │…俺はこの山を探険したかったんだよ!
   / ̄\_   :|┬┴ト----、   '────────v─────────
 _|      斤江エエ工エエ丸  : ..        ..  : .   :. :;;':: :
   \__ ├+イ_,|_|_|_,ト-|   :: ; ::: ::    ,─────────────
 _:_〉__|十|: ..:)ノ: )',,.:パチパチ…     <くっくっく…あっはっはっは!
  /::::  〉 :|┴!:.: :(.'(;):) :';:.:|十| ::   ...      '─────────────
 =========」工|':,ヘ/Yベヾ`.|工L_=================,───
          :; :   :: .  :::           :. . ;   │ ?
                                '─v─
                                 /■ヽ
                        .         (゚Д゚,,)
                              ,,、‐'''ヽと |
                        // ̄ ̄ ̄:: ::: 、ノヽノ
                       (_(________)

216 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:19:30 ID:ZlarLNlF0

      ::              :: . . ..:: .  ,,,,__,,,,,,,,_,,,,,,__、
    ::          ::: .. : ... :::     |´             `|
 ,――――──────────────────────────
│…冒険馬鹿だと聞いていたが、あながち間違いでは無いようだな。
 '─────────────────v────────────
             :: ::.:: .  ::'';;;.;      .|               |
             ::        : : .; :: ;; .....|//ノフハヽ      :: :|
                  ::     ......||/* ー )      . ...::|
   : ..        ..  : .   :. :;;':: :  :: ..|/ |/ ハ      .. .:::|
      :: ; ::: ::             :: ....|l_ |  |       ..:::|
 :                    ::  .| ノ__/    . :   : :|
  ::::   : ::   . ..                   |(_/`J  ... . . .:  ::|
 ===============================┴───────┴====================
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::......... .           . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::....... . . .            . . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

217 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:20:02 ID:ZlarLNlF0

      ::              :: . . ..:: .  ,,,,__,,,,,,,,_,,,,,,__、
    ::          ::: .. : ... :::     |´             `|
           ,――――───────────────
          │…その眼を見てわかったよ。信じよう。
           '──────────v────────
             :: ::.:: .  ::'';;;.;      .|               |
             ::        : : .; :: ;; .....|//ノフハヽ      :: :|
                  ::     ......||/*゚ー゚)      . ...::|
   : ..        ..  : .   :. :;;':: :  :: ..|/ |/ ハ      .. .:::|
      :: ; ::: ::             :: ....|l_ |  |       ..:::|
 :                    ::  .| ノ__/    . :   : :|
  ::::   : ::   . ..                   |(_/`J  ... . . .:  ::|
 ===============================┴───────┴====================
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::......... .           . ..:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
:::::::::::::::::::::::::::,――――────────^─────────
       │折角来たんだ、冒険の話でも聞かせてくれよ。
        '─────────────────────

      「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      ||| 解放されたラーラロの心は、不思議なほど軽くなっていた。   |
      |」___________________________|

218 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:20:34 ID:ZlarLNlF0

                 ●


                 ●


                 ●


                 ●


                 ●

219 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:21:08 ID:ZlarLNlF0
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
      :               |  /■\       :: . . ..:: .
    ::          ::    |  ( `∀´)   : .. : ... :::
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ../  |/ ヽ  .. : . : . :::
|   /■\  ::   :     |  | \(S)/  :  : . :::: .      .
|   (ω・` )   ::  ::    :| 人,,,,,,,,,,,,,|   :: :.   ::
|   ./ |/  |"        :: |  (__(__) ::.:: .  ::'';;;.;      .
|   | |   |    /□\ : |     ::        : : .; :: ;; .....
|   |/|/|/|//   (´Д` ,,) :|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄......
|  (_(__)   / |/  :|          : .   :. :;;':: :  :: ..
\    :: ; ::: ::                         :: ....
 : ̄ ̄ ̄|/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄              ::  .
  ::::   : ::   . ..

    ./■ヽ
    (,,‐Д)っ       //ノフハ
     |っ ノ_____(ー゚*`l
     |  /        と   |)
     ./           \
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| それから一体どれぐらいの時間彼女に冒険談を話していたことだろう。   |
||| 赤い宝石を巡って魔術師が攻撃してきた話、陸の橋とその先の話。       |
|」___「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      ||| 全て彼女にとっては未知の世界だった。                 |
      ||| 楽しそうに反応する彼女を前に、ラデルも時を忘れていった。      |
      |」_____________________________|

220 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:22:14 ID:ZlarLNlF0

          ,――――────────、
         │おかあさん、ただいまー    >
          '────────────´


    ./■ヽ て
    (,, ゚Д)っ     ミ //ノフハヽ
     |っ ノ_____|/*゚ー゚)
     |  /        と   |)
     ./           \

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| そして───  ::::|
|」________|

     ,――────
    │あんたは…
     'v─────



    ./■ヽ
    (,,‐Д)っ       //ノフハ ノ
     |っ ノ_____(ー゚*`l ノ
     |  /        と   |)
     ./           \

221 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:22:47 ID:ZlarLNlF0

 ,───────────────────────
│…あんたは、何だって自分の村から…逃げたんだ?
 '───v───────────────────
              ,――――
             │……
              '─v──

    ./■ヽ
    (,, ゚Д)      ミ //ノフハ
    .(|   |)____ |/*::::‐)
     |  /       と   |)
     ./          \

 ,――――─────────────────────
│あの村に居たら、私たち母子は殺される運命だった。
 '──────────v──────────────
 ,――――─────────────────
│私たちは…運命に逆らう力を持っていなかった。
 '──────────v──────────

    ./■ヽ
    (,, ゚Д)        //ノフハ
    .(|   |)____ |/*::::‐)
     |  /       と   |)
     ./          \

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ───ラーラロは訥々と語り始めた。  ::::|
|」__________________|

222 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:23:19 ID:ZlarLNlF0

 ,――――────────────────────────
│私たちは、バウェツに救われた。…お前の村を襲撃した男だ。
 '──────────v─────────────────
 ,――――───────────────
│非情そうに見えて、根は優しい奴なんだ…
 '──────────v────────

    ./■ヽ
    (,, ゚Д)        //ノフハ
    .(|   |)____ |/*::::‐)
     |  /       と   |)
     ./          \


 ,――――─────────────────────
│…悪いな開拓王、お前に全てを話すことはできないよ。
 '──────────v─────────────
 ,――――──
│…そうか。
 '───v──

    ./■ヽ
    (,, ゚Д)        //ノフハ
    .(|   |)____ |/*::::‐)
     |  /       と   |)
     ./          \

223 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:24:26 ID:ZlarLNlF0

 ,――――──────────────────────────
│…日が暮れる前に帰ったほうが良い。楽しかったよ。
│また何時か、何処かで会えることがあったら続きを聞かせてくれ。
 '──────────v───────────────────


    ./■ヽ
    (,, ゚Д)        //ノフハ ノ
    .(|   |)____ (ー゚*`l ノ
     |  /       と   |)
     ./          \


 ,――――───────────────
│クー!変な人が着てた毛皮を持ってきて!
 '───────────v───────
      ,――――───
     │はぁーい!
      '───v───

    ./■ヽて   ヒョコッ
    (,, ゚Д) l ///ミ  //ノフハ
    .(|   |) |/*゚っ゚) l (ー゚*`l
     |  /  ̄ ̄ ̄ ̄~と   |)
     ./          \

224 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:24:57 ID:ZlarLNlF0
li    :ii;:.. .|    |.. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
;|    :|l:;. ..:|i    |.:;i|                 ::|i..;i   :|.: ;i       |il .;i
;il    i|;:. ..i    |.. l|                  l|::.i|  ::li:; .:i|       :il. ..i|
:|    |i;:. .i|    l;;. i|                 ,l| ..:i  ,:|l.. .:|;       l|;;. .|
li    :ii;:.. .|    |.. .l                  :i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
;|    :|l:;. ..:|i    |.:;i|                  :|i..;i   |..: ;i       ::|il .;i
;il    i|;:. ..i    |.. l|                  l|::.i|  :li:; .:i|       il. ..i|
:|    ,|i;:. .i|   ,l;;. i|                 ,l| ..:i  ,|l.. .:|;       ,l|;;. .|
li    :ii;:.. .|    |.. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
;|    :|l:;. ..:|i    |.:;i|                  :|i..;i   |..: ;i       |il .;i
;il    i|;:. ..i    |.. l|                  l|::.i|   li:; .:i|       il. ..i|
:| ,,.  ..,,|i;:. .i|   ,l;;. i|   . ...,.,  . ..  .w.. w..w.. ,l| ..:i   ,|l.. .:|; w..,,,. ww..,l|;;. .|、
,.,,、.,,――――────────────────────へ,., ,、,. ,、,. w,. w,.,,
  │じゃあな開拓王。お前の話は娘にもよーく聞かせるよ。
   'v────,――――───────────────
         │ばいばぁーい!
  //ノフハヽ    'v───────                   ミ三ミ
  |/*゚ー゚)                                  (゚Д゚,,)
  / |/ ハ   ///ミ                           ../~:l:::~|
  l_ |  |  |/*゚っ゚)                          ..ノ:::::l::::::|
  ノ__/    lu  lっ\( ・・)/                     /:::::::l::::::|
  (_/`J     しJ   (  )                     ~〈___〉__〉

225 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:25:29 ID:ZlarLNlF0
くゞ、、.:.爻. ...  ;;.fj  ...爻ゞ   i: :|  i:|           |:! .|: :| く爻...  fj;,,  .. .爻,
, 爻 .. :彡ミ ... :;.. .爻 ノし: : :i  l: :|  l:|           l:!  i: :!  Jし,.爻. . .. ..:.彡,.ミ.
爻,, ..:.从,..f、.. ,,.彡 ミ  |: : :|  |: :i  !:|           |:i ,l: :|   彡:.. ミ... f,.从 ..
、ミ、、  、ゞ `、.:.. `、 l: : :l  i: :|  i:i           i:|  l |  , .´. :..  .く .. ゞ.、
 ヘ;;:;:;.. . ..   ヘ     |: : :i|  |: l  l:|           .|:i  l: :i    i|: :/    . . ..:;:
  〉;:;.. . ..   ..,〉    〈: : :〈  i: :| l:i           i:|  i: :|   i: 〈..,.  . ...:; .. .r'<
 く;; :;:. . .. ..  く    ,〉: : :i  |: i ,|:i  ,. . .., .,,.  . .. |:l  i: :l   |: : 〉   . ..:;:. .〉
""''ヘ;;:.:. .    .〉'''""",l: : : :i|'''"l: :l'"""'''''"""''"'"""'''''"""''""|: :i'""",l: : :、   . . ..;.:..ヘ'
   〉;:.: . ...   〉   i|: : : 〈 ,,i|: :i               ,|i :|,.  l: : :i 〉   . . .:;: ::<
   〈;:;..  .. .. ,i   ,|: : : r' .ー'.w.ー, .   ^     ^   ー-,. -w i|: : | i   . .. ::.;:;、
   ヽ;;..   .. .ヘ  ノ: : : :ゝ                       ノ: : : :、〉   . . ..:;. ;;〉
   _.,〉;;. 〈  `、ニ=、     .   ⌒      ...        .. -=   〉    . ::〈,.._
-=ニ_,/;;:. . .. .ヽ   〉ー-、                       .,-=ニ,.  ::〈  . . .. ::、ニ=-
 _.,-   ゞ  ヘ  、‐-、ニ=、          ミ三ミ      ,__.,-wニ,,_ -−⌒'''''''''''''~~
        .  ー-、二ニ=-、        (,,‐д)    ⌒             ...
                       ⌒../~::l:::~|     ザクッ       ...        ⌒
          ⌒     ...     .  ノ::::::l:::::|             ...     ⌒
                         /::::::::l:::::|
                          ~〈___〉__〉   ザクッ

226 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:26:01 ID:ZlarLNlF0
くゞ、、.:.爻. ...  ;;.fj  ...爻ゞ   i: :|  i:|           |:! .|: :| く爻...  fj;,,  .. .爻,
, 爻 .. :彡ミ ... :;.. .爻 ノし: : :i  l: :|  l:|           l:!  i: :!  Jし,.爻. . .. ..:.彡,.ミ.
爻,, ..:.从,..f、.. ,,.彡 ミ  |: : :|  |: :i  !:|           |:i ,l: :|   彡:.. ミ... f,.从 ..
、ミ、、  、ゞ `、.:.. `、 l: : :l  i: :|  i:i           i:|  l |  , .´. :..  .く .. ゞ.、
 ヘ;;:;:;.. . ..   ヘ     |: : :i|  |: l  l:|           .|:i  l: :i    i|: :/    . . ..:;:
  〉;:;.. . ..   ..,〉    〈: : :〈  i: :| l:i           i:|  i: :|   i: 〈..,.  . ...:; .. .r'
 く;; :;:. . .. ..  く    ,〉: : :i  |: i ,|:i  ,. . .., .,,.  . .. |:l  i: :l   |: : 〉   . ..:;:. .〉
""''ヘ;;:.:. .    .〉'''""",l: : : :i|'''"l: :l'"""'''''"""''"'"""'''''"""''""|: :i'""",l: : :、   . . ..;.:..ヘ'
   〉;:.: . ...   〉   i|: : : 〈 ,,i|: :i               ,|i :|,.  l: : :i 〉   . . .:;: ::
   〈;:;..  .. .. ,i   ,|: : : r' .ー'.w.ー, .   ^     ^   ー-,. -w i|: : | i   . .. ::.;:;、
   ヽ;;..   .. .ヘ  ノ: : : :ゝ                       ノ: : : :、〉   . . ..:;. ;;〉, ..
   _.,〉;;. 〈  `、ニ=、     .   ⌒      ...        .. -=   〉    . ::〈,.._
-=ニ_,/;;:. . .. .ヽ   〉ー-、                       .,-=ニ,.  ::〈  . . .. ::、ニ=-、
 _.,-   ゞ  ヘ  、‐-.「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|~~
        .  ー-、 ||| 夕暮れの色に輝く雪の中、ラデルは下山した。    | ...
              |」______________________|       ⌒
          ⌒     ...        ...               ...     ⌒
                      ミ二:::二二|||:::;:二;:;二:|||ミ
                    ミ三三三三三三三三三三ミ
                   ミ三三三三三三三三三三三ミ
                    /     \   /    :ヽ       ザクッ
                    |   ──    ──   ::|
                    |               : : |
       ザクッ         .|      `──    ::: : :/
                     \             : :/
                    〈  ̄~~''‐‐‐、,,,,,,,,、、、‐‐''~ 〉      ザクッ
                    /;;;;:;:;:;:;::;;:;::;::;:::::;::;;:;::;::;::;:;:;:;:;:;`、
                    /;:;:;:;:;:;:;:::;::::;::;:;::;;:::;:;:;::;:;::;:;::;:;::;::;、

227 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:26:42 ID:ZlarLNlF0



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄\  \
          \  \___________________ _ _  _   _  _   _
            \____________________ _ _  _   _  _   _
                              \___________ _ _  _   _  _   _
               To Be Continued ─────
                      / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄  ̄  ̄   ̄    ̄   ̄    ̄
                /  _________________ _ _  _   _  _   _
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_____/


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228 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:27:56 ID:ZlarLNlF0
くゞ、、.:.爻. ...  ;;.fj  ...爻ゞ   i: :|  i:|           |:! .|: :| く爻...  fj;,,  .. .爻,
, 爻 .. :彡ミ ... :;.. .爻 ノし: : :i  l: :|  l:|           l:!  i: :!  Jし,.爻. . .. ..:.彡,.ミ..
爻,, ..:.从,..f、.. ,,.彡 ミ  |: : :|  |: :i  !:|           |:i ,l: :|   彡:.. ミ... f,.从 .. ,
、ミ、、  、ゞ `、.:.. `、 l: : :l  i: :|  i:i           i:|  l |  , .´. :..  .く .. ゞ.、、
 ヘ;;:;:;.. . ..   ヘ     |: : :i|  |: l  l:|           .|:i  l: :i    i|: :/    . . ..:;: /
  〉;:;.. . ..   ..,〉    〈: : :〈  i: :| l:i           i:|  i: :|   i: 〈..,.  . ...:; .. .r'
 く;; :;:. . .. ..  く    ,〉: : :i  |: i ,|:i  ,. . .., .,,.  . .. |:l  i: :l   |: : 〉   . ..:;:. .〉
""''ヘ;;:.:. .    .〉'''""",l: : : :i|'''"l: :l'"""'''''"""''"'"""'''''"""''""|: :i'""",l: : :、   . . ..;.:..ヘ'''"
   〉;:.: . ...   〉   i|: : : 〈 ,,i|: :i               ,|i :|,.  l: : :i 〉   . . .:;: ::〉
   〈;:;..  .. .. ,i   ,|: : : r' .ー'.w.ー, .   ^     ^   ー-,. -w i|: : | i   . .. ::.;:;、
   ヽ;;..   .. .ヘ  ノ: : : :ゝ                       ノ: : : :、〉   . . ..:;. ;;〉, ..
   _.,〉;;. 〈  `、ニ=、     .   ⌒      ..  /■ヽ   .. -=   〉    . ::〈,.._
-=ニ_,/;;:. . .. .ヽ   〉ー-、                 (  :::)   .,-=ニ,. :〈  . . .. ::、ニ=-、
 _.,-   ゞ  ヘ  、‐-、ニ=、              /⌒ ::::)_.,-wニ,,_ -−⌒'''''''''''''~~
        .  ー-、二ニ=-、            :ミイ :://             ...
                  (:::: ̄0)         | (::(      ...            ⌒
          ⌒     ... |l/l/ll|/)         | ::::) )      ...     ⌒
                   /::::  `、///ミ     :| //
                   l_:::: | ||l/l/|/)    :| ノノ
                   ノ__`とl ::::: l      |ノノ
                   (_/`J  しJ      彡ヽ`

            「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
            ||| 冬に別れを告げたなら、             |
            ||| 新たな始まりと終わりがやってくる。      :::|
            |」___________________|

229 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:28:36 ID:ZlarLNlF0
.





               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |ROGUSTO / STORY/ OF/             |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
               //
              //  / ̄\ !|\    |  ̄| ̄ / ̄\   ̄| ̄ | ̄\  ̄| ̄
            //    |    | |  \  |   |   |   _   |   |_/   |
           //     \_/ !|    \| _|_ \_/  _|_ |  \ _|_
         / ̄\___________________________/ ̄\
         |     |26:北の冬山の何処へ・第三話                   :|     |
         \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/
           \\_____/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\____________/ ̄ ̄
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               \\____/ ̄ ̄\_____/ ̄ ̄ ̄\_____/ ̄
               / ̄\_______________________/ ̄\
               |     |22年5月                         .  |     |
               \_/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\_/




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230 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:29:10 ID:ZlarLNlF0


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 |:|  \ (´∀` ) 二二二   (゚Д゚,,) ゙二||
 |:|  | ⊂ ::::∧:::|        /~()~ヽi            i ̄ ̄|
 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
               ..||.!!            /.|ヽ ..      !||
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│……。・・・・・・・・、・・・・、・・・・…。
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│・・・・。…・・・・・・…、…、・・・・。
 '────────────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| ログスト暦22年5月。沿岸村。ラフハーンの政務室。 ::::|
|」___________「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
                      ||| ぼーっとしている男が一人。   |
                      |」______________|

231 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:29:42 ID:ZlarLNlF0


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 |:|  |  ( ´Д`) 二二二   (゚Д゚,,)  二||
 |:|  |  /::::::∧:::|        /~()~ヽi            i ̄ ̄|
 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
               ..||.!!            /.|ヽ ..      !||
 ,――――^──────────
│…ラデル!聞いてるっすか!
 '──────────────
                ,―――^─────
               │…ん、あぁ?
                '───────
 ,――――^──────────────────
│もう何ヶ月そんな調子っすか。あ、分かったっすよ。
│この前の時あの女を見つけちゃったっすね?
 '─────────────────────

232 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:30:20 ID:ZlarLNlF0


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 |:|  |  ( ´Д`) 二二二   (Д‐,,)  二||
 |:|  |  /::::::∧:::|        /~()~ヽi            i ̄ ̄|
 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
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                ,―――^─
               │…うん。
                '────
 ,――――^──────────────────
│全く、何かおかしくなったと思ってたっすけど…
 '─────────────────────
         ,―――─────^───────────────────────
        │…いやなんつーか…
        │あんなに目をキラキラさせて俺の話を聞いてくれる女は初めて見たからな。
         '────────────────────────────────

233 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:31:06 ID:ZlarLNlF0


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 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
               ..||.!!            /.|ヽ ..      !||
 ,――――^─────────────────────
│?…あの狡猾な女狐がラデルの話を…聞いたっすか!?
 '─────────────────────────
         ,―――─────^─────────────────
        │え、うん。すっごく真面目に聞いてくれたよ。それがどうかし
         '─────────────────────────
\_WWWW∧WWWWWWWWWW./
≫                  ≪
≫ ありえねええーーっす!! .≪
≫                  ≪
/MMMMMMMMMMMMMMMM \

234 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:31:50 ID:ZlarLNlF0

                 ●


                 ●


                 ●


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                 ●

235 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:32:22 ID:ZlarLNlF0


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 |:|  |  (,,;´Д`) 二二二  .(Д‐,,) :二||
 |:|  |  /::::::∧:::|        /~()~ヽi            i ̄ ̄|
 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
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              ,―――─^───────
             │俺、もう一回行って来る。
              '───────────
 ,――――^───────────────────────────────
│なーにを血迷ったことを言ってるっすか?…まさかあの女に誑かされたっすか!?
 '───────────────────────────────────
              ,―――─^───────────────
             │いや…そういうのとは無縁の人に見えた。
              '──────────────────
 ,――――^───────────────
│…何がしたくてまたあんなとこ行くっすか。
 '──────────────────

236 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:32:54 ID:ZlarLNlF0


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 H===|. | | l、|     ./ ̄ ̄ ̄ 旦  ̄ ̄ ̄.| ̄ ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ.
 I.I.  II. (__)___)      |r─────── ..j______j ────‐t.|
               ..||.!!            /.|ヽ ..      !||
              ,―――─^───────────────────
             │う〜ん…まだ途中までしか話が終わってなかったんだ。
             │だから、最後まで話をしに行きたい。
              '───────────────────
 ,――――^────────────────────
│全く…我らが開拓王ラデルは変なところで拘るっすね。
│良いっすよ。何処へでも行って来てくださいっす。
 '────────────────────────
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| …と、そんなこんなで再びラデルは盆地北の山脈へ赴いた。    |
|」____________________________|

237 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:33:38 ID:ZlarLNlF0
li    :ii;:.. .|    |.. .il                  i.. .|   i..: ;|i       i;.. .;l|
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,.,,、.,.、,.,ノ;:__.;:.ゝw ,.,..w,..,W,.w,..,,.、,.,,_.__., ,.. ..、,. ,、w ,., w,.,.Ww/;;:.._..へ,., ,、,. ,、,. w,. w,.,,

        ,,,,                         /■ヽ
       /,, `、                       (Д゚ ,,)
       、 ∀/                       /)~:::::|
      /~ ̄\__                    ノ::|:::::::::|
      l     l  \                   /:::l:::::::::::|
      `、   /                       ~~し~J~

      「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
      ||| だが、前回の小屋は何処にも無く…            |
      ||| 代わりに溶けかけている雪だるまを見つけた。    |
      |」______________________|

238 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:34:10 ID:ZlarLNlF0


                 _,,.. -──‐- .、.._.
             ,. ‐''"´           ``.、
            ,.‐´                `‐.、
            /                        \.
         ,i´                         `:、
       /                              ヽ.
     ,i       _                     i、
    ./        /               _        i.
   .i         /               \       l
   |                        |         |.
    |                                     |
   |                                  〉
.   l                                 l.
.    i、            ̄~''‐‐、,,__,,、‐           ,i
.    i、                               ,!
.     ヽ                              /
.      `:、                          ,‐'
          \                       /
       ,,、、>、_ ___ __    _ ,,<,,,,
    ,,、‐''~     ~~    ~~   ~~''''~~  ~~   ~''‐、,,__

「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 不思議に微笑んだ表情をしていた。   ::::|
|」__________________|

239 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:34:55 ID:ZlarLNlF0
           .. .. . ... .::::.. . . .:: : :.. . ... ::: :::.. ... ..
.. . ... ... ..::. .. . .. . .. .::::: :: :. ... .:::::
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          .. .. . ... .::::.. . . .:: : :..
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                             ... ..::. .. . .. . .. .:::

     /\:::::::::::::::::::::::~''‐、
     /   _     _`、
    /   (::.:.)    (:;;;) 、
    /     ̄ / ̄)  ̄  |
    |         ̄      /
    \            /
     >        <
「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
||| 彼女達は、一体何処へ行ったのだろう。   |
|」_____「| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
          ||| ラデルはなんとなく確信していた。      |
          ||| きっと、あいつらは、幸せだ。         :::|
          |」__________________|


240 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:35:28 ID:ZlarLNlF0
┏━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━┓
┃飯┃三都連合                      ┃☆☆☆☆☆☆★★★★┃同盟:−    仇敵:−
┣━┻━┳━━━┳━━━┳━━━┳━━━┳┻━━┳━━━━┳━━┻━━━━━━━━━━━┫
┃能  力┃身 04 ┃統 08 ┃知 05 ┃政 07 ┃繁 05 ┃合計 29 ┃ラデル他二名 支持率:86%
┣━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━┻━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━┫
┃民:21820人+軍:910人=総人口:22730人
┣━━━━━━━─国土─┓4コマ3村 総収穫:小麦19100石/年 米13000石/年
┣━━━┯━━━━━━━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘22年5月:状況:伝説の終わり

┃盆地村の元執政官ラーラロとその娘、及び元都督バウェツが盆地北の山脈で失踪した。

┃ラーラロという一人の女の繰り広げた歴史は、静かに幕を閉じたのだった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

241 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:36:06 ID:ZlarLNlF0

                      /■ヽ
                      (゚∈゚__)
                     /⌒  )
                     ミイ  //
    ( ̄00)             | ( (
    |/* ー゚)             |  ) )
    /~~~()|             | //
    /___/       .      | ノノ
    丿__/        .    ..|ノノ
     (_/`J             彡ヽ`

墓誌: ラーラロ & バウェツ
享年 不明
盆地建国期の最初の為政者の傀儡及びその登用した都督。
幼い頃に両親と死別、長老の一人に拾われたラーラロと
その世話係として付けられたバウェツの二人は、
ログスト島に来てからも互いに離れがたい存在であった。
南北動乱、北鬼の襲撃、三都連合と、オニギリ史に常に変革を齎し、
歴史に新たなページを追加していった張本人であった。

アスタリスクを拷問に掛け北鬼の襲撃を招いたとして民の支持を失い、
傀儡としての役目を見限られ処刑されそうになるもバウェツと共に逃亡。
盆地北の山脈で開拓王ラデルに発見されるも、その後行方知れずとなる。
彼女達が後年如何に過ごしたのかは、後世の歴史家達の議論となっている。

242 :白茶  ◆1gz0SP9xx2 :2008/12/18(木) 01:36:45 ID:ZlarLNlF0




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              /  「 北 の 冬 山 の 何 処 へ 」 終 了  i ! !  i   !   !
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243 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:05:55 ID:BmiaKPco0
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             |  FILE No.17  .| 南都反逆編 Part.7
             └─┬────┴────────┬──
                 │    ウォーリア家の悪夢     |
                 └─────────────┘
                 ──23年4月 ネオアトラン砦

244 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:07:03 ID:BmiaKPco0
┌──────────────────────────────
│それで?大富豪が何の用だ。まさか降伏を促しに来た訳ではあるまい。
└───v──────────────────────────‐
       ┌───────────────────────────────
       │ご名答。私は貴方方に戦争を止めてもらいたいなどとは全く思っていない。
       └────────v──────────────────────‐
   ___
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   /ニニニ<〉             (・∀・ ,,)               (,,  ゚∀゚)ノ||
  ノ::::::::::::::::::〉             ( ̄ ̄ ̄\              / ̄ ̄ ̄) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         (____>         <____) ||
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245 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:08:40 ID:BmiaKPco0
       ┌───────────────────────────────────
       │言うならば、それの逆だ。単刀直入に言うと、我々ウォーリア家は反乱軍を援助する。
       └────────v──────────────────────────‐
┌───────────────────────────
│……残念だが貴族のジョークを聞いている程、私は暇じゃない。
└────v──────────────────────‐
   ___
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  ノ::::::::::::::::::〉             ( ̄ ̄ ̄\              / ̄ ̄ ̄) ||
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  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   バーンネルの元へ通されたサレンダーは、すぐに話を持ちかけた。   .|i|
    `──────────────────────────────´

246 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:09:21 ID:BmiaKPco0
         ┌────────────────────────────
         │冗談ではない。もちろん幾分か料金は頂くが、主に物資の提供と
         │ネオアトランの復興準備をさせてもらう。…金はあるのだろう?
         └───────v────────────────────‐
   ___
   》::::乂::《                                            △
   (,,  ゚∀゚)               |~~~~~~|                  /*\   ||
   /ニニニ<〉             (・∀・ ,,)               (,,  ゚∀゚)ノ||
  ノ::::::::::::::::::〉             ( ̄ ̄ ̄\              / ̄ ̄ ̄) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         (____>         <____) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|   まだ面会して数分しか経っていないが、                     |i|
  |i|  この、直球的な話の進め方はサレンダー独自のものだろう。        :|i|
    `──────────────────────────────´

247 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:10:04 ID:BmiaKPco0
┌──────────────────
│確かに、軍資金はまだ腐る程あるが、…。
└────v─────────────‐
   ___
   》::::乂::《                                            △
   (,,  ゚∀゚)               |~~~~~~|                  /*\   ||
   /ニニニ<〉             (・∀・ ,,)               (,,  ゚∀゚)ノ||
  ノ::::::::::::::::::〉             ( ̄ ̄ ̄\              / ̄ ̄ ̄) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         (____>         <____) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

248 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:11:09 ID:BmiaKPco0
┌───────────────────────────────
│…いいだろう。条件を呑む。
│だが、まだお前を信じきった訳ではない。村での勝手な振る舞いは許さん。
└────v──────────────────────────‐
         ┌────────────────────────────
         │無論、部下には注意しておく。だが、我々は商人。
         │接客はするが、いつでも店仕舞いできることもお忘れなきよう…。
         └───────v────────────────────‐
   ___
   》::::乂::《                                            △
   (,,  ゚∀゚)              |~~~~~~|                   /*\   ||
   /ニニニ<〉             (・∀・ ,,)               (,,  ゚∀゚)ノ||
  ノ::::::::::::::::::〉             ( ̄ ̄ ̄\              / ̄ ̄ ̄) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|         (____>         <____) ||
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  幸いライから受け取った軍資金が有り余っていたバーンネルは、    |i|
  |i|  この取引に応じた。しかしこの2人、どうやら相性が悪いようである。   |i|
    `──────────────────────────────´

249 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:11:49 ID:BmiaKPco0
                                              ` 、  '
                                            ‐―  ○ − ‐
                                             , ' ヽ
                                 __              ,.    ヾ
                            / ★ \          , '
                          _    |i-i-i-i-i-i-i|    _
          ________i´ n `i  | l+l+l n l+l+l |  i´ n `i________
      / ...   ... ...     ...   .      ...   . ...   ... ...        ...   \
     / ...   ...      ...   ...   ..   .....   ....   ...        ...    .      \
   /   ...   ... ...        ...         .  ...   .......   ...   ... ...       ....  \
 ...   ...      ...   ... ...     ...   ...   ...   .......   ...   ...   ...  ....   ... 
...   ...      ...   ... ...     ...   ...   ...   .......   ...   ...   .......     ...   ...

      |i|`ー─────────────────────────────´|i|
      |i|  …と、何やら状況が変わりつつある反乱軍陣営だったが、        |i|
      |i|  ジェルティスでは反乱軍に正規ルートで物資を集められないように     |i|
      |i|  するため、とんでもない案が出されていた。                      |i|
        `──────────────────────────────´

250 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:12:26 ID:BmiaKPco0
                        ┌─────────────────────────
                        │えー、それでは会議を始めます。発議のある方は挙手を。
                        └────────────────────v────‐
      ┌────────────
      │今回は私から1つ提案が。
      └──────v─────‐
                      ┌─────────────────────────────
                      │(…おや?いつも黙っているコルベーユ殿が。)では、コルベーユ殿。
                      └─────────────────────v───────‐
                ___                         ___
   /貴\       〉 -☆-|      /軍\     /╋\   ヽ   ж |
   (,, ・∀・)     (,, ・−・)ノ   (,, ・∀・)    (,, `∀´)    (,, ゚∀゚)
  / ̄ ̄ ̄)    ./ ̄ ̄ ̄)   /:i:i:i:i:i:i:i:i|    ./ ̄ ̄ ̄|     |~~~|†|~|                ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \      |‐Ψ─|
                                               ___   \    (´∀`ヽヽ
    /民\      ./民\       ./聖\     .<   ★ >      ヽ  ★ >    \   〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二| ..〔____>
  / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)  | |
..<____)  <____)  <____)  <____)  <____)

251 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:13:39 ID:BmiaKPco0
┌─────────────────────────────────
│えー、先日私が部下に市を調査させた所、ネオアトランの者が大量に小麦を
│購入している所を目にしたと報告がありました。ネオアトランが壊滅してから
│2年は経つにも関わらず、敵の食料が全く底を付かない理由が恐らくそれです。
└───────────v─────────────────────‐
                  ┌─────────────────────────────
                  │なるほど。それを改善しようというわけですね。それで、その方法は?
                  └────────────────────────v────‐
                ___                         ___
   /貴\       〉 -☆-|      /軍\     /╋\   ヽ   ж |
   (,, ・∀・)     (,, ・−・)    (,, ・∀・)    (,, `∀´)    (,, ゚∀゚)
  / ̄ ̄ ̄)    ./ ̄ ̄ ̄)   /:i:i:i:i:i:i:i:i|    ./ ̄ ̄ ̄|     |~~~|†|~|                ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \      |‐Ψ─|
                                               ___   \    (´∀`ヽヽ
    /民\      ./民\       ./聖\     .<   ★ >      ヽ  ★ >    \   〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二| ..〔____>
  / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)  | |
..<____)  <____)  <____)  <____)  <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  その案はコルベーユが出したものだった。                      |i|
  |i|   数ヶ月に一度密かに皇都の市へ大量の買出しにくる反乱軍に対し、   :|i|
  |i|  何とかそれを阻止しようとコルベーユが考えたものだった。           |i|
    `──────────────────────────────´

252 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:14:28 ID:BmiaKPco0
┌────────────────────────────────
│奴等の軍資金は全てネオアトランに保管されているはずです。恐らくは、
│持ち運びに比較的楽な金塊で……。そこで、通貨の形状やレートを
│変更してしまってはどうでしょう。全て貨幣に統一して、金魂、銀塊、銅塊は
│回収して金貨、銀貨、銅貨に再生産すればいいかと。
└───────────v────────────────────‐
                   ┌─────────────────────────────
                   │質問だが、アトランジェスとジェルティスはともかくとして、
                   │整備の無いライトキースはどうする?それに、いずれ敵にバレるぞ。
                   └──────────────────v──────────‐
                ___                         ___
   /貴\       〉 -☆-|      /軍\     /╋\   ヽ   ж |
   (,, ・∀・)     (,, ・−・)    ( ,,・∀・)    (,, `∀´)    (,, ゚∀゚)            タシカニ
  / ̄ ̄ ̄)    ./ ̄ ̄ ̄)   /:i:i:i:i:i:i:i:i|    ./ ̄ ̄ ̄|     |~~~|†|~|                ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \      |‐Ψ─|
                                               ___   \    (´∀`ヽヽ
    /民\      ./民\       ./聖\     .<   ★ >      ヽ  ★ >    \   〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)ノ 二二| ..〔____>
  / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)  | |
..<____)  <____)  <____)  <____)  <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  それは、金塊、銀塊、銅塊を使わなくさせ、回収したもので         |i|
  |i|  新たに貨幣を生産しようという考えだった。                    |i|
  |i|  もちろんそれにはいろいろと問題があったのだが、…            |i|
    `──────────────────────────────´

253 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:15:09 ID:BmiaKPco0
┌───────────────────────────
│私の配下と生産に必要な機材を送っておき、予め決めた
│日にちから一斉に受け付けます。期限は…1ヶ月としましょうか。
└───────────v───────────────‐
         ┌─────────────────────────
         │1ヶ月だと!この国にどれだけ貴族がいると思っている!?
         └──────────────v──────────‐
┌──────────────────────────────────
│費用は当家が全額負担しますし、全責任は私が持ちます。…これでいいですか?
└───────────v──────────────────────‐
                              ┌───────────────────────
                              │まあまあキルヴァス殿。本人もそう言っておられますし。
                              └────────────────v──────‐
                ___                         ___
   /貴\       〉 -☆-|      /軍\     /╋\   ヽ   ж |
   (,, ・∀・)     (,, ・−・)    (,, ・∀・)     (`∀´ #)    (,, ゚∀゚)
  / ̄ ̄ ̄)    ./ ̄ ̄ ̄)   /:i:i:i:i:i:i:i:i|    ./ ̄ ̄ ̄|     |~~~|†|~|                ___
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ \      |‐Ψ─|
             ベツニイクネ?     サンセー                  ___   \    (´∀`ヽヽ
    /民\      ./民\       ./聖\     .<   ★ >      ヽ  ★ >    \   〔 ̄ ̄ ̄\
二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二(,,    ・)二二二| ..〔____>
  / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)    / ̄ ̄ ̄)  | |
..<____)  <____)  <____)  <____)  <____)

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  コルベーユはあっさりと受け流した。これにキルヴァスが            |i|
  |i|  猛反発したが、全責任をコルベーユがとると言い切ったため、        |i|
  |i|  他に反発する者がいなくなり、この案は可決された。              :|i|
    `──────────────────────────────´

254 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:16:08 ID:BmiaKPco0
   ┌───────────────────────────────────
   │全くふざけた真似を!奴は安心できると思ったが、どうやら見当違いだったようだ!
   └─────────────────────v─────────────‐
                    マァマァ…
                   /┼\       /╋\
                  \(; ・∀・)ノ       (# `∀´)
                  / ̄ ̄ ̄)       / ̄ ̄ ̄|
                <____)     <____|
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  以前は同士のように親しくしていた2人であったが、この一件を境に、  :|i|
  |i|  キルヴァスとコルベーユは大きく対立するようになる。            |i|
    `──────────────────────────────´

255 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:16:46 ID:BmiaKPco0
         −β−γ−δ−ε−ζ−η−θ−ι−κ−λ−/
         ┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬−
         │〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│〜│1
         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓−
         ┃山│山│山│山│山│凍│凍│凍│村│凍┃2
         ┃─┌───────┘─┼─┼─┼│┼─┃−
         ┃火│  │┌─────村←────┘│凍┃3
         ┃─│─┼│┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃−
         ┃山│  │││  │  │  │  │林│林│  ┃4
         ┗━┓─┐↓┼─┼─┼─┼─┼─┼─┼─┃−
         │〜┃山│村│林│  │  │  │林│山│山┃5
         │─┃─│─┼─┼─┼─┼─┼─│─┏━┛−
         │〜┃山│林│林│林│  │  │林│山┃〜│6
         │─┗━┓─┼─┼─┼─┼─┼─└─┗━┓−
         │〜│〜┃森│林│森│林│村│  │  │山┃7
         ┏━┓─┃─┼─┏━━━━━━━┓─└─┃−
         ┃森┃  ┃森│森┃〜│〜│〜│〜┃  │  ┃8
         ┗━┛─┗━━━┛───────┗━┓─┗−

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  この政策はコルベーユ指揮の元、ネオアトラン以外の全ての村へと  ::|i|
  |i|  伝えられた。そして23年5月、一斉に換金の受付が始まった。       :|i|
    `──────────────────────────────´

256 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:17:31 ID:BmiaKPco0
  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  その中、ジェルティスにあるウォーリア家の屋敷では…              |i|
    `──────────────────────────────´

              ┌────────────────────────────
              │まずいですよ!換金するか決めるのは当主のサレンダー様です!
              └───────────v────────────────‐
                    ┌────────────────────────
                    │黙って運べ!そうしないとただの金の塊になっちまうぞ!
                    └─────────────v──────────‐
       l二ll二ll二l               /☆\         /☆\
  l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l          (; ・∀・)         (`∀´ #)
 l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l        / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l     <____)         (____>

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  サレンダーの臣下達が議論を繰り広げていた。                |i|
  |i|  当主が不在であるため、勝手に金塊を新貨幣と交換しても良いのか   |i|
  |i|  彼等には全く分からなかったのである。                      |i|
    `──────────────────────────────´

257 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:18:02 ID:BmiaKPco0
              ┌───────────────────────
              │換金したらネオアトランの市場に流せないでしょう!!
              └───────────v───────────‐
                    ┌───────────────────────────
                    │分かったよ!じゃあ半分だけ換金する、と神殿に報告してこい!
                    └─────────────v─────────────‐
       l二ll二ll二l               /☆\         /☆\
  l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l          (# ・∀・)         (`∀´ #)
 l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l        / ̄ ̄ ̄)         ( ̄ ̄ ̄\
l二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二ll二l     <____)         (____>

258 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:19:00 ID:BmiaKPco0
                         ・
                         ・
                         ・

┌───────────────────────────
│それで?財産を半分だけ換金して残りは金塊のままでいいと?
└────v──────────────────────‐
             ┌──────────────────────
             │え、ええ……。当家にはいささか事情というものが…
             └───────v──────────────‐
┌──────────────────────────────
│分かります、分かりますよ、その気持ち。宜しいでしょう。許可します。
│ (やはり、全て読みどおりだ。これでウォーリア家はお仕舞いだな。)
└────v─────────────────────────‐
     ___  
     〉 -☆-|               アリガトウ ゴザイマス
    (,, ・ー・)                  /☆\
   / ̄ ̄ ̄)                (・∀・;;)
 <____)                ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|             (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  臣下はすぐ、責任者であるコルベーユの元へ報告に行った。       |i|
  |i|  事情を知っていて、尚且つ計算通りだったコルベーユは、         |i|
  |i|   容易にそれを許可した。その顔は、不気味な笑みを浮かべていた。   |i|
    `──────────────────────────────´

259 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:20:17 ID:BmiaKPco0
  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、ウォーリア家を大きく変えた、24年1月。                    |i|
  |i|  ネオアトランで使える財産が半分になってしまい、                |i|
  |i|  大きな焦りを見せていたサレンダーに、また、凶報が入ってきた。     :|i|
    `──────────────────────────────´

┌─────────────────────
│クソッ!コルベーユ!!よくも騙してくれたな!!
└─────v───────────────‐
              ┌──────────────────────────────
              │大変ですサレンダー様!!ウォーリア家の土地が没収されました!!
              └─────────────v────────────────‐
    |~~~~~~|
    (# ・∀・)                              /☆\三二ピュー
   / ̄ ̄ ̄)                         (・∀・;;)三二
 <____)                         ( ̄ ̄ ̄\三二
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|                        (____>三二
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

260 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:20:51 ID:BmiaKPco0
┌──────────────────
│何!!一体誰の権限でそんな事を!!!
└─────v────────────‐
              ┌────────────────────────
              │恐らくヴェルデューゴの仕業です!おまけに財産までも…
              └──────v─────────────────‐
┌────────────────────
│く、うぐぐぐ……!!もう許さんぞコルベーユ!
└─────v──────────────‐
     |~~~~~~|
   .(##`Д´)                      /☆\
   / ̄ ̄ ̄)                (・∀・;;)
 <____)                ( ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|               (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  凶報とは、「土地と財産のほぼ全てを没収された」というもの。       |i|
    `──────────────────────────────´

261 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:21:32 ID:BmiaKPco0
        オナガイ! モッテ イカナイデー   ダメ! ボッシュート!!
               /☆\             /☆\
         \(;;´∀`)ノ       (`∀´ ,,)         |土地|      IIII
  IIII   / ̄ ̄ ̄)        ( ̄ ̄ ̄\      |土地||土地|    IIIII
 |土地||土地|<____)        (____> |土地||土地||土地| IIIIII

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  元々ウォーリア家は、広大な土地を所有していたのだが、           |i|
  |i|  財産の半分が金塊であった事と、ジェリルが増えインフレが        :|i|
  |i|   起こった事により、収めなければならない税を払えなくなっていた。    :|i|
  |i|  そして、過大な額の罰金を取られ、払えなかった分の土地を         |i|
  |i|  全て没収されてしまったのである。                         |i|
    `──────────────────────────────´

262 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:22:06 ID:BmiaKPco0
                 _____________
                   \                       |
                    >============☆=========|
                   /                       |
               / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ヽ
                 |          ●        ●    ヽ
                 |                         |
                 |                         |
                 |            `────       |
               ヽ                       /
                ヽ                        /
                  / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
                 /                       )

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  それを命じたのは、サレンダーの予想通り、コルベーユである。       |i|
  |i|  更にコルベーユは、剥奪した財産と土地を全てヴェルデューゴ家の   :|i|
  |i|  ものにしていた。この男、類を見ない程の悪党である。             |i|
    `──────────────────────────────´

263 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:22:36 ID:BmiaKPco0
┌──────────────────────────
│…これでサレンダーとはバイバイだな。で、残っているのは?
└─────v────────────────────‐
           ┌────────────────────
           │はい。まだ結構な数の有力者がいますねぇ…。
           └────────v───────────‐
     ___
     〉 -☆-|
    (,, ・ー・)                   /☆\
   / ̄ ̄ ̄)                 |l ̄| (・∀・ ,,)
 <____)                 |l_|と ̄ ̄ ̄\
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|             (____>
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  そして、その当の仕掛け人であるが、自分の屋敷で             |i|
  |i|  怪しげな書類を部下に読ませていた。                         |i|
    `──────────────────────────────´

264 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:23:11 ID:BmiaKPco0
   _
  |i|  | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|i|
  |i|  |  〔有力者排除リスト〕                                  |i|
  |i|  |   生死 【地位】 家系    氏名                           |i|
  |i|  |                                                |i|
  |i|  |   死亡 【貴族】 ○×家  △△ ・ □○×▽                   |i|
  |i|  |   消滅 【商人】 ウォーリア家  サレンダー ・ ウォーリア           :|i|
  |i|  |   生存 【軍人】 ▲□家  ○▽ ・ ◆×□△                   |i|
  |i|  |   生存 【聖人】 ×◇家  △● ・ ■●▼×                   |i|
  |i|  |   生存 【貴族】 □●家  ×□ ・ ▽□×○                   |i|
  |i|  |   死亡 【貴族】 ●▼家  ■◆ ・ ▲●◆●                   |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |______________________________|i|
    ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  その書類とは、コルベーユの出世に障害となる人物の            |i|
  |i|  リストであった。勿論サレンダーも書き込まれていたが、その中に、   :|i|
    `──────────────────────────────´

265 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:24:50 ID:BmiaKPco0
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |   生存 【軍人】 イェーガー家  キルヴァス ・ イェーガー           |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |               ・                             |i|
  |i|  |______________________________|i|
    ̄

  |i|`ー─────────────────────────────´|i|
  |i|  キルヴァスの名が入っているのは、恐らく当然と言えよう。         :|i|
  |i|  コルベーユの出世最終目標は、「軍司令」であった。                |i|
    `──────────────────────────────´

266 :BLACK ◆LOa51m/X6I :2008/12/18(木) 02:25:37 ID:BmiaKPco0
┏━━━┯━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┫
┠───┘24年1月:コルベーユの見せる悪夢

┃楽に反乱軍と契約を結ぶ事が出来たサレンダーだったが、コルベーユが発案した
┃金塊、銀塊、銅塊の廃止制度により、ウォーリア家は一気に普通の商人家へ成り下がってしまった。
┃これで、1人邪魔者を排除する事ができたコルベーユだったが、ターゲットはまだまだいた。

┃ジェルティスは気づかぬ間に、ヴェルデューゴ家に侵食されつつあった。
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

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